気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く16 その15  浅間大社と富士宮やきそば

2021年05月31日 | ゆるキャン△

 富士山本宮浅間大社の楼門をくぐって神域拝殿前へ向かいました。大同元年(806)に征夷大将軍の坂上田村麿がここに神殿を造営したのがここの境内地の始まりですが、湧玉池の存在からも伺えるように、それ以前から霊峰富士山の遥拝地としての歴史があったようです。

 社伝によれば、垂仁天皇の治世期の3年(紀元前27)に浅間大神を山足の地に祀り山霊を鎮めたとあります。これは他の霊山や神奈備の例と同じく、山中および山麓に幾つか遥拝儀式の場を設けていた流れを示すものと考えられます。その儀式の場は特定の場所と場合によって移動する場所とに大別されますが、前者の最も中心的な場所が、おそらくはいまの富士山本宮浅間大社のルーツなのだろうと推察します。

 

 私は奈良県に30年住んで、大和の古い神社に興味を持って色々調べた時期があります。延喜式式内社はもちろん、それ以前の由緒をもつ古い神社は、みんな同じように神体となる山や岩、儀式を執り行う場所、それを拝む場所、の三要素から構成されており、それぞれを中世期ごろから神体、奥宮、本宮と称する流れがありました。そのなかで本宮とは遥拝の場の中心地であった所が多く、奈良県で挙げれば大神神社、春日大社、広瀬大社、大和神社などの古社が並びます。いずれも本宮であった歴史を持ちます。

 なので、富士山本宮浅間大社というのは、大変に分かりやすい名前です。まさに富士山を拝む本宮であったところの浅間大社、という意味ですから、本来は富士山を拝む場所であったわけで、いまでも境内地から右手に富士山が望まれます。

 

 ですが、拝む場所はもともとは富士山の山麓や山裾に幾らでもあった筈です。それらのなかで現在地が本宮に選ばれたのは、富士山の雪解け水が湧き出でるとされる湧玉池の存在が重要であったからでしょう。古代の神域での儀式に欠かせないのが、神体から発する水、つまり神の水であるからです。

 なので、ここに拝殿をおいて奥に本殿を配置しますが、本殿は神体である富士山の代替として拝殿よりも高く造られることになります。遥拝する対象が山であることを示すわけです。

 

 なので、本殿は二重の楼閣造につくられ、御覧のように他の神社本殿ではあまり見られない高層の建物となっています。社殿の姿形そのものが、日本最高の霊峰たる富士山をシンボライズしています。

 

 この社殿は国の重要文化財に指定されていますが、その意義は建築の構造や様式よりも、富士山の神域の社殿建築である点に重きが置かれている、と思います。富士山のような形の楼閣造の社殿は、国内で唯一ここにしか存在しません。

 

 本殿に向かって左側には上図の三之宮浅間神社、右側には七之宮浅間神社が祀られます。他の神社でも見られるごとく、もとは各所にあった遥拝所の祠を本宮に合祀した結果であるのでしょう。

 

 参拝を終えて楼門を出て、脇の手水舎を見ました。劇中で各務原なでしこが清め水を漉くっていた場所です。
 富士山本宮浅間大社の公式サイトはこちら

 

 参拝後は、早い夕食として富士宮やきそばをいただこうと決めていました。それで二之鳥居の南のお宮横丁にある、上図の「FUJIBOKU」に行きましたが、満員で店先に20人ぐらいの行列が出来ていました。それで第二候補のお店へ向かいました。

 

 第二候補のお店とは、上図の「つぼ半」でした。神社から宿へ戻るコースの本町通りの北側にあり、創業は昭和33年、富士宮焼きそばの店のなかでも老舗として知られるお店です。現在の人気店の味よりも素朴な、昭和のテイストを伝えていると聞きましたので、そういう味が好みの私としては興味があったのでした。

 

 入って席に案内され、注文するや素早く目の前の鉄板上にて調理が始まりました。ワサッ、ワサっと麵や具材がいっぺんに盛られて熱せられ始めました。

 

 ジュワワワーーーッ!と音が響きました。

 

 店の方が手際よく、カンカン、カンカン、ジャーーッ、ジュワッと焼いてゆきました。

 

 出来上がった焼きそばです。以前にゆるキャン聖地となった「佐東」でいただいたのとはちょっと違う味わいで、なにか甘味をおびた素朴な風味が感じられました。子供の頃に食べた焼きそばみたいだな、と懐かしささえ覚えつつ、美味しくいただきました。
 「つぼ半」の食べログでの案内情報はこちら

 

 食後に宿へ向けて歩いた本町通りの景色です。首都圏に緊急事態宣言が出ていたために観光客が激減して商店街も御覧のとおりでした。多くのお店はシャッターを下ろして休業、または閉店となっていました。

 

 数少ない営業店舗のひとつ、玩具店の店先です。これまた昭和のおもちゃ屋さんの生き残り、といった雰囲気でつい引き込まれて中に入り、お店の方と少し話をしました。
 そのあとは、宿の「富士宮富士急ホテル」に入り、相変わらず雲帽子をかぶったままの富士山を窓から眺め、風呂に入ったりしてゆっくりと休み、早めに寝ました。
 「富士宮富士急ホテル」の公式サイトはこちら

 以上でレポートの静岡ゆるキャン企画編、「ゆるキャン△の聖地をゆく16」の記述を完了しました。翌日は身延山奥之院への登拝を行ないましたので、身延山奥之院編として綴ります。  (了)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その14  富士宮へ

2021年05月29日 | ゆるキャン△

 富士川楽座からバスで富士川駅に戻りました。下車時刻は16時18分でした。

 

 富士川駅です。ゆるキャン△聖地巡礼においては、各務原なでしこの初のソロキャンプ地となったキャンプ場への最寄駅として知られます。私自身がそのキャンプ場へ行く機会があるかどうかは分かりませんが、ここから5.5キロもの道のりを登ってゆくというのは、かなりチャレンジングだなと思います。

 

 さて、富士川駅にて16時23分発の三島行き普通列車に乗りました。

 

 16時29分に富士駅で降りて、身延線に乗り換えるべく、ホームを移動しました。

 

