館内のカフェの仕切り板には、上図のポスターがありました。どうやら「飛出しガール」看板は、一種のブームになって町の観光コンテンツにもなっているようですね。正直言って、ここまでノリノリで取り組んでるのか、と驚きました。
正式名称は「飛び出しハイスクールガールス」であるようです。先ほど見かけた「けいおん」キャラクターだけでなく、他のアニメのキャラクターも豊富に取り入れているようです。ノリと勢いでドンドン発展展開させていった結果がこうなのでしょう。
しかも、150種類が描かれています。これ本当に町内各所にあるんですか、と居合わせた館内スタッフの方に聞きましたら、実際にあるのはごく一部で、殆どはイメージ案ですよ、との答えでした。本当に150種類も配置されていたら、町中が看板だらけになるでしょうね・・・。
よく見たら、111番から115番まではガルパンのあんこうチームではないですか。ちゃんと特徴をおさえているので一目で分かります。なかなかやりますな、豊郷町。
後で聞いたところ、これらの「飛び出しハイスクールガールス」看板は町の商工会が運営管理にあたっているそうです。窓口はとりあえず酬徳記念館内の観光案内所になっている、との事です。大洗で商工会がキャラパネルの運営管理にあたっているのと同じですね。
酬徳記念館の奥の一室の一階および二階部分は、御覧のように「けいおん」コーナーになっています。上図は一階部分です。
これは凄い!!素晴らしい!!
フィギュアだらけです。日本のアニメ作品で最も多くのフィギュア製品を数えるという「けいおん」ですが、その大部分が集まってきているという雰囲気です。一般的には100種類とか言われていますが、ミニフィギュアも合わせたらもっとあるでしょう。300種類ぐらいはあるんじゃないでしょうか・・・。
全てファンからの寄贈品だそうですが、結果的に素晴らしいコレクションの態を成しています。見ていて溜息が出てしまうほどの質量でした。各メーカーが積極的に商品化を進めてきた結果ですね。
ドールまであるとは知りませんでした。これを見て狂喜しそうな方が、私の仲間に確実に一人いらっしゃいます・・・。
「5thあにばーさりー」の5体があります。一番くじのきゅんキャラシリーズの最後の分にあたるもので、私が唯一持っていないセットです。
これが一番くじプレミアムのJ賞に配分されて登場したのが2014年10月でしたが、当時の私はガルパンに熱中して大洗行きを繰り返していましたから、このセットだけ買わないままに終わりました。今思うと、しまったなあ、という気分です。
これはデスデビルバージョンですね。一番くじプレミアム けいおん!!の2回目の上位賞に一体ずつ配分されていたものかと記憶しています。
このセット一つを見ても分かるように、プライズ品やアミューズメント系のフィギュアは、ガルパンキャラの例を挙げるまでもなく、既に相当のクオリティを実現していたことがうかがえます。と言うより、けいおんシリーズのフィギュア製品の開発競争が熾烈であったことにより、各メーカーの製品の精度が軒並み向上した、という指摘もあるそうです。
例えばフィグマのシリーズは、キャラクターの再現度がガルパンのそれよりも高いです。細部の表現や演出に徹底的にこだわることで定評のある京都アニメーションの厳しい監修をクリアしただけのことはあります。楽器の精密さも素晴らしいです。
ですが、けいおんシリーズのフィギュアの最高峰は、上図のアルターの製品群です。発売当時は一番高価であったため、これを持っているかいないかでファンの本気度が量られる、などと言われていたものです。今でも中古品ですら良い値段を維持しているようです。特に田井中律は5000円でも買えませんからね・・・。なので、アルターの品はずっと欲しかったのですが、いまだに買えていません。
なお、上図の奥にはアオシマのモビップシリーズの品も見えます。フィグマと似たような傾向の品ですが、中古ショップでもあんまり見かけないので、ある意味珍しいです。 (続く)