気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その18 「大洗離脱です!!」

2020年09月02日 | 大洗巡礼記

 梅原屋にて朝日堂の弁当を食べ終えた後、Nさんと会って最新のガルパンプラモ作品を見せていただきました。あんこうチームのⅣ号戦車でした。

 

 相変わらずの高クオリティですが、いわゆる汚しやバトルダメージなどは入れていませんので、綺麗でスッキリとしています。塗装は味わいのあるグラデーションをかけてありますが、立体感を増幅させるように配慮してあるのは流石です。

 

 どこから見ても絵になります。じっと眺めていても飽きません。

 

 このⅣ号戦車の他、製作中の作品のパーツ群も見せていただきましたが、エデュアルド社のヘッツアーのフルインテリアキットでした。これでカメさんチームの搭乗車を作る、と話していましたが、インテリアのパーツに省略や不足がかなりあるので細部を色々追加工作しているんだ、と言って工作途中のインテリアパーツなどを示してきました。
 私自身は、ヘッツアーにもインテリアキットがあることを初めて知りましたので、それに対する感動があったのですが、更に作り込みを行なって精密さにこだわるNさんの情熱に、また感動させられました。
 そのヘッツアーの完成画像を、後日にツイッターでの返信の形でいただきました。「隣に居るやつ、完成」とのコメントと共に3枚の画像がありました。こちら。流石というか、見事さは不変であって、むしろ作を重ねるごとに作域が向上しているという印象を受けました。

 あと、以前に作ったジオラマの戦車道倉庫の事にも触れ、レンガ壁をどうやって作ったかを説明してくれました。私自身もいずれはジオラマを作ろうと考えていて、とりあえず戦車道倉庫を、と思っているため、Nさんのアドバイスは大変参考になりました。前回の訪問時にもトラス材に関する教示をいただいていましたが、それはレンガ壁の内側の鉄骨フレームの素材になります。

 ただ、私としては、Nさんの独創あふれるガルパンジオラマ群に感動し憧れていることもあって、戦車道倉庫を作るにしても、劇中そのままに再現するような形よりは、もう少し何かプラスアルファを意図して、オリジナルストーリーもイメージ出来るようなものに仕上げたいなと思います。
 ですが、何をどう作るか、という基本的な事すらまだまとめていませんので、もう少し色々と勉強しながら模索してみる積りです。

 その後、Nさんの要望で喫茶店「skdfz」へ行きました。Nさんがまだ行っていなかったからです。私は二度目でしたので、特に思う事はなく、ただ店内の展示作品を見まわしたのみでした。
 Nさんは食事もして、お店の方と色々話していましたが、私自身は今後製作する予定の継続高校タワーワゴンのことで頭が一杯でした。今回の大洗滞在中に入ったお店のいずれにも先行作品の寄贈は見られなかったので、従来より指摘されている先行作品の寸詰まりの件というのがさっぱり分からず、終始モヤモヤしたままでした。
 後日にフォロワーさんよりタワーワゴンの作品を浅野丸に寄贈した旨の教示を受け、ああ浅野丸さんに先行作例が展示されているのか、見に行けばよかった、と後悔したりしました。

 

 Nさんと別れて大洗駅へ向かいました。

 

 途中、きらめき通りの西側にある上図の真新しい祠に拝礼しました。以前に水浜電車の軌道跡を探査した際に見かけた古い祠が、車道敷設による移転と造替を経て、現在の状況に落ち着いています。

 

 祠の背後には、上図の行人塚無縁碑が建てられています。これは前に見たかなあ、と記憶をまさぐりましたが思い出せませんでしたので、今回初めて見たと思います。大洗にも行人塚があったんだなあ、と驚きました。

 行人塚とは、密教および山岳修験系統の行者が即身成仏を目指すべく、生きながら埋められた塚です。いわゆる入定ミイラで知られる羽黒山修験の行人塚などが代表例で、東日本に分布します。その西限は、私の知る限りでは岐阜県横蔵寺の妙心法師舎利仏であるようですが、京都の丹後にも行人塚があると聞いたことがあります。

 ここ大洗でも、行者が即身成仏を目指すべく、生きながら埋められた塚があったわけですが、現在ではその供養碑にあたる行人塚無縁碑だけが元位置から動いて現在に至っているようです。塚そのものはどうなったのか、そこで入定したであろう行者の舎利仏がどうなかったのか、は全く分からないようです。

 

 大洗駅に入りました。この日は水戸の宿にもう一泊して、翌朝に帰路につき、途中で秋葉原に立ち寄る計画でした。

 

 それでは皆さん、さようなら。これらのパネルが、今後もずっとこの位置に並んでいるかどうかは分かりませんので、もしかしたら、これが見納めかもしれません。大洗駅も新たに生まれ変わりますから、パネルの扱いも一変するのであろうと予想されます。

 

 最終章は全6話ですが、まだ2話までしか公開されていません。今後の道のりは長いようです。3話が公開された後にここに来るかどうかは分かりませんし、全6話において大洗の新たな聖地が追加されなければ、再訪のキッカケもつかみにくいかもしれません。未来は神のみぞ知る、でしょう。


 帰りの列車内で、向かいの席に座った50代ぐらいの方に「星野さんでしょうか」と声をかけられました。この方も拙ブログの読者かつツイッターのフォロワーさんでした。そしてガルパンプラモデル歴5年のモデラーさんでした。話していて、奇しくも同じ水戸プリンスホテルに泊まっていることが分かり、夕食を一緒に食べましょう、ということになりました。
 それで、水戸駅ビル内のイタリアンレストランに行き、食べ放題ワイン飲み放題のコースで楽しみながらガルパン模型談義を3時間にわたり展開しました。ガルパンに出ている戦車、車輌は出来れば全部作ってみたい、とする基本方針が同じだったため、話題はもっぱら適応キットをどう選ぶか、どう改造して作るか、といった点に集中しました。お互いにまだ作っていない車輌の適応キットを同時に挙げると、全て一致したので笑いになりました。

「いやー、星野さんのブログ読んでて、この人ウチと同じ傾向でプラモ作ってるぞ、って思ってずうっと親近感もってたんですわ。今話してても全てが全然違わないので、面白すぎて笑ってしまいますわ」
 そう語っていたDさんは、岡山県の方でした。明日同じように朝出て帰路につくというので、私が秋葉原に立ち寄る件を話したら、「それ、ええですね!一緒しても構いませんか?」と乗り気になってきました。

 お蔭で、翌日の秋葉原での模型店巡りが、とても楽しいものになったのは言うまでもありませんでした。ラジオ会館からレオナルドまで4ヶ所を回り、盛り上がりながらお互いに幾つかのキットを買って大満足でありました。Dさんはジャンクパーツも盛んに集めているそうで、イエローサブマリンでもレオナルドでもパーツを探し回っていました。私が、かつて岡山エラヤの水没セールで買ったジャンクパーツが大量にあると話したら、「そのエラヤ、あのセール期間中には行けなかったんですよ・・・。真備の本店には後になってから行きましたがね・・・」と残念がっていました。

 それで、私の手元にある余剰のパーツ群をあげますよ、と言うと「えっ、ええんですか?有り難いことです。そしたら、一度京都にお邪魔しますわ」と乗り気で承知してきました。年齢も近いうえに、アンタッチャブルの山崎弘也さんに似た風貌や活気を持っており、話してるだけでも楽しい方ですので、おそらく、今後もメールや電話などでの交流が続くと思います。

 今回はあわせて5人の読者またはフォロワーさんにお会いするという流れになり、カノウヤ応援作戦の前倒し終了までの作業の忙しさよりも、そちらの方が多忙になったりしましたが、充実度も満足度も一番大きかった気がします。

