気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く7 その20 「ラッピング列車に乗ります!!」

2014年08月31日 | 大洗巡礼記

 今回、大洗駅の構内にて見かけたなかで、最もインパクトがあったのが上画像の広告ポスターでした。鉄道模型のカトーさんから発売されている、鹿島臨海鉄道の6000系ですが、これのガルパンラッピング版が限定で販売されると聞きました。8月に東京ビッグサイトにて行われる鉄道模型コンテストのイベント会場で特別に出されるのだそうです。
 鉄道ファンにはたまらない品でしょうが、ガルパンファンにはもっとたまらない品でしょうね。私は鉄道マニアではないし、ガルパンラッピング車の模型はBトレインショーティ―で充分です。そういえば、Bトレインショーティ―の方でも第二弾が出ると聞きましたが、そちらは多分買うと思います。第一弾はもちろん大洗駅売店で買いましたが、その際に大洗駅のペーパークラフトキットが特典としてつきました。
 Bトレインショーティ―のガルパンラッピング車の情報はこちらこちら


 今回の水戸行きの列車は、大洗駅発のガルパンラッピング列車でした。今までずうっと乗る機会を得なかったガルパンラッピング列車でした。その2号車を単独で運行していました。


 2号車のラッピングデザインは、1号車に比べるとキャラクターの比率が高いです。あんこうチームがやや大きく目立っているものの、大洗女子学園チームのメンバーは全員揃っているという賑やかさです。


 ここでは、あんこうチーム以外のチームメンバーはチーム毎に分かれておらず、とりあえず一列にずらっと並ぶような感じです。ほぼ中央にはホシノが片目をつぶって存在感を示しています。やっぱりホシノですよね・・・。


 あんこうチームの五人は主役級ですから、ひときわ大きくデザインされています。


 あんこうチームと昇降口をはさんでアンチョビが対峙しています。開いているドアのところには、誰が居たんだっけ・・・。


 ガルパンラッピング列車では、外側だけでなく車内にもあちこちにキャラクターのラッピングが施されています。生け花に精神を集中させる五十鈴華の張りつめたような雰囲気が良いですね。武部沙織は、手を振って愛想を振りまいています。


 おばあこと冷泉久子が「大洗へ行って来な!」と。いや、私は大洗から離れるところですので・・・。


 吊り下げ広告もガルパン一色に統一されています。京阪電鉄もここまでは徹底していませんねえ・・・。


 カメラを構えるのは王大河。大洗女子学園の放送部員で、劇中では決勝戦のレポーターを務めていました。声をあてたのがキタエリこと喜多村英梨さんなので、ダー様と二役をつとめていたんですね。


 「大洗なんて!」と、かま家・・・、いや逸見エリカが吐き捨てるようにつぶやいています。「隊長と行きたい・・・」って、大洗では実際に西住まほと一緒になってるではないですか。「さかなや隠居」と「かま家」の隣同士じゃないですか・・・。


 水戸駅に着きました。しばらく停車するということで、再び外装のラッピングデザインを見て撮影しました。いつも目立っているあんこうチームです。ヴイットマンばりに砲身に腰かけようとして滑り落ちかける武部沙織、あわてて支えようとする秋山優花里、というシーンでしょうか。


 窓枠の上に戦車とチームマークが並びます。磯辺典子キャプテンの横には一年生グループの半分が並んでいます。


 車体前面中央のドアには大洗女子学園の校章が誇らしげに貼られています。赤い車体に青いマークなので、色彩的にも好コントラストをみせていて印象に残ります。
 ともあれ、七度目の大洗行きのラストにおいて、ようやくガルパンラッピング列車に乗ることがかないました。なにかホッとしたような気分でした。


 以上にて、「ガルパンの聖地・大洗を行く7」のレポートを終わります。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く7 その19 「アウトレットの二階です!!」

2014年08月30日 | 大洗巡礼記

 「石福」から永町に戻って「魚忠」の前を過ぎました。劇中にも登場するお店ですが、水産加工場として常に忙しく稼働しておられるため、ガルパン要素は少なく、気軽に立ち寄って覗くのも悪い気がします。


 近藤妙子は、水飛沫がよくかかるために足の部分が剥落して消えかかっています。パネルの底部そのものも痛んでいましたが、今回見ると台車に固定された状態になっていました。移動も楽になったようですし、水たまりや水飛沫の中に置かれることもなくなったようです。


 さらに歩いて「ゆっくら健康館」の横を通りました。温泉のタンク越しにマリンタワーを見ました。


 「大勘荘」の付近の道です。この道がかつての大洗海岸の海岸線であったことは、昔の航空写真などで見ることが出来ます。遠浅の海であったといい、砂浜も現在の四倍ぐらいの幅があったといいます。


 今回の最後の見学地は、リゾートアウトレットでした。


 「まいわい市場」には寄らずに二階に登りました。上画像は「まいわい市場」のある建物で、二階には多数の戦車プラモデルが展示されていることで知られます。今回はスルーして、通廊をたどって南の施設へと移動しました。


 西側の建物の二階には「復興記念ギャラリー」があります。東日本大震災の際の大洗の被災状況や復興への過程などがパネル展示などで紹介されているコーナーです。以前に一度、急ぎ足で見たことがありますが、今回は時間的余裕をとってしっかりと真剣に見たいと考えたのでした。


 あの向こうの海から、見たこともないような規模の津波が押し寄せてきて、港湾地区は完全に水没したそうです。もちろんリゾートアウトレットの建物も水面に浮かんで孤島のようになり、商業施設としての機能は完全にストップしました。


 南側の中庭の噴水も、完全に波にのまれて水没したそうです。次々に寄せて地表の全てを押し流してゆく津波の前には、全てが無力であったといいます。ただ、避難指示が早い段階で適切に行われたため、住民は全員が迅速に退避して無事だったと聞きました。
 そういった大洗の被災当時の状況というのは、ガルパンブームに沸いて盛り上がっている現在の大洗においては、次第に分かりにくくなってきているところがあるようです。「復興記念ギャラリー」を一度でも良いから見ておくことは、大洗に行って大洗を理解するうえでも大切なことと思います。


 最後に「和泉屋米穀店」に立ち寄って挨拶しました。おばさんが「来月も来られるんでしょ、その頃にはまた新しいバッジが出てるからね、楽しみがいくらでもあるよね」と笑っていました。確かに大洗での楽しみは、いくらでもあります・・・。


