気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

2015年大晦日の感慨

2015年12月31日 | ガールズ&パンツァー
 2015年も最後の大晦日となりました。2012年10月に「ガールズ&パンツァー」のテレビ放送を初めて観て、すっかりハマってファンになって以来、三年余りが過ぎたことになります。もうそんなに経ったのか、という驚きと、まだ三年余りしか経ってないのか、といった気持ちとが半々にあります。

 ですが、暦は確実に2016年、四年目に移ります。四年目も、おそらくガルパンファンとして楽しんでゆくだろうな、と感じております。劇場版の人気のおかげで、最近は下降停滞気味に感じられたムーブメントに、新たな息吹が添えられて何かこれまでとは違ったステージへ移行しつつあるような気がいたします。その今後に、淡い興味を覚えつつあるこの頃です。


 なので、上図の2016年度のガルパンカレンダーも購入して、既に部屋にセットしてあります。ガルパンファンとしての四年目を、いかに楽しく有意義に過ごすか、と早くもあれこれ計画を考えたりしています。

 とりあえず、新年からは劇場版の視聴をあと二回ぐらい楽しみたいな、と思います。すでに姫路、京都、大阪、水戸、奈良、滋賀の六か所の劇場で七度視聴しましたが、また観たいという気持ちが強いです。良い作品は何度見ても感動しますし、DVDが出るのが半年後ぐらいでしょうから、観られるうちに観ておこう、という気分です。


 部屋は、相変わらずガルパン要素だらけです。2012年10月以前は、こうなるとは思ってもみませんでした。ひたすら学術研究三昧の日々を重ねた私を知る、古くからの友人知人が遊びにやってきたときの反応が、決まって「君は一体どうなってしまったんだ?」みたいな感じです。

 昔からアニメファンではありましたが、広く浅く、というスタンスでした。ここまでガチで熱中して、ここまで長く持続しているというのは、「ガールズ&パンツァー」が初めてです。自分でも「なんでかなあ」と不思議に思ってしまったりします。


 上図には、今年2015年度の大洗行きで得たガルパン公式缶バッジの全種類がうつっています。最上列の右から四つ目、謹賀新年の字が入っているものが、2015年1月の訪洗時にいただいたものなので、それから並べてあるものが今年中に得たものです。
 私自身は、あんこう祭や誕生祭などのイベント類にはまったく縁がありませんので、通常の大洗巡礼において得られるものが並んでいます。それだけでも結構な数です。楽しいものですね。

 今年中に、大洗へ七度行きました。昨年2014度はほぼ毎月行っていましたが、今年2015年度はだいたい隔月で行った形です。来年度は果たしてどうなるでしょうか。劇場版の感動が一段落して、少し落ち着いた頃に大洗でどのような動きがあるか、が一つの目安になるでしょう。


 上図は、部屋に飾ってあるガルパン戦車プラモの一部です。今年は主に黒森峰女学園チームの所属車輛を多く作りましたので、本棚の雰囲気もドイツ機甲師団・・・、いや黒森峰女学園チームのそれが濃厚になってきています。いずれも苦労して作りましたので思い出もあり、眺めているだけで楽しくなります。次第に、心にパンツァー・リートが響いてきて、元気になれます。

 目下の問題は、本棚の収容能力が限界に達しつつあることです。上画像には写っていませんが、大洗女子学園チームの11種の車輛も同じ本棚に入れていますので、大洗のどこかの店舗ではありませんが、本気で陳列品の整理一新を図らないといけない時期にきているようです。

 ところで、ガルパン戦車プラモに関しては、劇場版の内容が来年からの私の制作計画に新たな変化を与えてくるかもしれません。
 今までは、大洗女子学園チームと黒森峰女学園チームの車輌に対象を絞ってきましたが、その大部分は完成しています。そして、劇場版に登場した大洗チーム戦車部隊の陣容が、プラモデルで作って並べるのにも適したものになっていることが分かりました。
 要するに、テレビシリーズのように沢山の車輛をずらっと出すのはなく、だいたい一車種一輌を単位として各チームのほとんどの車種が網羅され、編成的には小隊規模になっていますので、プラモデルでの再現がやり易くなっています。作る側としては、とっつきやすく、魅力的でさえあります。

 例えば、カールに破天荒な作戦で対抗した「どんぐり小隊」などを作る、というのが楽しそうです。大人気となって市場在庫が払底してしまった継続高校のBT-42、アンツィオ高校のCV-33、大洗女子学園の八九式中戦車とヘッツアーの組み合わせは、今までになかった面白さが味わえることでしょう。
 たぶん、数多おられるモデラーさんのどなたかが、実際に再現されるでしょうね。

 私の場合は、「ひまわり中隊」における黒森峰女学園チームの小隊がグッときます。ティーガーⅠ、ティーガーⅡにパンター2輌、という組み合わせが個人的にツボです。ちょうど良いタイミングで、プラッツからドラゴン系パンターの公式キットの発売がなされるようなので、これを買ってパンターを2輌にすれば、劇場版の203高地の雰囲気に浸れそうです。あの大爆発だけは御免ですが・・・。

 なんだかんだで、まだまだ色々と楽しめそうなガルパンですね。とりあえず、年越し蕎麦を買ってきて、これまでに作った戦車プラモの数々を眺めつつ、心にパンツァー・リートを響かせながら、来る新年を静かに迎えたいと思います。
 それでは、皆さま、よいお年を。
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年内最後の購入ガルパングッズ

2015年12月30日 | ガールズ&パンツァー

 この年末年始はずっと仕事で、大晦日も元旦も普通の日々と変わりません。
 昨日の夕方、京都での勤務の帰途に、アニメ関連の知人と四条大路界隈へ繰り出し、「らしんばん」京都店で、上図のねんどろいどぷち「西住まほ」を買ってまいりました。400円でした。
 これを、今までに作った黒森峰女学園車輌のいずれかと一緒に飾ります。ティーガーⅠの横に並べるのがピッタリでしょうね。

 同じ品を、ネット通販サイトなどで検索すると、だいたい2000円前後ぐらいで販売されています。いつもながら高いなあ、と感じました。まあ、ねんどろいどぷちシリーズは概して高額になりやすいですが・・・。

 改めて思うのですが、ガルパングッズというものは中古品になると通販やネットオークションではかなりの高値がつきますね。元値の2倍程度、なんて生易しいものでなく、下手すると10倍以上に高騰しているケースも少なくありません。少なくとも、発売期間中に新品または払下げ品を買った方が絶対に損をしない、という状態になっています。

 大多数のファンはそのことを承知しておられるからこそ、発売日当日に即買い、というのがお決まりになっているわけですね。だから瞬殺になってしまう品が少なくないわけですよ・・・。

 ともあれ、今回の購入品が、今年の購入ガルパングッズのラストになりました。

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黒森峰女学園 エレファント 完成です!! 

2015年12月29日 | ガルパン模型制作記

 塗装を行ないました。いつものようにサーフェイサーを吹き付けて下地を作り、車体はガルパンカラーセット黒森峰Ver.の黒森峰ゲルブⅡ、履帯や予備履帯、機銃などはミスターカラーの28番の黒鉄色で塗りました。


 左右の履帯を装着しました。


 予備履帯、装備品、ハッチ類を塗装しました。木製部分は43番のウッドブラウン、金属部分は28番の黒鉄色で塗りました。バックライトは47番のクリアーレッドと49番のクリアーオレンジを使いました。


 塗装した各パーツを車体に取り付けました。


 前部の予備履帯は、劇中車の状態に合わせて接着しました。キット指示とは向きが逆です。


 ハッチ類は、ピットマルチ使用によって開閉自在としました。


 塗装後の組み立ても終わりました。


 デカールは、いつものようにモデルカステンのガルパンデカールセットのお世話になりました。


 下にELとある黒森峰校章二枚が、今回使用する分です。


 劇中シーンなどを参考にして貼り付けました。


 デカールの貼りつけが終わりました。


 つや消しスプレーを吹き付けて一晩置いて乾燥させました。


 正面観です。重厚かつ威圧感のある箱型の輪郭が、独特の力強さをみせています。まともに戦ったら勝ち目がなさそうに思えてしまいます。


 背面を見ました。劇中車に合わせて溶接痕のラインを完全に消しているため、のっぺらとした印象があって車体が実際以上に大きく感じられます。



 エレファントが黒森峰女学園に納入された翌日、新車の体験乗車会が行われました。

 西住まほ 「今回の新車は、重駆逐戦車エレファントだ。6人乗りだが、試合をするわけではないので、砲手席と装填手席は空けておく。それで、とりあえず4人で乗車してもらう」


 ユーディット、黛由紀江、ヘンリエッタ、宮子 「ハイ」


 西住まほ 「全員、体験乗車の経験があるので、詳細および注意事項は省く。心して乗るように」
 ユーディット、黛由紀江、ヘンリエッタ、宮子 「ハイ」 


 西住まほ 「では、戦車前進だ」
 黛由紀江 「ハイ、西住隊長」
 ユーディット 「派手に走るの?」
 ヘンリエッタ 「派手な運転は出来ませんよ。燃料も限られてますので・・・」
 宮子 「またまた、オイルショック?」


 楽しそうに乗る4人でした。

 黛由紀江 「わあ、車高が高いと眺めが良い、分かる松風?」
 ユーディット 「前回乗ったヤークトパンターよりも大きいな。砲も強力だ」
 ヘンリエッタ 「電気式なのでトランスミッションが無いんですね。ギアチェンジせずに変速出来ますよ」
 宮子 「おなかすいたーー、ご飯まだー?」


 かくして、黒森峰女学園チームのエレファントが完成しました。製作日数は、2015年11月18日から12月18日までの31日間でした。実際の作業日数は11日で、組み立てに約9日、塗装および塗装後の組み立てに2日かかりました。制作期間中にガルパンの劇場版の公開がスタートしたため、姫路、京都、大阪、奈良の四ヶ所の劇場へ視聴に行き、また大洗へも二泊三日の行程で遊びに行ったりしたため、完成するまでに日数がかかりました。
 キット自体はタミヤ製品なので組み立て易いです。劇中車仕様に仕上げる場合は、転輪のパーツが不足しますので該当ランナーの請求取り寄せが必要となりますが、そこまでしなくても良い雰囲気に仕上がると思います。
 ガルパン仕様への改造のメインは溶接痕の消去でしたが、細かい修正も幾つかありましたので、難易度は私の感覚では中レベルよりやや下ぐらいに相当します。履帯は連結式ですが、組み立てガイドにパーツの大きさに合わせたガイド図がありますので、それに倣って組み立てれば楽です。連結式履帯の入門編としても最適でしょう。

