最近、私のブログを見たと言って、文章の書き方を教えてほしいという方が
出てきて戸惑っています。それは私のブログの現物を見てくだされば納得いく
ことでしょう。ブログでは思いつくままに書いていきましたので、読み返して
みると冷や汗が出てくる始末です。それで現在、少しはましな文章にしたく初
めから読み直しているところです。それが済んだら推敲しようと思っています。
そこまで行ければ少しは読める文章になっているかもしれません。
そこで美しい文章を書く方法を教えることは出来ませんが、文章を書くため
の基本的なことをお話することにしました。文章を書き慣れた方には遠慮して
いただきたいと思います。あるいは何かコメントをいただければ幸いです。
文章を書く前に,
初めに、机上においてある"花を生けてある花瓶"よく見てもらうことにしまし
た。
次に見たことをメモしてもらいます。
そのメモを見ながら、どこを中心に観察したかを話してもらいます。
ここで事細かく観察する方と大雑把な輪郭だけを見る方がいます。
この違いが後になって文章にした場合に差が出てきます。
この後、メモを見ないで自分の感じたことを話してもらいます。これは自分
の頭の中で見たことを整理するのに役に立ちます。初めは話をまとめることが
不得意な方もいますが、この段階までを何回か繰り返していきますと、いろい
ろなことを理解できるようになります。
普段の会話の中には、お互いにある種の了解があって言葉を交わすために上
記のようなことは無意識のうちに不要になっています。しかし文章にする場合
には、対象者にそのような了解があるとは限りません。例えば、
花瓶に花が生けてあった。
どんな花瓶だったか、形、大きさや色や模様などを説明する。
どんな花が生けてあったか。花は1種類だったか多種類の花が生けてあった
か。
花の様子、例えば小ぶりの花か大きな花か色や形などはなの特徴を説明しま
す。
それらの花と花瓶との組み合わせがよかったか合わないと思ったかなども
観察します。
このように文章で見たことを表現することは大変な作業です。見たことを、
どこまで説明するかを考えなければなりません。
それをどんな言葉(文字)で表現するかも重要です。そのために上記のような観
察練習をします。
今回はここまでにします。
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