 大洗駅に着きました。


 駅に居ると、なんとなく外観を撮影してしまいます。もう何枚も似たような写真を撮っているにもかかわらず、です。


 インフォメーションコーナーに展示されている、町長からガルパンファンへの感謝状です。原則として行政サイドはガルパンブームに深く関わらないというスタンスを堅持しているようですが、それを端的に示しているのがこの感謝状だと思います。ガルパンのおかげで、震災の痛手から立ち直れたのであれば、もっともっと積極的に関わって共に盛り上がっても良さそうなものですが、実際にはこの感謝状一枚でさりげなくまとめているわけです。うまいものだと感心させられます。
 アニメの聖地とされる地域において、行政がいろいろと干渉して失敗するケースがほとんどなので、そのへんを大洗町ではよく分かっているのでしょう。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「月刊 戦車道」 増刊第4号

2014年08月29日 | ガールズ&パンツァー

 「月刊 戦車道」増刊第4号がきょう届きました。その表紙を飾るのは、予想通りプラウダ校チームのT34でした。劇中でもあまり見たことのない下からの仰望シーンが新鮮だな、と思ってよく見たらジャンプしているではありませんか。面白いですね。


 右は購入特典のカードです。通販で買う度にこういうものがついてきますが、私としてはポイントの方が有り難いですね・・・。
 中身のほうですが、毎号必ず読む記事は「ライバルチーム研究」と「不肖秋山優花里の戦車講座」です。あとガルパン戦車模型キットの制作ミニガイドがあったらいいのですが、それは模型雑誌の方で色々やってますから、そっちを楽しみましょう。

 この「月刊 戦車道」は全部で6巻ありますので、次の5号の表紙はおそらく黒森峰女学園の戦車になるんでしょうが、これで対戦校の戦車は出揃うので、6号の表紙は大洗女子学園のⅣ号戦車あたりになるのかな、と予想しています。
 「月刊 戦車道」の案内情報はこちら

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガールズ&パンツァー カラコレ5体セット.

2014年08月28日 | ガールズ&パンツァー

 ムービックさんのガルパン通販サイト「あんこう屋」にて予約してあった、カラコレのガルパン第2弾「ガールズ&パンツァー カラコレ5体セット」が昨日届きました。箱を開けてみると、第1弾とは異なるパッケージが表れました。5体セットで一つの箱にまとめています。下に「LIMITED」とあるように、「ワンダーフェスティバル2014夏」にて限定販売されたセットです。


 今回のカラコレは、パンツァージャケット姿にて立体化されています。第1弾は大洗女子学園制服姿でしたから、戦車道全国大会時のユニフォームである第2弾のほうが、1/35ガルパン戦車キットとのジオラマシーン構成にはぴったりです。以前から、パンツァージャケット姿も出されるのだろうな、と予想していましたが、やっぱり実現していただきました。
 右は購入特典の「あんこう屋」ポストカードです。アンツィオ戦OVAのフィルムシーンを並べた構図です。


 パッケージの裏面には、カラコレケースの背景シートが2種類印刷されてありました。これらを切り抜いてカラコレケースに入れることも出来ます。私の場合は、カニカンを外して、これまでに制作した1/35ガルパン戦車キットと組み合わせての各シーンを楽しみたいところです。


 第1弾のパッケージと並べてみました。同じカラコレのガルパンキャラクターなのに、パッケージは別商品みたいに異なります。今回のは限定版なので、単体での販売がなされる場合には同じようなBOXセットにまとめられるのでしょうか。
 それにしても、第1弾には入っていた角谷杏生徒会長が、第2弾には入っていないのが残念です・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く7 その18 「キャラパネルと桃助です!!」

2014年08月27日 | 大洗巡礼記

 「カジマ」から永町へと移りました。日差しは強かったですが、海からの風が依然として強く吹いていたので、むしろ涼しかったほうです。


 劇中でもお馴染みの緩やかなカーブを進むと「鳥孝」さんの前に至ります。その店先のテーブルにて一休みするのが常なので、いつしか店主さんや奥さんと世間話になります。この時はガルパン缶バッジの「同人版」についての話題になりました。

 周知のように、ガルパンの缶バッジは、大別すると大洗町商工会の公式版や協賛企業の公式販売分、ファンや同人サークルなどによる「同人版」とに分かれます。後者は、大洗の各商店街の店に多くが寄贈され展示されているので、私たちも見学することが出来ます。それとは別に、他地域などでアニメやガルパンのイベントが実施される際に、参加サークルや同人団体が作って持ち寄って交換し合ったりする「同人版」が知られていますが、関西エリア発のものだけで700件を超えるガルパン同人缶バッジが存在します。関東エリア発のものとなれば、その数倍は出ていると思われます。

 私もそうした「同人版」を100個以上持っていますが、すべて大阪や京都や神戸でのイベントおよび交流会にて貰ったものです。それらの「同人版」を見てみたい、出来たら譲ってくれないか、というのが「鳥孝」店主さんの御要望でありました。公式缶バッジにおいてはコレクションを始めたのが最近のことなので、他の店のように大部分のバッジを網羅する、というのは基本的に無理だが、「同人版」ならば他の店舗でもそんなに揃えていないから、沢山集めたら間違いなく大洗一のコレクションになる、という話でした。
 既に一番くじA商品のフラッグを寄贈するということで話がまとまっているので、そのついでに「同人版」の一部もあげましょう、ということになりました。


 「肴屋本店」のダージリンです。


 道を進んで「ぎらばり」へと向かいました。


 店先にはカルパッチョが居ました。このパネルは今回初めて見ました。これを見て写真に撮るために、わざわざ寄り道したのでした。


 カルパッチョは、アンツィオ戦OVAでは「ひなちゃん」とも呼ばれます。小学校以来の親友であるカエサルこと鈴木貴子を「たかちゃん」と呼んでいますので、「ひなちゃん」はカルパッチョの本名に因む呼び名であるのでしょう。ですが、公式資料においてもカルパッチョの本名は明らかにされていません。


 続いてナオミの「あんばいや」に行きました。二回泊まった宿なので、親しみがあります。


 ナオミです。「チッ」とか「イエスマム」とかのアメリカンなイメージが強いのですが、私のガルパン二次創作ストーリーにおいてはもう少し日本の女子高生風に表現し、大洗女子学園の大前佳乃とのストーリーも編んでみたいところです。