 身延線の16時32分発の西富士宮行きの普通列車に乗りました。

 

 乗車直前にたまたま撮った列車の先頭部分。

 

 移動時間は18分。車内はガラガラでした。

 

 富士宮駅に16時50分に着きました。

 

 この富士宮駅が、この日の鉄道移動の終点でした。この日は駅近くに宿を予約していたからでした。

 

 その宿は、駅から徒歩3分の至近にある、上図右側の「富士宮富士急ホテル」でした。いったん宿に入ろうかと考えましたが、まだ時間があって天気も良いので、もう一ヶ所立ち寄ることにしました。

 

 歩いて20分ほどで、富士山本宮浅間大社に着きました。2019年9月の巡礼で行きましたが、その時は天気が良くなかったため、今回リベンジということで再訪しました。

 

 快晴のもとでの景色はやっぱり違いますね。青空の下で見上げる朱鳥居の鮮やかさが印象的でした。残念だったのは、富士山が雲帽子を深くかぶってしまっていた事でした。

 

 各務原なでしこが初のソロキャンに先立ってここに参拝しています。

 

 各務原なでしこが「やぶさめ?」と呟きつつスマホで撮影していた銅像です。流鏑馬の像です。

 

 桜の馬場と呼ばれる細長い前庭を通って楼門に進みました。初層の壁周りを修理中であったようで、白い幕で覆われていましたが、中央戸口は参拝客に開放されていました。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その13  富士川楽座のゆるキャン△展

2021年05月28日 | ゆるキャン△

 富士川楽座のゆるキャン展においては、前の富士山静岡空港での展示にはなかったバイクやキャンプ用品の展示がありました。富士山静岡空港の展示スペースは、ここよりも狭かったので、バイクやキャンプ用品の展示までは入らなかったのかもしれません。

 

 いずれにせよ、静岡県当局も積極的に仕掛けていることが伺えます。ヤマハさんもトリシティ専用の志摩リンパネルまでしっかり用意していて、全面的に協力しているようです。本社を静岡県浜松市に置くメーカーさんだから、というのもあるのでしょう。

 

 前の富士山静岡空港での展示にはなかったアニメシーンの羅列パネルです。さきに静岡パルコで見てきたゆるキャン展にも似たようなパネルがありました。

 

 しっかり劇中に登場した静岡県内の各スポットを並べてアピールしていました。

 

 そういえば、アニメ1期のラストになったクリスマスキャンプの場所も、モデルは静岡県富士宮市の「風呂付き富士山付きのナイスなキャンプ場」でしたね。現地にも行きましたが、まったく全てがナイスでしたね。

 

 会場のパネル展示はこんな感じで壁面とパーティーションを使って構成されていました。

 

 パーティション自体は、前の富士山静岡空港での展示で使われたものをそのまま持ってきているようで、貼られているパネルも同じでした。

 

 一通り見た後、帰りのバスの時刻までまだ時間があったので、休憩タイムにしました。パネル展示はカフェの店内にあるので、そのまま席に移動することも可能でした。喉も渇いていたので、上図のゆるキャン△コースタードリンクセットをチョイスしました。

 

 選んだのはアイスココアで、購入特典のコースターは各務原なでしこでした。

 

 カフェは4階にあって展望スペースになっているため、窓からは富士川と富士山が見えました。富士山は雲の帽子をかぶっていました。

 

 その後、3階の販売コーナーに行き、静岡県内のサービスエリアや道の駅には必ずあるとされる春華堂コーナーに行き、私が「うなぎパイ」で一番好きなVSOPバージョンを買いました。これ、大人気商品なのでよく売り切れていて、なかなか買えないのですよ・・・。ブランデーをかけて焼き上げていますので、味も濃厚で良し、です。

 

 そしてこのうなぎサブレも外せませんね・・・。土岐綾乃が食べていたアレです。今回は自分用に買いまして、宿でのオヤツにしました。

 

 そのあと各階をブラブラして富士川サービスエリアにも行ったので、1時間半ほど滞在しました。富士川楽座、なかなか面白い施設でした。

 

 帰りのバスの時刻まであと5分ぐらいになったので、富士川楽座と県道10号線をはさんで北東側にある「東駐車場」へ行き、その中にある上図のバス停に行きました。15時51分発のバスに乗る予定でしたが、バスが8分遅れたため、乗ったのは15時59分でした。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その12  道の駅富士川楽座

2021年05月26日 | ゆるキャン△

 富士川駅からバスで7分、14時21分に上図のバス停「富士川楽座」で降りました。道の駅富士川楽座の一階玄関口横にあります。

 

 道の駅富士川楽座は、東名高速道の上り線の富士川サービスエリアに隣接し、富士川ハイウェイオアシスの一画を占める総合商業施設です。多くの人は高速道からやってきますが、下の県道10号線からも入れる駐車場が別にあり、そこから施設内に入ることも可能です。
 上図は、バス停横の一階玄関口です。ここから入ってエレベーターまたは階段で上にあがります。

 

 今回やってきたのは、上図の案内ポスターにあるように、ゆるキャンパネル展を見るためでした。2月に富士山静岡空港で見たゆるキャンパネル展がこちらに移って5月9日までの開催となっていたため、どんなものだろうか、と興味を持っていたからでした。富士山静岡空港での展示はスペースが限られていた感がありましたが、こちらの展示はもう少しスペースが取れるため、全く同じ内容ではないかもしれない、と推測していました。

 静岡県当局がこのアニメとのコラボに本気で取り組んでいるのならば、絶好のアピールポイントとなるこの道の駅富士川楽座での二度目のパネル展にて、なにかしら発展的に仕掛けてくるのではないか、という淡い期待がありました。

 

 エレベーターでまず3階に上がりましたが、これは間違えたのでした。パネル展の会場は4階だったからです。ですが、再びエレベーターに乗ろうとして、上図のようにゆるキャンラッピングが施されているのに気付き、驚きました。

 

 向かって右側。いい感じです。エレベーターの扉のゆるキャンラッピングは初めて見ました。

 