 私の制作計画におきましては、今回のエレファントが2015年度のラストとなります。黒森峰女学園チームの車輛を1月から作り始めてから、七輌目にあたります。残るはティーガーⅡとマウスですが、私の制作ではマウスを対象外にしているため、その替わりの車輌を作る予定です。
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黒森峰女学園 エレファント 作ります!! その7

2015年12月28日 | ガルパン模型制作記

 ステップ13では、砲身やハッチ類を組み立てます。組み立てガイドの通りに進めていきました。


 パーツを切り出して並べました。


 組み立てが終わりました。


 ステップ14では、砲身、ハッチ類、予備履帯などを車体に取り付けます。このうち、予備履帯はガルパン仕様への修正が必要となります。


 まずキューポラ部分を取り付けました。そのハッチは、開いた状態のパーツG5しかありません。これをキューポラ内に収めて閉状態にする場合、ちょっとつっかえたりしてすんなりと収まりませんでした。これは仕方ないか、と思ってとくに調整などは行ないませんでした。


 予備履帯については、劇中シーンを見ると左右とも同じ形状であることが分かります。取り付けの向きは逆で、モールドされている留め具も並列となっています。


 キットのパーツは、上図のようになっています。右がG23、左がG24です。形状が同じなのはG23の方ですが、その留め具のモールドは左側がずれています。G24は突起が二つあり、かつ留め具のモールドは左側がずれています。これらを上図のように修正します。


 修正後の状態です。G24の突起を中央の一つにして、G23、G24両方の左側の留め具のモールドを削り取り、右側のモールドに合わせてプラ材で再現し直しました。向きも逆にして、劇中車の状態に合わせました。これらは、塗装後に車体に取り付ける予定です。


 砲身を車体に取り付けました。88ミリ砲の存在感はさすがです。


 ステップ15では、トラベリングクランプを組み立てます。ステップ16では兵士のパーツを組み立てますが、これは今回の制作においては対象外ですのでスルーします。


 トラベリングクランプのパーツ類を切り出しました。


 公式設定資料図を見ますと、トラベリングクランプは後ろに倒して収納されていることが分かります。キットの組み立てガイドの指示では、前に倒す形と、砲身を支える形の二シーンのみが表されています。組み立てながら後ろに倒して取り付けることになります。


 難なく組み立てが終わりました。可動させることも出来ますが、ここでは接着して固定しました。


 ラストのステップ17です。兵士のフィギュアは全て不要です。ワイヤーロープも不要です。前部牽引ホールドのA20だけを、突起を内側に向けて取り付けます。


 A20を取り付けました。


 以上で、塗装前の組み立て工程、およびガルパン仕様への改造および修正の全てを終えました。履帯と予備履帯とハッチ類、装備品などは塗装後に取り付ける予定です。


 武骨な箱型スタイルの、独特の雰囲気が一種の迫力をもともなっています。画像やボックスアートで見るよりも、立体感、奥行き感があります。
 車体はポルシェティーガーと同一ですが、上部戦闘室が大型なので、ポルシェティーガーよりも大きな姿に感じられます。ヤークトティーガーと余り変わらない大きさですが、感覚的にはヤークトティーガーよりも大きい感じがあります。その大きさの印象は、まさにエレファント(象)ですね。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く20 その10 「激戦地です!!」(付 大洗エキシビジョンマッチ試合マップ)

2015年12月27日 | 大洗巡礼記

 「和久」の店先付近より役場の建物を見ました。その前の道は、劇場版においてはエキシビジョンマッチでの砲撃戦の場所となりました。
 あんこうチームのⅣ号戦車を追撃してきた聖グロリアーナおよびプラウダの両チームの戦車部隊が、役場玄関や向かいの建物の脇に陣取って待ち伏せる大洗チームの牽制を受け、プラウダのT34がレオポンのポルシェティーガーに撃破されています。更にもう一両のT34がアリクイの三式中戦車チヌに撃破されましたが、これが劇中におけるアリクイの初戦果となりました。アリクイの三人の喜びようが印象に残っています。


 一時は相手の進撃阻止に成功するかに見えた大洗チームでしたが、ノンナのIS-2がジリジリと押し出して、鼻歌混じりに余裕でレオポンのポルシェティーガーを撃破しました。ポルシェティーガーを失った大洗チームの防御戦線は崩壊、各チームは三方向へ撤退しました。


 上図の建物の脇の道にて防御戦を展開していたのが、カメとカモの二チームでしたが、ポルシェティーガーを失った後は、ブロンズの前の道を通って離脱しました。プラウダのT34がこれを追跡して、そのまま大洗海岸を経て夏海の立体交差にまで移動しています。


 カメとカモの二チームが陣取っていた道です。周囲の建物は砲撃を受けてあちこち砕かれていました。


 役場の玄関口には、左からアリクイ、西絹代の九七式チハ、アヒルの三両が陣取っていました。いずれも砲を右に指向して応戦していましたが、相手車輛を撃破出来たのは、75ミリ砲を駆使したアリクイだけでした。実際には戦闘の機会を得なかった帝国陸軍三式中戦車チヌへの、せめてもの餞でしょう。


 そして上図右側の通路入口には、福田搭乗の九五式軽戦車が陣取っていました。大型車輌ばかりが戦火を交えるなかにあっては効果的な応射もままならず、避退に次ぐ避退を重ねましたが、アヒルとの連携プレーでルクリリのマチルダを共同撃破しています。


 役場前の防御線が突破された頃、あんこうチームのⅣ号戦車はローズヒップのクルセイダーを追撃しつつ「カジマ」前に接近していましたが、防御線を突き抜けたノンナのIS-2がこれを視界内に捉えて牽制をかけます。咄嗟に交わしたⅣ号戦車は、左折を二度重ねて上図の道に逃げます。これをIS-2が追いかけていきました。


 途中の路地横の駐車場の脇にある板塀です。テレビシリーズの第四話にて登場した板塀のモデルとみられます。親善試合にて、カバのⅢ号突撃砲F型は、自らの掲げる幟のために位置を把握され、この板塀越しに砲撃され、白旗判定になりました。


 永町商店街のメインルートへ通じる路地道です。親善試合にて、カバのⅢ号突撃砲F型が移動したルートの一部なのかもしれませんが、確証は得られておりません。なお、劇場版においては、このルートはおそらく使われていないと思います。


 マリンタワーです。劇場版でも登場しています。コンテナヤード横にて、福田の九五式軽戦車がマチルダに追撃されるシーンが、劇場版におけるマリンタワーの初出でしたかね・・・。


 あんこうチームのⅣ号戦車がクルセイダー隊に追撃されていた道です。その前の街中での移動状況が断片的でよく把握出来ませんが、実在の道に照らして推察すると、エコス前に至るルートは二つしかありません。

 とりあえず、以下に、大洗エキシビジョンマッチ試合マップと題する幾つかの地図を示し、劇場版の序章を大いに盛り上げた試合の主な流れを、現時点で記憶している範囲にて振り返ってみたいと思います。間違いがあるかもしれませんが、大目に見てやって下さい。


 まず、全体的に概観すると、大洗チームの移動ルートはおおむね上図のようになると思います。ゴルフ場での包囲から離脱して1から町への道に入り、2でカメ、ウサギ、レオポンを別動隊として分離して緑線のルートで役場前の防御線2に向かわせた後、あんこう以下は分離および合流を繰り返しつつ、町内各所を縦横に駆け巡って、大洗海岸での追撃に向かって22まで移動しました。


 ルートの各所で色んなシーンがありますが、主な地点に限れば、上図のAからEの五ヵ所になるでしょうか。以下にその五ヵ所を順に見てゆきます。


 A地点です。ホームセンター「セイブ」大洗店の前の信号交差点「東光台南」です。大洗&知波単チームは、ゴルフ場での包囲を脱した10輌で1から町へと移動しました。2でカメ、ウサギ、レオポンを別動隊として分離して、相手チームの分散化をはかりましたが、相手はそれに惑わされずに全車が3へと進み、あんこう以下を追跡していきました。
 一方、カメ、ウサギ、レオポンの別動隊は、その後の移動経路が出ておらず、カメとレオポンが役場前での防御戦にて登場しますので、2から4へ移動してそのまま旧水浜線の軌道跡ルートをたどる形で役場前まで進んでいったものと推定されます。またウサギは単独で「大勘荘」近くの宅地陰にて待ち伏せ作戦に入っていますので、カメやレオポンと別れて役場の裏手の道をずっと移動していったのでしょう。

 なお、このルートに沿って劇場版新キャラクターのパネルが配置されています。青丸aは継続チーム隊長ミカの居る民宿「浅野丸」、青丸bは知波単チームの福田の居る「せんな里食堂」です。


 B地点の掘割集会所エリアです。ここでの両チームの動きはかなり複雑です。大洗チームは1から進んで2にてあんこう、カモ、カバの三チームが右折し、あとのチームは緑線のルートで1へ直進してこれまた相手チームの分散を誘います。
 が、ダージリンは、黒森峰戦の二の轍は踏まないと宣言して全車であんこう以下を追跡しました。すなわち、茶線の1から入ってクルセイダー隊を先頭に掘割へと向かい、プラウダ側はあんこう以下を追ってオレンジ線の5から入って、あんこう以下を挟撃しようと図りました。
 この動きを早くも赤線の3にて察知した西住みほは、4でカモに先行するよう指示しました。先行したカモのB1bisに、聖グロのクルセイダー隊は茶線の2で衝突阻止されます。カモとカバは直進して緑線の1から2へと進んで行きましたが、Ⅳ号戦車は右折してクルセイダー隊の横をすり抜け、赤線の5でチャーチル以下を捕捉、牽制の砲撃を交わしました。その直後に茶線4でルクリリのマチルダをやり過ごし、集会所の横から離脱しました。その後に大洗駅の脇道へ進んでいますから、おそらく赤線の6へ進んだものと推定されます。
 その動きを見たプラウダチームも、オレンジ線のように回ってこれを追いかけます。聖グロチームは、チャーチル以下が茶線3の位置で転回してあんこうの追跡を続行しましたが、2で阻止されたクルセイダー隊の四輌については、プラウダチームの後に続こうとする場面があるものの、その後の追跡シーンにも出ておらず、ココストア大貫店の交差点に南から入ってくる姿がワンカットだけ示されます。どうやってそこまで南下したかは、明らかにされていません。
 また、大洗チームのカモ、カバは、その次の登場シーンでは役場前の防御線の一角を担っていますので、掘割からどのルートで移動したかは不明です。