 で、ざる蕎麦を軽くいただきました。「あんばいや」に寄ったら必ず蕎麦を食べないと、なんだか落ち着かないのです。


 常陸秋蕎麦の伝統的な味わいを受け継ぎつつも、さらりとした風味への指向を取り入れたとされる蕎麦です。女将さんの話では、最初は「大進」さんの蕎麦を目標として修練したそうですが、「大進」さんの蕎麦は出雲皿蕎麦に似た風味が感じられます。大洗町においては、常陸秋蕎麦の伝統を色濃く受け継ぐ第一のお店が「常陸屋」さんであるとされますが、「あんばいや」の蕎麦はそれに近い味だなあ、と思います。


 蕎麦を食べて満足した気分になり、喫茶店「ブロンズ」の前を通りました。


 ペパロニです。アンツィオ戦OVAでは、アンチョビよりも目立ってて存在感も充分でしたね。


 いったん宿の「さかなや隠居」に立ち寄り、預けてあった荷物を引き取りました。そのついでに、玄関先の西住まほを撮りました。やっぱりお姉ちゃんは毅然としてカッコイイですね。


 「かに弥」で約束した通り、「石福」に行きました。店主さんが、最近増えつつある商店街駐車場への無断駐車の輩について批判を展開していました。外部からやってくる人の車ですか?と訊ねると、いや町内の奴だよ、よく知ってる奴だがどうしようもねえ奴だよ、と愚痴っていました。商工会を通じて「商店街の駐車場に勝手に駐車しないように」と何度も申し入れているにもかかわらず、無視して無断駐車を続けているのだそうです。
 どうしたらいいと思う?と聞いてきたので、「戦車でポテチにしたらどうですか」と河嶋桃のセリフを入れた冗談を返したところ、思いっきりウケたらしく、膝を叩いて大笑いしていました。


 お店の桃助は、相変わらずマイペースで悠然と構えていました。店主さんに言わせると「何も考えてねえんだよ」ということでした。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く7 その17 「カニ飯とカニ汁です!!」

2014年08月26日 | 大洗巡礼記

 大洗磯前神社の一ノ鳥居の交差点から東町商店街への道を見ました。右に見える三階建の建物は民宿の「忠愛丸」で、ガルパン応援宿泊プラン実施施設の一つです。以前はガルパンファンの宿泊客があると、向かいの「森寅ひもの館」からノンナのパネルを借りて施設内に飾って迎えたそうです。
 いまはノンナは「さかげん」にてカチューシャとともに常駐しているので、「忠愛丸」にて客を迎える任務は終了したということなのでしょうか・・・。


 信号交差点を左折して大洗海岸ぞいのバイパスへと進み、大洗ホテルの前の浜辺に建つ灯台を見ました。


 鹿島灘の荒波は、次第におさまってきているようでした。


 この日も海岸護持のための工事が続けられていました。先月もやっていましたから、けっこう日数がかかるようです。夏の海開きまでに海水浴場も含めた海岸線の修復整備を行う、と聞きました。


 のんびりと歩いて、セブンイレブンの近くまで来ました。大洗町内には幾つかのコンビニがありますが、大洗駅近くと大洗港近くという二つの重要ポイントをセブンイレブンが占めています。バイパス沿いにはファミリーマートもあります。


 歩きながら左手の景色を眺めていると、遠く弓なりに続く海岸線の向こうに大きな四角い建物と紅白の煙突が見えました。大洗町の南端にある夏海湖を施設内に取り込んだ、日本原子力研究開発機構の大洗研究開発センターの建物でした。現在は休止状態に置かれている高速増殖炉の実験炉「常陽」が設置されています。


 大洗漁港の魚市場の前に移動し、市場の向かいの「かに弥」に行きました。


 既に時刻は11時過ぎでした。早い昼飯をこの店の「かにめし」と「かに汁」で楽しむことにしました。


 販売コーナー内にはカニ商品が豊富に並べられていましたが、さすがに大洗だけあって値段の安さが感動的でした。他ではこんなに安くカニを買えませんね・・・。


 注文した「かにめし」と「かに汁」が運ばれてきました。これで合計800円です。


 「かにめし」です。かに汁で炊いたご飯の上にカニが乗せられてあるという、贅沢な一品です。


 「かに汁」です。薄めの味噌にてカニを煮込んだものだということです。一口すするだけで、濃厚なカニの風味が広がってきます。
 ゆっくりと食べて味わっていると、向かいの倉庫へ「石福」の店主さんが野菜を納入しに来られました。私に気付いて「ああ、昨日はどうも」と声を掛けてきました。いつまで御滞在で?、と訊ねられたので、今日の昼過ぎに帰ります、と答えましたら、「じゃあ、それまでに少しでいいからウチに寄ってくれよ」と笑っていました。ではお言葉に甘えまして、と応じて「石福」行きも予定に入れました。


 カニの味を堪能した後、ふたたび商店街の通りに戻って「金丸釣具店」や「森屋菓子店」の前を通りました。


 大洗町役場の方に出て道を西に進み、「カジマ」に立ち寄りました。ここでも「カニコロッケ」を買って食べました。この日の昼はカニばかり食べて楽しんでおりました。


 ホシノです。私もホシノなんですが、このお店のホシノは、ついに公式オリジナル缶バッジ化されました。ですが、私ホシノの缶バッジは絶対に出ませんので悪しからず。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く7 その16 「絵馬を奉納します!!」

2014年08月25日 | 大洗巡礼記

 背後に波濤の響きを聞きながら、二の鳥居をくぐり長い石段を登りました。


 すっかり見慣れた、大洗磯前神社の幣門です。奈良県の古い歴史ある神社はどこも三度以上お詣りしましたが、奈良県外の古い神社で何度も参拝しているのは、出雲大社と宇佐八幡とこの神社ぐらいなものです。それだけ私がガルパンや大洗に魅せられたということなのでしょう。


 幣門より拝殿を見ました。こういう感じで門から拝殿を見る形の神社は、古代以来の古い形態を保つ神社には少なく、中世以降に神域の結界を細かく定めて門や塀で囲むという傾向が定着してから整備された歴史を持っていることが多いです。本来、神社の門とは鳥居であって、幣門は本殿の前の扉という位置付けでありました。それが仏教との習合によって、伽藍の南門と同じように門の形態に発展して、仏教の金剛力士にならって随神像が門内に侍るという形になってきました。
 要するに、大洗磯前神社の構えというのは、神仏混淆期の状態を色濃く伝えているわけです。