 以上にて「ガルパンの聖地・大洗を行く36」のレポートを終わります。

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その17 「朝日堂の弁当です!!」

2020年08月31日 | 大洗巡礼記

 曲松のカノウヤに向かいました。店先にて、中から出てきた客と鉢合わせする形になり、慌てて脇に後ずさりしました。が、相手も慌てた様子で、「もしかして、星野さん?」と訊ねてきました。そうです、と答えると満面の笑顔になり握手を求めてきました。

「いやー、ツイッター見まして寄託展示を突然に終了、とあったのでビックリして飛んできたんですよ・・・」
「恐れ入ります・・・。こちらにとっても突然の事情がありまして・・・」
「ええ、知ってますよ・・、さっきまで店のおばさんにその件で色々伺ってきたところですんで・・・」
「すると、大体の事はもう御存知で?」
「ええ、戦車プラモも回収なさったそうですね。まだお持ちですか?」
「ここに持っております。お見せしましょうか?」
「あっ、前に二度行ってじっくり見させてもらってますんで、結構です。しかし、いやー、素晴らしい戦車部隊でしたねえ・・・、自分もああいうの作りたいと思ってます・・・」
「すると、あなたもプラモをされてるので?」
「はい、模型戦車道の3年生です」
「ははは、3年生って、面白い表現ですなあ・・・」

 下さったガルパン名刺を見ると、見た事のあるハンドルネームでした。ああ、この方だったのか、と思い、それからしばらく立ち話をしました。先方は知波単学園の九五式軽戦車を製作中だと言い、これから塗装に入るのだが日本軍の三色迷彩は初めてなので緊張している、と話しました。それは私も同様でしたから、自分なりに体得した塗装の手順を参考までに説明しておきました。ブログで述べている事をそのままなぞっただけでしたが、相手は何度も頷いていました。

「星野さんのブログ、本当に丁寧に書いてあって分かりやすいのでいつも読んでますけど、実際にお話を聞いててもそのまんまですねえ・・・」
「まあ、実際に作った通りのことをブログに書いてますからね・・・」
「ですねえ、下手な模型雑誌の記事よりずっと良いです。模型雑誌のね、プロの方が作っての製作記事なんて、初心者の僕には全然分からない事だらけなんです。モデグラのアナトミアだって、九七式中戦車の砲塔の交換方法はターレットの穴を移せ、となってるけど、ああいう高度な改造やれる人って、そんなの何人も居るんですかね?・・・・あれ読んだ時は方法が難し過ぎて、いっぺんにやる気無くなっちゃってチハの製作も諦めかけたんですが、その後に星野さんのブログで簡単な改造方法が紹介された時はもう、感動しましたよ・・・。ブラ板2枚、軸棒1本だけで交換出来るなんてねえ、工夫と言うのは色々有り得るもんですねえ・・・」
「恐れ入ります・・・」

 その後、メアドを交換して別れました。宮城県仙台市の方でした。大洗から帰ってすぐに制作を再開したらしく、一週間後にメールにて見事な九七式中戦車および九五式軽戦車の完成画像を送ってきて下さいました。

 

 カノウヤに入って、女将の柴沼さんに最終的な連絡をして、そのままお茶を飲みながらしばらく世間話をしました。今回のカノウヤ作戦前倒し終了の根本的原因となった、店内の壁に入っている長い亀裂を見上げつつ、修理はされるんですか、等と聞きました。

 

 亀裂は三ヶ所ぐらいに見えました。亀裂のある壁体には小さな窓が付けられているため、そこだけが窓枠で支えられる形になっているらしい、それで壁体全体の耐震度も落ちているのかもしれない、というような内容の話をしました。
 柴沼さんは「修理するとお金もかかるし、しばらくはこのままでいきますわな」と話していましたが、不安が全く無い訳ではないようで、「いつかは(修理)やらんといけないでしょうけど、その前にお店たたむかもしれないわよお」と冗談っぽく笑っていました。

 

 というわけで、上図の展示状況はしばらくの間、そのまま維持されるそうです。

 

 それではこれにて。柴沼さん、色々お世話になりました。色々と面倒もおかけしましたが、最後まであたたかく見守っていただき、有り難うございました。改めて御礼申し上げます。

 

 ちょっとお腹が空いてきたので、最後の目的地である梅原屋に向かう前に、何か食べるか、または弁当でも探してみようかと思いつきました。そこでまずカジマさんに寄って見ましたが、弁当は全て売切れでした。

 そこで、あらかじめ調べてあった上図の「朝日堂」さんに行ってみました。海楽フェスタやあんこう祭の時に出店をやっているのを見た事がありますが、お店に入るのは初めてでした。

 

 御覧のように弁当類が色々ありました。みんな初めて見る品でしたから、どれも魅力的でした。お店の方がそれぞれの弁当について簡単に紹介して下さいましたが、とにかくお肉が旨いですよ、というニュアンスが共通していました。

 

 それで散々迷った末に選んだのがこの「厚切豚丼」700円、そして「だし巻き玉子」500円でした。見ただけで美味しそうです。
 これ絶対旨いやつだ、と楽しみにして梅原屋に持って行き、橋本さんに許可をいただいて店内にていただきました。ところが、食べ始めた途端に、店内に居る飼い犬のポポが匂いをかぎつけて近寄ってきて、ちょこんと正座しつつ欲しそうにして吠えてくるのでした。それで、厚切豚肉の大半はポポにあげました。あと玉子焼きも一つあげたかな・・・?  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その16 「二人のフォロワーさんです!!」

2020年08月29日 | 大洗巡礼記

 千葉のモケジョのSさんを見送った後、ガルパンギャラリーに移動して、昨日買うのを迷った品をもう一度見に行きました。現物を手に取りつつ、どうしようかと迷っていると、不意に「あの、星野さんでしょうか?」と声を掛けられました。40代ぐらいの男性でした。

「ツイッターで大洗に来ていると知りまして、昨日カノウヤに行ったんですけども・・・」
「ああ、寄託展示の回収の件ですか」
「そうです、僕もガルパンのプラモ作りますんで、星野さんの事はブログもツイッターも全部見ております。今日も滞在されてたんですね、良かったです・・・、あっ、僕はこういう者ですんで・・」
 差し出された名刺を見ると、本名の下にツイッター上で見かけたハンドルネームが書き足してありました。
「ああ、あなたが・・・。福井からお越しですか・・・」
「ええ、一昨日から滞在してます。もうそろそろ帰ろうと思ってたところなんです」
「こっちも今日の夕方に離脱しますよ」
「そうですか、あの、折角お会い出来ましたんで、ちょっと話しませんか?」
「いいですよ」

 

 というわけで、そのWさんとアウトレット内一階のベンチに移動し、Wさんがわざわざ買ってきて下さったアイスとコーヒーをいただきながら小一時間ほど雑談しました。モデラー同士なので、話題はもっぱらガルパン戦車プラモデルの事ばかりになりました。拙ブログの事は三年ほど前に知り、以来ずっとガルパン戦車プラモデル制作の参考にしているそうです。それで当然ながら「今後の製作の予定は決まってるので?」と訊かれました。

「今のところは、継続高校のタワーワゴンですね・・・」
「あー、ミカとアキが乗ってるやつ。あれは公式キットとか無いんですね、ブラ板とかで自作されるんですか?」
「まあ、そうなりますね。トラック部分はキットがあるのでそれを生かしますが、あとのタワーとかは自作ですね」
「自作といえば、先月にもここへ来まして、カノウヤでリボンのチームを見させてもらったんですが、そのなかのビゲン高校でしたか、スウェーデンの戦車、あれもブラ板で自作されてますね・・・」
「半分ぐらいはね・・・」
「半分でも凄いですよ。大抵の人はキットが無いと分かったらそこで諦めちゃうんじゃないですか、でも星野さんは作っちゃうんですね・・・」
「ノリと勢いでした」
「あははは、それですねえ。そういうのが、見てて楽しいですから、ガルパン楽しんでるモデラーであれば、星野さんの事は知ってるわけですよ。大洗で声をかけてくる人も多いんじゃないですか?」
「まあ、そうですね・・・」