 続いてC地点です。あんこうチームは役場前の防御線を通り抜けて再び単独での行動に移り、赤線1から東へ進んで、おそらくは役場前の砲撃で足止めをくらっている相手チームのフラッグ車チャーチルの背後に回り込もうと企図したのでしょう。
 しかし、これを察知したかのように、ローズヒップ率いるクルセイダー隊が大洗漁港横からオレンジ線のルートで肉薄、2でⅣ号戦車を視認して牽制をかけてきました。3でⅣ号戦車とすれ違い、4で急転回して追撃戦に入りました。Ⅳ号戦車は、その直後に大貫地区の宅地内での攻防戦に移行しているため、赤線の2へ向かったものと推察されます。このルート以外に、「おか亭」前の道へ続く道が存在しないからです。


 ついでに、「おか亭」付近での攻防戦ルートも振り返ってみましょう。記憶している限りでは、Ⅳ号戦車が赤線の1から進み、2で左折して3の「おか亭」前へ向かったように思います。
 これを追跡したクルセイダー隊は、先頭の一両が茶線の1にて転回してきたⅣ号戦車に近接射撃を受けて白旗を揚げました。進路を塞がれた形になったローズヒップ以下の三両のうちの一両が、激しく後進して茶線2にて相手の先を抑えようとしますが、Ⅳ号戦車は、おそらく赤線のコースで回り込んで4でこれを仕留めます。
 残り二両になったクルセイダー隊の、その後の動きは描写されていませんが、Ⅳ号戦車のほうも5以下の移動経路は不明です。

 ですが、次のシーンでは、Ⅳ号戦車はだいたい赤線の6あたりから進んで南下しています。クルセイダー隊は茶線の3から登場してエコス(劇中ではルクス)前を横切ります。4で、Ⅳ号戦車を背後から挟み撃ちにしようと照準を合わせます。
 これを察知した西住みほは、赤線7にて急ブレーキをかけさせて相手の狙いを外し、8にてすかさず反撃に出て三両目を撃破しました。残ったローズヒップの搭乗車にも狙いを向けましたが、相手は急発進で逃げて茶線5へと進んでいきましたが、Ⅳ号戦車もこれを追いかけたようです。


 続いてD地点の範囲です。大洗の商店街の中心エリアであり、劇中でも見せ場の一つとなっています。
 あんこうは、残ったクルセイダーのローズヒップを追撃して赤線1から2へと向かいます。そのころ、プラウダチーム以下は茶線1にて防御線を突破し、ノンナのIS-2を先頭に役場裏へと進みます。そこで、逃れてきたローズヒップと合流し、2でⅣ号戦車を捕捉牽制しました。
 あんこうは赤線2で左折、次の3でさらに左折し、ノンナはこれを追いかけます。クラーラは茶線2から直進し、逃がさないわよ、と言いつつ茶線3へ先行して相手を撃ちますが、あんこうは赤線4でかわして永町商店街のメインルートに逃げます。
 これを追撃するプラウダチームは、茶線4で信号を吹っ飛ばし、5の「肴屋本店」にクラーラのT34が危うく衝突しかけてとどまりました。が、倒れた信号につまずいてバランスを崩してスピン状態になったローズヒップのクルセイダーに追突され、大爆発を起こして「肴屋本店」を全壊させての白旗となりました。
 この場面を尻目に、あんこうは赤線の5へと逃げてゆき、プラウダのノンナ、カチューシャらがこれを追いかけてゆきました。


 E地点です。この範囲でも見せ場が幾つかあります。
 まず、あんこうは赤線1から東へ進みます。これを追うプラウダチームは、茶線1からカチューシャのT34が、茶線2からノンナのIS-2が進み、赤線2にてⅣ号戦車の前後を取ります。前を抑えたIS-2が砲塔を後ろに旋回して狙いを定めますが、西住みほの指示で赤線3から神社参道へと斜めに駆けあがり、挟撃を逃れました。
 続いてあんこうは赤線4から神社の石段を降りて鳥居下の5まで引き返し、そのあたりでダージリンのチャーチルを視認しました。プラウダチームは石段を降りた後は反対側へ進んで茶線4へ向かいました。
 ダージリンは茶線5から進んで、これもあんこうを視認し、咄嗟に大洗海岸へと抜けました。あんこうはこれを赤線6から追撃し、ちょうど緑線1からやってきた味方の各チームと合流しました。そのうちのアヒル、福田は堤防を越えてジャンプして緑線2に進んでいます。
 これに対して、茶線6にて海面から現れたプラウダのKV-2が奇襲牽制をかけましたが、初射は大洗ホテルを直撃、次射はシーサイドホテルを爆砕、三射目の準備中に車体がバランスを崩して横転し自滅しています。
 これを見たあんこう以下はホッとしたものの、茶線4から並進するプラウダチームの横撃にさらされ、アリクイが撃破されてしまいます。

 そして場面は最終決着シーンに移りますが、ここでいったん時間軸を戻して、大洗チームが防御線を突破されて後の、各チームの動向を振り返ってみたいと思います。


 役場前の攻防戦でポルシェティーガーと西絹代の九七式チハを戦列外に失った大洗&知波単チームは、あんこうチーム以外は二つの集団に分かれてそれぞれの行動を取りました。まず緑線の1から2へと、カメとカモが離脱してゆくシーンがありますが、これにアリクイとカバも同行していたことは、その後の4から5にてカメとカバが疾駆しているシーンから分かります。
 追跡してくるT34をカメとカバが大洗海岸に誘い込み、5でカバが転回射撃を試みましたが失敗して撃破されてしまいます。その後にどのような動きを経たものか、今度はアリクイがT34に追われて6から7へと進み、その手前の夏海立体交差上にてカメに支えられたカモが上からT34を捕捉して撃破しました。

 一方、アヒルと福田の九五式は、ルクリリのマチルダに追われて、発砲禁止エリアとなっている3のアウトレットに入り、そこから出て、テレビシリーズでもお馴染みの立体駐車場のシーンにて、今度はマチルダを共同撃破しました。その立体駐車場は、劇中の状況からみてアウトレットの近くにあるものと推定されますが、実際には存在していません。
 ただ、そのモデルとなった立体駐車場およびターンテーブルが、水戸駅の南にある「コートホテル水戸」前のそれであることを、以前の大洗巡礼中に地元の方から教えていただいたことがあります。

 そして、ともに相手車を撃破した二つの集団は、その後バイパスを一気に東上したようで、チャーチルを視認しての大洗海岸での追撃戦に移り、大洗&知波単の残存車輌が全部揃ってのシーンになっています。


 大洗&知波単チームは、1から2への緑線コースで逃げていくチャーチルを追って、赤線1から回ってきたあんこうを中心にして追撃しますが、2でのKV-2からの牽制砲撃はかわしたものの、3でアリクイが撃破されました。西側の車道上を並進するプラウダチームと撃ち合いながらも4へと向かいました。


 試合の最終ラウンドは、大洗アクアワールドの駐車場エリアでした。1から2まで進んでチャーチルを追いかけてきた大洗&知波単チームは、駐車場への壁を登ったチャーチルをなおも追おうとしますが、段差を登れる車輛は限られてしまい、先に登ろうとしたカモが撃たれて白旗を揚げます。
 ダージリンは、勝負は決まったと思ったのですが、あんこうは諦めずに段差を登り切って3にてチャーチルとの最終決戦に持ち込みました。これに続いて登り切ったのはカメだけで、アヒル、九五式は登攀不可能なままにリタイヤしています。

 あんこうはチャーチルを狙いつつプラウダの二両とももつれ合い、4の辺りまで進みますが、そこへ殴りこみの形で乱入してきたローズヒップが強引にジャンプをしかけます。ところが、ローズヒップは、カメのチャーチルを狙った砲撃の大きな外れ弾に当たって横転擱座してしまいます。
 直後に両チームはアクアワールドの正面玄関階段を駆け上がって、5にてすぐさま撃ち合いますが、あんこうが仕留めたと思った相手はチャーチルではなくてカチューシャのT34でした。チャーチルの楯になった形でした。
 慌てた西住みほが次の指示を出しますが、チャーチルの最後の一撃にとどめを刺され、試合は聖グロ&プラウダチームの勝利に終わりました。

 以上のような流れが、私が劇場版を視聴してなんとか把握した内容です。細かいところで見間違い、記憶違いがあるかもしれませんが、大筋はだいたい合っているだろうと思います。
 このマップに沿えて、両チームの陣容および戦果と結果をまとめておきます。一部、不確かなところもありますが・・・。(2016年5月31日に一部を訂正)