 禰宜の方にお話を伺ったところ、この6月から本格的な復旧工事に入る、とのことでした。あの東日本大震災にて大洗にも被害が出ましたが、神社の建物も無事であるわけがなく、屋根などに損傷が入っていました。もともと老朽化が進んでいたわりには地震による影響があまりひどくなかったため、復旧工事にすぐに着手しなかった、ということのようです。


 ですが、来たる平成28年に鎮座1160年の節目を迎えるため、その前年までには復旧および社務所などの建て替えが必要となり、今年平成26年から工事に着手することになったということです。修理の足場が組まれるのは早くても6月下旬だということなので、今回の参拝にて見る神社の景色が、私にとっては修理前の神域の最後のそれとなります。脇に置かれるガルパン大絵馬も、修理工事の足場を設置するのにともなって他の場所へ移されるそうです。


 復旧工事は平成27年つまり来年の3月まで続きます。6月下旬から拝殿の工事にとりかかり、11月には本殿の復旧工事に移るそうなので、11月に御神体の仮殿への遷座が執り行われます。工事が終わった後の来年4月に、御神体が本殿に遷座して一連の儀式を完了する予定です。その頃には、ガルパンアニメの劇場版も公開上映されてブームも一段落ついているのでしょうか。


 神社の復旧修理には莫大な費用がかかります。私も、絵馬奉納という形で、その費用の一部を納めさせていただくことにしました。


 絵馬には幾つかの図柄が描かれていますが、私が選んだのは「因幡の白兎」の図柄の絵馬でした。かつて鳥取県の日吉津村に一年半ほど住んでいたことがありますので、因幡および伯耆の神話や歴史にも親しみがあります。伯耆大山の威容を仰ぎつつ、倉吉や境港などへよく歴史探訪に出かけたものです。


 で、描いたのはもちろん私なりのガルパン二次ストーリーのキャラクターでした。多くのガルパン絵馬がみんなガルパンキャラクターを描いているため、それ以外の二次創作キャラクターを楽しんで描くのもいいんじゃないかな、と考えたのでした。


 描いたキャラクターは、大前佳乃といいます。大洗女子学園の船舶科2年A組に属し、私の二次創作ストーリーにおいては主人公格となります。
 戦車道全国大会で優勝したにもかかわらず、もう一つの事情によって廃校の危機は依然として残っていました。どうしても母校を存続させたい角谷杏ら生徒会三役は、次善の策として、船舶科一の秀才である大前佳乃に難題じみた提案をふっかけます。提案といっても命令に近いものでしたが、戦車道の方では西住みほが結局それに沿う方向へ進んだのに対し、大前佳乃は毅然としてこれを断りました。そして「大洗女子学園には、まだ希望が残されているのです」と、ある人物を推挙します。その人物は、佳乃にとって憧れの存在でありました・・・。
 ・・・と書けば、大前佳乃の元ネタおよび元ストーリーは、分かる方には分かるでしょうね・・・。


 たまたま居られた巫女さんに絵馬を渡し、奉納台に懸けていただきました。自分で懸けるのも可能ですが、絵馬は本来は神社の方に捧げ渡したうえで懸けていただくのが正式な作法だと聞いたからです。
 巫女さんが懸けて下さった位置は、参道に面した側の北の角あたりの下でした。隣にはバリボーマンで知られる高永浩平さんの絵馬が並んでいました。


 とりあえず、初めて絵馬を奉納させていただきました。何か恥ずかしいような、そして晴れやかな気分になりました。


 痛みの様子が外からでも分かる本殿の現状です。藁屋根の端がへたっている他、屋根組みの外回りにも僅かな歪みや乖離が見られるので、復旧工事が始まることは本当に有り難いことです。水戸藩の修築以来、既に一世紀余りを経て、ようやく文化財保全の処置がとられることになったわけです。


 次に参拝する時には、たぶん足場に囲まれて屋根は解体中なのかもしれないな、と想像しつつ、一の鳥居へと降りる坂道を下りました。 (続く)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ねんどろいど 秋山優花里が届きました

2014年08月24日 | ガールズ&パンツァー

 以前の記事にて紹介した、ねんどろいどシリーズのガルパンキャラクターの第二弾、「秋山優花里」が8月20日に発売となり、昨日私のところにも届きました。今回の商品は、グッドスマイルカンパニーの通販窓口の「GOODSMILE ONLINE SHOP」で予約していましたので、「ねんどろいど用特別仕様台座 戦車内風Ver.+イスセット」が特典としてつきました。


 パッケージの裏面はこんな感じです。右にあるのは「ねんどろいど用特別仕様台座戦車内風Ver.」および「イスセット」です。公式サイトの案内情報によれば、「イスセット」の方は第一弾商品の「西住みほ」の付属品として使用するようです。


 「秋山優花里」の発売に先立って「西住みほ」もこの7月から再販となりましたが、私の場合は去年2013年の6月に発売された時点で購入していました。それから一年余りを経て、ようやく「秋山優花里」が加わったわけです。第三弾の「武部沙織」が10月に発売予定ということなので、ねんどろいどのガルパンキャラクターシリーズの発売スピードもようやくあがってきたようです。
 姉妹商品とも言うべき「figma」シリーズでは既に「西住みほ」「秋山優花里」「武部沙織」の三人が出ていますので、それを追う形での発売スケジュールが組まれてゆくのでしょうか。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の大洗ガルパン缶バッジ

2014年08月23日 | ガールズ&パンツァー

 上画像は、2014年8月20~22日の大洗行きにて得た、夏の大洗ガルパン缶バッジの全部です。46個あります。
 今回の訪洗においても、幾つかの自作缶バッジをお世話になったお店に寄贈させていただきましたが、そのお返しとして夏バージョン2種やEDバージョンの新たな2種などを沢山いただきました。

 例えば、8月20日からツチヤの「豊年屋機工部」さんが新たな公式缶バッジをスタートさせていますが、その「豊年屋機工部」さんに自作缶バッジの「レオポンチーム6個セット」を寄贈いたしましたので、その御礼の形でツチヤのニューバッジを5個もいただきました。買い物や食事をしていただいた缶バッジは、7個にとどまりました。