 と言うか、大洗で私に声を掛けてくる方は大体モデラーさんなのですね・・・。その大部分とは名刺もしくはメアドを交換していますから、今でも時々メール等でやり取りしているモデラーさんも少なくありません。Wさんとも正式の名刺およびメアドを交換しまして、その後3回ほどやり取りしています。

 

 Wさんとはまいわい市場前で別れました。その後、昼食をどこでとろうかと思案しました。この日の夕方に大洗を出ますので、これからの昼食が大洗での最後の食事になります。なるべくなら、今まで行ったことがないお店に行ってみようか、と考えました。それで商店街に戻ってひたすら北上し、「悠久」へ行ってみましたが、人気店だけに長蛇の列でした。諦めて次のお店に行きました。

 

 次のお店とは、上図の「咲楽や」でした。以前はフラワーショップだったのがリニューアルオープンして喫茶店スタイルのオシャレな空間に変わっていました。

 

 宮崎マンゴーの写真が目に入りましたが、昼食なので他の何かを食べたいなと考えました。

 

 ランチメニューは上図の通りでした。ツイッター上では「キーマカレー」が評判のようでしたのでそれを選びました。程なくして、店内に居た先客の30代ぐらいの男性に「すいません、あのー、もしかして、星野さんですか?」と声を掛けられました。
 そうです、と応じると「ブログとかツイッターずっと読んでます。記事を参考にプラモ作ってます」と、これも名刺を差し出してきました。いわゆるガルパンファンの名刺でしたが、それに続けて正式の名刺も出してきました。
「ほう、山形から来られましたか・・・」
「ええ、天童って所です」
「存じてますよ、将棋の駒の産地の・・・。一度行った事がありますよ。いいところでしたね・・・」

 その先客、Yさんも同じ「キーマカレー」を頼んでいて、相次いで運ばれてきましたので、席を隣に移し、食べながら話をしました。このYさんもモデラーでしたので、話題はガルパンプラモデルの事で色々と盛り上がりました。私が最近に作った知波単学園チームの特二式内火艇カミに特に興味を持っているといい、製作記録も何度も読んだといい、帝国海軍のカミ艇長さんの教示や指導によってインテリアも作った件などは感動しましたよ、等を熱っぽく話してきました。梅原屋の展示ジオラマ作品群を見に大洗へ来ているが、最近は展示コーナーが縮小されてしまって楽しみが減った、と残念そうに語るのでした。

「するとYさんもああいうジオラマを作られるのですか?」
「とんでもない、ああいう凄い中身のは作れませんねえ、憧れるんで作ってみたいんですけど。でもあんまりプラモうまくないし、星野さんの記事読んで劇中車に作っていくのも大変ですし。でも作るのは面白くてしょうがないんです」
「それでいいんじゃないですか。私もプラモデル製作はあんまりうまくないですし、でも楽しいし面白いからずっと作っておりますよ」
「今は何を作っておられるんですか?ブログでは青師団のⅠ号戦車になってましたけど・・・」
「それは塗装前の組み立てが終わってて、そのまま保管してます。今は塗装には不向きの季節なんでね」
「うん、分かります」
「それで、次は継続高校のタワーワゴンを作ろうかと思ってます」
「あっ、劇場版の最初に出てたあれですか、あれ凄いですねえ、どうやって作るんですか、スクラッチですか」
「トラック本体は、模型サークルの先輩に劇中車に近い車輌のキットをいただきましてね。とりあえずそれをベースにして、タワー部分とかは全部ブラ材で組み上げてゆこうかと。でもまだイメージがうまくまとまりませんので、作るのは来月ぐらいからですね・・・」
「頑張って下さい。製作記事楽しみにしてますよ」

 

 Yさんとは喫茶店「ブロンズ」の前で別れました。ガルパンギャラリーへ買物に行って、それから帰途につくということでした。私のほうは、カノウヤに用事があったので、そちらへ向かいました。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その15 「三日目です!!」

2020年08月27日 | 大洗巡礼記

 三日目の早朝、ホテルにて朝食を終えて部屋に戻ると、携帯電話が鳴りました。拙ブログの読者の一人である千葉のモケジョのSさんからでした。三年ほど前からメールでやり取りしていましたが、電話を貰うのは初めてだったので、朝から何事かと驚き、緊張もしましたが、用件は私がカノウヤ応援作戦にて寄託し、昨日に回収したガルパン戦車プラモ4輌のことでした。ツイッターに回収作業の様子を挙げていたのですが、それを見てびっくりしてしまったのだそうです。

「あの、回収なさったというムカデさんチーム連合の4輌、それは今、お持ちなんでしょうか?」
「ええ、持っております。他の寄託品は全部宅配便で発送しましたけどね、カフカ隊長率いる4輌は小箱に収まるので持って帰れますので・・・」
「ああ、良かったあー、あの、もし差支えなかったら今日見せて頂けないでしょうか。私、まだカノウヤに行けてないままなので、見る機会が無かったので、その、出来れば是非、拝見したいんです。あの、私、今から大洗に行きますので」
「えっ・・、今からですか・・・?」
「駄目ですか・・・?」
「いや、駄目って事はないです。大丈夫です。手元にありますんで、持っていきます。お見せ出来ますよ」
「ああ、有り難うございます・・・!」

 それからしばらく話しましたが、要するにSさんはいずれ大洗に行ってカノウヤの我々の展示を見るのを楽しみにしていたところ、昨日の私たちの応援作戦前倒し終了による撤去回収作業の報に接して驚き、慌てて私に連絡をとってきたという訳でした。私が寄託していたムカデさんチーム連合の4輌を特に見たい、ということでした。
 それで、とりあえず大洗にて会って、4輌のプラモを披露する事に決まりました。Sさんは千葉なので、大洗へは車で一時間ほどかかるそうです。


 それで、この日は私も大洗行きの列車の時刻を予定より一時間ずらして、9時10分発の列車に乗りました。小箱におさめたカフカ隊長以下の4輌のプラモも忘れずに持参しました。この日は宿の部屋に置いておく予定でしたが、Sさんからの突然の要望に応じて再び「大洗入り」することになりました。

 

 大洗駅に着きました。

 

 駅前の新たな様子です。この日は天気も持ち直しましたので、景色が綺麗に見えました。

 

 本来の予定では上図の巡回バス「海遊号」に乗って磯前神社に行き、神磯の鳥居にも参拝する積りでしたが、変更して徒歩でSさんとの合流場所に向かいました。

 

 駅舎の左隣に見える黒っぽい建物が、新たに出来る総合観光案内所「うみまちテラス」です。その施設を見る機会はいつになるでしょうか。当分の間、大洗へは行く理由も動機も無くなりますので、二、三年もしくは数年後までお預けになるかもしれません。

 

 リゾートアウトレット施設に着きました。マリンタワーが残る朝霧に少し霞んで見えました。

 

 まいわい市場で時間をつぶした後、10時過ぎにサザコーヒーにてSさんと合流しました。初めてお会いしたのですが、大変に綺麗な方でした。交流サークル仲間のモケジョさん達もみんなそうですか、モケジョさんというのは美人が多いのだなあ、と感心してしまいました。
 ですが、まだ20代後半であるというのに模型歴は20年近くになるそうです。そのことにもびっくりさせられましたが、先方は五年ぐらい前から拙ブログに接し、それによってガルパンファンになり、ガルパン戦車のプラモも始めたのだと話してきて、さらにびっくりさせられました。