 向かって左側。いいぞ、その調子だ静岡県、なかなか積極的にやっているではありませんか。山梨県のほうにもこういう行政側の熱気と気合が欲しいところですね。

 

 4階にあがって扉が開いた途端、上図の5人のパネルが出迎えてくれました。ファンはこれで一気にテンションが上がります。実に効果的な演出でした。なんというか、アニメ聖地巡礼のツボというものを、静岡県当局には結構分かっていらっしゃる方が居られるんじゃないかな、と思いました。

 

 5人のパネルの左側へ行くと物販コーナーがあり、その奥の「Cafe 富士山のめぐみ」内にパネル展のコーナーがありました。店舗空間の関係で細長いコーナーになっていましたが、富士山静岡空港の時よりはスペースが広くなっていました。

 

 富士山静岡空港でも見た展示品がありました。そっくりそのまま持ってきていますね・・・。

 

 ですが、壁面にびっしりと並べられたアニメシーンの数々は、初めて見ました。やっぱり富士山静岡空港の最初の展示から進化させて内容も増やしているようでした。

 

 これは富士山静岡空港の最初の展示でも見ました。

 

 これらの聖地案内も富士山静岡空港の最初の展示で見たのと同じでした。

 

 しかし、この壁面のアニメシーン集は、富士山静岡空港の最初の展示にはありませんでした。こちらで追加したのでしょう。

 

 さらに驚いたことに、志摩リンが乗ったヤマハのトリシティ、およびキャンプのテントなど一式の展示がありました。これは富士山静岡空港の最初の展示にはありませんでしたから、こちらで追加されたことになります。
 特にバイクは、滅多に見られない作中仕様です。これはヤマハさんの協力が無いと持ってこられない筈ですから、やっぱり静岡県当局がこのアニメとのコラボに本気で取り組んでいるのだ、と察しられました。

 このノリノリ感が大切です。アニメの人気にあやかって聖地巡礼ブームを盛り上げるのであれば、ここまで手配して仕掛けて、ファンを喜ばせるのは基本中の基本だろうと思います。予想した通り、こちらの展示は富士山静岡空港の最初の展示よりも充実化が図られていました。やってきた甲斐があった、と思いました。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その11  富士川駅へ

2021年05月25日 | ゆるキャン△

 スタンプラリーの最後のスタンプは、展示会場の奥にあるということで、再入場の手続きをして奥に行きました。細い通路の奥にもうひとつ上図のコーナーがあったのを見落としていました。野クルの部室を再現したコーナーでした。

 

 劇中の野クル部室の完全な再現かどうかは分かりませんが、雰囲気はそれなりに似せてありましたから楽しめました。ただ、通路空間に置いてあるので本当に狭く、写真を撮ろうにも黒板とロッカーの全体が撮れなかったのでした。

 

 さらに奥へ行くと、劇中に登場した料理の再現模型が並んでいました。6階のアニメイトに展示されていたものとは違う料理ばかりでした。上図は、麓キャンプ場で各務原なでしこが志摩リンにふるまった坦々餃子鍋です。

 

 これは伊豆キャンにて全員が食べていた具だくさんアヒージョですね。

 

 これも伊豆キャンにて登場した、金目鯛のアクアパッツアパスタです。

 

 伊豆キャンに登場した料理ばかり並べてあるので、本当に伊豆へ行きたくなってしまいました。というか、もともと今回の巡礼行の当初案では伊豆も含めていたのでしたが、天候不順のため分割して後送りにしまして、結局のところ、伊豆にも行きました。

 

 スタンプ台のある場所がこのウインドー横なので、外の景色がよく見えました。狭いうえに通路が一つしかないので、スタンプを押す人の行列が出来ていて、数分ほど待たされました。

 

 かくして、なんとか全部のスタンプをゲットしました。

 

 特典のガーランド風ペーパーフラッグをいただきました。斉藤恵那でした。

 

 これにて静岡パルコでのミッションは完了しました。時間制限のためBプランを実施して他の2ヶ所を回り、スタンプラリーで6階から地階まで回ったりしてけっこう大変でした。

 

 駅前通りは御覧の通りの人出でした。静岡県は緊急事態宣言もまん防措置も出ていませんでしたから、観光地はどこも普通に賑わっていたようです。
 静岡パルコの近くの吉野家に寄って昼食をとったのち、JR静岡駅に戻り、13時14分発の普通列車に乗りました。

 

 30分あまり揺られて、13時45分に富士川駅で下車しました。

 

 この富士川駅は、各務原なでしこが初のソロキャンに向かう際に下車した駅です。原作コミック第7巻68ページ1コマ目に登場します。

 

 だいたいこのアングルにて描写されています。アニメ2期でもほぼ同じ構図で出ていた筈です。各務原なでしこはここから5.5キロの道のりを歩いて「富士川健康緑地公園キャンプ場」に行っています。実在の野田山健康緑地公園キャンプ場がモデルです。情報によれば、野田山健康緑地公園キャンプ場は現在休止中であるようです。

 

 ですが、今回の私の目的地は野田山健康緑地公園キャンプ場ではなく、道の駅富士川楽座でした。富士川駅前からバスで行けますので、駅の横のバス停に行きました。

 

 道の駅富士川楽座へは、「大北・富士宮駅方面」行きのバスに乗ります。バス停に着いたのが13時55分、次のバスの時刻は14時14分でした。のんびりとベンチに腰かけて待ち、やってきたバスに乗りました。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その10  ゆるキャン△キャラクターパネル巡り

2021年05月23日 | ゆるキャン△

 6階のアニメイトから近くの好日山荘に行き、志摩リンのパネルを見つけました。これはブーム黎明期から山梨県大阪事務所などにも置かれていた初期のパネルでした。

 

 やっぱり志摩リンはビーノと合わせるのが一番ですね。

 

 アウトドア用品のお店ですから、キャンプ用品も多く扱っていますが、劇中に登場する品々まではさすがに揃えられないようで、キャンプチェアのみが色は異なりますが「ゆるキャン登場モデル」として置いてありました。

 

