旅館44

2024-01-20 09:36:52 | 日記
徹弥が衣栄ばあちゃんの話しを聞いてきた。

衣栄ばあちゃんは、箱に"何か"を封じ込めた祈祷師の事をよく知ってるらしい。

「…で、何が入ってるの?」

「何を閉じ込めたのかまではわからない…って。」

「生きてるもの?」

「え?息が出来なくて死んじゃうよ」

「だけど、カタカタ…って」

「あれは、幹太が振ったからだよ」

「…そうか…」

「まずは、白い箱見つけないと…」

「…で、見つけたらどうするの?」

「開けるんだって」

「開ける?!…だ、大丈夫なの?」

「わからない…。」