「ですから、星野さんは私にとっては師匠なんですよ・・・。今日お会い出来て、本当に嬉しいです・・」
 そう言いつつ、私が箱から順に出して並べた4輌の軽戦車に、わああ、と目を輝かせていました。
「あの、手にとって見てもいいですか?」
「どうぞ」
 最初に手にとったのが愛媛ケバブハイスクールのルノーR35軽戦車でしたが、Sさんは慣れた手つきでさらっと上部車体を外し、インテリアに見入ってゆきました。拙ブログの読者であれば、私の作品の詳細を知っているわけですから、説明とかは不要でした。コーヒーを少しずつ飲みながら、Sさんが4輌のそれぞれを手のひらに乗せて楽しげに眺め、机の上に置いて諸角度から観察し、スマホで何枚も撮影しているのを、のんびりと見守るだけでした。

 ですが、半スクラッチで仕上げた新潟ビゲン高校チームのStrv m40L軽戦車に関しては、色々と質問を受けました。ブラ板の組み合わせでどうやって形状を整えるのか、パーツをどのように調達したのか、等を説明し、アーセナル軍事博物館とのやり取りの苦労話も少しまじえておきました。

 一通り披露が終わったところで、Sさんからの御礼ということでケーキをいただきました。その際に、私の交流サークル仲間のモケジョさん達に紹介して貰えないか、と頼まれました。いずれはその集まりに参加することになるから、ということでした。
「いずれ参加する、っていうのはどういうことですか?」
「実は、私、会社の秋の異動で大阪に行く事が決まってるんです・・・。それで・・」
「なるほど・・・、大阪に引っ越されるのですか・・・」
 納得しつつ、その場で私の交流サークル仲間のモケジョさん達のリーダーであるエリさんに電話を入れ、事情を話してSさんに代わって貰い、挨拶事を行なって貰いました。モケジョさん同士の阿吽の呼吸、というものがあるようで、すぐに打ち解けた雰囲気になって、大体の事は伝えたようでした。

 そうなると、このSさんとは、秋以降に京都でのサークルの会合などで会う機会があるのだろうと思います。そのことを先方も大いに楽しみにしているようで、約一時間の作品披露が終わると「また必ずお会いしましょう」と丁寧にお辞儀して、そのまま千葉に帰ってゆかれました。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その14 「さよならインフォです!!」

2020年08月25日 | 大洗巡礼記

 ショップタグチを辞した後、リゾートアウトレット施設まで送っていただきまして、そこでAさんと別れました。かねて連絡を取り合っていたガルパン仲間の方が大洗に来て、サザコーヒーにて会う予定でしたが、結局急な仕事が入って来られなくなったとかで、三年ぶりの再会はかないませんでした。
 とりあえずサザコーヒーに入るのは止めて、まいわい市場へ移動しました。店内の脇に、上図のように角谷杏生徒会長とアリクイさんチームの3人が居ました。

 

 その近くの、以前は転輪焼きとかを売っていた売店が、鯛焼きのコーナーに様変わりしていました。
 まいわい市場では幾つかのお土産を買いました。模型サークルの仲間やモケジョさん達に配るには相当の量が必要でしたので、財布が一気に軽くなりました。持ち帰るのは無理なので、全て宅配便にて家まで送ってもらいました。

 

 これでこの日のミッションは完了したので、水戸の宿に向かうべく大洗駅に行きましたが、列車の時刻まで約30分ほど余裕があったので、インフォメーションコーナーのさよなら展示をのぞいてみました。以前のように出入り自由ではなく、上図の入口から入って検温とアルコール消毒を行ない、一方通行の形で改札側の戸口から出る、という形になっていました。

 

 私が入った時、先客の見学客2人が、係員らしき方の説明を聞いていて質疑応答もしていました。内部を見学しつつ彼らの話に耳を傾けていましたが、それによりますと、このインフォメーションコーナーは、駅前の再整備事業に伴って隣に新設される「うみまちテラス」に観光案内所の機能を移すのだそうです。しかし、現在たくさんあるガルパングッズや寄贈品類は、声優さんの色紙など一部を除いて、全て撤去するのだ、という内容でした。

 その処置に納得がいかないのか、若い方の見学客が「撤去するんですか?新しい施設のほうに移して展示やってくれたらいいと思うんですが」と問いかけていましたが、それに対する返答は「そういうスペースが「うみまちテラス」にはありませんので・・・・」でした。
 つまり、「うみまちテラス」は大洗町の総合観光案内所として新たな装いで設けられる、ガルパンコーナーとしての扱いは計画には無い、ということだろうな、と理解しました。

 

 そうなると、いま内部に溢れている数々のガルパン関連品、寄贈品類は当然ながら行き場を失います。どうするのだろうと思っていると、それについても見学客2人と係員らしき方の間でやり取りがありました。それによりますと、基本的には元の持ち主や寄贈者に返却する、ということだそうです。

 なるほど、それしか無いだろうな、と納得しました。鹿島臨海鉄道さんは、これらのガルパングッズの全てを「預かりもの」として認識しているのだろう、と受け止めました。ならば、寄贈品であっても返却するから、厳密には寄贈にはなり得ず、私たちがカノウヤ応援作戦で実施していた寄託に近いものになるんだな、と漠然と思いました。

 この鹿嶋臨海鉄道さんからの寄贈品返却については公式サイトでも「ご寄贈品並びに「ただいま~大洗」木札のお引き取りのお願い」として公表されています。こちら

 

 つまり、いま私が見ている数多くの品々は、全て見られなくなるというわけです。まあ、時代の流れでしょうね。

 

 新設の「うみまちテラス」には、声優さん関係の一部の色紙などが移される程度であるそうです。要するに「うみまちテラス」の施設内の壁面に関しては一部にスペースがある、ということでしょう。総合観光案内所ですから、一般的な観光案内所としての体裁に作られるわけで、その基本計画のなかにはガルパンコーナーは無い、ということでしょう。

 個人的には、そのほうが大洗という地域が東日本震災前の観光水準に戻るためには良いのかもしれないな、と思います。しかし、コロナ禍が全国的に影響を及ぼしているなかで、その回復基調を期待するのも難しいなあ、と思います。

 

 なので、このパネルも今回が見納めでしょう。

 

 というわけで、さよならインフォ、と相成りました。もとは喫茶店だった場所なので、駅舎内においてはテナントスペースであったわけですが、その基本的性格のゆえにガルパンコーナーとしても成立し得たのかもしれません。
 ですが、今度新設される「うみまちテラス」は鹿島臨海鉄道および大洗町の観光振興事業による公的施設として出発するそうなので、そのなかにテナント的なスペースは最初から存在しないのでしょう。

 なので、「うみまちテラス」にてガルパンに関する媒体が告知材として置かれるかどうかは、当局の本気度いかんによるのだろう、と思います。既にガルパンの聖地として全国的に認知されている大洗町ですから、その玄関口の大洗駅の総合観光案内所にガルパン関連の情報が全く無い、というのも違和感があるだろうと予測します。寄贈品類は完全にシャットアウトするでしょうが、公式発の関連品はある程度受け入れざるを得ないのではないかな、と推測しますが、果たしてどのような成り行きになるでしょうか・・・。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その13 「ショップタグチです!!」

2020年08月23日 | 大洗巡礼記

 「武山」で蕎麦をいただいた後はシーサイドステーションのガルパンギャラリーへ行って買物をし、次いで上図のジョイショップタグチに行きました。Aさんがここで買いたいものがあるということでした。店先にてまずはガチャを見るAさんでした。

 

 Aさんが買物をしている間、私は店内の奥にあるガルパン関連商品コーナーの下段にある寄贈品類展示ケースを見学しました。ここに数多くの楽しい作品が展示されていることは以前から知っていましたが、じっくりと見たのは今回が初めてでした。このお店に入っても買物だけで済ませてすぐに退出することが多かったからです。

 