大洗女子学園&知波単学園チーム
1 あんこうチーム Ⅳ号戦車D型改(H型仕様)  戦果マチルダ×1、クルセイダー×3、カチューシャのT34  結果アクアワールド玄関口にてダージリンに撃破される
2 カメさんチーム ヘッツアー  戦果ローズヒップのクルセイダー  結果残存
3 カバさんチーム Ⅲ号突撃砲F型  戦果T34×1  結果大洗海岸にてT34に撃破される
4 カモさんチーム B1bis  戦果T34×1  結果アクアワールド駐車場段差にてノンナに撃破される
5 アヒルさんチーム 八九式中戦車甲型  戦果なし  結果残存
6 アリクイさんチーム 三式中戦車チヌ  戦果T34×1  結果大洗海岸にてカチューシャに撃破される
7 ウサギさんチーム M3中戦車リー  戦果なし  結果大勘荘付近にてノンナに撃破される
8 レオポンさんチーム ポルシェティーガー  戦果T34×1  結果役場前にてノンナに撃破される
9 知波単学園 西絹代 九七式中戦車チハ  戦果なし  結果役場前にてノンナに撃破される
10 知波単学園 細見 九七式中戦車チハ  戦果マチルダ×1  結果ゴルフ場にて聖グロリアーナチームに撃破される
11 知波単学園 池田 九七式中戦車チハ  戦果なし  結果ゴルフ場にて聖グロリアーナチームに撃破される
12 知波単学園 不明 九七式中戦車チハ  戦果なし  結果ゴルフ場にて聖グロリアーナチームに撃破される
13 知波単学園 玉田 九七式中戦車チハ新砲塔型  戦果なし  結果ゴルフ場にて聖グロリアーナチームに撃破される
14 知波単学園 名倉 九七式中戦車チハ新砲塔型  戦果なし  結果ゴルフ場にて聖グロリアーナチームに撃破される
15 知波単学園 不明 九七式中戦車チハ新砲塔型  戦果なし  結果ゴルフ場にてプラウダチームに撃破される
16 知波単学園 福田 九五式軽戦車  戦果ルクリリのマチルダ  結果残存

聖グロリアーナ女学院&プラウダ高校チーム
1 聖グロリアーナ女学院 ダージリン チャーチル   戦果九七式中戦車チハ×4?、Ⅳ号戦車D型改(H型仕様)  結果残存(勝利) 
2 聖グロリアーナ女学院 ルクリリ マチルダ   戦果九七式中戦車チハ×2?  結果立体駐車場にて知波単学園の福田に撃破される
3 聖グロリアーナ女学院 不明 マチルダ   戦果なし  結果ゴルフ場にてあんこうチームに撃破される
4 聖グロリアーナ女学院 不明 マチルダ   戦果なし  結果ゴルフ場にて知波単学園の細見に撃破される
5 聖グロリアーナ女学院 ローズヒップ クルセイダー   戦果なし  結果アクアワールド駐車場でカメさんチームに撃破される
6 聖グロリアーナ女学院 不明 クルセイダー   戦果なし  結果おか亭付近であんこうチームに撃破される
7 聖グロリアーナ女学院 バニラ クルセイダー   戦果なし  結果大貫の街中で後進中にあんこうチームに撃破される
8 聖グロリアーナ女学院 クランベリー クルセイダー   戦果なし  結果磯浜新道にてあんこうチームに撃破される
9 プラウダ高校 カチューシャ T34-85   戦果三式中戦車チヌ  結果アクアワールド玄関口にてあんこうチームに撃破される
10 プラウダ高校 ノンナ IS-2   戦果M3中戦車リー、ポルシェティーガー、西絹代の九七式中戦車チハ、B1bis  結果残存
11 プラウダ高校 クラーラ T34-85   戦果なし  結果肴屋本店前にてローズヒップに追突されて爆発
12 プラウダ高校 不明 T34-85   戦果なし  結果役場前にてレオポンさんチームに撃破される
13 プラウダ高校 不明 T34-76   戦果なし  結果役場前にてカバさんチームに撃破される
14 プラウダ高校 不明 T34-76   戦果なし  結果役場前にてアリクイさんチームに撃破される
15 プラウダ高校 不明 T34-76   戦果なし  結果夏海立体交差にてカモさんチームに撃破される
16 プラウダ高校 ニーナ KV-2   戦果なし  結果大洗海岸にて自ら横転し自滅

 ここまでが、現時点で把握し得た、大洗を舞台にしたエキシビジョンマッチの概要です。今後、細かい所で間違いがあれぱ修正して、次回以降の巡礼における基本情報の一つとして構築してゆきたいと思います。
 なお、劇場版新キャラクターのパネルは、今回の訪問時にはまだ設置されていませんでしたので、次の機会に見て回って楽しみたいと思います。

 以上にて「ガルパンの聖地・大洗を行く20」のレポートを終わります。

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く20 その9 「焼魚定食です!!」

2015年12月26日 | 大洗巡礼記

 大洗海岸から引き返し、森寅ひもの館の前の分岐を通りました。劇場版に登場した場所の一つで、あんこうチームのⅣ号戦車がプラウダチームのカチューシャとノンナに前後をとられた地点です。右の道からノンナのIS-2が飛び出して前を抑え、砲塔を後ろに旋回させて狙いをつけてくるシーンが印象的でした。


 その前の追撃戦で、プラウダチームが二手に分かれた地点です。Ⅳ号戦車は右に曲がって「あんばいや」の辻を左折し、カチューシャのT34がこれを追いかけましたが、ノンナのIS-2は直進していきました。直前に放たれた砲弾が、上図の「美家古鮨」さんの建物を貫通して、その背後で炸裂していました。


 「肴屋本店」です。プラウダチームのクラーラの搭乗車がここに衝突しかけてギリギリで停止したものの、後続のローズヒップのクルセイダーに追突されて爆発、白旗判定になりました。


 「カジマ」前の信号交差点です。このアングルで、ノンナのIS-2があんこうチームのⅣ号戦車を視界に捉えて牽制の砲撃をしかけましたが、Ⅳ号戦車はかわして右の道に避退しました。


 Ⅳ号戦車は、さらに次の辻へ左折し、IS-2もこれを追いかけましたが、プラウダチームの他の車輛は「カジマ」前をそのまま直進したことが、クラーラのT34の先回りシーンによってうかがえます。


 クラーラの牽制砲撃をかわして路地に逃げたⅣ号戦車は、永町商店街の道に出てまっすぐ曲松方面へ走りました。


 永町の信号交差点です。ここをまっすぐ直進していきました。テレビシリーズの第4話では、左の道から左折して曲松方面に走っていましたね。


 砲撃で破壊されて倒れたのは、この信号でしたかね・・・。ローズヒップのクルセイダーがつまずいてバランスを崩してスピン状態になっていたのも、この信号でしたかね・・・。


 回っているうちに正午に近づきましたので、昼食をいただくべく「和久」に向かいました。海野さんが「昨日はどうも有難うございました」と、にこやかに迎えて下さいました。


 お店のメインメニューの看板です。一般的に、人気の品が上位に書かれる傾向がある、と聞いたことがあります。ここでは海鮮丼が人気ナンバーワンなのでしょうか、と訊ねましたら、そうですよ、とのお答えでした。お客さんの注文が多い順に書き並べている、ということでした。昨晩にいただいた「刺身定食」は4位であるようです。


 昨晩の約束通り、鮭の西京漬けをメインにした「焼魚定食」をいただきました。美味しそうです。こういうのが私は好きです。


 鮭の西京漬けを焼いたものです。海野さんに「関西のお方はあんまりこちらにいらっしゃらないので、味の感想をお願いしたいのですが」と訊ねられ、正直に申し上げました。西京味噌の味が勝ってて、鮭本来の旨味があんまり・・・、と言いましたら、ああやっぱりねえ、という表情をみせて苦笑された海野さんでした。
「やっぱり、漬け過ぎなのかなあ・・・」と。


 こちらも味見して下さい、ということでサービスしていただきました銀鱈の西京漬けです。こちらの味はちょうど良い漬け加減で、やわらかな舌触りでした。逆に言えば、鮭の方は漬けるのに向いていないような気がします。関西でも、鱈の漬け物はたまに見かけますが、鮭の漬け物は、見た記憶がありません。
 そのことを話すと、そうでしょうねえ、と頷いておられた海野さんでした。

 直後に御主人も出てこられ、挨拶を交わして色々とお話を伺いました。大洗の大半の旅館の食材もこちらの丸海商店から卸して納品しているそうなので、私がこれまでに泊まった宿の幾つかでいただいた海鮮料理も、こちらの食材を使っていたことになります。町外へも色々と配達に回りますし、漁港で直接仕入れてそのまま届ける場合もありますし、ということでした。

 昨晩に女将さんと話したガルパン関連の件に話題が移ると、「そういうのはこっちも関心ありますしね、やれと言われたらトコトンやりますよ。商工会であれこれやってるのをずっと横で見てきてますんでね、パネルは当たらなかったんですけれど、それでおしまい、ってことも無いでしょうし。ただ、今までずっとそういうのに関わってませんでしたからねえ、どうやって取り組んだらいいのかはまだ分かりませんし、機会というか流れをみながら少しずつやってみるのもいいかな、とは考えとるんですよ・・・」

 そういえば、「鳥孝」の稲石さんも、最初はそんな感じだったそうです。磯辺典子のパネルを置いたものの、ガルパンブームの初期にはそんなにノリノリでもなく、缶バッジの展示すらやっていなかったことは、私自身が毎月訪ねてよく知っています。ファンからの寄贈品は時々受けていたものの、スタンスとしては一定の距離を置く、という感じがありました。
 それが、いきなり「(一番くじの)フラッグ持ってない?出来たら貰えないかな?」と頼まれ、次の訪問時にフラッグを寄贈しました。それは現在も店内天井に貼られてありますが、その頃から缶バッジの展示もやり出して、急速にノリノリになってきたのでした。
 一過性のブームに終わると予想していたガルパンのムーブメントが、意外にも長続きしていきそうなので、商工会のムードに合わせて方針を変更したのだが、やってみるとなかなか楽しいもんだねえ、と稲石さん自身も語っておられました。

 そういった経緯などを話すと、「そのへんはよう見て知ってますよ。ウチもここの店舗は夏に初めたばっかりなんで、取り組むとしたらこれからでしょうねえ」と頷いておられた海野さんでした。
 ですが、来店されるお客さんは、地元の一般の方々ばかりでした。次から次へと入ってきて、あっという間に満席になりましたので、流行っているお店だというのが実感出来ました。ガルパン巡礼らしき人は全く見かけませんでした。
 そのほうが、実は良いのかもしれないな、と思いました。ガルパン要素を濃厚に持ったことにより、従来の一般客が離れて行ってしまったお店、というのがかなりあることを聞いているからです。その点に関しても海野さんは承知しておられるようで、色々ありますよ、と笑っておられました。

 ともあれ、「和久」の海鮮料理は個人的に好きになりました。次回以降の訪問で必ず立ち寄ることに決めた次第です。 (続く)