 店内のスタンプ台です。一般的な安物のスタンプ台とは違って、台自体がしっかりした作りで、百貨店の使用什器クラスの綺麗さと耐用性とを備えています。決して安物ではなく、普段は販促用にも使われたりするのか、使用痕が多少見られました。静岡パルコでは時々イベントの際にスタンプラリーや景品配付を行なうそうなので、その際にこの台もよく使っているのでしょう。

 

 スタンプの2個目を押しました。

 

 続いてエスカレーターで2階のエフコルメへ移動しました。インテリア用品のお店でした。

 

 店内の中央あたりに、大垣千明が居ました。

 

 そして店の通路側に、犬山あおいが居ました。

 

 犬山あおいの横にスタンプ台がありました。

 

 スタンプの3個目を押しました。

 

 最後の各務原なでしこは、地下1階のタワーレコードの店内奥に居ました。大きな内船駅の背景ボードもあって、アニメ1期のキービジュアルをそのままパネル化してありました。これ、もしかしてブーム初期に山梨県のどこかの企画で展示されていたのを借りてきたのかな・・・?

 

 今回のパネルのなかでも一番良いです。躍動感と存在感があります。これぞ、なでしこちゃん、ですね。

 

 パネル横のスタンプ台です。

 

 スタンプの4個目を押しました。

 

 しかし、このパネルはいいですね。今では種類も増えてきた「ゆるキャン△」キャラクターパネルの中でも一番出来が良いと思います。ゆるキャン△の世界観の全てを凝縮してあるような雰囲気が素晴らしいです。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その9  ゆるキャン△スタンプラリー

2021年05月22日 | ゆるキャン△

 静岡パルコ「ゆるキャン△」展のスタンプラリーは、6階のアニメイトから始めました。店先に斉藤恵那のパネルがありました。

 

 ちゃんと愛犬チクワを抱いています。ペット同伴が当たり前でそのままパネルになっているのキャラクターというのは、数多いアニメのなかでもあまり見かけた気がしません。稀なケースだろうと思います。

 

 パネルの横にミニコーナーがあり、スタンプ台もありました。

 

 まずはスタンプを押してゲット。円盤形の、ちょっと変わったスタンプでしたね。

 

 アニメイトだけあって、関連商品も豊富に揃えています。こちらは企業系の製品ばかりですから、展示会場の物販コーナーの品々とは異なります。

 

 多くのファンは何か買うのでしょうが、私はあまり買いません。以前はガルパンのほうでも色々買っていましたが、ここ数年で聖地巡礼旅行の楽しさや感動のほうが重要になってきたのにともない、モノに対する所持欲が希薄になってきて、最低限の記念品さえあれば十分、という認識に変わってきました。

 なので、アニメ関連でもやたらに散財しなくなりました。ガルパンのほうでも戦車プラモデルが楽しめれば良い、という状態になり、おかげで貯金が劇的に増加中です。

 

 ミニコーナーはこのようにアニメで見慣れた品々が並んでいます。展示会場のほうに置けば良かったのでは、と思ってしまいました。

 

 伊豆伊東の「飯田酒店」こと広井酒店さんの商品「池」がモデルになっている「池池」もしっかり再現されています。

 

 安定の松ぼっくり。「コンニチハ」。

 

 賽銭箱ならぬ志摩リンのミニ焚火台です。実際に存在するキャンプギアの一つで、一時は私も買ってキャンプで使ってみようかと考えたのですが、これの使用にともなう諸コストがなかなかのレベルになりますから、コスパの良い薄型カセットコンロを選んだ経緯があります。

 

 劇中に出ていた料理の再現模型までありました。料理模型の専門業者に依頼して作らせたのでしょうか。

 

 「結局、コレですわ」のアレです。ゆるキャンのお蔭で爆発的に売れているそうですが、そのメーカーさんがいまだにコラボキャンペーンやらないのは何故でしょうか・・・。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その8  ゆるキャン△グッズの数々

2021年05月20日 | ゆるキャン△

 伊豆キャンプ編の展示コーナーが、今回のゆるキャン△展静岡会場のラストにあたりました。そのためか、アニメシーンのパネル展示も大半がこの空間に集中していました。

 

 何度も観ているアニメですから、全てのシーンがすぐに第何話のどこの場面であるかが分かります。ファンとしての基本的な嗜みの一つです。

 

 西伊豆は堂ヶ島のトンボロでのワンシーンです。現地の西伊豆町は観光コラボキャンペーンの一環として2021年3月から来年3月ぐらいまでの期間に上図の6人の図柄を5分割してキャラクターパネルとし、町内の聖地スポットなど5ヶ所に配置し、観光案内所横のゆるキャン△ラッピング車と併せて展示するという企画を実施しています。

 それで、今回の巡礼行ではその西伊豆のキャラクターパネル巡りも計画したのですが、天候不順にて果たせず、GW期間後にタイミングをずらして計画して実施しています。

 

 これらのパネル、普通に部屋に飾っていたい出来ですね。見てるだけで楽しめます。

 

 展示のラストコーナーですが、ここまで普通にじっくり見て行って30分以内におさまったのは有り難いことでした。

 

 アニメ放送時のエンディングに必ず流れていた啓発シーンですが、昨今はそれらの最低限のマナーも守れないニワカキャンパーが各地のキャンプ場で問題を起こしているそうです。アニメがヒットして人気になると、アニメファン以外の層が大きく入り込んでアニメの世界観をもぶちこわしかねない行動を起こす、という基本的構図はゆるキャン△においても例外ではありません。

 

 展示空間から出口までの通路は物販コーナーになっていて、数多くの関連商品が陳列され販売されていました。

 

 缶バッジも今では沢山出てきていますね。私はガルパンの缶バッジは集めていた時期がありましたが、とうの昔に止めています。ゆるキャン△の缶バッジは叡山電車やコラボカフェや天浜線の限定品などを現地での記念特典としてゲットしたのみにとどめています。

 

 上図のタペストリーのデザインが、今回の企画展示のメインビジュアルであるようです。会場入り口に配されたパネルもこれが元になっています。

 

 キャンプ用品の数々がありますが、普通に家庭でも使えそうな感じです。

 

 これは良いですね。食事の際のテーブルクロスに使えそうですが、ファンとしては勿体無くて使わないかもしれません。

 

