万宝商店さんで干物2点を焼いてもらっていただきましたが、それだけで空腹はおさまりませんでした。そこで、予定どおり、もう一軒行って、そちらでもゆるキャン飯を食べることにしました。
とりあえず、車を停められる上図の「まどが浜海遊公園」に移動し、そこの広い無料駐車場に入りました。原作コミック第8巻83ページ3コマ目にて、志摩リンがビーノを停めたのも、ここの無料駐車場でした。
一帯は、広い芝生の向こうに下田湾の海原があおあおと横たわる公園です。志摩リンは、鳥羽先生らの車が到着するまで、ここでのんびり散歩していたのです。
公園のほぼ中央に目立つのが、上図の錨です。原作コミック第8巻84ページ3コマ目にて、志摩リンが「錨でけー」と思っています。
下田港の桟橋にも近い位置にある毘沙子島(みさごじま)です。海遊公園の正面に見え、右岸の岩場の朱鳥居が目印です。原作コミック第8巻85ページ3コマ目にて、志摩リンが「あの島って行けないのかな?」と思っていますが、そのとおり無人島で渡ることは出来ません。
湾内には大小4つの島があり、そのうちの弁天島と犬走島は堤防で陸地と繋がっています。上図の左手前が毘沙門島、右奥が犬走島です。
下田港内めぐりのクルーズ船が観光桟橋に戻ってきました。幕末にここにやってきたペリー艦隊の黒船を模した遊覧船「サスケハナ」号です。
原作コミック第8巻85ページ4コマ目にて、志摩リンがこの遊覧船を見て「黒船じゃー、黒船来航じゃー」と思っています。彼女は本栖高校では図書委員で読書家なので、歴史に関する知識もけっこうあるようです。
その遊覧船が、公園の西側にある観光桟橋に接岸してゆくのを、歩きながら眺めました。
そのまま西へ歩いて公園区画の外側に出て、西隣の道の駅「開国下田みなと」のゾーンに行き、上図のお店に入りました。現地では知られた下田バーガーの専門店です。原作コミック第8巻91ページ2コマ目のアングルで撮りました。
志摩リンが、到着した鳥羽先生らと合流した直後にこのお店に入っています。
お店の名前は、上図右の看板にあるとおり、「Ra-maru」、「ラーマル」と読みます。伊豆に数あるご当地ハンバーガーの中でも人気が高い「金目鯛バーガー」がここでいただけます。
お店の案内情報はこちら。
いかにも海辺のカフェ、といった感覚の建物で壁面はほぼガラス張りで、外の景色もよく見えます。
屋根が高くとってあり、三階建てぐらいの空間が確保されているので、室内のディスプレイも二階ぐらいの高さまで余裕で展開され、独特の雰囲気を演出するのに役立っています。青空も見えます。
セルフサービスの水は、よく冷えたハーブ入りで、暑いなかでは最高でした。三杯ぐらい飲んでしまいました。
メニューはシンプルです。当然、各務原なでしこ達がいただいた、人気トップの「下田バーガー」1000円をチョイスしました。
これが「下田バーガー」、つまり金目鯛バーガーです。原作コミック第8巻91ページ3コマ目に描かれるものと同じ品ですが、作中では一行はサイドメニューのフライドポテト400円もセットで頼んでいたようです。
まずその大きさに驚かされました。これだけのボリュームとは思いませんでした。
食べて見ました。・・・・旨っ!!
まさに、原作コミック第8巻92ページ1コマ目の各務原なでしこと犬山あかり状態でした。
これでやっと腹が満たされました。この日の宿は素泊まりで予約していましたから、夕食をどこかでとろうと考えていましたが、この金目鯛バーガーで一気に満腹になりました。あとはもう、軽く食べられるものをコンビニで買うだけでいいや、と思いました。 (続く)