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黒森峰女学園 エレファント 作ります!! その6

2015年12月25日 | ガルパン模型制作記

 ステップ9では、ホイールつまり転輪を取り付けますが、既にステップ8の続きにて実施済みです。ステップ10は、連結式履帯の組み立てガイドとなっています。図に合わせてパーツを組んでゆけば、楽に組み立てられるようになっています。


 この段階でステップ9は完了していました。


 転輪は、すべて軸部が突出した形で、劇中車独特の形状を再現してあります。ガルパンのエレファントとして、実在の車輛との差別化を図ったポイントの最たるものと思われます。


 連結式履帯の組み立てに取り掛かりました。ずっとベルト式の履帯パーツを利用していましたので、連結式のパーツを組むのは今回が初めてでした。何事も経験だ、と思ってやってみた次第です。


 組み立てガイド図の上にパーツを置いて、図に従ってパーツを接着してゆくと、思ったよりも簡単に上図の状態に組み上がりました。


 ステップ11は、連結式履帯の組み立てガイドの見取り図となっています。起動輪や誘導輪に組み付けた状態で車体に取り付ける、という指示になっていますが、仮組みしてみると、その方法は実際にはかなり難しいのでした。あちこちにつっかえてうまくはまらないのでした。


 そこで、起動輪や誘導輪を組み付けずに、履帯と別々にセットして、それから組み合わせる、というやり方で試してみました。すると、すんなりと上図のように仮組みも出来ました。


 履帯を組み立てた時の接着剤がまだ固まらないうちに、仮組みを行なって履帯の形を整え、その状態で一日置いて乾燥させました。翌日に、いったん履帯と起動輪と誘導輪とを取り外しました。これらは、塗装後に正式に接着する予定です。


 ステップ12では、車体各所の小部品などを取り付けます。ガルパン仕様への工作ポイントは五つあります。またA9とB2は不要です。


 劇中のワンシーンを見ると、パーツA26の取り付け位置が、右側のみ異なっています。劇中車は左右のA26の取り付け位置が対称になっています。


 続いて背面の状況を見ましょう。予備履帯は三枚で構成されています。バックランプB14の取り付け位置は、キット指示よりも上にあります。後部牽引ホールドは、突起を内側にして取り付けます。ジャッキ台の留め帯と留め金具の形状がキットパーツB27と異なります。


 以上の情報をふまえて、組み立てにかかるべくパーツを切り出しました。


 右側フェンダー上に置かれるB2は不要なので、その取り付け穴を埋めました。


 予備履帯はE1、E2、E1、の三枚で作りました。ジャッキはハンドルB21を斜めに取り付けました。仮組みの際に上の整流版に少しつっかえることが判明したからです。


 パーツA26を取り付けました。右側のパーツの取り付け位置は、キットの指示では黄円内ですが、劇中車では赤円内の位置になります。元の取り付け穴は埋め、A26の形状も劇中車に合わせて軸を短く調整しました。


 バックランプの取り付け位置は、キットでは上図のような状態です。劇中車よりも下の位置につきます。これを修正します。


 修正後の状態です。基部のモールドを丁寧に削り取り、プラ材でコードカバーを延長し、劇中車と同じ位置に基部モールドおよびB14を取り付けました。B14も、劇中車の形に合わせて少し形を調整しました。


 ジャッキ台のパーツB27です。留め帯が横についていますが、劇中車では縦についています。


 横の帯を削り取り、プラ材で縦の留め帯および固定金具を再現しました。


 車体に取り付けました。


 予備履帯は、劇中車では上端の軸に引っ掛けてセットしてありますので、上端にプラ材で軸を追加しました。左右につけましたが、後で中央にもつけました。


 予備履帯を仮組みしてみたところ、劇中車のそれよりも下の位置になることが分かりました。再計測の結果、ステップで取り付けた掛け具G1の位置が正しくないことが判明しました。キットの取り付け指示よりも約3ミリ上に移動して取り付けるのがガルパン仕様でした。
 そこで、掛け具G1を丁寧に剥がして、約3ミリ上に移動しました。


 再び予備履帯を仮組みして、劇中車と同じ状態にセットされたのを確認しました。上図のように、予備履帯の真ん中の一枚が、背面中央の薬莢排出口と同じ高さにくるのがガルパン仕様です。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く20 その8 「神社と海岸です!!」

2015年12月24日 | 大洗巡礼記

 大洗磯前神社の石段上の鳥居です。ここであんこうチームのⅣ号戦車がいったん停止しています。


 このアングルで、神社の幣門をバックにした西住みほが左右を見回して、これからとるべきコースを見定めていました。


 そして、この参道石段を下まで降りていった訳です。追いかけてきたカチューシャとノンナも同様に石段を降りていきましたが、石段の上をガタガタと降りると振動がものすごいでしょうね・・・。
 実際には上図のように、石段中央に手摺が設けられていますが、劇中では戦車が降りてゆくために手摺は存在していません。


 ひとまず、神前に進んで参拝しました。


 奉納ガルパン絵馬も、相変わらず新しいのが増えているようです。


 ネット上でも見かけるガルパン関連の漫画家たちの奉納絵馬も次々に追加されているようです。


 私の絵馬も、まだありました。一番奥に隠れていますが、そのためにかえって保存状態がよいです。風雨にさらされると表面が褪せて木肌も変色し、最終的には灰色っぽくなりますが、私の絵馬はそこまで劣化していません。


 ガルパン大絵馬も、全体的に白っぽくなっています。太陽の光を受けて印刷面の色褪せが進んでいます。


 テレビシリーズでも劇場版でも登場する自動車用参道の坂道です。劇場版に出てくる、山の中腹の木造校舎は、この坂道の先にあるという設定になっているようです。
 実際に坂道を進めば、神社の参拝駐車場の横を通って、赤い橋まで行けますが、劇中設定では途中の分岐で右折して登る山道があり、その先に木造校舎があるということになっています。距離的にはそんなに離れていないのか、サンダースのC5ギャラクシーが預かった戦車を届けにやってきたとき、大洗チームの面々は校舎から走り出して、赤い橋のところまで降りています。


 大洗ホテル前の、神社参道への分岐です。ここであんこうチームはプラウダチームのカチューシャとノンナに前後をとられて挟撃されそうになり、間一髪で神社参道へ斜めに逃げ上がる訳です。実際の街路をそのまま利用して、数々の緊迫シーンをうまく構成していますね。


 大洗海岸に入る地点です。ダージリンのフラッグ車が左右から大洗チームの面々に追撃されてここから海岸の砂浜に進んでいきます。これを、夏海立体交差からバイパスを東進してきたカメ、カモ、アリクイが、アウトレット方面からアヒルと知波単の九五式が、そして神社石段を降りたあんこうチームが追いかける形で合流を果たしています。


 ダージリンのフラッグ車を追撃した諸車のうち、アヒルの八九式と知波単の九五式は、上図の堤防を乗り越えて砂浜にジャンプしていましたね・・・。写っている自転車は、今回の滞在中に利用したエノキザワさんのレンタサイクルです。


 この砂浜を、アクアワールド駐車場横まで進んでいったわけです。今回のスポット巡りは、大洗海岸までにしていますが、アクアワールド駐車場の辺りはよく知っていますから、行かなくても分かります。大洗チームがいったん挟み撃ちにされる場面で、プラウダチームの二輌が陣取る半円形の場所も、そのまま劇中に登場しています。


 この辺りの海岸で、プラウダチームのKV-2が待ち伏せして海面から姿を現したわけです。


 で、大洗チームのアヒルがカツンとお見舞いし、KV-2が応射しましたが、大きく外れて上図の大洗ホテルの東館の建物に命中、爆砕してしまいます。


 KV-2は、ダージリンのフラッグ車を追撃してゆく大洗チームをさらに砲撃しますが、一回目よりも大きく外れて上図のシーサイドホテルの建物を吹っ飛ばしました。わざと当てているとしか思えないような、照準の取り方が笑いを誘います。
 他のアニメでこういう風に実在の建物を破壊したりすると、クレームがつくのが普通なようです。ガルパンだから出来る、独特の見せ場ですね。 (続く)
コメント (7)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く20 その7 「劇場版の舞台を回ります!!」

2015年12月23日 | 大洗巡礼記

 三日目は、天気予報の通りに快晴となりました。予定通りに劇場版登場スポット巡りを実施すべく宿を出発し、まずは大洗駅に向かいました。スタンプラリーの残りスタンプが、大洗駅のインフォメーションに設置されているからです。


 大洗駅のインフォメーションは、相変わらずのガルパンコーナーです。ガルパンブームの前はどのような様子であったのか、知りたくなりますね・・・。


 駅前から大貫商店街へ直行する新道計画地を見ました。遺跡発掘調査が進んでいました。現地は、弥生時代の集落遺跡および古墳時代前期以降の集落遺跡が重複する「髭釜遺跡」に隣接するエリアなので、検出されていた多数のピットや土壙は、同時期の竪穴式住居の遺構とみられます。

 範囲が広い遺跡群なので、遺構を検出した場合はその下の地層内に古い遺構が存在する可能性が高いです。大体の場合はトレンチを入れて遺構および遺物包含層の有無を確認することになりますが、今回見学した範囲ではトレンチが見当たりませんでした。道路敷設工事のスケジュールに影響しないよう、現在の遺構面を記録保存する、といった形で急いで調査を終える必要があるのかもしれません。


 大貫商店街から北に入ったところに、劇場版で登場する道路および宅地があります。あんこうチームのⅣ号戦車がこの道を向こうへ走り、次の辻で左折してレストラン「おか亭」の方向へ行きます。これを聖グロリアーナ女学院チームのクルセイダー隊が追撃してゆくわけです。


 前述の遺跡発掘調査地から続く新道計画地の南端です。かなり広い道路であることが予想されます。数年早く出来ていたら、ガルパンの劇中にも登場したかもしれませんね。


 大勘荘の前に来ました。劇場版で登場したスポットの一つです。ウサギさんチームのM3リーがノンナに撃破されて横転し、上画像の大勘荘の立て看板に激突してなぎ倒したわけです。