 店主の田口さんが、レジ対応の合間に、展示品の一つ一つを順に指しつつ、楽しそうに色々説明してくれました。沢山ある展示品のそれぞれについて、作者の事や作品の特徴などをきちんと把握しておられるのでした。

 

 戦車プラモデル作品の他に、市販フィギュア類の寄贈品も数多く並んでいます。下に「非売品」のシールが付けてあって寄贈品であることが示されています。

 思えば、カノウヤでの寄託展示も、最終的にはこのような見ていて楽しい内容に仕上げる計画でした。思わぬ事情で前倒し終了となりましたが、カノウヤの展示が無くなっても、ここタグチに行けば似たような展示が見られます。そのことが、なにか救いであるように感じました。

 

 こちらの寄贈展示品は、作品内容が多彩で見応えがあるものが多いです。タグチさんが玩具および模型店ですから、ベテランクラスのモデラーが一度は立ち寄るでしょうし、常連となって作品を寄贈するという流れも自然に醸成されていたもののようです。
 だから、大洗の多くのお店にある寄贈品とはちょっと違って、オリジナル性の高いもの、趣向を凝らしたもの、マニアックに作り込んだものが多いです。梅原屋のNさんの展示作品に似た傾向、共通する「遊び心」が感じられて興味深いです。個人的には、もっと早くにこの展示を見ておくべきだったなあ、と思いました。

 

 個人的に面白いと思った作品は2点ありました。一つは上図のボンプル高校の豆タンク3種です。よく見ると、手前の2輌のTKSは同じではなく、主武装の機銃が20ミリと7.7ミリになっています。パーツの形状や雰囲気も微妙に異なるので、異なるメーカーの製品を2つ並べてあるのかもしれません。TKSはミラージュホビーやIBG、RPMなどがキット化していますから、作り比べが出来て楽しいです。

 奥にあるのはTKSの砲塔付きタイプです。そういう機種も存在してキットも出ている事は聞いたことがありますが、キットの実物を見るのは初めてでした。RPMからキットが出ているようですが、中古ショップでも見かけた事がありません。
 作品には説明文もありませんが、出来たらメモ程度でもいいから作品の基本情報を示していただきたいところです。

 

 もう一つは、上図の青師団高校チームのⅡ号戦車です。キットはタミヤのようです。私もタミヤで作りましたが、フェンダー等をドラゴンのパーツに交換したため、ちょっと雰囲気がドラゴンっぽくなりました。
 とにかくこの車輌は人気ありますね。ネット上でも色んな方の作品を見かけます。みんな共通してエル隊長の魅力のとりこになったんでしょうね。

 そのエルとサンダースのケイはキャラクターデザインが良く似ているので、姉妹じゃないかとする説もあったりしましたが、そのネタを生かしたのか、ケイもちゃんと再現されています。横にナオミが居るのは、おそらく運転手として同行したのでしょうか・・・。
 ケイとナオミが乗ってきた車は、というと後ろに見えるキューベルワーゲンがそうなのでしょうか?写真では隠れていますが、そのドアのマークは戦車道連盟のそれです。ケイたちの定番であるケネディジープじゃないところが面白いです。こういうマニアックな遊び心が作品に無限の拡がりを与えていて楽しいです。
 このような、ストーリー性に満ちて空想も多様に楽しめる作品というのが、個人的には憧れです。

 しかし、ここでもアリサは不遇であるようです・・・。存在自体がありません・・・。

 

 店内の壁には、ガルパン製作関係者の直筆サインが並べてあります。お店の看板娘になっている佐々木あけびの中の人はもちろんですが、ガルパンコミック関連の作者さんのサインも幾つかあります。
 一枚だけ佐々木あけびではないイラストがありますが、伯爵高校の小檜山野笑ですね・・・。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その12 「ガルパンシャツとざる蕎麦です!!」

2020年08月21日 | 大洗巡礼記

 カノウヤでの撤収作業を終えた後、Aさんの車で梅原屋に行きました。ガルパンシャツを購入するためでした。実を言うと、今回の訪問にてカノウヤ作戦が全て完了したため、今後しばらくは大洗へ行く動機が無くなります。それで、今回とりあえず買っておこう、という品が幾つかありました。

 

 周知のように梅原屋オリジナル商品のガルパンシャツは、今では多様多種に出ていて、どれも欲しくなります。ですが、価格が普通のシャツより高いため、何枚も買うと万単位の出費になってしまいます。今回は2枚ぐらい買おうと決めていましたが、さて売場に入って商品の列を見ますと、迷ってしまいます。

 

 サンプル品が展示してある上図のデサインのシャツが良いな、と思いましたので、青色と紺色の2枚を買いました。大洗辱学園の9チームのマークが円状に並びますが、最終章第3話以降に10番目のチームが登場すれば、このデザインも変更になるのでしょう。

 

 ガルパンプラモデル群もしばらく見物しましたが、内容は従来通りでした。新作というか次の作品は明日にNさんに会った時に見せていただくことになっていましたので、楽しみにとっておきました。

 

 昼食にしようと提案し、蕎麦専門店の「武山」に行きました。私は既に何度か行っていますが、Aさんは宿を「あんばいや」に定めるほどの蕎麦好きなのに、まだこのお店には入った事がなかったそうです。それでかなり興味津々だったようです。

 

 個人的にはこういう和風古民家風の店舗空間は落ち着くので好きです。

 

 いつものようにざる蕎麦をいただきました。大洗では色んなお店で蕎麦を食べましたが、個人的にはこの「武山」の蕎麦が好きです。老夫婦が運営されており、注文を聞いてから丁寧に手打ちされているためか、時間は少しかかりますが、打ち立ての蕎麦は美味でボリュームもあります。大洗の他のお店の常陸蕎麦とはやや違う風味があり、さっぱりしていて蕎麦湯も美味しいです。出雲の蕎麦をマイルドに仕上げたような味だと思います。

 

 今回も美味しくいただきました。ボリュームもありますから、いっぺんに満腹になります。大満足です。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その11 「カノウヤ作戦終了です!!」

2020年08月19日 | 大洗巡礼記

 カノウヤ撤収作戦における寄託品の返却作業は、とりあえずNさんの寄託分を発送時の箱に元通りにおさめたうえで、柴沼さんからの差し入れの大洗銘菓などを追加して、上図の大きな箱にまとめました。箱の上にある送り状は発送時のもので、その発送元へ今度は返送すべく、近くの黒澤米穀店で手続きをとる予定でした。黒澤米穀店は宅急便の取り扱いも行っており、私自身もこれまでに何度か利用して荷物などを発送しています。

 

 私の寄託分のうちのピットロード製品エンディングバージョンシリーズは、Aさんが箱詰めして下さいました。これにSさんからの品もあわせて詰めました。カフカ隊長と軽戦車4輌のほうは、小さな箱に詰めて直接持ち帰ることにして、この箱には入れませんでした。

 

 これで私の寄託分もすべて撤収発送の準備が整いました。作業時間は約2時間で済みました。本当に安堵しました。

 というのは、私自身は作品を手元に置いておきたい派なので、自身の作品を他の場所に寄託するというのは、かなり勇気が要りました。出来れば寄託は避けたかったのですが、応援作戦に関わった以上は責任持って寄託しよう、と決めて実行したわけです。でも、苦労して作った作品が4つも大洗に行ってしまうと、なにか寂しく、そして心配でたまらなかった、というのが正直なところでした。
 ですが、ようやく手元に戻ってまいりますので、ああ良かった、無事で何より、と何度も思いました。

 

 最後にケース内に残ったのはAさんの寄託分のフィギュア群でしたが、これはAさんの判断でもうしばらく展示しておくことになったようです。また地震があって壁が崩落でもしたら、これらの寄託品もどうなるか分からないですが、と聞いてみたところ、「そうなったとしても仕方が無いし、撤去自体はいつでも出来る」というような意味の事を話してきたAさんでした。