 数が多かったのが夏バージョンの「夏だ海だ大洗」デザインと「2014SUMMER大洗」デザインで、いずれも8個にのぼりました。いかにも夏だ、という気分に浸れました。この2種は商工会発であるにもかかわらず、商店街店舗での配布のみとなっているので、商工会館での販売は行っていないそうです。
 あと、大貫商店街にて「こそこそ作戦」のスタンプラリーが実施されていて、それに合わせるようにしてEDバージョンの「あんこうチーム」と「カモさんチーム」が配布されていました。この2種の登場によって、EDバージョンの大洗女子学園の8チームが全て揃いました。

 なお、今回の滞在中に自作缶バッジを寄贈させていただいたお店は、たかはしさん、丸五水産さん、石福さん、日野屋商店さん、梅原屋洋品店さん、豊年屋機工部さん、森屋菓子店さん、ウスヤ精肉店さん、みむら時計店さん、鳥孝さん、田口理髪店さん、寿々翔さん、の計12ヶ所でした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く7 その15 「神磯の波濤です!!」

2014年08月22日 | 大洗巡礼記

 港湾エリアから東町商店街に戻る途中で、「丸五水産」の近くの交差点の風景を撮影しました。その際に町内巡回バス「海遊号」が通り過ぎていきました。シャッターを切った瞬間にバスの前部が少し見えていました。


 「丸五水産」の店主さんに朝の挨拶をして、そのまま道を進みました。「小野瀬水産」の横を過ぎる辺りから道が蛇行しているのは、かつての街道筋の名残りとみられます。


 「ウスヤ精肉店」の向かいの立派な古民家を、別角度から捉えました。無住のように見えましたが、二階の横の雨戸が一枚開けられてシーツ状のものを窓枠から垂らして干してありました。やはり住人が居られるようです。


 酒の「さかげん」の前を通りました。お店の商用車らしい、プラウダのマークをつけた軽自動車が停まっていました。プラウダマークをつけた車は他にもあるということですが、見た事はありません。


 民宿「忠愛丸」のある、一の鳥居前の信号交差点に出ました。西には神社境内地へ連絡する赤い橋も見えました。


 「大洗ホテル」の前から大洗磯前神社へ斜めに登る車道です。劇中の親善試合時の大洗チームの転進ルートとして聖地の一つに数えられますが、いまではその景色を撮る巡礼ファンも少なくなったと聞いています。


 先ほどから海岸線の波の音がいつもより響いてくるので、まだ海は荒れているのかな、と思いました。二の鳥居の向かいの砂浜への道を降りて、神磯の鳥居の辺りを見ました。海面のうねりが大きくて岩場の周囲は白く泡立っていました。


 次の瞬間に、ドバーッと大波が神磯の岩場にぶつかって高く水柱に転じて潮飛沫をまき散らしました。初めて見たので思わず「おお」と声を上げてしまいました。荒ぶる海原の景色は、古代神話の世界観では「海神の天地創造の働き」をも意味したとされています。これが中世以降になると水運や航海上の水神信仰の領域において「海神の怒り」とみなされ、波濤の激しい日には船を出さないこと、というようなルールが出来たと言う説があります。


 周辺の海岸を見渡してみました。いつもより岩場が多く見えるのは、干潮時だからでしょうか。そこへ荒波が次々と寄せて、あちこちで波濤が岩に飛び散ってゆくのでした。迫力があるので、しばらく眺めていました。


 眺めていて、この海岸線を含めての総称が「鹿島灘」であって「灘」の字があてられる点に気付きました。灘は、さんずいに難と書くので、古くから航海が困難な場所を指します。波が荒くて潮流が速い所を指し、黒潮が流れる太平洋側に多く分布します。いままで眺めていた鹿島灘の長閑な海原の景色のほうが、むしろ珍しいわけです。
 後で神社の方に話をうかがい、鹿島灘は荒れている時の方が多い、さらに太平洋岸においては鹿島灘が、「灘」の字がつく海岸線の北限だ、ということを教えていただきました。


 ふたたび神磯の岩場に視点を戻して、鳥居のあたりを見ました。


 また大きな波がドンと寄せて岩に砕けてはじけてゆきました。鳥居周辺に次々に飛び散る波濤の姿には、なにか神々しい雰囲気すら感じられ、襟を正して礼拝せずにはいられませんでした。この海岸線において最も大きく波が飛び散って水柱も高く上がるところなので、それを海神の依代とみなしても不思議はありません。それで鳥居がこの場所に立てられたのだろう、と思い至りました。


 気付くと、鹿島灘の波濤を30分余りも眺めていました。本来の荒ぶる海の光景をもう少し見ていたかったのですが、神社に向かうことにして二の鳥居を見上げました。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く7 その14 「巡視船と漁港です!!」

2014年08月21日 | 大洗巡礼記

 宿を9時に出発し、今まであまり行っていない港湾施設エリアへ向いました。東町商店街の通りから路地道を通ってバイパスに降り、道を横断して大洗漁港の方角へ進みました。


 途中で「めんたいパーク」の横を通りました。この施設にもまだ行ったことはありませんね・・・。


 港には、白い巡視船も停泊していました。大洗は、海上保安庁の第三管区に含まれ、茨城に置かれる海上保安部の管轄下に置かれています。第三管区の本部は横浜に位置し、静岡県から茨城県までの海岸線とその海上を担当水域としています。
 巡視船の名前は「あかぎ」、茨城海上保安部の所属で、母港は那珂湊ですが、大洗港にも寄港しています。今までなかなかそのタイミングに恵まれませんでしたので、今回はラッキーでした。第三管区の案内HPでは、計18種の巡視船が紹介されていますが、そのうちの一隻です。「びざん型」と呼ばれるタイプの巡視船の10番船として、平成21年3月4日に竣工しています。総トン数は194トンで、日本の巡視船のなかでは小型に属します。


 日本の海の護りを担う巡視船ですので、とうぜんながら武装しています。上画像右の大きいのは、目標追尾型遠隔操縦機能(RFS)付き20mm多銃身機関砲で、米軍のM61バルカン砲をルーツとして日本で開発された自衛火器の一種です。左側の小さな砲塔状のものも機関銃に見えますが、遠隔操作可能な放水銃です。