 ウサギさんチームのM3リーは、重戦車キラーの任務に燃えて、上画像の右側に見える、壁に穴があけられている民家の手前の空き地にて待ち伏せし、相手チームの戦車部隊をやり過ごしたのち、ノンナのIS-2に体当たりして進撃を阻止しようと試みましたが、ノンナの一撃をくらって、はるか向こうに見える大勘荘の敷地前まで吹っ飛ばされたわけです。


 上画像は、掘割集会所の北側の掘割端の道路です。ここであんこうチームのⅣ号戦車は聖グロリアーナチームとプラウダ高校チームの戦車隊に挟撃されそうになり、カモさんチームのB1bisを先行させてクルセイダー隊を体当たりで止めさせます。その後、上画像手前の分岐に進んで、ダージリンのチャーチルと撃ち合うわけです。


 劇場版では芝生と広い道路になっていますが、実際の風景はこんな感じです。掘割の横ですが、戦車が撃破されて掘割に落ちる、というようなシーンはありませんでしたね。


 掘割集会所の横の道路です。クルセイダー隊が疾駆したルートであり、掘割横での挟撃を脱したあんこうチームのⅣ号戦車がこの道に入って、ダージリンのチャーチルとすれ違いつつ、撃ち合うわけです。その後に集会所の横を通って離脱するシーンがありますが、それからどうやって大洗駅の脇まで移動したかは、劇中では描かれていません。
 また、カモさんチームとカバさんチームは掘割に沿って直進しており、それからどのルートを通ったのかは劇中では描かれていませんが、結果的には役場前の脇道に移動しています。カモさんチームに体当たり阻止されたクルセイダー隊は、その後、ココストア辻の交差点へ南から向かってあんこうチームを捉えんとしますが、掘割の道からどうやって回り込んだのかは不明です。


 県道2号線バイパスは、ゴルフ場での戦闘から離脱して移動する大洗&知波単チームと、それを追いかける相手チームの進撃ルートになっていました。薬局の看板や街並みもそのまま登場しています。この道を通って、前述の掘割端での挟撃戦に移行したわけです。


 ホームセンター「セイブ」前の交差点です。右手にはかつての水浜電車の軌道跡が続きます。ゴルフ場での戦闘から離脱して移動する大洗&知波単チームと、それを追いかける相手チームの進撃ルートの一つです。劇中では、交差点で大洗チームのウサギ、カメ、レオポンの三チームが上画像手前に曲がって廃線跡の道に入りますが、相手チームは全車が県道2号線バイパスへ進んでいきました。


 劇場版に登場する赤い橋です。学園艦退去後に転校先が決まるまで待機生活をすることになった山の校舎へと続く道に繋がる橋として登場しています。サンダース大学附属高校のC5ギャラクシーがこの橋の上を飛び越えて、預かっていた戦車をパラシュート降下させました。


 サンダース大学附属高校のC5ギャラクシーより、パラシュートで投下された大洗チームの戦車八輌が、左側の道路にずらっと並んだわけです。景色もそのままなので、見ていると劇中シーンがリアルに思い出されて楽しいです。 (続く)

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黒森峰女学園 エレファント 作ります!! その5

2015年12月22日 | ガルパン模型制作記

 ステップ6では、整流板など、車体背面の各部品を取り付けます。ガルパン仕様への工作は、三ヵ所にあります。


 劇中のワンシーンを御覧下さい。車体背面右上隅につくアンテナの基部がみえます。キットでは省略されていて該当パーツが見当たりませんので、ジャンクパーツなどを用いて自作するしかありません。
 車体下部に取り付けられる雑具箱の表面はフラットです。キットのパーツB42には、X字形のモールドがついていますので削り取る必要があります。


 また、雑具箱の留め金具は、キットのモールドよりも細長いです。排熱口カバー側面のパーツB36、B37にはないヒンジ状の突起が劇中車にはあります。


 以上をふまえて、組み立てに取り掛かりました。上図は雑具箱B42、排熱口カバーのパーツ4個です。


 雑具箱B42には、X字形のモールドがついています。これが劇中車にはありません。留め金具のモールドも小さくて目立たない感じです。


 X字形のモールドおよび留め金具のモールドの大半を削り取りました。


 プラ板で留め金具を適当に作り、排熱口カバー側面のパーツB36、B37にヒンジ状突起を再現しました。


 小さな部品を全て切り出しした。これらは組み立てガイドの指示通りに取り付けました。


 取り付けが終わった状態です。


 アンテナ基部は、キットでは省略されていて、基台のC5のみを取り付けるだけになっています。


 ジャンクパーツから適当な部品を持ってきて、それらしく自作しました。


 ステップ7では、足回りのサスペンションやホイールなどを組み立てます。前述のようにホイールは劇中車の形状に合わせてA13を12個揃えていますので、A14は不要です。


 サスペンションを組み立ててゆきました。


 組み立てガイドの指示通りに組むと、サスペンションは可動状態になります。可動状態でも良いのですが、足回りが安定しませんので、全て接着して固定しても良いだろうと考えました。


 車輪類のパーツを全て並べました。


 車輪類の組み立てが終わりました。


 ステップ8では、組み立てたサスペンションやホイールを車体に取り付けます。組み立てガイドの指示通りに進めました。


 サスペンションを取り付けました。


 車輪類を全て取り付けました。接着せず、ポリキャップによるはめ込み式ですので、取り外す事も出来ます。このキットの履帯は連結式で組みますので、起動輪や誘導輪などが自在に取り外せるのは有難いです。履帯を組み付ける時と、装着する時には、起動輪および誘導輪に巻きつけた状態で行なうことになるでしょう。 (続く)

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黒森峰女学園 エレファント 作ります!! その4

2015年12月21日 | ガルパン模型制作記

 ステップ5では、左右のフェンダーを取り付けます。ガルパン仕様への工作ポイントが幾つかありますので、公式設定資料図や劇中ワンシーンなどにて、順に紹介してゆきましょう。


 まずは公式設定資料図を御覧下さい。赤枠内の斜めの棒状のものは雨樋です。その両端が下に折れ曲がっています。キットのパーツG2は真っ直ぐなので、片方の端を曲げる必要があります。
 二つの黄枠内にはワイヤーロープの留め具があります。キットのパーツA1にあたりますが、取り付け位置が少し異なります。白円は、キットパーツのG19およびG20にモールドされているステーの位置ですが、劇中車にはステーがありませんので、削り取ります。
 また、フェンダー上面はガルパン戦車の例にもれずツルツルです。実際の車輛にみられる滑り止めが省略されているためです。これまで作った他車輛のキットでは、滑り止めモールドはそのままにしてきましたが、今回は気合を入れてツルツルに均してゆきます。


 ワンシーンで前部の様子を見ますと、左右フェンダーの前部がヒンジ部より外されているのが分かります。キットのパーツのG21、G22においてヒンジ部より前をカットする必要があります。


 続いて、車体前部の二ヶ所の赤円内の四角のパーツは、キットのパーツA3に該当しますが、取り付け位置が約1ミリほど後ろにずれます。


 以上の情報をふまえて、ガルパン仕様への修正に取り掛かりました。上図は作業前の状態です。


 戦闘室前面の雨樋のパーツG2を、一方の端を約4ミリ折り曲げて取り付けました。上図では向かって左側のパーツを取り付け終えています。右側のパーツは右脇に原状のままで置いてあります。


 右側のパーツも、同じように一方の端を約4ミリ折り曲げて取り付けました。これで雨樋の改造は完了です。


 左右フェンダーのパーツを全て切り出して並べました。幾つかのパーツを組み合わせる形ですが、表面の滑り止めモールドを削り取るには、このような分割式パーツの方が都合が良いです。


 各パーツの表面の滑り止めモールドを削り取って、劇中車と同じようにツルツルにしました。


 左右フェンダーの前部にあたるG21、G22です。


 劇中車の形状にあわせて、ヒンジ部より前をカットしました。フェンダーピンのモールドを削ってしまわないように注意しながら、慎重に工作しました。その後、表面の滑り止めモールドを削り取りました。


 左右フェンダーのパーツを、組み立てガイドの指示通りに車体に一度仮組みし、パーツの合いをチェックしました。異状が無かったので、後でフェンダー後部パーツG19、G20のステーのモールドを削り取りました。


 車体やフェンダー上に取り付ける小部品を全て切り出しました。


 ワイヤーロープ留め具のA1は、キットの指示位置よりも下にずらしてフェンダー面にくっつけました。


 左右フェンダー部の組み立てが完了しました。


 最後に、車体前部の二ヶ所の四角のパーツA3を、キットの指示位置より約1ミリ後ろにずらして取り付けました。以上で、ステップ5の工程が終わりました。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く20 その6 「刺身定食とガーリックオムライスです!!」

2015年12月20日 | 大洗巡礼記

 完全に晴れて雨の心配も無くなりましたので、宿に預けてあった自転車を出して街中に繰り出しました。もう夕方に近くなっていましたが、まだ昼食もとっておらず、那珂湊で少し食べ歩きしただけでしたので、とりあえずどこかで食事しよう、と思いました。


 永町商店街を走りました。ここも劇場版に登場しましたが、テレビシリーズの時よりも長い範囲が出ていて、永町商店街の街路のほとんどにわたっていました。


 鳥孝に立ち寄り、水戸アニメイトの一番くじの賞品色紙を寄贈しました。店主の稲石さんと雑談をするなかで、おすすめの食事処ありませんか、と聞きましたら、「この近くにさ、最近に俺の同級生の家がやってる店が出来てんだ、味は保証するよ、行ってきたらどう」と勧められました。
 場所と店名を聞くと、役場の東の「和久」でした。早速そこへ行くことにしました。


 途中で肴屋本店の前を右へ曲がりました。このお店も劇場版に登場しています。


 「和久」に着きました。役場の東、文化センターの北側にあたる位置です。劇場版に登場した場所のすぐ横ですので、今後はガルパン巡礼の立ち寄りも多くなるだろうな、と思いました。


 店内に進んで、鳥孝さんの紹介で来ました、と挨拶すると、女将さんの海野さんがにこやかに迎え出てくれました。食事をしたいのですが、と言うと左側の食事席に案内されました。メニューをみながらお店の由来も教えていただきました。何がお勧めですか、と訊ねると、海鮮ものなら何でも、ということでしたので、「お刺身定食」を注文しました。