 アクリルスタンド、とありますが、要するに最近は種類が増えてきているアクリルフィギュアの一種です。立体フィギュアよりもコストがかからず低価格で販売されるため、ファンのかなりの層に人気があるようです。

 

 とりあえず、会場入場特典として上図右のガーランド風ペーパーフラッグ1枚をいただきました。これは全部で7種ありますが、私が貰ったのは犬山あおいでした。

 

 そして入場時に渡された、静岡パルコ巡回スタンプラリーの台紙です。ゆるキャン△展に限らず、静岡パルコでは以前からイベントの度にこうしたスタンプラリーを実施して顧客獲得の一環としているそうです。

 

 台紙の裏面を見ると、スタンプは5ヶ所にあるようでした。1ヶ所は展示会場内にあったようですが、見学時には見当たらなかったため、後で入り直してスタンプすることにし、まずは静岡パルコの各階にあるスタンプを上の階から順に探して押してゆくことにしました。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その7  楽しいゆるキャン△世界

2021年05月19日 | ゆるキャン△

 静岡パルコのゆるキャン△展でのアニメ原画はいずれもよく知っているシーン、親しまれているシーンばかりでした。上図は1期ラストのクリスマスキャンプでの記念撮影の場面です。鳥羽美波先生と各務原桜は、この時が初対面になるのではなかったかな・・・。

 

 「なでしこは私が預かった」「返してほしくば私の言うとおり旅を続けるのだ!」のシーン。

 

 いやー、けっこう楽しめますね。アニメの原画も。原作コミックに忠実な描画タッチなのも、なかなか面白いです。

 

 この種の展示企画には必ず置かれている志摩リンのビーノですが、実際にはアニメ作中のビーノは旧型なので、上図のリニューアル後の新型とは異なります。実写ドラマのほうではこの新型が撮影に使われていたそうですが、今回の展示はアニメのほうなので、やっぱり新型ビーノはちょっと違和感があります。

 

 キャンプ用品もいちおう展示されていますが、背景画がキャンプ場ではなくて西伊豆スカイラインになっているのもミスマッチでした。普通に浩庵キャンプ場とか麓キャンプ場の画像にすれば良かったのでは・・・。

 

 キャンプチェアも、志摩リンのそれとは異なります。実物は入手困難になっているそうですから、代替品で間に合わせたのでしょう。

 そういえば、ゆるキャン△ブーム黎明期の企画展示の最初を飾った叡山電車のコラボキャンペーンの展示でも、作中の品々と完全に一致する実物を揃えて再現した例を見ませんでした。ビーノはバッチリ旧型、キャンプチェアもテントもバッチリ一致していたのですが、寝袋が違いましたしね・・・。

 

 高ボッチ高原、まだ行っておりませんので、出来れば今年中には訪ねてみたいと思います。夏に信州松本あたりをベースにしてレンタカーで霧ヶ峰再訪とセットで巡礼してみようかな、と考えています。

 

 志摩リンの祖父、新城さんの最高にカッコイイビジュアル。こういう風に年をとりたいものですが、顔も体格も全然決まらない私には無理ですね・・・。第一、実際にこんなにカッコイイ老人って、あんまり見かけません・・・。

 

 これは「二人のキャンプ、二人の景色」の合成シーンでしたね。良き、です。

 

 見学時間を30分に制限されていましたが、一つ一つじっくりと見たにもかかわらず、時間オーバーには至りませんでした。全体の展示数が30分以内で見られる程度に抑えてあったのでしょう。

 

 このキービジュアルも良いですね。中学時代の浜松コンビ、土岐綾乃と各務原なでしこですが、なでしこは浜名湖ぐるぐる特訓の後の痩せた姿になっています。

 

 これは身延山奥之院の富士山展望所ですね。鳥羽美波先生と犬山あかりの珍しい組み合わせですが、知らない人が見たら普通に親子に見えるのでは・・・?
 今回の巡礼行では、静岡での企画展示巡りの翌日に身延山奥之院へ登り、上図のビジュアルの地点に行きましたので、このパネルも味わいがありました。

 

 伊豆キャンプ編は上図のように半島のデフォルメ模型も展示しての本格的な構成になっていました。

 

 静岡県観光当局としては、この企画展示において特に伊豆半島への聖地巡礼をアピールしたい意向があるのでしょうか。作中の登場スポットを回れば、ほぼ伊豆半島一巡のコースになって宿泊が必須となりますから、観光振興促進の観点からすれば、伊豆キャンプ編は格好の素材であるのでしょう。

 

 この範囲に堂ヶ島、戸田港、達磨山高原の三大スポットがあります。今回の巡礼行とセットで伊豆方面にも行ってこの範囲を回る計画でしたが、GW期間中の天候が不安定なために断念し、計画を分割してGW期間後のタイミングで伊豆への再訪を検討し、ほぼその通りに実施しました。
 その経緯については今回の巡礼行のレポートの後に続けて述べる予定ですが、拙ブログの画像および文字データ使用容量が満杯に近づいているため、新たに準備中の後継ブログのほうで6月ぐらいから伊豆再訪以降の巡礼レポートを綴ることになるだろう、と思います。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その6  ゆるキャン△展へ

2021年05月17日 | ゆるキャン△

 タミヤコーナーのAFV製品展示です。1/35スケールのMMシリーズがメインになっています。

 

 複数の車輌を組み合わせた迫力あるジオラマも展示されています。国籍マークが英軍のそれなので、英軍の戦車部隊だなと気付き、各戦車をよく見たらクルセイダーやバレンタインなどでした。

 

 さらにこのM3スチュアートが、ガルパンのコミック「リボンの武者」にも登場しています。私も先月にサンダース大付属高校選抜のアリサ搭乗車として作ったばかりでした。

 

 新製品らしい、ファントム戦闘機のキットのパーツ全部の展示がありました。タミヤコーナーが展示室のラストになっていましたので、このファントムの展示がラストでありました。
 静岡ホビースクエアの公式サイトはこちら

 

 外に出て、静岡駅のコンコースに戻り、静岡パルコへのルートを再びたどりましたが、まだ30分ほどの余裕がありました。

 

