昔から文章を書くとき(あるいは詩を作るとき)は読者の皆様は既にご承知のことでしょうが「起承転結」と言う言葉があります。そして日常生活では無意識のうちに使っていますね。しかし時々転結の部分を忘れることがあります。それは日常生活ではとんでもない結果になることがあります。
古今亭志ん生の落語を聞いていると、主題の前に度々出てくる小咄があります。
”講談では凄いところでズバッと話を切ってしまうことがあります。酒をちびりちびりと飲んでいる武士がいます。どこの寺から聞こえてくるのか鐘の音、陰にこもってものすごく、とその時杯に血がぽたりと落ちてきた。彼の武士は、これは何事ぞ、怪しいことがとおっとり刀で階段をバタバタと駆け上がり部屋の襖をがらりと引き開け、中へ飛び込んだ。さてこの続はどうなるのでしょうかとズバッと途中で切ったしまう。お客は大変ですな、あの血は何でしょうかとイライラします”これはまさしく起承転結の起承で終わってしまったことになります。新聞小説などではよくこのようなことが行われるようですが、一般的なことではありませんね。
さて話を戻しましょう。初めに頭の中でどんな話を書きたいかを考えましょう。あなたはどんなことを話題にしたいのでしょうか。練習としては自分の経験を思い出して書き始めましょう。その時初めに主人公を決めましょう。話をまとめやすいのは主人公を自分にすることかもしれません。自分ならばどんな考え方をするかがよくわかりますね。主人公が決まったら、話のきっかけを考えましょう。これは話をどう展開するかに関わるので重要なことです。例えば海苔巻きとゆで卵を作ると頃から始めるとしましょう。ここから話はハイキングとか遠足など楽しい話題になりますね。話の内容はかなり絞られることになります。
ここまでのことを参考にして、主人公を決めた話のきっかけを考えてみましょう。これで起承転結の起を書くことが出来ます。
(今回はここまでにします)
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