 これが「お刺身定食」です。こういうのが私は大好きです。


 お刺身を大洗での外食でいただくのは、実は今回が初めてでした。今までにあちこちの宿に泊まって夕食でいただくことが多かったからです。これまで、個人的には那珂湊の「こけらや」の刺身が私の中ではトップで、大洗には無かったのですが、今回の「和久」の刺身がその思いを完全に覆しました。旨い、の一言に尽きました。
 大洗でもこんなに美味しい刺身がいただけるのか、と感動しつつ、ゆっくりと味わいました。


 鯛のつみれ入りのお吸い物です。これまた素晴らしくまろやかな味で、私の好みでした。これでこちらのお店のファンになる、と決めました。
 女将さんとは、その後も色々とお話をして、閉店時間の19時を過ぎてもガルパンブーム関連の話題で盛り上がりました。お店もまだ出来たばかりで、海産物販売もやっているので、食事処とどちらをメインにしようか迷ってるの、と笑いながら話していました。

「うちはこれまでずうっと水産品の卸問屋でしたの、丸海商店といってねえ。この夏からこちらに店舗建てて、とりあえずは和食レストランということでやってますけど、まあ、海鮮料理がメインですので」
「正面は販売コーナーのようですが、惣菜とかも扱われるのでしょうか」
「ええ、こちらの品々なんですけど・・・」
「ああ、魚の西京漬けですか。これは鮭ですね。こちらは鱈ですか?」
「ええ、銀鱈です、こちらは烏賊、明太子です」
「どれもこれも美味しそうですねえ、実は私は魚が好物でして・・・」
「星野さんは、どれがお好きなんですか?」
「鮭なんです。ほとんど毎日食べてますからねえ、こちらの鮭もいっぺん焼魚とかで食べてみたいですねえ」
「それでしたら、明日またお越しいただければ、メニューの焼魚定食でお出しいたしますよ」
「あっ、食べさせていたたけるですか、それは素晴らしい。明日まで滞在しますんで、お昼を食べに行きます」
「どうぞどうぞ」

 海野さんは、昨今のガルパンブームにも関心があるようで、商店街の各店舗のガルパンコーナーやグッズに関しては「ガルパンのグッズって色々あるみたいだけど、あれみんなどうして店に飾ってるのかなあ」とか、「ああいうコーナーって作ったらどうなるのかねえ」とか、不思議そうに言いました。ガルパンさんも街中で見かけるけど、ああいう皆さんはどういうふうにこの街を観光されてるんでしょうねえ、と問いかけてきました。

「ガルパン巡礼の方は、こちらのお店にはいらっしゃらないのですか?」
「あんまり、ね。それらしいのがたまーに来られるんですけど、ガルパンさんかどうかは分かりませんのでねえ、一般の方々のほうは結構いらっしゃいますけどね」

 それはそうだろうな、と納得しました。新規開店からまだ間もなく、ガルパン要素も全くありませんから、大洗では「一般のお店」という認識にとどまるでしょう。むしろ地元の住民が常に利用する定食屋さんとして人気を呼びはじめているようなので、蕎麦屋でいうと「武山」と似たようなポジションにおさまるのではないかな、と感じました。
 ガルパン巡礼の多くは、蕎麦屋ならば商店街ルートに位置する「大進」や「常陸屋」の方へ行く傾向があります。海鮮料理ならば「栗崎屋」や「寿々翔」などへ行く方が多いと聞きます。いずれのお店も、ガルパンパネルの設置店舗だからでしょう。

「まあ、大洗もガルパンで賑わってるので、今度のパネルの抽選会にも呼ばれたんですよ」
「えっ、劇場版の新キャラクターのあれですか」
「ええ、商工会からお誘いもありましたので、ああいうパネル、無いよりは有ったほうがいいかなあ、と思って一応抽選に行きましたけれど、でも外れましたの。アハハハハ」
「それは、残念でしたねえ」
「いえ、残念っていうか、正直言ってよく分からないのよ、ガルパンのブームとかね。パネル置いたら何がどうなるの、っていうことも全然分かりませんのでねえ、映画が、劇場が、ってみんな騒いでますけれど、それでずうっと続くのかな、って思いますし。ガルパンに入ったら入ったで、訳わかんなくなりそうですし」
「訳分かんなくなる、ってのは分かります。私もそう思う時が時々ありますので」
「でしょ?この前なんか、ガルパンのキャラクターのぬいぐるみみたいなのをかぶって歩いてる変なのが居たの。中は男の方なのに、ガルパンのキャラクターの恰好して、あちこちで写真撮ってたりなんかしててね、あれ何だろうな、ああいうのがガルパンさんなのかな、ってねえ。ああいうの、初めてみたんですけど、訳分かんなかったですねえ」

 いちいちごもっともでありました。これがガルパンブームに対する、大洗の住民一般の平均的な捉え方なのだろうな、と納得しました。
 それで、もしこちらでガルパンブームにあやかって色々仕掛けるんであれば、鳥孝の稲石さんにまず相談して、商工会にきちっと連絡とればいいと思いますよ、と話しましたら、ああそれでしたら問題無いです、主人が商工会の理事やってますので、と笑いながら教えてくれました。
 その御主人とは、翌日の昼食時にお会いして色々と詳しい話をうかがうことになります。


 ことのほか長居をしてしまい、非礼を詫びて退出しました。海野さんは「明日またお越し下さい」と笑顔で送り出して下さいました。
 会話で盛り上がった後は、妙に空腹感が込み上げてきました。昼食を遅くとっただけに過ぎないので、よしこれから夕食だ、と決めて「しゅんさい」に行きました。大洗で夜の食事をゆっくりといただけるお店は、そんなにありませんので、素泊まりの時はこちらでいただく機会が多くなっています。


 今回は、新メニューの「ガーリックオムライス」をいただきました。劇場版新キャラクターの島田愛里寿のパネルがこちらに設置されることを「大洗フィーベル」で知りましたので、話を伺いました。こちらのお店も商工会からの連絡を受けて抽選会に参加し、見事に当たったのだそうです。
 しかし、これまでの昼間の営業を止めて夜間のみの営業にしているそうなので、昼間のガルパンスポット巡りでは利用出来ないことになります。宿泊滞在にて素泊まりのケースでなければ、なかなかいく機会が得られないのではないか、と思いまして、そのことを話しましたら、「そうなんですよねえ、今まで昼もやってましたけど、お客さんがあんまりありませんでしたし、もともと居酒屋でやる積りでしたから、最初は夜だけにしようというのはあったんですよ」と応じてきました。

「でも今度のパネルのキャラクター、なんか凄い人気が出るぞ、っていうのを聞かされてますので、これから大変かもしれません。昼間も必ず外に飾ってくれ、言われてますけど、お店は休みで、パネルだけ出すっていうのも、どうなんだろうな、って・・・」
「それは心配無いですよ、パネルが見られればオーケー、というファンが殆どですから。パネルを写真に撮るのが目的で来てる人が大部分ですから、お店が休みなのは構わないんですよ。パネルが出てないと、そっちの方で苦情や文句を言われたりするそうです」
「そうなんですよねえ、商工会にそのこと言われたんですよ。うちは戸口が桟組みでガラスも曇りガラスなんで、内側にパネル置いても見えない。じゃあ、二階の窓に貼りつけるとかして、とにかく外から見えるようにしてくれ、とかね」
「大変ですねえ」
「ほんと、大変ですよ」
 そう言って苦笑しておられた若女将さんでした。


 宿には、20時過ぎに戻りました。建物の前にある町有の園地の木には、上図のようにクリスマスツリー仕様の電飾が設けられて、ブルーとホワイトの二色の組み合わせで冬の季節感を演出していました。
 宿の主人の話では、場所的にちょうど大洗町の水戸からの玄関口にあたるので、宣伝の意味も兼ねて園地に色々と飾り付けをする時がある、ということです。


 夜中に一度外に出て、向かいのセブンイレブンで飲み物などを買いました。その際に撮影した、大和旅館の夜の景色です。


 今回の「那珂湊ほのぼの作戦2」の成果です。カード4枚が2セット、特典の缶バッジが2個です。缶バッジのキャラクターは、前回は河西忍と佐々木あけびでしたが、今回は澤梓と宇津木優季でした。


 二日目の夜の時点での、ガルパン缶バッジの全部です。33個になっていました。
 右上の大きなサイズの武部沙織デザインバッジは、あるお店で雑談をした際に貰いました。初めてみるバッジでしたので、由来を問うと、まいわい市場でるるぶ刊行のガルパン巡礼ガイドを購入した際に特典としてつくものである、と教えられました。他にも色んなデザインがある、ということですが、ガルパン巡礼ガイドの表紙を飾っているあんこうチームの5人を一人ずつデザインしているのでしょう。 (続く)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く20 その5 「那珂湊から大洗に戻ります!!」

2015年12月19日 | 大洗巡礼記

 水戸アニメイトを出て水戸駅に戻った頃、降り続いていた雨が止みました。天気はこれから回復に向かうものと予想し、計画通りに午後からは「那珂湊ほのぼの作戦2」を楽しむことにしました。前回は那珂湊駅のレンタサイクルを利用してササッと回りましたが、今回は徒歩でのんびり歩いて街中の雰囲気を楽しむ積りでした。

 勝田駅でひたちなか海浜鉄道のホームに移動すると、既に列車が停まっていました。懐かしい旧三木鉄道のミキ300形でした。これに乗るのは今回が初めてでした。ひたちなか海浜鉄道には何度か乗っていますが、乗る度に車輛が異なるので、同じ車輌に二度乗ったことがあったかなあ、と記憶をまさぐりました。


 車体の塗装も車番も三木鉄道時代のままです。ミキ300形は3輌があって、1輌は岐阜県の樽見鉄道、1輌は兵庫県の北条鉄道に譲渡されましたが、いずれも車体カラーを変更したりしているので、こちらのオリジナル塗装のままの車輛はとても貴重です。