 柴沼さんも話していましたが、カノウヤ応援作戦が始まる前は、だいたいAさんの持ち込んだフィギュア群が店内に並んでいたのです。だから、その後に追加した寄託分を全て撤去したことにより、作戦前の状態に戻ったことになります。ただ、柴沼さんとしては、これらも出来れば撤去して、ケースは空にしてゆきたいそうです。
 なので、今後は缶バッジ群の所有者であるOさんと、寄託品を今回は残したAさんの二人によって、カノウヤの展示の締めくくりが行われることになります。

 

 Nさんと私の寄託分の箱は、その後に黒澤米穀店に持ち込んで宅急便での発送手続きを行ないました。柴沼さんが、色々とお世話になったんだから発送費用を持ちますよ、と申し出て下さいましたが、これは我々のボランティアで行った応援作戦ですし、品物は我々の所有品なので、と丁重に辞退しておきました。

 寄贈品であればお店のほうで自由にして貰っても良いのですが、寄託品ですから最後まで寄託者の我々に管理責任があります。費用も全て我々が負担したのは当然のことでした。

 

 発送手続きを終えて店に戻りました。柴沼さんが本当に安心されたのか、ホッとした表情で元気になっておしゃべりも弾んでいたのが印象的でした。カツサンドを買って食べながら、亀裂の入った壁を見上げつつ、柴沼さんに「これ修理はするんですか」と聞きましたら、「直したいけどね、そんな余裕無いしねえ、しばらくこのまんまになるかしらねえ」と苦笑されていました。

 今後も地震が無いとは限りませんので、亀裂がひどくなってきたら修理する方向で検討してみて下さい、と申し上げておきました。すると「それまでに残りの展示品も片付けときたいわねえ」と笑っておられました。

 

 この時点で残ったのはOさんの缶バッジ群と、Aさんのフィギュア群でした。我々の寄託品を撤去した後は空間だらけになっていましたので、Aさんが上図のように展示配列を手直ししてまとめていました。一応、これだけでも何とか見られる状態になっていますので、撤退までしばらくはこの状態で展示されるようです。

 

 かくして、我々のカノウヤ応援作戦は、約一年の予定を三分の一の4ヵ月に縮めて前倒し終了となり、寄託者のSさん、Nさん、私の分が全て回収を終えました。今後はOさんの缶バッジ群と、Aさんのフィギュア群がしばらく残されるようですので、柴沼さんとも相談のうえ、その後の作業に関してはOさんとAさんにお任せすることになりました。

 とりあえず、元に戻った形ですが、こうした応援作戦の寄託展示というのは思った以上に色々と手間がかかるものだ、ということを知りました。寄贈するという方法も一度は考えましたが、柴沼さんが「寄贈はお断りします」と明言されていたため、それ以外の方法で応援展示を行うにはどうするか、と有志内で話し合ったところ、寄託という方法がある、寄託しかないだろう、ということに落ち着きました。
 しかし、その寄託も、お店にとっては「人様のものを預かっている」ということで色々と責任や負担が生じるわけですから、必ずしもベストな選択ではないということが実感出来ました。寄贈も大変だけど寄託も劣らず大変だなあ、メリットは思っていたほどには無いのかもしれないな、と疑問に思ってしまいました。

 なので、もし地震による壁の亀裂や崩落危険がなければ、今回の撤収は必要なかったのだろう、という単純な問題では無いということも理解出来ました。正直なところ、個人的にも準備とかで色々苦労しましたし、大洗へ何度か行って費用もそれなりにかかっていますから、もうこういう応援作戦は一度だけで良い、というのが正直な感想でした。
 寄託作業自体もカノウヤ限定で進めていましたが、それでも大変でしたから、限定で良かったと思います。そもそも、カノウヤ以外のお店では寄託そのものが有り得ず、環境的にも寄託というのは不可能だったと思います。

 寄託の大変さは、柴沼さんも指摘しておられました。
「寄託も最初は寄贈よりも楽そうに思えたけどねえ、やってみたら星野さんたちが何度か来て、色々手配とか作業とかで大変な様子だったし、預かってるこちらも何だかんだで、展示品を守らんといけないから、心配がずうっと続くのよねえ・・・」
 その心配が心労に繋がって入院されてしまったわけですから、本当に申し訳ない事でした。改めてお詫び申し上げたら、柴沼さんは「でもねえ、寄託というのは、持ち主にちゃんと返せるわけですから、返したらもう安心ですからね」と笑っておられました。

 それを聞いて、ふと大洗駅のインフォメーションの寄贈品返却の件のことを思い出しました。あの多数の寄贈品群もちゃんと寄贈主に返すことが出来るのだろうか、と心配になりました。その件を柴沼さんに訊いてみたのですが、知らないとの事でした。ならば、後で大洗駅に行った時に直接聞いてみよう、と思いました。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その10 「名寄746小隊のテケです!!」

2020年08月17日 | 大洗巡礼記

 名寄746小隊のムカデさんチーム九七式軽装甲車テケです。これもガルパン巡礼にはよく知られている戦車ですから、人気があったそうです。大洗に展示されている作品は、私の知る限りでは他に大洗工廠さんの作品しか無いので、見る側にとっては珍しいほうに属するでしょう。
 その素晴らしい勇姿を、各アングルから紹介しましょう。まずは斜め右前から。

 

 斜め右後ろから。

 

 斜め左前から。

 

 前から。

 

 後ろから。

 

 後ろ真上から。

 

 そして名寄746小隊のムカデさんチーム九七式軽装甲車テケが出た後の展示ケースです。私の寄託した軽戦車4輌とあわせてムカデさんチーム連合を構成していましたが、その5輌が揃っていたのは大洗のみならず全国でもここだけでしたから、存在感はかなりのものであった筈です。それらが撤退してしまうと、なにかポッカリと穴が開いたような、本当に空しい雰囲気になってしまいます・・・。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その9 「名寄746小隊のⅢ号戦車です!!」

2020年08月15日 | 大洗巡礼記

 カノウヤ撤退作戦により、展示ケースから出して天板上に仮展示していた8輌の戦車プラモ群です。後列の軽戦車4輌は私が寄託していた分で、前列の4輌は北海道のNさんが寄託していた名寄746小隊です。

 

 見学者に最も人気があったのがこのピヤシリ学園チームのⅢ号戦車だったそうです。コミック「リボンの武者」にピヤシリ学園は登場しますが、保有戦車までは描かれていなかったため、「こんな戦車あったっけ?」等の問いかけで始まり、展示してある設定資料を見て寄託者発のオリジナルであることを知り、「なるほどー」と納得するというような、そんな関心の持たれ方が多かったそうです。
 いずれにしても、見学に来られた方はみなガルパンファンに決まってますから、「リボンの武者」もよく知っているわけです。このⅢ号戦車とあわせて、ムカデさんチーム連合の5輌が注目されていたのは自然な成り行きでした。

 

 個人的にはこのⅢ号戦車が好きですので、今回はその魅力的な勇姿を色んな角度から紹介しましょう。斜め真上から。

 

 右斜め後ろから。

 

 左斜め後ろから。Ⅲ号戦車は左フェンダー上に車外装備品をギッシリ並べている感じですので、このアングルはそれらしさを感じさせます。

 

 側面観もカッコイイです。

 

 名寄746小隊が撤退した後の展示ケースの状況です。並べてあった九七式中戦車2輌が居なくなって、後にはなにか空しさをただよわせる空間がポッカリと広がっています。残余のフィギュア群や知波単フラッグも寂しげな雰囲気に包まれています。
 今後、ここに再び戦車プラモが並ぶ機会は、もう無いのかもしれません。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その8 「カノウヤ撤収作戦です!!」