 そこでもう1軒、Bプランの第2目的地に立ち寄ることにしました。静岡パルコの斜め向かいにあります。

 

 上図の駿河屋さんの静岡本店です。通販でも買取でもよくお世話になっている駿河屋さんの本店ですから、立ち寄らないわけにはいきません。中古プラモデルも豊富に扱っているので、一通り見てまわりました。ですが、欲しいキットが見当たりませんでした。

 

 時計を見て、そろそろだな、と気付き、静岡パルコに再び向かいました。

 

 今度は待機行列の指定時間帯が整理券通りなので、数分ほど待っただけで中に入ることが出来ました。

 

 入り口からの通路コーナーはアニメ原画の展示がメインのようでした。この静岡会場はさきに行われた東京会場の半分ぐらいの規模だと聞いていましたが、展示品はほぼ同じであったそうでした。

 

 ああ、アニメ1期の第1話のシーンですね。各務原なでしこと志摩リンが初めて会った日の・・・。なんか懐かしいですね。

 

 車に乗る各務原姉妹。これは富士山麓朝霧高原の麓キャンプ場へ向かうシーンだったかな・・・?

 

 「ぶちょう!!」のシーンです。これ個人的には大変気に入っております。

 

 「ダメに決まってるでしょ」と桜さんのヘッドロックが炸裂しています。このシーンも好きだなあ・・・。

 

 鳥羽美波先生、野クルの顧問に決定!・・・さらに四尾連湖キャンプで会った酔っ払いお姉さんと判明!・・・のシーンですね。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その5  楽しい模型の聖地

2021年05月16日 | ゆるキャン△

 ウッディジョーのコーナーの展示品です。城郭や寺院の木造模型が並びます。個人的には憧れのひとつで、いま楽しんでいるガルパン戦車プラモデルの製作が一段落したら、こういう木製の建築模型を出来ればやってみたいな、という気持があります。問題は費用ですね・・・。

 

 ああ、私の家だな・・・。  (お前は織田信長か)

 

 これは以前の私の家だな・・・。  (お前は藤原頼通か)

 

 もっと昔の私の家だな・・・。  (お前は聖徳太子か)

 

 ほう、駿府城の天守閣とな・・・。江戸城の天守閣よりも立派に見えますね・・・。こういうの作ってみたいけれど、置く場所が無い・・・。

 

 こちらはハセガワのコーナーです。艦船模型がメインで展示されているので、このメーカーはもともとは艦船模型から出発して発展してきたのでしょうか。

 

 おお、帝国海軍阿賀野級軽巡洋艦が4隻とも揃っている・・・。阿賀野、能代、矢矧、酒匂、ですな。

 

 そのうちの矢矧。実にカッコイイですな。ハセガワはこういうキットを出していたのか・・・。知らなかった。

 

 対空兵装増設後の状態が再現されています。・・・ということは、天一号作戦の最終状態の姿ですか・・・。

 

 バンダイのコーナーはガンプラがメインです。私には全く縁の無かったカテゴリーです。周りの模型仲間やモケジョさん達はみんなガンプラをやっていますが、私は興味がありませんから今後も無縁なままとなるでしょう。

 

 あ、ゆるキャン△にも登場しているスズキのハスラーですな。グビ姉こと鳥羽美波先生の愛車はイエローでしたかね。

 

 アオシマのコーナーはカーモデルばかりでした。カーモデルが主力製品であるようですが、私自身は長く艦船模型に親しんできたため、いまだにウォーターラインシリーズの1社にして艦これシリーズの艦船やフィギュアを出しているメーカー、というイメージがあります。

 

 タミヤのコーナーです。やっぱり静岡模型業界の代表ですから、最もスペースをとって展示内容も多彩になっています。

 

 やっぱりこういう展示を外しませんね。ウォーターラインシリーズの1社としての矜持がありますね。

 

 この瑞鶴、懐かしいなあ・・・。平成6年の発売当時にすぐ買って作って、この迷彩ガイドにしたがって上図の状態そのまんまで塗装しましたね。今も手元にありますし、拙ブログでも画像上げたことがあります。
 当時は瑞鶴の対潜対空迷彩というのはまだ明確になっていなくて、タミヤの塗装ガイド自体も戦時中の実艦写真からの推測によるものでしたが、その後研究が進んで、色々な事が分かってきて、現在のキットの迷彩ガイドもこれとは異なっているようです。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その4  静岡ホビースクエアへ

2021年05月14日 | ゆるキャン△

 「サウスポット静岡」へのペデストリアンデッキの通路入口に、今回のBプランの第一目標であった静岡ホビースクエアの案内標識がありました。ヨシ、この通路で間違いない、と進みました。

 

 「サウスポット静岡」へのペデストリアンデッキの通路です。駅前は道路やロータリーによって地上の歩行者の導線が複雑になってしまっているため、ペデストリアンデッキが設けられて各方面へのアクセスを容易にならしめています。ガルパン大洗への巡礼では水戸駅のペデストリアンデッキが似たような例ですね・・・。

 

 ペデストリアンデッキの通路から「サウスポット静岡」の2階出入り口へ進むと、上図の大きな看板があります。

 

 そのまま2階から専用エスカレーターで3階へあがると、静岡ホビースクエアの玄関口があります。館内は一方通行なので、これは入り口専用で、出口は別にあります。

 

 エントランスから右に進むと常設展示へのコーナーへと続きます。

 

 模型好きならば、おおお・・・、とテンションが上がってくることでしょう。プラモデルの街静岡の歴史と発展を模型の変遷から示す展示内容ですから、模型ファンにとっては最高の聖地と言えましょう。

 実は、私自身は今回が初めての訪問でした。静岡には観光でも出張でも何度か来ていたのですが、ここには行く機会がなかなか得られないままでした。今回のゆるキャン巡礼にて、静岡パルコの企画展示が入場制限もしくは時間指定となった場合の、第一の立ち寄り先に決めてBプランを作ってありましたが、それを実行した形でした。

 