 今回の「那珂湊ほのぼの作戦2」では徒歩で6店舗を回りました。写真は上図の安藤肉店でのものが唯一です。小雨が降っていたので写真撮影を諦めたからです。そして前回と同じように澤梓、宇津木優季、河西忍、佐々木あけびの四人のカードを二枚ずつゲットすることにしました。一ヵ所のお店で200円以上購入すれば、カードが一枚貰えるのシステムです。
 ですが、前回の作戦時に二ヵ所のお店で500円以上の買い物をして、それに対するサービスとしてカードをもう一枚いただいた経緯があります。それで今回も同じ二ヵ所のお店で500円以上の買い物をしまして、カードを追加サービスも加えて二枚ずつ頂戴しました。残る二人のカードは四ヶ所を回ってゲットしました。

 那珂湊のグルメは、大洗とは異なった種類と魅力があります。クレープ、マドレーヌ、イチゴダッペ、焼きそば、ハンバーガー、モナカアイス、と女性にも人気の品が多いです。しかも味覚的にはさっぱり系が多いので食べやすいです。「那珂湊ほのぼの作戦2」に参画していないお店にも、魅力的な商品が色々とありますので、ガルパン要素抜きでも食べ歩きが楽しめる街です。


 那珂湊駅に戻るまでの所要時間は、約2時間でした。時折小雨に降られましたので、傘を携えての徒歩は正解でした。大洗と違ってイベントエリアが広くないので、隅から隅まで歩いても20分ぐらいで済みます。食べ歩き散策の範囲としてはこれぐらいが妥当です。逆に言うと、大洗の方が各商店街を全て含むので範囲が広すぎるほどになっているのです。


 駅舎内に置かれる案内イラストマップを見ても、那珂湊の街並みがほぼ方形にまとまっていることが分かります。海岸線に沿って細長く伸びるのではなく、主要幹線路を軸として街並みを計画的に形成した歴史が中世戦国期から続いていたことが伺えます。江戸期は水戸藩の施政下にありましたので、藩別邸の城下町としての色彩も加わって街路は碁盤目のように整備されたところもあります。
 大洗のほうは、海岸線沿いの村落としての形態のままで現在の市街地の様相につながっているため、街区の集約化、機能の集中化というプロセスが那珂湊に比べてさほどに徹底されなかった面があるようです。


 那珂湊駅からバスで大洗に戻る予定でしたが、バスの時刻まで間があったので、各店舗で買い求めたマドレーヌや串団子、アイスなどを食べてのんびりと過ごしました。そうこうしているうちに、次第に空が明るくなって、雲の切れ目に青空が見え始めました。


 駅前のバス停から、大洗経由で水戸駅に向かうバスに乗りました。その直前に、別方向へ向かうバスがありましたが、ガルパンラッピングバスの4号車でした。


 バスに乗り、海門橋を渡りました。


 那珂川河口に白波が立っていましたので、鹿島灘は少し荒れ気味であったようです。


 大洗磯前神社の大鳥居をくぐる頃には、にわかに晴れだしてきました。


 大洗駅入口のバス停で降りて、いったん宿の大和旅館に荷物を預けに寄った時には、天気が回復して青空が広がり始めていました。


 宿の玄関口で、ふと横を見て、Ⅳ号戦車D型改(F2型仕様)のパネルがあるのに気付きました。そうだった、ここの旅館はガルパン戦車パネルの設置施設の一つだったっけ、と思い出しました。
 キャラクターパネルに比べれば、戦車パネルはどうしても地味なので、存在をすっかり忘れてしまっているところが少なくありません。どの戦車のパネルがどのお店にあるか、ということすら、今でははっきりと思い出せないくらいです。 (続く)

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黒森峰女学園 エレファント 作ります!! その3

2015年12月18日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3では、コンバットルームの組み立てを進めます。ガルパン仕様への改造および修正箇所は、車体パーツFにおいて3つあります。そのうちの2つは、キットのモールドが劇中車と異なっています。


 改造および修正前の状態です。天板のほぼ中央に位置するベンチレーターは、方形の保護板で囲まれますが、その向きが劇中車と異なります。その左右にある突起も劇中車にはありません。
 さらに上図下にみえる四つのヒンジの向きが、劇中車では逆になっています。


 ワンシーンにて劇中車の形状を御覧下さい。黄枠内に示すように、ベンチレーターの方形保護板の向きが異なります。そして赤枠内に示すように、四つのヒンジの向きが、キットパーツのモールドと逆になっています。本来は有り得ない表現ですが、これもガルパン特有の謎仕様の一つでしょう。


 以上をふまえて、ベンチレーターを方形保護板ごと切り離し、左右の突起も削り取りました。パーツの厚みがけっこうありますので、丁寧に切り離すのに一苦労しました。切り取った後には円形の穴が出来ましたので、プラ板で塞ぎ、パテを塗って埋めました。


 パテが乾くまでの間に、四つのヒンジの向きの修正を行なうことにしました。上図は修正前の状態です。


 四つのヒンジを丁寧に切り離しました。が、薄いパーツになり、形がつぶれたりしたので、そのまま付け替えると外見が雑になると思いました。


 そこで、プラ材を適当にカットして形を似せたものを作り、それを貼り付けました。


 横からみるとこんな感じでした。その後、ヤスって整形しました。


 切り離したベンチレーターおよび方形保護板を、パテをヤスって均したあとに劇中車の向きに合わせて取り付けました。元の位置よりも1ミリほどずれるので、公式設定資料図や劇中シーンなどを参考にしながら、ローダースハッチとの位置関係を確かめて取り付けました。そのために、ローダーズハッチのC30およびC31を仮組みしておいて、ベンチレーターおよび方形保護板の取り付け位置を決めました。


 車体側面前端にモールドされている3個の丸いボルトが、溶接痕を埋める修正によって目立たなくなっていたので、メリハリを付けるためにランナーを薄くスライスしたものを貼り付けました。
 以上で、車体パーツFにおける諸々の改造および修正が終わりました。


 あとは、組み立てガイドの指示通りに組み立ててゆきました。


 砲身はポリキャップ使用によって上下左右に動きます。組み立てにおいて接着を必要としない箇所もありますので、注意しながら組み立てました。


 砲身基部の組み付けが終わりました。


 続いて背面の組み立てに移りました。


 背面の組み立てが終わりました。劇中で丸山紗希が「薬莢、捨てるとこ」と指摘していたシーンが鮮やかに思い出されます。あの一言だけで主役クラスに劣らない人気者になったのですから、大したものです。


 ステップ4では、上下の車体パーツを貼り合わせます。A11は本来は兵士のパーツを取り付けるためのものですが、私の制作では「にいてんご」等のキャラクターフィギュアを乗せるのに役立っています。キットでは左側のハッチ内につけますが、右側のハッチ内にも同じものがあった方が、複数のキャラクターフィギュアを乗せて楽しむのに良いだろうと思い、キットの不要パーツA5を使ってA11と同じように内部に取り付けました。


 A11およびA5の取り付け状況です。A5の方が長いので、適当にカットして調整しました。


 ステップ4の工程が完了しました。一気にエレファント独特の車体形状が組み上がりました。車輪類をつければ完成が近いように思えますが、次のステップ以降においても数々のガルパン仕様への工作が加わります。劇中での登場シーンが少ないため、見落としがちなポイントも少なくないですが、可能な限り再現を試みる方針でした。 (続く)
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黒森峰女学園 エレファント 作ります!! その2

2015年12月17日 | ガルパン模型制作記

 ステップ1では、フロントアーマーつまり前部装甲部を組み立てます。ガイドの指示通りに進めますが、その前に車体下部パーツのDの各所にモールドされている溶接痕を消す必要がありますので、その修正作業から始めました。


 ワンシーンにて劇中車の様子を御覧下さい。車体上部と同じように、下部にも溶接痕や合わせ目がまったく存在しないのが分かります。


 車体下部パーツのDの前面にモールドされている溶接痕を、細長くカットしたプラ板で埋めてゆきました。


 作業中の状況です。


 次のステップ2にて組み付ける背面パーツのB41の両端にも、溶接痕がモールドされています。これも劇中車にはありませんので、ついでにこれも埋めて修正しました。


 ドンドン進めていきました。こうやって溶接痕を埋めて消してゆく作業は、私にとってはなかなか楽しいものでした。普段色々と考えたり悩んだりするほうですので、何も考えずに一心に作業するというのが、逆に気分が良かったりします。


 車体下部パーツのDの側面前端にモールドされている溶接痕を埋めました。


 車体下部パーツのDの側面後端にも、溶接痕のモールドがあります。


 これも埋めてゆきました。


 続いて、ガイドの指示に沿ってパーツを切り離し、組み付けてゆきました。


 今回のキットは、タミヤの製品でも新しい方に属しますので、パーツの合いもピッタリでした。修正や改造が無ければ、サクサクと進みます。


 ステップ1の工程が完了しました。前部機銃は内部で接着せずに組み付けるので、銃身は可動します。


 ステップ2では、リヤパネルを取り付けます。ここでもガルパン仕様への修正が二ヶ所あります。


 車体上部パーツF、およびリヤパネルのパーツB41です。双方の左右に二個ずつ尖鋲がモールドされていますが、向かって右側の一対の配置が、劇中車のものと異なります。


 ワンシーンにて劇中車の同箇所を御覧下さい。赤円内に示したように、左側の尖鋲の配置と対称になっています。


 これをふまえて修正作業を行ないました。まずはリヤパネルのパーツB41にて、右側の尖鋲二個を丁寧に切り離しました。


 そして、劇中車のものと同じ配置に付け直しました。


 同じように、車体上部パーツF背面の右側の尖鋲二個を丁寧に切り離しました。


 劇中車のものと同じ配置に付け直しました。

 この一連の修正作業は、ドラゴンのキットにおいては必要ありません。右側の尖鋲二個の配置が、劇中車のと同じであるからです。
 しかし、実在の車輛においては、タミヤキットのもとの形状が正しいです。なので、ドラゴンキットのモールドはミスであると分かりますし、ガルパン劇中車がドラゴンのキットを手本にしてドラゴンのミスまでそのまま受け継いでしまっていることも分かります。


 修正の終わったリヤパネルを取り付けて、ステップ2の工程を完了しました。両端の合わせ目の凹部が残っているので、これも後で埋めて消しました。 (続く)

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