2020年08月13日 | 大洗巡礼記

 永町より通り町に至り、いつものように鳥孝に行って稲石さん夫婦に挨拶しました。3月の訪問時以来4ヵ月ぶりでした。コロナ感染拡大による緊急事態宣言で大洗もいっぺんに客が来なくなった、こんなことは初めてだ、今後も厳しいだろうね、どうなるんだろうね、等と話していました。

 聞く所によれば、緊急事態宣言が解除されてもしばらくは自粛モードが続いていたそうで、商店街の多くのお店が休業していたそうです。そしてやっと県境をまたぐ移動が可能になって、ようやく客が戻ってきはじめたのに、今度は都民の来訪自粛要請が出たんだよ、どうなってんのかよく分からん、との事でした。
 ですが、都民のガルパンファンの何割かは、来訪自粛要請も無視しているようで、実際に何人かがお店にもやってきたよ、ということでした。

 

 今回の来訪の目的を聞かれましたので、カノウヤ撤退作戦の概要を説明しておきました。

 本来ならば、今回はカノウヤ応援作戦の続きを行なう筈だったのです。しかし、県境をまたぐ移動が可能になった直後に大洗に乗り込んだ有志仲間のSさんより、カノウヤの近況に関して驚くべき情報が入りました。なんと、女将の柴沼さんが入院されるとの事、お店もしばらく休みとなる、それで寄託展示の件も前倒しで撤収してほしいとの意向、等でした。

 そこで、急遽、有志仲間と相談のうえ、カノウヤ応援作戦の寄託展示構築計画は中止ということになりました。既に展示に入れた寄託品は全て回収して持ち主に返却、これから寄託出品する予定であった5人の有志にも中止を伝えて作戦は撤退に切り替える、ということに決まりました。
 それで、今回の訪問までに、撤退作戦の計画を相談して決めました。まずSさんが前週にフィギュアの寄託品を全て回収してくれましたので、今度はAさんのフィギュア寄託品およびNさんと私の戦車プラモ寄託品を全て回収する、という段取りでのぞむことになったわけでした。

 

 カノウヤに着きました。柴沼さんも退院されていて元気な笑顔を見せて下さいましたので、安堵しました。本当に、ホッとしました。入院に至った経緯も初めてお聞きしましたが、その理由が寄託展示計画の中止の理由でもあったのでした。

 実は、最近に大洗を含めた東日本で地震が多発していたそうです。茨城県でもかなりの地震があったそうで、カノウヤ店内の壁や天井に大きな亀裂が生じてしまったのでした。その壁のすぐ下に、応援作戦の寄託展示の陳列ケースがあるため、また地震があって壁が崩落してしまったりしたら、間違いなく陳列ケースに落ちて被害が出る、中の寄託展示品が壊れてしまう可能性がある、ということで、それが柴沼さんの心痛の種になっていたそうです。
 
「もし壁が落ちて寄託品が壊れたりしたらどうしよう、ってねえ、不安ばかりつのってね、夜も寝られなかったりしたのよお」と笑っておられましたが、たぶんそれが過労につながり、入院につながったのだろう、と私は受け止めました。すぐにお詫びしましたが、柴沼さんのほうでは「いえいえ、寄託品が全て無事に持ち主に戻れば、それでいいんですよ。地震で壁が落ちてケースごと壊れたりしないうちに戻さないと、というね、そればっかり思ってたのでねえ、今回やっとそうなるわけで安心しましたよお」と却って上機嫌でした。
 ともあれ、これで寄託品撤収の根本的理由も事情も判明しましたので、亀裂の入った壁や天井を見上げつつ、撤退作戦にとりかかりました。

 

 撤退作戦前の展示ケースです。3月に寄託品を追加して計画の8割ほどにこぎつけた状態のまま、コロナ緊急事態宣言下に至ってずっと保留になっていたものです。
 既にSさんの寄託分のフィギュア群は全て回収を終えており、この時点ではAさんとNさんと私の寄託分が残されていました。別にOさんの寄託缶バッジ群もありましたが、Oさんと連絡が取れないままだったので、これらの取り扱いはOさんに任せておくことにして、柴沼さんにも了解を得ておきました。

 

 なので、今回の私の分担作業は、戦車プラモの回収作業となりました。まずはNさんの寄託分である名寄746小隊の撤収作業から始めました。送付時の箱やケースを保管してありましたので、それらに寄託品を戻すことから始めました。

 

 展示資料や名刺類は元通りにビニール袋におさめました。

 

 名寄746小隊の戦車4輌に乗せていたフィギュアを慎重に外し、元通りに袋におさめました。

 

 ケースから出して天板上に仮展示していた名寄746小隊の戦車4輌です。作業中にも来店客や見学客が数人来ていましたので、最後まで展示して見ていただけるようにと、見やすい位置に並べてありました。北海道名寄市からはるばるやってきたこの4輌は、3月から約4ヵ月ほどの間大洗に居たことになります。撤収作業の最終段階まで、その勇姿は展示ケース上に輝いていました。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その7 「永町商店街の裏です!!」

2020年08月11日 | 大洗巡礼記

 大洗駅から曲松まで散歩気分で歩きました。いつも巡回バス「海遊号」を利用していたので、徒歩での移動は久しぶりでした。エコスの横を通るルートをとり、道端の古い郵便ポストを見ながら進みました。

 

 このタマルヤさんは、確か以前は八百屋さんだったように思うのですが、現在はウッドクラフトのお店になっているようです。以前から木製のガルパン戦車などを販売していましたが、今ではこの木製戦車の販売がメインになっているようです。

 

 ウインドー内に飾ってあった、九七式中戦車です。他にも色々な種類があるそうですが、限定品ばかりだと聞いたことがあります。少なくとも大量に生産して販売しているのではない、と以前に店主さんに伺った記憶があります。

 

 若見屋の信号交差点で左折して永町商店街の通りに入りました。角のブリアンさんは既に開店していましたが、他の店舗はまだシャッターを下ろしたままでした。中には自粛で休業しているところもあったようです。

 

 しかし、この日も閑散として巡礼の人影を見ませんでした。連休の初日ですが、外出自粛モードがまだ続いているのか、昼になっても似たような静けさが続いていました。

 

 毎年夏に出ているガルパン大洗ポスターも、2020年度版になっていました。今回は五十鈴華が一番手前で大きく目立っていますが、生徒会長になったからでしょうか。
 そもそも五十鈴華がどういう理由で生徒会長になったのでしょうか。選挙を経ての決定なのか、角谷杏の指名によるものなのか、は依然として分かっていません。

 

 今回は永町商店街の裏にも回って見ました。みつだんごの「たかはし」さんの裏手に弁当屋さんが出来た、と聞いていましたので、外見だけでも確認しておこうと立ち寄ってみました。

 

 この日は定休日でした。土日祝日は休みで、平日の11時から14時までの短い営業である旨が、戸口のガラスに貼られた案内文に述べられていました。しかもコロナ対策で提供の弁当を2種類のみにしているとの事でした。
 ならば、ここのお弁当は、通常営業に戻った時期にまた買いに行こう、と思いました。  (続く)

 

コメント (1)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その6 「二日目の朝です!!」

2020年08月09日 | 大洗巡礼記

 二日目、7月23日も天気はあまり良くありませんでしたが、今回の大洗行きの目的はカノウヤ応援ならぬ撤退作戦でしたから、問題はありませんでした。その撤退作戦をこの日の朝から行うので、朝食はしっかりとって、一時間ほどゆっくり休んで、水戸プリンスホテルを出ました。水戸駅まで徒歩3分の至近にあるのが有り難いです。

 

 大洗行きの列車は8時2分発でした。カノウヤでの撤退作戦は9時からの予定でしたので、それに合わせて行くとなると、この時間の列車に乗らないといけません。次の8時24分発の列車では間に合いません。