 おおお・・・、なんと懐かしい・・・。子供の頃、近所の駄菓子屋の奥の棚に積み上げてあったプラモデル類がこんな感じの品ばかりでしたよ・・・。あの頃はタミヤのMMシリーズもまだ初期でしたし、ウォーターラインシリーズもまだ数が揃っていませんでしたね。

 

 このガレージのジオラマは、現在作っているガルパンジオラマ戦車工場の参考になるので、10分ほど立ち止まってあちこちから見ました。屋根をわざと作らないで内部が見えるようにする、博物館の建築模型展示によく使われる手法が採られています。私の作っているガルパンジオラマ戦車工場はいちおう屋根も付ける方針なのですが、こういう屋根無しのほうが良いかもしれんな、と腕組みしながら考え込みました。

 

 展示コーナー通路の一角になにやら古そうな飛行機のプロペラやエンジンなどの部品が展示されていました。

 

 こちらは計器パネルです。

 

 説明文によれば、アオシマこと青島文化教材社の創業者であった青島次郎さんが、はじめは飛行家として活動した頃に乗った飛行機ニューポール83型機「静岡号」の部品であるということでした。

 

 青島さんは飛行家として活動した後、昭和7年(1932)に地元静岡の地場産業の技術を生かして木製の動力付き模型飛行機を発売しました。そのゴム動力で飛行する「ライトプレーン」が、学校の指定教材となり、事業がヒットしました。現在の青島文化教材社のルーツが、その時の模型小売店「青島模型飛行機」であるそうです。創業者の大空への飽くなき夢が、実際の飛行機を経て模型にも大きく活かされた、ということでしょう。

 

 次の展示室は、静岡に本拠を置くメーカーの製品見本展示が中心になっています。

 

 ウッディジョーの木製模型です。福島県会津若松市のさざえ堂、山口県岩国市の錦帯橋です。いずれも現地で実物を見たことがありますから、説明プレートを見なくてもすぐに分かりました。

 

 ほう、ウッディジョーさんはNゲージの木製鉄道模型も手掛けられているのですか・・・。初めて見ました・・・。出来れば1/35スケールの建築や工場の模型も出していただけませんかね・・・。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その3  静岡パルコから

2021年05月13日 | ゆるキャン△

 10時23分に静岡に着きました。とりあえず急ごう、と改札口を出てすぐ地下道に降りて地下広場から斜め左つまり北東方向の地下通路に進み、紺屋町地下街へと向かいました。

 

 紺屋町地下街の真ん中ほどの左手に静岡パルコの地階の出入口があります。駅からここまで歩いて5分もかかりません。駅の一階から外に出ますと、ロータリーを大きく迂回させられるうえに信号交差点がありますから、もっと時間がかかってしまいます。静岡駅前での移動は地下通路を利用するほうが楽です。

 

 静岡パルコの1階のエスカレーター横にあった、ゆるキャン△展の案内パネル。

 

 展示会場は3階にありました。入口はこんな感じでした。人の流れを一方通行にするために出口は別の所にありました。

 

 各務原なでしこと志摩リン。いずれも初めて見る服装デザインです。この展示企画のオリジナルでしょう。

 

 斉藤恵那&チクワ、大垣千明、犬山あおいです。やっぱり5人のなかで犬山あおいが良家のお嬢様らしさがあり、ファッションにもお洒落感およびほんのり高級感がただよいます。

 

 出口の方へ回ってみましたら、物販コーナーになっていました。見物の後で買い物を、というよくあるパターンのレイアウトになっていました。

 

 最近はテレビアニメのヒットを反映して関連グッズも豊富になり、数も劇的に増えているようです。反面、グッズ一つ一つの宝物感というか有難味が薄れてゆくように思います。ゆるキャン△に限らず、アニメグッズの一般的な傾向です。

 

 さて、入り口前の数人ほどの待機行列の末尾に行きましたが・・・。

 

 脇に上図のような案内が掲示されているのに気付きました。なに整理券・・・、と気付いた瞬間に、入り口からスタッフのお姉さんが来て挨拶し、整理券を渡してきました。

 

 その時の時刻は10時35分でしたが、整理券に示される入場可能時間帯は12時から12時半まででした。されば、あと一時間半ぐらいの余裕があるわけか。ヨシ、早速Bプランに移行しよう、と決めました。

 

 とりあえず、もう一度入り口に行って全体の様子を撮っておいて、それからエスカレーターへ引き返しました。

 

 1階まで降りて外に出ると、玄関口の横にも大きな案内ポスターが貼ってありました。

 

 そのまま静岡パルコの前から呉服町通りを葵タワーの横まで歩き、そこから地下街へ降りて駅への通路を直進、駅構内に上がってコンコースを北口から南口へ通り抜けました。

 

 静岡駅南口を出ると、前方やや左手に「サウスポット静岡」のビルが見えました。上図中央の高層ビルです。あのビルへ向かうべく、南口のバスターミナルの東縁からペデストリアンデッキへのエレベータ付き歩道橋へ上がりました。そのまま「サウスポット静岡」の2階へと通じる通路へと進みました。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その2  弁天島の本栖高校チーム

2021年05月11日 | ゆるキャン△

 弁天島海浜公園にやってきました。桟橋のゲートもゆるキャン△仕様になっていました。

 

 ですが、土岐綾乃が居ません・・・。ちゃんとフォローしてあげて下さいよ浜松市、彼女がメインキャラクターのなかで唯一の浜松市民なんですから・・・。

 

 桟橋から東の砂浜ぎわに、上図の5人のパネルがありました。これも土岐綾乃を欠いていますが、要するに本栖高校チームのバージョンなのでしょう。背景に朱鳥居と浜名大橋が無かったら、山梨県の富士五湖あたりかと思ってしまいそうです。

 

 いいですなあ・・・。山梨県の聖地にも全く無いデザインですが、これは静岡県のコラボキャンペーン限定の服装なのですから、静岡県下でしか見られない訳です。富士山静岡空港のパネルも同デザインでしたね・・・。

 

 しばらく座り込んで眺めていました。この5人の本栖高校チーム、また京都に来てくれないかなあ・・・。叡山電車のコラボ企画とかで・・・。

 

