ステップ19からラストのステップ22までは、火器および砲塔の組み立てになります。ガルパン仕様への工作も三つ追加されます。
ステップ19では、主砲を組み立てます。劇中シーンで僅かに出ている砲身の尾部もよく再現されています。
細かいパーツもありますが、組み立てに手間はかかりませんでした。完成後は砲塔背面ハッチ口からしか見えませんので、その辺りを丁寧に仕上げれば充分だと思います。
ステップ20では、砲塔を組み立てます。パーツJ10は不要ですので、ここでは準備しませんでした。
御覧のように、劇中車においてはパーツJ10に該当する部品が省かれています。この状態に合わせました。
組み立てが終わりました。エッチングパーツのW5は使用しませんでした。
ステップ21に進みました。ガイド指示に従ってドンドン進めました。
背面のハッチはピットマルチ使用にて開閉自在とするので、接着はしていません。また、ベンチレーターのJ18の上面にリベットが4個モールドされていますが、劇中車は2個しかありませんので、余分な2個を削り取りました。これがガルパン仕様への工作の一つでした。
J18の上面の余分な2個のリベットを削り取りました。FT-17は車体全面に多数のリベットが打たれていますが、実車と劇中車との差異は余り無く、ほぼ忠実にトレースされていると言えます。しかし、相違が全く無いわけではありませんので、今回の製作では、わりと目立つ箇所のみ修正しています。
出来上がった砲塔を車体にセットしました。合いはピッタリでした。これでラストのステップ22も完了しました。
塗装前の組み立て工程のガイド指示部分が全て終わった状態です。左右の走行装置は、塗装後に取り付ける予定です。履帯は仮組みしてあるだけで、塗装時に外して吹き付け塗装してから、正式に取り付けます。
続いて、残る二つのガルパン仕様への工作を実施します。一つ目は、上掲のワンシーンの黄枠内にみられる三つの方形の金具の追加です。御覧のようにL字形であるようで、何かの車外装備品などを掛けるためのものであるようですが、実車の写真では見られない部品です。ガルパン劇中車の独自要素かもしれませんが、とりあえず再現してみることにしました。
しかし、金具の一つはハートのマークに重なるので、形状を忠実にL字形にしてエッチングパーツ等で作ると、デカールの貼りつけに苦労することになります。
思案の結果、形状を忠実に再現するよりは、方形のブラ板を張り付けてそれらしく見せれば良いだろう、という結論に落ち着きました。ブラ板も薄い0.5ミリを使用して、適当にカットしました。
結局は、この程度の仕上がりで充分でした。デカールが貼れるようにする、という点を優先させた次第です。
ガルパン仕様への工作の二つ目は、車体左側面後部にセットされているワイヤーの再現です。キットには該当パーツがありませんので、他から適当な素材を調達する必要があります。
100円均一ショップで売っている、工作用の銅線でそれらしく作りました。劇中車のものが大雑把にセットされていますから、あまり細かく合わせても意味が無いと考え、こちらも大雑把に作りました。両端のリングは、後で針に巻き付けて丸くまとめることで再現しました。 (続く)