 

 その列車は新型車輌でした。朝にこの車輌に乗ることはあんまり無かった気がしますので、珍しいなと思いました。

 

 内部はまだどこもピカピカです。

 

 発車時刻になっても乗客が居ませんでした。2輌編成でしたが、客は私だけでした。コロナ対策の自粛ムードはまだ続いているようでした。おまけに茨城県にて東京都からの移動に自粛要請がかけられた直後でしたので、大洗日帰り組の大半を占めるであろう東京都民が殆ど来ていなかったのでした。
 
 ですが、実際には自粛要請なんか無視して堂々と大洗に来ている東京都民が多かったようです。後で行ったリゾートアウトレット施設の駐車場にも東京都のナンバーの車がいっぱい入っていたのでした。

 

 今回、久しぶりに切符を撮影。昔はよくやっていましたが・・・。

 

 大洗駅に着きました。計画では町内巡回バス「海遊号」で曲松まで乗ることにしていましたが、気が変わって久し振りにブラブラ歩きがしたくなりました。それで徒歩で行く事にして、まずは上図のパネルを記念に撮りました。「ようこそ大洗へ」の二代目パネルです。

 

 「ようこそ大洗へ」の初代パネルは、駅舎の脇に移されていました。ですが、聞く所によるとこれは仮の位置だそうで、近く完成する総合案内所「海テラス」のほうに移される予定だそうです。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その5 「食堂さくらです!!」

2020年08月06日 | 大洗巡礼記

 この日の夕食は、上図の洋食店「食堂さくら」でいただきました。梅原屋から引き返す形で路地を通り、17時過ぎに着きました。大洗駅前から左に進んですぐの角にありますので分かりやすいです。

 

 営業時間は御覧の通りです。最近にオープンしたらしく、建物もピカピカでした。前回の3月の訪問時には見た記憶がありませんので、その後に出来たのでしょうか。

 

 店内もオシャレでなかなか良いです。ゆったりと過ごせる空間です。大洗駅前にもこういうお店が出来たのだな、帰りがけに食事をとるには最適の場所にあるな、と感心しました。

 

 メニューを開きました。美味しそうな洋食料理の数々が並びます。最初は右上の「たまごトロトロオムハヤシ」に目がいきまして、良さそうだな、と考えたのですが・・・。

 

 それ以上にエビフライが大好きなので、「ロングエビフライ定食」に決めました。その1450円が、このお店のメニューの最高額ですから、美味しくて安い、良心的なお店なのだろうなと思いました。

 

 飲み物も色々ありますが、今回は注文しませんでした。

 

 これが「ロングエビフライ定食」です。大きなエビフライが2本、これ絶対旨いやつだ・・・!

 

 美味しくいただきました。大洗で食事といえば、たいていは蕎麦か海鮮ものが多かったのですが、たまにはこういう洋食も良いと思います。個人的には大洗の海産物を生かした洋食メニューをもっともっと味わってみたいな、と思うので、こうしたお店がオープンしたのは、誠に喜ばしいことです。駅前近くに位置するので、ガルパン巡礼の利用もこれから増えてくるのでは、と思います。
 若い店主さんに、そのことを話したら、「そうなってくれれば有り難いことです」と笑顔になっていました。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その4 「ガルパンフィギュアです!!」

2020年08月04日 | 大洗巡礼記

 ホビー喫茶「sdkfz」にはフィギュアも沢山展示されています。玄関口を入ると正面に上図のガルパンフィギュア群が並んでいます。大洗の喫茶店らしい粋な展示位置です。訪れる客の大半はガルパンファンであると見込まれますから、戦車もキャラクターも一番よく見える場所を選んであるのでしょう。

 

 他のアニメのキャラクターも並んでいます。上図の上段のフィギュア群は何のアニメのキャラクターであるかちょっと分かりませんでした。下段に並ぶのはポケモンシリーズのキャラクターです。

 

 ガルパンフィギュア群に視線を戻しますと、どうしても上図の西住しほ、島田千代の家元ふたりが目立っていて視線が固定されてしまいます。それほどの存在感、魅力、緊迫感が備わっているキャラクターですから、圧倒される思いにもかられてしまいます。間違いなくガルパン最強のキャラクターですね・・・。このフィギュア2点は、非常に完成度も高くて、けっこう売れたんじゃないかなあ、と思います。
 西住しほの手前に西住みほが居ますが、これで親子かと思うほどの、格の差みたいなものが鮮やかに感じられます。

 

 店内の一角には模型工作用ツールやガイアの塗料も並べてあり、販売されています。ここだけが模型店の店内みたいです。もしかして、ここはホビースペースも兼ねているのですか、と店主さんに訊ねましたら、「組み立て程度なら出来ますけど、削るとか塗装とかは遠慮していただいて、あの、そういうのは大洗工廠さんのほうで・・・」と答えてきました。喫茶店ですから、まあそういうことだろうな、と納得しました。

 これで、大洗の商店街エリアには、少なくとも模型関連商品を扱う店が3ヶ所もあることになります。タグチさん、大洗工廠さん、こちらのお店、です。それだけの需要があるのだろうか、と思いました。

 昼食のほうは、Aさんと揃って「自家製カレー」をいただきました。店主さんこだわりのスパイシーなカレー、ということで、個人的には「おお、なかなか」と美味しくいただきましたが、Aさんはこの種のカレーは苦手だったらしく、「こういうのはちょっと・・・」と話していました。
 私自身は、スパイシーなカレーは好物のひとつです。カレーというのは結構味に幅があり、作る人によっては独自の風味にこだわれる余地がありますから、たかがカレーとあなどっていると、とんでもなく美味しい品、もしくは地獄のようなピリリ味系品に直面する場合があります。それがカレーの楽しさ、魅力だろう、と思います。

 その後は磯前神社へ行きましたが、雨が降り続いているので、Aさんが神社の駐車場に車を入れて、そのまま夕方まで車内で楽しく雑談をして過ごしました。

 

 16時頃に大洗駅まで送ってもらいました。Aさんはこの日は「さかなや隠居」に泊まる予定で、17時にチェックインするということでした。私のほうは、最近よく利用している水戸駅前のプリンスホテルに予約していましたが、食事は朝のみなので、夕食は大洗のどこか、出来ればまだ行ったことがないお店でいただこうと決めていました。

 

 とりあえず、新しい大洗駅前の様子を見て回りました。上図のオブジェには驚きました。大洗のメイン産業が漁業、水産加工業であることを立体的にアピールしているのだろう、とは思いましたが、説明板も何も無いので、正確にはどのようなメッセージを発するオブジェなのかは分かりませんでした。

 

 とりあえず、夕食に行けるお店をタブレットで検索して探してみると、駅のすぐ近くに最近にオープンしたらしい食事処が見つかりました。初めて聞く店名でしたが、位置はよく歩いているコースの横でしたので、そこで夕食をとることに決めました。ですが、開店時間までまだ40分ほどありました。

 

 そこで、梅原屋に立ち寄って、橋本さんに連絡事項を伝え、ついでに今回の滞在中に買おうと考えていたガルパンシャツの品定めを行ないました。

 

 お馴染みの店内ガルパン模型展示は縮小されたままですが、中身の濃さは変わりませんでした。私自身の製作にとっても参考になる要素が豊富にあり、モチベーションが自然に上がってまいります。
 個人的には、こうした独創性に満ちたオリジナルストーリーが込められたジオラマが好きなので、自分もこういうふうに何か作りたいな、と考えています。しかし、残念なことに私には空想力も想像力も足りないので、まずはそのへんを何とかしないといけません。よい方法は無いものでしょうか。

 これらの作品の作者Nさんとは、明後日24日に店内で会うことになっていました。そろそろ時間が近づいてきたので、夕食をとりに退出しました。  (続く)

 


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