 艦橋の上には数種類の赤外線捜索監視装置が取り付けられています。停船命令表示装置らしきものも横に見えます。マストには海上保安庁の旗がはためいていました。


 巡視船は、かつての帝国海軍でいえば海防艦に近い役割の船ですが、海防艦が攻撃的な性格をもつのに対して、守りに徹する自衛艦の小型版といった位置づけになるようです。大きさも一般の大型漁船に近いです。日本の海の安全は、常にこれらの巡視船によって保たれています。


 巡視船の停泊する埠頭から、マリンタワーの方角を見ました。


 埠頭に隣接するトラックヤードの一部です。広々としていますが、トラックやコンテナなどで混雑する時期もあるそうです。


 大洗漁港の横を通りました。朝の操業の賑わいはとっくに終わっていて、閑散とした状態に戻って静まり返っていました。


 大洗漁港の向かいの食事処の並びです。「かあちゃんの店」、「かに弥」、「五十隼矢」などの人気店が並んでいます。まだ10時前なのでどの店もまだ営業になっていませんでした。その向かいの魚市場は早くから開いているので、多くの買い物客が入っていました。


 大洗輸送さんの経営する大洗港サービススタンドへ行きました。大洗にあるガソリンスタンドの中で最も大きな施設なので、全景を写真におさめるには道路の反対側まで引かないといけませんでした。


 冷泉麻子の等身大ポスターと、西住みほのイラスト看板です。ガルパン芳香剤は、この大洗港サービススタンドから発売されています。大洗、黒森峰、プラウダの3校の校章をかたどっていて、1枚で540円、3枚セットで1600円でした。車用なので車内に吊るせるようになっていますが、室内に置いて使うことも出来ます。


 大洗町内最大のガルパンパネルです。キャラクターや戦車はほぼ実物大に近いということなので、やっぱり迫力がありますね。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く7 その13 「大洗の夏晴れです!!」

2014年08月20日 | 大洗巡礼記

 翌朝は6時に起床しました。外を見ると曇りでしたが、雲は次第に北に流れて切れ目も見えたので、間違いなく晴れることが分かりました。「ウスヤ」の店主さんの言葉通りでした。


 三階のカウンター席へ行って、昨晩の夜景の辺りを確かめました。やはり中央の建物は大洗町役場でした。灯りがひときわ強く輝いていた辺りは、漁港およびフェリー埠頭でした。


 商店街の方角を見ました。雨が降り続いた後だけに、日差しが眩しく感じられました。今日は暑くなるな、と感じました。


 三階からの階段を下りた所に応接セットがあります。しばらくそこでゆったりと過ごし、記念写真も撮りました。


 朝食まで間があったので、女将さんに頼んで玄関を開錠してもらい、通りに出てみました。今回は初日から曇りや雨でしたので、晴天になると街の景色も雰囲気も全然違って明るく感じられました。まだ7時前でしたので、人通りはまだありませんでした。


 曲がり松から東町への道の朝景色です。この界隈の朝の風景は、今まであまり撮っていなかったように思います。


 朝の「さかなや隠居」の外観です。三階部分が奥の方にあるので、通りから見ると二階建てにしか見えません。初めて訪れた時は木造の建物でしたが、宿の雰囲気というか風情はあまり変わっていないように思います。外観を変えても中身は変わらない、というのは経営のあるべき一つの姿ではないかと思います。


 隣の「かま家」です。キャラクターパネルのうち、黒森峰ペアの西住まほと逸見エリカを隣同士に配置しているのは、単なる偶然だということですが、ファンとしては「これ以外の配置は有り得ない」として捉えるので、偶然ではなくて意図的に配置したのではないかな、と今でも思ってしまいます。


 逸見エリカも朝早くから店先でがんばって居ます。この界隈で朝の6時台からパネルが出ているのも、大洗の黒森峰ペアの特徴の一つです。近くの秋山優花里や阪口桂利奈などは、まだお店のシャッターが降ろされたままなので出ていません。


 向かいの「茨城県信用組合」の小山柚子も建物内に収容されたままです。いちおう外から見えるようにウインドーに立てかけてあります。


 時間になったので、宿に戻って朝食をいただきました。女将さん曰く、「ガルパンファンの方はみんな素泊まりが多いのよ、星野さんのように朝食付きの方って少ないの。ここいらは朝に食べる所ってあんまり無いのに、皆さんどこで食べるんでしょうね」と。たぶん「ウスヤ」で串カツ食べたりするんじゃないですか、と答えたら、「それって体にはどうかしらねえ、朝から油っこいの食べるのってどうかしらねえ、きちんと朝ごはん食べて体を整えておかないとねえ」と言っておられました。まったく同感でした。
 何度も訪れて泊まっているから分かるのですが、大洗の商店街エリアには朝の食事を提供してくれる施設が全くありません。喫茶店でモーニングセットなどを出していただけると有難いのですが、ガルパン巡礼人気スポットの「ブロンズ」ですら、そういうメニューを見かけません。


 今回は鯵のタタキが出ました。美味しくいただきました。


 ホッケも美味しくいただきました。ホッケの干物はあんまり旨く無いとか言われるようですが、そんなことはありません。一般的な鯵やサンマなどの干物の塩味が強いので、それを食べ慣れているとホッケのようなまったりした薄味の品が物足りなく感じる、ということだと思います。

 私は関西の人間なので、料理も薄味が普通です。大洗のほとんどの宿泊施設は、関東風の濃い味付けが普通なので、それらをいただく際に醤油などをかける必要がありません。料理によっては「辛いな」と感じるものもあります。美味しいのですが、刺身用の醤油、味噌汁、納豆のタレ、魚の煮つけ汁、などが大体関東風の味付けになっていますので、食べていて「濃いなあ」と感じることが少なくないです。ガルパンブームで関西からも大勢の巡礼ファンが訪れるようになっているにもかかわらず、大洗の多くの宿泊施設では、あんまりそういった点には注意を払っていないように感じられます。

 前日に「石福」にてそのことも話しましたが、店主よりも奥さんが「本当にそうなんだよ」と納得しておられ、「そういえば隠居さんの天丼はタレがさらっとして上品でしょ、あれ関西風なのかもねえ、味付けってよく考えたら重要なんだけど、今まであんまりそういう事言う人っていなかったわね」と深く考え込んでおられました。