 もう最高ですな。天気は良いし、懐かしの弁天島だし、とにかく嬉しくてテンション上がりっぱなしですから、記念の自撮りの時にも笑いが抑えられません。

 

 ところでパネル本体は、かなり頑丈な造りで裏はこのように太い柱を3本も使って固定してあります。強風にさらされ続ける海岸にありますから、地下に基礎を打ち込んで固めておかないと飛ばされて破損してしまいますね。

 

 今日ものどかな弁天島海岸でした。すぐ東に弁天島海水浴場があり、子供の頃、三ヶ日の叔父に連れられて浮き輪無しで泳ぐ練習をさせられた事もありました。・・・あれからもう40年余りが経ったのか・・・。

 

 海岸では釣り人の姿が多く見られました。ボートに乗って海に行く釣り人も見かけました。

 

 桟橋の上から朱鳥居を見ました。

 

 デジカメの望遠モードで引き寄せて撮りました。背後の浜名大橋も大きく見えました。

 

 海浜公園の一角にある舞浜観光協会に立ち寄って、上図左の「ゆるキャン△浜松&浜名湖モデル地マップ」を貰いました。掲載されている聖地の全てへはこれまでの巡礼活動で行っていますが、食べ物の元ネタのお店のほうは一ヶ所だけ行っていないところがありました。でも知っているお店なので、特に行く必要もありませんでした。

 

 30分あまりブラブラしたのち、弁天島駅に戻りました。9時15分発の浜松行き普通列車に乗りました。

 

 9時28分に浜松駅で降りましたが、そのあとどうやって静岡まで行くか、ちょっと考え込みました。JR線をそのまま乗り継いでも良かったのですが、各駅停車の普通列車ばかりなので、一時間半ぐらいはかかります。次の普通列車は20分後なので、静岡に着くのは11時過ぎになってしまいます。

 ですが、静岡で10時からの「ゆるキャン△展」を見る予定なので、なるべく早く静岡へ移動するべく、新幹線を利用しました。

 

 次の列車は9時58分発のこだま708号でした。よし、これに乗れば10時半には静岡に着いている、と時刻表でも確かめて乗り込みました。  (続く)

 


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ゆるキャン△の聖地を行く16 その1  弁天島海浜公園へ

2021年05月10日 | ゆるキャン△

 2021年5月3日、今年のゆるキャン△聖地巡礼の春の陣の前哨戦をなすべく、静岡方面に向かいました。家を朝の6時前に出て、6時半に京都駅に入りました。
 このGW期間中にゆるキャン△静岡エリアの聖地を出来るだけ回ろうと計画していたところ、天候が不安定なため、計画を見直してコースを分割し、とりあえず1泊2日で行ける範囲を定めて5月3、4日の二日間をあてました。分割コースのもう一方は2泊3日になるため、後日に回しました。

 折しも京都府下に三度目の緊急事態宣言が再発令されましたが、もはや掛け声だけの実態を伴わない施策においては「不要不急」の文句も空疎に響くのみでした。今回の巡礼範囲の静岡エリアで見ることにしていた二つのゆるキャン△企画展示がいずれも5月9日まででしたので、どうしてもGW期間中に行かなければならないことになり、「不要不急」どころか「必要至急」の巡礼として決行すべしとの結論に至ったわけでした。

 その私の決意が稀なケースで無いことに気付いたのは、朝の京都駅の意外なほどの混雑ぶりに驚かされた時でした。大多数が旅行の装いにて緊急事態宣言下の京都から四方へと「脱出」してゆくかのような、そんな人の流れが特に新幹線や在来線特急のホームにおいて顕著であったのでした。

 

 さて、京都駅からは6時48分発ののぞみ82号に乗りました。

 

 ホームに入ってきたのぞみ82号です。指定席はガラガラ、自由席も余裕があって、コロナ前のGW期間中の乗車率120パーセント強、というのがウソのような状態でした。

 

 名古屋駅に7時22分に着きました。下車して、7時38分発のこだま702号に乗り換えますが、15分ほどの待ち時間がありました。

 

 ホームのきしめん処にて、上図のきしめんを朝食としていただきました。名古屋に住んでいた頃には家族でよく食べましたから、馴染みの食べ物の一つです。

 

 7時38分発のこだま702号です。これに乗って、豊橋まで移動しました。

 

 8時4分、豊橋駅で降りました。

 

 在来線のホームに移動しました。

 

 次は8時19分発の興津行き普通列車に乗りました。

 

 8時41分、最初の目的地、弁天島駅に着きました。京都から2時間もかかりませんでした。

 

 駅の改札口からは地下道を経て南口に出ました。

 

 出るとすぐ左手に地下通路があります。目的地へは国道を渡らないと行けませんが、付近に横断歩道が無いため、この地下通路を使って向こうへ移動しました。

 

 地下通路を出て右側の道を海岸へ向かって南下してゆくと、右に上図のゆるキャン△浜松・浜名湖マップが立てられてありました。おお、これはこれは、浜松市も本気でブームに乗っかっているのだな、と感動し嬉しくなりました。山梨県や身延町もこういう看板ぐらい立てたらどうなんだ、と思いました。

 

 さらに嬉しい事に、ここでのゆるキャン△キャラクターはいつもの5人だけでなく、浜松市民の土岐綾乃がちゃんと加わっています。浜松市としては絶対に外せないイチオシのキャラクターですから、そこはしっかりとフォローする、うん、分かっていらっしゃいます・・・。

 

 弁天島海浜公園に着きました。正面の桟橋からまっすぐ南に、子供の頃から見慣れた朱鳥居が望まれました。
 この鳥居は弁天島に鎮座する弁天神社のそれです。祭神の市杵島毘売命は水神の性格も有するため、水辺や島に祀られることが多く、その場合の神域は池や湖や海にも及ぶことが一般的です。あの鳥居の位置も、弁天神社の境内域になっているので、海側からお詣りするのが本来の形です。

 ちなみに弁天神社は、JR弁天島駅の南にある、志摩リンが温泉に立ち寄ったホテルのモデルになった「開春楼」さんの東側に鎮座しています。  (続く)

 


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