 私が感じるところでは、「さかなや隠居」の料理は、お昼の「平成魚松」のメニューもそうですが、全体的に味付けが控え目です。関西風、とまではいきませんが、それでもまろやかな味わいを目指していることが分かります。もともと年配の宿泊客が多く、大阪などから商用で泊まりに来る客も少なくなかったと聞きますので、そうした客層に合わせて味を薄めにしたのかもしれません。いずれにせよ、私にとっても料理の味付けがまろやかであるというのは、嬉しいことですし、健康のこともあるのでとても重要です。
 だから、私はこの宿をを大洗での定宿に決めつつあります。来月も必ずここに泊まります。一泊二食に切り替えて夕食も味わってみたいと考えます。


 お昼に営業する「平成魚松」のお勧めメニューです。食べたことがあるのは「豪海天丼」と「カツオ三種盛り定食」ですが、どれも素晴らしかったので、また食べてみたいです。それとは別に、「海鮮丼」や鯛茶漬け付きの「魚松Dコース」も魅力的です。次に泊まる時にどちらかを食べてみましょうか・・・。


 玄関口の内側の柱には、コミック版「リトルアーミー」で知られる槌居さんの直筆サイン色紙が飾られてあります。この旅館にある唯一のガルパン寄贈品なので、その存在感は際立っています。当然ながら西住まほを描いてありますが、パネルよりも若い感じなので、「リトルアーミー」に登場した中学生当時のまほですね・・・。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く7 その12 「夕食とお風呂です!!」

2014年08月19日 | 大洗巡礼記

 この日の夕食は、園みどり子の居る「大進」でとりました。外は薄暗くなっていましたが、デジカメの画像は実際よりも明るく写っています。雨は、いつしか降り止んでいました。


 このお店では、大洗行きの度によく昼食でざる蕎麦をいただいていますが、夕食で利用するのは今回が初めてでした。メニューをみるとボリューム満点の定食が幾つかあって、どれにするかで迷いました。


 選んだのは「生姜焼き定食」でした。肉がトンカツ並みの分厚さなので、トンカツを食べるのと変わらないボリュームがありました。鰤の煮つけやメロンまでついていました。


 食後の散歩ということで、路地に入って反対側へ抜けて少し遠回りをしました。上画像は明るい感じですが、実際には黄昏時の暗さに包まれていました。


 次の路地から元の道に戻り、少し進むとバス停「大洗派出所入口」があります。初めて来た頃は、その周辺に派出所が見当たらないのを不思議に思ったりしましたが、実際には大洗郵便局の方向へ150メートルほど行った所に派出所があります。正式には「水戸警察署大洗地区交番」といいます。


 宿の「さかなや隠居」に戻りました。女将さんが「お風呂がわいておりますので、どうぞごゆっくり」と言ってきました。では使わせていただきます、と応じました。


 二階への階段の上には、お馴染みの演舞画と磁器と魚の彫り物が見えます。いずれも何らかの由緒をもつのでしょう。


 個人的にはこの壁のモチーフが気に入っています。前回見たときも感じたのですが、京都竜安寺の石庭に浮かぶ二匹の魚、というイメージで捉えてしまいます。魚の前にある円形は何を表しているのでしょうか。


 風呂は三階の奥に位置しています。通廊を右へ曲がって数段降りて隣の宿泊棟に入りました。


 応接セットを右に見ながら左に行くと三階への階段があります。風呂は階段を登り切って右手奥へ進んだところにあります。


 三階への階段の途中にも、立派な屋号の額があります。著名な方の揮毫によるもののようです。脇にさりげなく置かれる鷹の彫り物も、よく見ると工芸品以上の出来を見せています。旅館の草創期からの什器の一つでしょうか。


 階段を登り切った所にカウンター席があり、冷水サーバーも設置されていて水が飲めます。座って窓の外の景色を楽しめるようになっていますが、このときは夜景でした。中央に黒々とそびえる建物は、方角から考えるとたぶん大洗町役場のそれでしょう。


 夜景は、浴室の窓からも少し見えました。この日の宿泊客は私のみでしたので、風呂は貸し切り状態でした。ゆったりと入って温まっていると、一日の疲れがすうっと取れてゆくようでした。


 部屋に戻って荷物を整理し、この一日の行動記録をまとめました。あちこちで頂いた缶バッジは、39個を数えました。お店の方とお話しただけで貰ったものが大半を占めました。インフォメーション入場者10万人達成記念のガルパン缶バッジも3個ありましたが、袋が無いので、いずれ台紙もつけて「ヒヤマ」さんで購入したOPP袋に入れておくことにしました。 (続く)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く7 その11 「雨中の街なか歩きです!!」

2014年08月18日 | 大洗巡礼記

 「ヒヤマ」から真っ直ぐ歩いて「エコス」の前に至りました。雨が降りやまないのは仕方ありませんが、横風が強いのには閉口しました。バスが来たら乗ろうかと考えたのですが、次のバスまで40分余りも間がありました。いったん「エコス」に入って缶コーヒーを買い、休憩ベンチで少し休みました。


 バスの時間まで待つよりも歩いた方が早い、と考えて再び街歩きに戻りました。折角の機会なので、今までに通ったことのない道をたどることにしました。磯浜新道の手前で左に折れて宅地の中の路地を登り、丘陵裾の高台の宅地内に進みました。当然ながら、初めて見る景色でした。新興住宅地のような雰囲気でした。


 ですが、ここにも古い神社が鎮座しています。地図で確認すると須賀神社でした。思わず「出雲か・・・」と声に出して鳥居を見上げました。長期出向で島根県松江市に住んだ一年余りの日々が懐かしく思い出されました。
 須賀神社の祭神は牛頭天王・須佐之男命(すさのおのみこと)で、一般的には祇園信仰の神社として知られますが、ルーツをたどれば出雲国の須賀に由緒があります。戦国期には尼子氏の月山富田城の鎮守神のひとつとされた須賀神社もあり、それも含めていろんな古代の史跡、社寺を回った時期がありました。


 更に歩いて、ふと右手を見ると玩具店「タグチ」の建物が見えました。そうか永町商店街駐車場の裏手にいるのか、と気付きました。つまりは永町商店街の通りの北に並行する街路を進んでいるのでした。


 丘陵裾に沿って右に折れ、左に曲がって道なりに進むと、お茶の「国井屋」や八百屋「石福」のある辻に出ました。


 河嶋桃の居る横で一休みし、店主さんと雑談を交わしました。こちらのお店でも河嶋桃の公式オリジナル缶バッジが出されましたが、それよりは店主さんの短歌を載せたオリジナル缶バッジの方がおすすめのようで、「次はどんな短歌でいくか、って考えてるんだ」と笑っておられました。ちなみにバッジ化されている短歌とは、「戦う徒 杏の香り ほのかなり 柚子湯に肌を 桃色に染め」というものでした。カメさんチームの生徒会三役の名前を織り込んであるわけです。


 続いてケイの居る「飯岡屋水産」に行き、知人に贈る土産を幾つか買いました。ケイが腰に巻いているタオルはサンダース校仕様のようで、今回初めて見ました。


 そのタオルは販売されていましたので、早速購入しました。店主さんが居られたので、戦車珍味やタオルの他にもガルパングッズがありますか、と訊ねてみました。すると「いっぺん缶バッジも出そうとしたんだけどね・・・」と苦笑しておられ、試作品だというバッジを三種類ほど見せてくれました。サンダース校のキャラクターはナオミが「あんばいや」、アリサが「小林楼」から既に出されていますので、ケイのバッジが実現すれば三人が揃うことになります。いずれ許可が下りて出されるのでしょうか。


 「江口又進堂」にて歴女マダムと雑談し、出るとガルパンラッピングバスが通り過ぎて行きました。


 その足で「山戸呉服店」を訪ね、おばさんと雑談を交わして「曲がり松」の由来と往時の木の位置について教えていただきました。いま「さかなや隠居」の前にある松は、複数並んでいた松の木の一つであり、本当の「曲がり松」は現在の「山戸呉服店」の店先のあたりに立っていたのが、道路の拡張によって切り倒されて無くなってしまったのだそうです。


 この辺りに本来の「曲がり松」が立っていたのですか・・・・。


 「肴屋本店」は外装の補修中でした。本当にマチルダに突っ込まれて修復中、というのであったら笑えますね・・・。


 「さかなや隠居」です。今回の二日目の宿でした。前月に続いての宿泊でしたが、とにかく過ごし易くて気に入ってしまいました。今後の大洗行きでも泊まるんじゃないかと思うので、いよいよ私の定宿が決まったな、という感慨がありました。


 宿にて一時間ほど休んだ後、夕食に出かけました。今回も一泊朝食のみのプランだったからです。早めに出て散歩してから、夕食のお店に行こうと考え、反対の方向へと歩き出しました。途中で喫茶店「ブロンズ」の店先の様子を撮影しました。ペパロニも、だんだんと大洗の景色に溶け込みつつあるようでした。


 「ウスヤ精肉店」まで行って店主夫婦と話をしました。驚いたことに、この日もガルパンファンの客は私だけ、ということでした。朝から悪天候にたたられているにもかかわらず、めげすにあちこち歩き回った経緯を話すと、「明日は晴れるから楽に歩けるんじゃないかな」と言われました。午後から晴れるとの、今日の天気予報には裏切られましたが、ウスヤの店主さんが「晴れる」と仰ると、間違いなく本当に晴れるぞ、という気がしました。
 その後、「さかげん」に再び行って、午前中に依頼しておいた「プラウダウォッカ」を購入しました。ガルパン巡礼に大人気で、入荷してもすぐに完売してしまうんですよ、と店主さんが話しておられました。


 道を引き返して、夕食のお店に向かいました。途中で「鳥孝」に立ち寄りました。店主さんが早速「あー、星野さん、あの旗どうなった?あったら一枚ちょうだいな」と話しかけてきました。前回の訪問時に、一番くじA賞のフラッグの事で話したおり、「あの旗さ、あっちこっちの店に飾ってるけどウチにはまだ無いんだな」と言っておられたので、「自分のところに二枚か三枚あったような気がするんですが」と応じ、「もしあったら一枚貰えないかな」と頼まれたことがあったのでした。
「たぶん一枚余ってると思います」と言うと、「じゃあ決まりだねー」と笑っておられました。缶バッジの方も良いのがあったら紹介してね、と言ってきました。どうも最近は「鳥孝」の店主さんが熱心なガルパン信者になられたようです。
 それで、店の外観を何となく撮影したのですが、次の訪洗時に訪ねたら、白いオーニングに「鳥孝」のロゴと八九式中戦車甲型のカッティングシールが貼られていましたので、上画像の真っ白なオーニングの状態も今では過去の姿となりました。 (続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガールズ&パンツァー ウエハース

2014年08月17日 | ガールズ&パンツァー

 去る7月30日から全国で発売がスタートしたガルパンのウエハースです。パッケージは「あんこうチーム」と「アンチョビ&西住みほ」の二種類があります。これが20個入ったBOXセットもあり、アマゾンでも買えます。

 ですが、私の住んでる地域では、スーパーや百貨店のお菓子売り場でよく見かけますし、コンビニではサンクスでもファミリーマートでもローソンでも販売しています。一般的なお菓子の一種として、普通に買うことが出来ます。ガルパン系の商品で、こんなに普通に売ってていつでもどこでも買えるもの、というのは初めてのような気がします。

 なので、時々、気が向いたら買っています。販売が終了したらほとんど入手出来ないのがガルパン系商品の常なので、買える時に買っておかないと、後悔するかもしれませんね。
 スーパーや百貨店のお菓子売り場では、他のアニメのウエハースと一緒に並んでて、隣に「妖怪ウォッチ」とか「進撃の巨人」とかの人気シリーズがあることが多いので、子供たちがそれらと一緒にガルパンのも買っていくという感じで、売れ行きも好調なようです。でもすぐに補充されていることが多いので、いわゆる売れ筋商品の一つとして販売する側もそれなりに重視していることがうかがえます。

 中に入っているカードは24種類ですから、BOXセットを買っても全部が揃いません。他のアニメのウエハースのカードも似たり寄ったりなので、ガルパンだけがカード集めに苦労する、というわけではありません。ネット上で紹介されている24種の図柄のなかには、あまり欲しくないものもありますので、私自身は全部を揃えるまでには至らないと思います。裏が名刺デザインになっている「キャラクターカード」が6枚ありますが、この6枚が揃えば充分です。
 ところが、この6枚がなかなか集まらないんですね。他のカードばかり出ていて、6枚がやっと揃った頃には他のカードが22枚、ダブリ分が9枚に達してしまいました。やっぱりバカだなあ・・・、私は。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする