気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 3

2014年10月31日 | ガールズ&パンツァー

 MFコミックスのアライブシリーズ「ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 」の第三巻が出ましたので、近くの本屋で買ってきました。右は、コミックアライブ12月号の付録についている二枚のクリアファイルの一枚で、第三巻の表紙と同じデザインです。


 クリアファイルの裏面は、プラウダ高校チームの戦車KV-2です。この戦車のクリアファイルって初めて見ましたね・・・。
 本来はコミックアライブ12月号の付録ですが、なぜか付録単体の在庫も入っていたようで、「ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 」第三巻購入のノベルティとして特別にいただきました。ラッキーでした。


 これで「ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 」も三冊目となりました。このコミックシリーズはなかなか面白いので、欠かさず買っています。


 第三巻の帯には池上遼一さんの直筆イラストとコメントが。
「たまらん、実は私、女の子大好き、戦車大好きの普通のじじいでございます」って・・、大阪芸術大学キャラクター造形学科の教授さんのセリフとはとても思えませんね・・・。

 以前に公開講座を聞きに行った事があるんですが、池上遼一さんは七十近い「普通のじじい」とはとても思えぬ美麗な描画ぶりを披露して下さいましたし、同じ大阪芸術大学キャラクター造形学科の教授である永井豪さんも漫画キャラクターの構成哲学などを熱く展開して下さいましたね・・・。私も、ああいう大学で漫画やアニメの勉強をトコトンやってみたいですよ・・・。

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ガールズ&パンツァー モクモク大作戦 フレグランス

2014年10月30日 | ガールズ&パンツァー

 去る10月24日、ガルパン仲間のひとりである東京のNさんより、ピンク色の箱が送られてきました。さっそく興味津々のダージリンさんでした。
「これが、噂の「ガールズ&パンツァー モクモク大作戦 フレグランス」ですの?」


 箱を開けてみると、緑色の液体が入った瓶が出て来ました。手榴弾の形をイメージしているようです。
「エメラルドグリーンの透明感が格別ですわね。手榴弾?そんな下品なものは戦車道には有り得ませんことよ」


 箱は、ダージリンさんの背丈の倍以上の高さがあります。
「高い箱ですのね・・・。見上げたくても首が上に上がりませんのよ」


 瓶も、ダージリンさんの背丈の倍以上の高さがあります。
「高い瓶ですのね・・・首のボールジョイントの可動域をもっと大きくして下さらない?」


 そこでダージリンさんは箱の上に乗りました。
「あら、眺めがけっこう良くってよ」


 さらに、瓶の上に乗ってみるダージリンさんでした。
「香りただよう瓶の上というのも、また格別ですわね」


「ウフフフフ・・・・」
 何なんでしょうねえ、このお方は・・・。


「お姉ちゃん、聖グロリアーナチームと再戦することになったら、どんな戦術がいいかな?」
「簡単だ。このフレグランスを手榴弾としてチャーチル戦車の車内へ投げ込めば良い」
 何を言ってるんですか、西住まほ・・・。


 このフレグランスには、ウサギさんチームのマークが入っています。なので、M3中戦車リーと並べて撮るのが相応しいですね。

 「ガールズ&パンツァー モクモク大作戦 フレグランス」の購入案内はこちら。 
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ガールズ&パンツァー ねんどろいどもあ IV号戦車D型

2014年10月29日 | ガールズ&パンツァー

 グッドスマイルカンパニーさんが2014年12月に発売を予定している「ガールズ&パンツァー ねんどろいどもあ IV号戦車D型」は、デフォルメタイプの製品としては最大のサイズになります。あんこうチームの五人を乗せて造形化されたピットロードの製品に続くものと位置づけられるようです。


 この商品の特徴の一つは、ゼンマイ駆動である点です。ただ走るのではなく、上下に揺れながら走るので、明らかにテレビシリーズのEDシーンの動きを意識しての製品化であることが伺えます。こういうところにこだわる辺りが、グッドスマイルカンパニーさんらしいですね。


 ねんどろいどもあ、という名前からも分かるように、ねんどろいどぷちのあんこうチーム五人が劇中と同じように搭乗可能となっています。これが最大のウリでしょうね。デフォルメ感がEDバージョンに近いので、ゼンマイを巻いて走らせれば、テレビシリーズのEDシーンの動きをそのまま楽しめるわけですね。


 さらに、ねんどろいどの砲塔も装着可能となります。これはタミヤやプラッツの1/35スケールIV号戦車D型モデルにも装着可能なのですが、こちらのねんどろいどもあIV号戦車D型と合わせれば、アニメタッチの姿がよりリアルに楽しめそうです。
 なお、IV号戦車D型自体は、1/35スケールIV号戦車D型モデルとあまり違わないサイズであるようなので、ねんどろいどぷちだけでなく、カラコレやスイングのサイズでも割合にマッチするのではないかと思います。いずれにせよ、今年の年末もガルパン商品を買って色々楽しめそうですね。

 公式サイトでの案内情報はこちら。アマゾンの案内記事はこちら

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く10 付記 大洗のガルパン缶バッジに関する調査メモ

2014年10月28日 | 大洗巡礼記

 昨日までの大洗行きレポートの付記として、今回実施した大洗ガルパン缶バッジの調査成果を、依頼者K氏の了解を得て、ここに紹介します。現地では鉛筆で手書きで記入しましたが、帰宅後に改めてエクセルに落とし込んで作成し直して、それをK氏に送信しました。2014年9月16、17日時点における、大洗のガルパン缶バッジに関する調査メモ、という位置付けです。
 項目は七つあります。「ボード」は缶バッジを並べて展示しているコルクボードの数で、大きさなどは問いません。「総数」はそのお店が持っている缶バッジの全ての数です。「公式」は大洗ガルパン公式缶バッジです。アニメイトなどが出している公式缶バッジも含めています。「同人」はファンによる非公式同人系の缶バッジです。「大洗発」は大洗の各店独自のデザインの缶バッジ、つまり大洗発オリジナル缶バッジを指します。「32ミリ」は32ミリサイズの缶バッジの総数です。「他」は32ミリ以外のサイズの缶バッジの総数です。

 これまで大洗のガルパン缶バッジに関しては、それぞれのお店の保有数すら分からなかっただけに、きちんとカウントして調べたデータというのは、この調査メモが初めてだと思います。K氏はその内容について色々と面白がっていて、他のアニメの缶バッジとは全然違う動向を示していて興味深い、などと話していましたが、いずれ大学に提出するレポートに取り入れてまとめるそうなので、何がどう興味深いのかは、いずれK氏に話を伺う機会もあるでしょう。
 ここでは、私なりに感じたこと、知り得たことを簡単にまとめてみます。

 まず、大洗のガルパン缶バッジの総数がだいたい分かってきました。調査時点でガルパン公式缶バッジを最も多く揃えていたのは「丸五水産」で135個、大洗発オリジナル缶バッジが最も多かったのは「いそや旅館」の54個ですので、双方の合計は189個となります。「丸五水産」も「いそや旅館」も、初期段階からのバッジもほぼ揃えているようですので、大洗から出された缶バッジの全ての数は、189個よりも若干多い程度ではないかと推測出来ます。
 大まかに言うと約200個、ということになりますが、10月に入ってから新規のバッジが次々に追加されていますので、それらを合わせれぱ、既に200個の線は突破しているとみて良いでしょう。

 次に、缶バッジを沢山保有しているお店が、共通して公式缶バッジの数も多いことです。総数が100個以上のお店は9ヶ所ありますが、その8ヶ所までが公式缶バッジを全体の七割近く持っています。大洗発オリジナル缶バッジの方は商店街ごとにバラつきがあり、初期段階のものほど出回っていないため、店ごとにまちまちな数字になっています。これが公式缶バッジになると、商工会を通じてある程度の周知がなされるために、町内での認知度も高くて店同士での交換も多く、だいたいのお店に主な品がゆきわたっているという状態につながっているようです。

 また、缶バッジの保有数の多さは、大洗ガルパン巡礼のファンが立ち寄る頻度も反映していると思います。どのお店でも、缶バッジコレクションの多くはファンからの寄贈品であるそうなので、総数の多いお店ほど、早くからファンに知られて人気スポットになっていることが分かります。総数が200個を超す4ヶ所のうち、「いそや旅館」と「ウスヤ精肉店」や「丸五水産」の3ヶ所は、ガルパンブームの初期段階から色々積極的に取り組んでいて、ガルパンコーナーの設置も抜きん出て早かったと聞いています。
 なお、「鳥孝」の200個超えは、非公式同人系の総数が122個に達して暫定一位になっていることによるもので、例外的なケースと言えましょう。その122個のうちの90個ぐらいが私の寄贈した自作ガルパン缶バッジおよび過去に入手した同人系缶バッジでありますから、これが無かったら総数は120個ぐらいになり、100個超えの他のお店とほぼ共通する傾向になってきます。

 ちなみに、「同人」の項の数値の横の( )内の数は、私の寄贈した自作ガルパン缶バッジです。7月頃から寄贈を始め、9月17日の時点までに、あわせて21ヶ所に寄贈させていただきましたが、上掲の調査メモにはそのうちの14ヶ所が入っています。
 続いて10月の訪洗時にさらに6ヶ所に寄贈させていただきましたが、上掲の調査メモに挙がっているなかでは「加藤豆腐店」が含まれます。その「同人」が6個、「総数」が45個になるわけですが、他のお店でも似たり寄ったりの増加があると思いますので、9月17日時点と比べてそんなに大きな変化は無いと推測出来ます。

 あと、今後は非公式同人系缶バッジの動向が注目されます。ファンの方から色んな手作りの缶バッジが寄贈されて各店のコレクションに彩りを添えていますが、公式缶バッジの新規登場ペースが次第に下降しているだけに、今後のコレクションにおいては非公式同人系缶バッジの占める割合が重要になってくるものと思います。
 そのことは、私が「ウスヤ精肉店」と「鳥孝」の両方の店主さんに頼まれて、自作の大洗女子学園チームの全員とマークと搭乗戦車のセット総数51個などを寄贈したことによって、双方のお店のコレクションが劇的に増加したことによく示されます。とくに「鳥孝」では非公式同人系缶バッジの収集にも熱心に取り組まれているため、要望に応じて私が過去にイベント等で得た非公式ガルパン同人系缶バッジの全部も寄贈させていただきましたが、それによって総数が200個超えとなり、一気に暫定三位にあがっています。「鳥孝」へは10月以降にもさらに30個ほどの非公式ガルパン同人系缶バッジを追加寄贈することになっているため、大洗では未踏の250個超えに達して暫定一位になることが確実です。

 私がこれまでにイベントや交流会などで得てきた非公式ガルパン同人系缶バッジは、全部で40個ほどありましたが、すべて関西地区でのものでした。関東地区とくに首都圏には、それ以上の非公式ガルパン同人系缶バッジが存在しているという噂もあり、一部は私も見たことがありますが、その数は200種類を下らないとも聞きました。これらの大部分が大洗に入っていないのが不思議ですが、ひとたび入れば、公式缶バッジの数をはるかに凌いでゆくと推測されます。
 他のアニメの缶バッジでは、公式よりも非公式同人系の方が圧倒的に多いのが普通なので、ガルパン缶バッジでは公式の方が多いという点も特徴の一つと言えます。

 サイズをみますと、大洗ガルパン缶バッジのサイズは、32ミリが主流であることが知られています。今回の調査メモにおいてもそのことが確認出来ました。大洗町商工会の缶バッジマシンが32ミリ専用であるためですが、40ミリがアニメ缶バッジの標準サイズとされることをふまえると、これも大洗ガルパン缶バッジの特徴として理解出来ましょう。

 こうした、大洗ガルパン缶バッジに関する調査は、K氏の言葉を借りると「劇的な変化が無さそうなので一回やればだいたいの傾向が掴める」ということでした。私も同感です。新規に缶バッジが出されると、たいていのお店に行き渡っていくようなので、全体としてほとんどのお店の保有数が一様に上がってゆく、という程度にとどまると想像されるからです。
 なので、9月16、17日の調査時点で把握出来た諸々の傾向が、10月以降に大きく変化するという状況はちょっと考えにくいですね・・・。

 なお、依頼者のK氏は、艦これなどのアニメグッズにおける限定商品および期間限定商品等の販売効果、というようなテーマも研究していて、限定グッズにつきまとう「希少性の法則」に関心があると聞いています。手に取ることのできる期間や数量が限定されれば、商品の価値や評価が高くなる、という法則だそうです。その典型例がアニメの缶バッジだろう、と話していました。
 これは、商品を買う自由が限られて手に入りにくくなるという危機に直面した場合、自分が買えなくなるという恐怖心または強制を嫌がって衝動的に購入に走ることでその購入の自由を保護し回復するよう動機づけられる、といういわゆる「心理的リアクタンス理論」の観点でも捉えられるそうです。
 そうした実例の一つである缶バッジのなかでも、特に「希少性の法則」が強く作用しているのが大洗ガルパン缶バッジではないか、というのがK氏の見解なのですが、それは私にもよく理解出来ます。大洗ガルパン缶バッジの限定性は、期間や数量だけでなく地域も加わるため、余計に「希少性の法則」が強く作用すると思います。

 商業においては「期間限定」の商品はは必ず売り切れという「喪失」を伴います。その「喪失」リスクを避けるために、人は「期間限定」の商品を購入してしまう衝動に駆られます。ただ、あまり「期間限定」を乱発すると、購入者に飽きられるリスクもあるので、バランス良く仕掛けてゆくためのセンスや長期的な視点が必須とされるそうです。
 大洗ガルパン缶バッジにおいては、そのあたりがどのようになってるんだろうか、というのがK氏の問いかけの一つでした。今回の調査結果によって、何らかの仮説なり考察なりが導き出されると良いですね・・・。
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く10 その7 「水戸のらしんばんとアニメイトです!!」

2014年10月27日 | 大洗巡礼記

 大洗駅に戻りました。缶バッジ調査活動の方は、17ヶ所のお店にて実施することが出来ました。大洗の各商店街にて、コルクボード等を設置して缶バッジを並べて展示している所は、思いつくだけでも20ヶ所ぐらいは挙げられますが、その大部分を調査出来たのは幸運だったと思います。
 どのお店も協力的で、むしろ調査結果に興味を持って下さる所もあり、話をして盛り上がりながらカウントさせていただいたりと、それはそれは楽しい作業だったと思います。この場を借りて、調査に御協力いただきました全てのお店の方々に、心より御礼申し上げます。


 大洗駅のインフォメーションコーナーは、冷泉麻子一色でした。冷泉麻子のファンとしては嬉しい限りです。


 室内の片隅にあるソファにて少し休んでいると、K氏から電話がかかってきました。経緯を報告すると、満足気な返事が返ってきました。「大洗町の皆さんが、みんなご自分のお店の缶バッジの数を知らない、ってのが面白いですねえ、おおらかな気風なんでしょうかねえ」と言っていましたが、同じことを私も調査活動を通じて感じたばかりです。

「ともあれ、御苦労様でした。今度会ったら何か馳走させていただきますよ」
「いや、そこまでしていただかなくて結構ですよ。既に交通費と宿泊費とギフト券を頂戴しておりますので、もう充分です」
「・・・そうですか。これから帰りの電車に乗るのですか」
「ええ、水戸まで行って、ちょっと時間を取って二ヶ所ほど寄りますんで」
「そうですか。ではお気をつけて下さい」


 冷泉麻子デザインのヘッドマークです。9月1日の誕生日イベント時に実際に列車の先頭につけられたそうです。


 ガルパングッズの数々です。多くは私も以前に購入しています。


 待合室の脇に置いてあるネームステッカーです。以前はインフォメーションコーナーの外側の脇に置いてあったのであまり目立ちませんでしたね・・・。


 ホームに上がりました。待機線に停車している4輌編成列車の先頭は、ガルパンラッピング車輌の2号車でした。


 1号車のほうはどこかを走っているのかな、と思いきや、同じ列車の三輌目がそうでした。2輌のガルパンラッピング車輌を含めた4輌編成列車じたい、初めて見ましたね・・・。


 水戸駅に着き、まっすぐに北口横のマイムビルへ移動し、1階にある「らしんばん」水戸店に行きました。ガルパングッズの中古品があるかもしれないと考えたからです。


 同じビルに入っている「アニメイト」水戸店にガルパンコーナーがあるのと同じく、こちらにもガルパンコーナーが設けられてありました。展示POP類は、こちらの方が目立っていて、宣伝画面には大洗高校ブルーホークスの勇壮なマーチングバンドの映像が流れていました。大洗に近いだけあって、力が入っていました。販売されているグッズも、けっこう色々あって、他では見られないレア物も幾つかありました。新品同様ですが、中古品なので価格は半分以下になっているものもあり、5点を購入しました。その内容は、以前の記事にて紹介しています。


 続いて、地階の「アニメイト」水戸店にも立ち寄ってみました。同じビルの9階にも文教堂系列の「アニメガ水戸店」がありますが、ガルパングッズの品揃えは「アニメイト」の方が勝っていると聞いていたので、今回は9階へは上りませんでした。


 「アニメイト」水戸店のガルパンコーナーです。今回もなかなかの品揃えでした。以前には無かった品も幾つか見られ、積極的に仕入れと陳列替えを行っている様子がうかがえました。


 ガルパン新聞も2号までちゃんとありましたし、関西地区の「アニメイト」では品切れになっているカラコレも豊富に並んでいました。単品とBOXの双方が揃っていたのは、さすがでした。


 アンツィオ戦OVA上映劇場の販売グッズもたくさんありました。左上にはガルパンウエハースも並んでいました。別の棚にはフィグマやねんどろいども揃っていましたから、先程の「らしんばん」と合わせれば、だいたいのガルパングッズは買えるという感じです。ただ、大洗のガルパン缶バッジだけは全く見かけませんでした。
 アニメイト発のガルパン缶バッジも、ここではとうに完売してなくなったことを店員さんに確認しました。やっぱり大阪天王寺のアニメイトに在庫が少し残っていたのは、奇跡的だったんですね・・・。


 下の段の右側には「ガルパン応援はっぴ」2種もありました。「アニメイト」においては東京秋葉原店と大阪日本橋店でしか販売していないと聞きましたが、正確には池袋本店でも取り扱っているそうで、ここ水戸店へも問い合わせが多かったので在庫を取寄せて販売しています、との事でした。やっぱり大洗に最も近い「アニメイト」店舗ですから、売らないわけにはいかないでしょうね・・・。

 K氏に電話して、土産にガルパングッズとかどうですか?ともちかけたら、即座に「プラウダか黒森峰のスポーツタオルありませんか?」と言われました。両方ともあると伝えると、「すいません両方とも買ってきて下さい」との依頼でした。
「やっぱり、後日あらためての御礼をさせていただきますよ」
「それはいいのです、お気持ちだけで結構。それよりも今回の調査結果をそちらの研究テーマに生かして有意義な内容に昇華していただければ、それが何よりの「御礼」になりますよ」
 そう言いながら時計を見ると、列車の発車時刻が10分後に迫っていました。あわてて携帯電話を切り、水戸駅北口へ駆け戻りました。

 以上にて「ガルパンの聖地・大洗を行く10」のレポートを終わります。

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く10 その6 「たかはしとムライと梅原洋品店の缶バッジです!!」

2014年10月26日 | 大洗巡礼記

 「鳥孝」からの移動中に、K氏からの電話がかかってきました。調子はいかがですか、と聞かれ、「順調に進んでおりますよ、と言うか面白くなってきたので、楽しんでやっております」と応えました。あわせて進捗状況などを簡潔に報告しておきました。
 それから「たかはし」に寄りました。店主修行中の娘さんに調査の説明をして許可をいただき、缶バッジのカウントを行ないました。大洗でも人気のあるお店だけあって、総数は110個、ガルパン公式缶バッジは85個に達していました。多くはファンの方からの寄贈品ですが、最近はウチでも集め出しました、との事でした。非公式同人系バッジは、以前に私が寄贈させていただいた自作缶バッジのあんこうチーム9個セットのみで、大洗発オリジナル品は26個を数えました。このお店でも、大洗の缶バッジだけが集まっていた流れが理解出来ました。


 続いて「ヴィンテージクラブ・ムライ」に行きました。コーヒーを注文した後に缶バッジ調査の趣旨を説明すると、奥さんが「それなら奥にも置いてあるんで、全部出さないと」と奥から箱に入れた缶バッジを取り出してきました。デザイン一種で一個とカウントいたします、と伝えると、それじゃ同じ柄のものは分けておきますね、と選り分けて下さいました。
 店主さんは「缶バッジの動向の調査、っていうのは初めて聞いたねえ、そういえばウチだって何個あるのか数えたこと無かったねえ」と笑っておられました。


 以前はカウンタースペースの棚やレジ横などに分散して貼られていた缶バッジも、今回の訪問時には店内奥の階段に設けられた大きなコルクボードに全てまとめて並べられてありました。ボードの大きさも、大洗では初めて見るサイズで、これまで見てきた限りでは最大のボードでした。200個以上は余裕で並べられそうな大きさでした。


 カウント作業に先立ち、許可をいただいた御礼として自作ガルパン缶バッジ11個を寄贈させていただきました。奥さんが大喜びですぐにボードに貼って並べてくれたので、それを含めてのカウントが楽に出来ました。
 300個近くは貼れそうな大きなボードの半分以上を占めているので、150個以上は確実にあるかなと推定しましたが、その通り総数は153個でした。ガルパン公式缶バッジは99個、大洗発オリジナル品は32個で、非公式同人系は私の寄贈分を除けば7個でした。結果を報告すると、やっぱり100個以上はあったんだ、と奥さんが嬉しそうに言いました。このお店でも缶バッジの保有数を把握していなかったようです。大洗の皆さんは本当におおらかだなあ、と感心したことでした。

 コーヒーを飲んでいると、店主さんが「これも記念にお渡しします」とファン手作りの店主夫婦イラスト缶バッジ2種を下さいました。大洗の各店舗でよく見かけるイラストの画風なので、熱心なファンの寄贈品だろうと察しました。なんでも店主さんの誕生日を記念して作られたものだそうです。


 永町から髭釜へ、そして大貫地区へと歩きました。水浜電車の大貫停車場跡の駐車場を見て、少し軌道跡を北へとたどってみました。


 駐車場の北の車道は、廃線跡の風情をよくとどめています。上画像右手の草に覆われた塀は、当時からのものだと聞いているので、線路そのものは現在の車道の半分程度の幅であったことになります。当時の写真を見ると、小さな電車が街並みの間の狭い軌道上を進んでいるので、その廃線跡を片側で少し広げて道路に転用していることが理解出来ます。
 今回は、缶バッジの調査を頼まれていましたから、廃線跡巡りは次の機会にやろうと決めていたのですが、歴史的遺産とかが大好きな身としては、このまま廃線跡をたどって探査を続けたい衝動にかられそうになりました。


 「梅原屋洋品店」に行きました。元気よく挨拶して缶バッジ調査のことを話して許可をいただきました。


 店主さんは「たぶんウチは100個ぐらいじゃないかな」と言いましたが、私もそんな気がしました。東町や曲松や永町に比べると大貫には缶バッジのコレクションをボードに陳列しているお店が少なく、コレクションとしてまとまっているのはこのお店ぐらいじゃないかな、と感じていたからです。

 以前に「さくらい」で缶バッジのことで話した時にも、大貫にはバッジを並べているお店が少ないから、お客さんが来てくれるところも限定的になってしまう、という愚痴めいたことを聞かされたことがあります。大洗を訪れるガルパン巡礼の相当数が、缶バッジ目当てであるだろうと認識されており、色んなお店でもっと缶バッジを出さないといけない、という議論になっていました。そのことを思い出して話したら、それはそうですよ、だからウチはこうして並べているわけですよ、とボードを仰ぎ見る店主さんでした。


 ボードの右上隅には、以前に寄贈させていただいた自作ガルパン缶バッジのカメさんチームセットも並べてありました。本来は6個セットですが、戦車2個を欠いているので4個となっています。この4個が、このお店にある非公式同人系バッジの全てでした。
 これらを含めての総数は105個、ガルパン公式缶バッジは75個、大洗発オリジナル品は23個でした。他サイズの3個も含めて大多数が大洗の缶バッジで占められていることが分かりました。

 カウント作業の後で、お茶をいただきながら、大貫商店会発のEDバージョン缶バッジのことなどを話題にして少し雑談しました。お話によると、EDバージョンはテレビシリーズの大洗女子学園の計8チームが全て出揃ったが、在庫がほとんど無くなってしまって商店街の販促品そのものが不足しているため、新たに作る計画がある、ということです。
 対戦校のEDバージョンとかが出るわけですかね?と訊ねたところ、そういう話は聞かなかったねえ、今までのやつを再発注して作って貰うとかって話は聞いたけどね、という返事が返ってきました。どのみち現時点では大洗女子学園の計8チームのEDバージョンが入手困難になっているようなので、再発注再生産していただけるのであれば、ファンにとっては朗報でしょう。ですが、新規デザインの缶バッジが出される可能性も否定出来ませんね・・・。


 帰りの列車の時刻が迫ってきたので、あと一ヶ所を調査することにして「日野屋商店」に行きました。既に二人のガルパンファンが居て談笑中でした。この日は「肴屋本店」にてダージリンの誕生日記念ミニイベントをやると聞いていたので、それに参加するのだろうな、と察しました。一人は見覚えがあり、向こうも私を覚えていたようです。記憶が間違っていなければ、以前に「いそや」に同じ日に泊まった方の筈でした。


 製作中のおからアートは「ペパロニ」と「ダージリン」でした。毎月色々作っておられる様子ですので、創作活動にとても熱心であることが分かります。趣味だと言っておられましたが、その域を完全に超えていると思います。芸術家の創造活動といってもよく、正式に「おおからアート作家」としてデビューしても違和感はないと思います。


 このお店の展示は、来るたびに変わっています。缶バッジの展示の位置も数も、前回と異なっていました。女将さんに缶バッジの総数を訊ねたところ、「壁に貼ってあるのとここの引き出しに入れてあるのとで全部だけど、何個あるのかしらねえ」と呑気そうに答えてきました。ボードは設けていませんが、かなりの数が集まっていることは知っていましたので、この機会にカウントさせていただきました。


 その結果、総数は81個、ガルパン公式缶バッジは53個、大洗発オリジナル品は3個でした。非公式同人系は23個あり、大半は蟻糖さえさんの寄贈品でした。「大洗女子絵画クラブ」なるグループを率いておられると聞きますが、この方の缶バッジは大洗の各店舗で見かけます。
 その後の雑談にて、女将さんに「大貫からまた新しいバッジが出るよ」と言われました。やっぱり出ますか、と応じると、「まず田口さんとこで幾つかオリジナルを出すみたい。あとココストアも出すんじゃなかったかな」との事でした。
 田口理容店が今後も缶バッジをオリジナル品の形で出す予定であることは、すでに前月の訪問時に店主の北見さんに直接示唆されていましたので知っていましたが、ココストアが出すと言うのは初耳でした。
 ココストアは、土日限定でばくだんおにぎり購入の特典としてEDバージョンの缶バッジを配布していましたが、その在庫も切れたという噂でした。なので、再発注したか、新たに出すかのどちらかだな、と推定しました。新たに出されるのであれば、設置パネルのポルシェティーガーでデザインしてくれればいいな、と思っていたのですが、実際にそうなったことを、次の10月の訪洗時に知らされました。


 大洗駅へ向かう途中、「和泉屋米穀店」の前を通りました。このお店にも、ダージリンの誕生日記念ミニイベントに参加するらしい人々が数人詰めかけていたので、遠慮して外から会釈するにとどめ、エルヴィンを撮影して道を急ぎました。


 少し時間があったので、大洗駅の反対側へ少し歩いて、水浜電車の廃線跡を一瞥しました。次に来た時は、この廃線跡の大部分を可能な限り探査して僅かな遺構なり遺物なりを見い出してゆこう、と思いました。その機会が本当に待ち遠しく感じられました。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く10 その5 「カワマタと石福と黒澤米穀店の缶バッジです!!」

2014年10月25日 | 大洗巡礼記

 「森屋菓子店」の次は「カワマタ」に行きました。このお店はガルパン巡礼が多く立ち寄る人気スポットの一つですので、缶バッジも相当数が集まっています。大部分は寄贈品だということですが、100個ぐらいはあるんじゃないかと推定していました。


 店の奥のガルパングッズ展示棚の最下段に、四枚のコルクボードを並べて缶バッジ類が陳列展示してありました。以前は缶バッジもバラバラに展示していたのですが、ボードにまとめて整理してあると、改めて数の多さが知られます。


 今回は、自作ガルパン缶バッジのウサギさんチーム8個セットを寄贈させていただきました。お返しにお店の武部沙織オリジナルバッジをいただきましたが、それではまた足りないらしく、女将さんは「いま五目御飯が出来上がりますんで、どうぞ召し上がって行って下さい」と言ってくれました。それで、席について缶バッジの調査も許可していただきました。
 缶バッジの総数は102個でした。やっぱり100個以上だったな、と納得しました。そのうちの75個が大洗公式ガルパン缶バッジでした。


 展示品の多くは、やっぱり武部沙織に関連するものが多いようです。ファンからの寄贈品がこれだけ集まるとは、当初は予想も出来なかったことでしょうね・・・。


 誕生日イベントの日にファンの方より寄贈されたという、ウェディングドレス姿の武部沙織のフィギュアです。精巧に作ってあるのに感心してしまいます。私も模型は作りますが、フィギュアの方は全く作ったことがありませんので・・・。


 缶バッジの中には同人系のものも幾つかみられます。ほとんどが武部沙織デザインでした。公式とは異なる、ファンの思い入れがつまった自由自在な画風に独特の味わいがあり、こういう非公式缶バッジのほうが楽しかったりします。数も多いし、一部はマーケットでの流通もあるので、ガルパン缶バッジのコレクションの一つのパターンとして、非公式同人系缶バッジを集める、というのはアリだと思います。

 かくいう私も、大阪や神戸や京都などでのイベントや交流会にて、缶バッジ交換などで時々ガルパン系のを見かけるので、可能な限り貰ったり買ったりしています。40個余りが手元にありましたが、見かけたものだけでも200種ぐらいはありましたので、大洗で見かけるものと合わせれば、公式缶バッジの総数の倍以上はあると推定されます。
 なお、私が持っていた40個余りのガルパン非公式同人系缶バッジは、「鳥孝」店主稲石さんの御希望によって全部を寄贈させていただいております。


 女将さんの心づくしの五目飯を美味しくいただきました。「カワマタ」では以前にマグロ串カツ、ギョーザ、焼きそば、肉じゃがをいただいているのですが、御飯ものは初めてでした。


 続いて向かいの「石福」に行きました。奥さんが店番をしておられたので、店主は配達回りの最中なんだろうな、と察しました。奥さんは私のことを「関西の方」または「隠居さんの常連さん」と呼びます。確かにそれで間違いは無いのですが・・・。


 店内のガルパンコーナーにある缶バッジをカウントさせていただきました。総数は61個、ガルパン公式は39個でした。非公式同人系は10個ですが、そのうちの9個は私が寄贈した自作ガルパン缶バッジのカメさんチーム6個セットおよび単品3個でした。このお店ではもともと非公式同人系バッジを持っていなかったことが分かります。


 32ミリサイズは58個、他サイズは3個ですが、この他サイズ3個は「飯岡屋水産」の試作品でした。以前に「飯岡屋水産」の社長さんに見せていただいたものと同じです。当初はこれで出そうとしたらしいのですが、サイズが40ミリなので、大洗町商工会の缶バッジマシンでは作れず、ボツになったものと聞いています。32ミリサイズに縮めて出せないことは無かったと思われますが、バンダイの許可も得られなかったのでしょうか。残念なことです。だから、ケイだけは未だに大洗オリジナル公式缶バッジが出ていません。


 おなじみの「多満留屋」の戦車形オリジナルバッジスタンドです。これのドイツ戦車タイプが欲しいなあ、といつも思ってしまいます。パンターG型後期とかラングとか・・・。


 「黒澤米穀店」に移動しました。このお店の缶バッジコレクションは、設置パネルの宇津木優季にちなんだデザインが多いことで知られますが、サイズ的には32ミリ以外のものが多く、ある意味独特なコレクションだと思います。


 上画像左手に、その32ミリ以外のサイズの缶バッジが並びます。円形だけでなく楕円形のもあり、ほとんどが宇津木優季デザインです。ウサギさんチーム関連も多く、逆に他のガルパンキャラをほとんど見かけません。右手には大洗発の公式缶バッジ類が並びますが、これを販売品と勘違いしている客も少なくない、と聞きました。多くはサービス品として、商品購入の際につけられるそうです。なお、このお店の公式オリジナル缶バッジが2種あり、いずれも茶碗と箸の購入特典となっています。


 店内左側の壁にも三枚のコルクボードが掛けられますが、イラスト類の展示が主体となっています。缶バッジは一部にとどまり、私が以前に寄贈させていただいたウサギさんチーム8個セットも含まれます。カウントの結果、総数は47個、ガルパン公式は13個でした。大洗発オリジナル品が7個、非公式同人系品が19個でした。全体として、公式以外の缶バッジが多いことが分かりましたが、お店の方は「えっ、そうなの?」と驚いておられました。


 朝からずっと調査して回った結果、予定していた店舗の大半を終えたので、「鳥孝」で一休みしました。店主の稲石さんも調査結果に興味津々で、「どこが一番多かったの?丸五さん?ああ、そうだろうねえ、あそこは娘さんが早くから一生懸命集めて回ってたもんねえ」と言いつつも、「ウチがどれだけ頑張ってもそんなに集められないな」と、競争心をのぞかせるのでした。
 でも同人系バッジではここがダントツの一位ですよ、と応じると、「そりゃそうだろう、星野さんにいっぱいいただいているし、こっちも同人バッジを集めてゆくんだし」と、得意げに胸を反らして笑っていました。


 2014年9月17日時点での、「鳥孝」の缶バッジコレクションです。三枚のコルクボードを並べて、左より大洗ガルパン公式、非公式同人系および大洗発オリジナル品、私の寄贈自作バッジ、というように分類して陳列してあります。総数222個を数えて、大洗では第3位に位置していますが、以降も私の自作缶バッジの寄贈や非公式同人系の追加が予定されているので、数的にはさらに増加するものと見込まれます。 (続く)

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ガールズ&パンツァー 八九式中戦車 エンディングVer.

2014年10月24日 | ガールズ&パンツァー

 ピットロードの通販サイト「ぺあどっと」から出ている、あんこうチームの「IV号戦車D型 エンディングVer.」に続いて、アヒルさんチームの「八九式中戦車 エンディングVer.」がリリースされる予定です。軍艦艦艇キットの方でも精力的に新商品を開発されておられるようですが、ガルパン関連でも地味ながら着実に歩を進めておられるようです。

 アマゾンの記事によれば、発売予定日は2014年11月30日となっています。ですが、まだ「ぺあどっと」上に紹介記事が出ていないので、正確な発売時期は確定していないのかもしれません。

 しかし、他の有名な戦車をさしおいてアヒルさんチームの搭乗車を商品化するというあたり、早い段階からアンツィオ戦OVAで八九式中戦車が大活躍するという情報を得ていたからなのかもしれませんね。日本陸軍の戦車もガルパンのおかげで知名度が一気にあがったようですが、そうでなければ、こうした可愛いオモチャのような商品になって登場することは無かったでしょう。

 あんこうチームのセットがそのままタミヤの1/35スケールIV号戦車D型に組み合わせて楽しめたように、今回のアヒルさんチームのセットもファインモールドの公式キットに組み合わせて楽しめそうです。私の場合はすでに八九式中戦車甲型も完成させており、砲塔上キューポラのハッチも開閉可能にしてあるので、磯辺典子キャプテンが搭乗可能です。
 しかし、あとの三人はそれぞれのハッチを接着してしまったので、上画像のような乗せ方が出来ません。どうしようかな・・・。

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く10 その4 「ウスヤ精肉店と森屋菓子店の缶バッジです!!」

2014年10月23日 | 大洗巡礼記

 翌朝は、6時過ぎに起床しました。朝食時間まで一時間余りあったので、朝の散歩に出かけて大洗漁港まで行き、途中のコンビニにて買い物をして戻りました。


 朝食後しばらくロビーにて雑談し、女将さんに「さかなや隠居」の食事処「平成魚松」の屋号の由来などを伺いました。かつては「魚松」という名の鮮魚店も営んでいたそうで、場所は現在の「肴屋本店」の向かいの駐車場であったそうです。割烹料理旅館として長い歴史をもちますが、かつては鮮魚店も運営していたわけですから、海鮮物の扱いに長けているのも納得出来ました。そのノウハウを生かしての、「平成魚松」への移行であったわけです。

 支払いを済ませて出発する際に、自転車が玄関外に見当たらないので探していると、女将さんが「星野さんの目の前に置いてあるじゃありませんか」と笑いをこらえながら教えてくれました。よく見たら、玄関内の展示バイクの前に並べてある自転車がそれでした。あまりにも室内の景色に溶け込んでしまっているので、お店の自転車かと思いこんでいたのでした。


 最初に「ウスヤ」を再訪しました。昨日は店主さんが私の寄贈自作缶バッジを並べるためにボードの一枚を外して降ろしていたため、詳細をカウントするのを延ばし、総数をカウントするにとどめていたからです。


 店内に入って右手にある陳列ボードです。私の寄贈自作缶バッジを含めた、最近の缶バッジが各種織り交ぜて並べられてありました。公式缶バッジと非公式缶バッジと大洗発オリジナル缶バッジとが入り混じっているので、一つ一つ確認しながらメモして数えました。


 このお店では、缶バッジを得た順に並べていますので、上から見て行くと大体の順番が分かります。私の自作缶バッジも、7月の寄贈分、8月の寄贈分、そして今回9月の寄贈分の順に並べてありました。大洗チームの全員を譲ってくれと頼まれていたので、少しずつお渡ししていましたが、この時点で、残るはウサギさんチーム8個セットのみとなっていました。


 陳列ボードの左側には、アニメイトの缶バッジやラバーマスコット類がたくさん掛けられていました。あんこうチームのキャラクターの名札やカードもあり、そちらはメンバー別に整理して並べてありました。


 店内に入って左手にある陳列ボードです。このお店にて缶バッジの寄贈および収集が始まってからの歴史を、缶バッジの順番によっておおよそ示しているようです。多少は入れ替えたり、隙間を埋めたりしているそうなので、厳密には順番が前後しているのもありましたが、全体として下にいくほど古いバッジが多く見受けられました。
 また、同人系を含む非公式のものを上に集めているようで、大洗発オリジナル品も大部分が上半分に並んでいました。これらをカウントした結果、ガルパン公式缶バッジは102個、非公式および同人系缶バッジは71個、大洗発オリジナル品は38個ありました。これらの全てが32ミリサイズで、他のサイズの缶バッジが17個ありました。


 このお店の缶バッジ総数228個は、今回の調査時点において「丸五水産」に次ぐものです。店主関野さんは「あなたに頂いたバッジが多いからねえ」と嬉しそうに語っていましたが、私の寄贈自作缶バッジを除いた173個でも、第三位の数なのです。これはガルパン公式缶バッジが102個あるのが大きい、と思いました。
 今回の調査の対象施設18ヶ所のうち、ガルパン公式缶バッジを100個以上カウントしたのは3ヶ所のみで、「いそや」と「丸五水産」とこのお店です。いずれもガルパンブームの初期段階から缶バッジの収集と展示に熱心であったところです。だからこの3ヶ所の缶バッジの総数が200個を超えているのも納得出来ます。やっぱりコレクションというものは、長く継続してこそのものですね。


 「森屋菓子店」に移動しました。ちょうど10時の開店時にあたっていたので、店主さんがまだ色々と準備中でした。それで外で待っていましたが、店主さんが「あっ、どうぞどうぞ」と促して下さいました。


 このお店の河西忍のパネルは、大洗にあるキャラクターパネルの中でもなぜか印象に残ります。毅然とした姿もそうですが、劇中でのカッコ良さとスマートさもそのまま写し取ったような仕上がりなので、服とかウォレットとかをつけなくても、存在感が充分にあります。・・・と思っているのは、私だけでしょうか。


 店内には店主さんパネルもありました。掲示板の上に大きな缶バッジが2つ並んで居るのに気付きました。カウント作業はこの2個からスタートしました。調査の趣旨を説明すると、「へえ、面白そうなことやってるんですな」と言い、「ウチにあるバッジはこれだけですんで」とわざわざ展示位置を教えて下さいました。収集とかされているのですか、と訊ねたところ、「いやあ、他では熱心にやってますからね、ウチでもやろうかなー、と思ったんだけどね・・・」と苦笑されていました。


 大部分の缶バッジは上画像のように簾を掛けた上につけて雑然と並べてあります。大部分はガルパン公式缶バッジで、ファンの方々からの寄贈品ですよ、と言われました。茨城空港の最初のスタンプラリーの特典缶バッジもありました。
 全てOPP袋から出してありますが、店主さん曰く「最初は袋とかいらなかったんだけど、いま考えるととっといたほうが良かったねえ」とのことでした。


 こちらには、前月に私が寄贈した自作缶バッジのアヒルさんチーム、そしてお店の公式オリジナル缶バッジ河西忍、大洗発オリジナル品が並んでいました。これらをあわせての総数は57個、ガルパン公式缶バッジは34個、同人系缶バッジは9個、大洗発オリジナル品は9個でした。大きなサイズのバッジが5個ありましたが、なかにはマグネットタイプも含まれていました。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く10 その3 「金丸釣具と鳥孝と大進の缶バッジです!!」

2014年10月22日 | 大洗巡礼記

 「丸五水産」の次は「金丸釣具」に行きました。このお店にも缶バッジのコレクションの展示があると聞いていたからです。でもコルクボード等の陳列板は見かけませんでしたので、別の形で並べてあるのかなと店内を探しました。


 大洗における各店の缶バッジの数や動向を調べている事を話しましたら、どうぞどうぞ、と言って下さいました。店内にはあんこうチームの五人の私服バージョンのパネルもありました。廣済堂出版のガルパントラベルガイドの宣伝POPでしたね。


 店主の石田さんが出て来られたので、少し話をしていたら、突然雨が強く降り出しました。自転車での移動中だったので外に出るわけにいかず、しばらく雨宿りさせていただきました。そのうちに石田さんとガルパンの話題で色々と盛り上がりました。
 店主さんパネルは奇抜なスタイルですが、石田さん御本人は至って真面目な方で、色々な話を真剣にして下さいました。釣具店として、ガルパンブームの中でどうやって盛り上げていったらいいか、というような重い話題もありました。なぜガルパンには女性ファンがほとんど居ないのか、という話もしました。


 このお店にも、たくさんのガルパン関連展示品があります。声優さんも訪れているようで、数人の方のサイン色紙がありました。石田さんも熱心なガルパンファンの一人なのでしょうね。


 缶バッジのコレシクョンは、奥の部屋に掛けてありました。段ボールか厚紙のような台紙に貼り付けて並べたものを、大きなビニール袋で包むという、他では見られない独特の展示法でした。変わっているのは店主さんパネルだけではなかったのでした。聞けば、ボードを架けたくても壁面が全て商品で埋まっているから、ということでした。
 缶バッジの総数は68個で、大洗ガルパン公式缶バッジの数が39個でしたので、非公式缶バッジや大洗発オリジナル缶バッジも少なくないことが分かります。そして68個全てが32ミリサイズでした。


 雨が止んだので、石田さんに御礼を言って次の調査地へ移動しました。「黒澤米穀店」と「江口又進堂」が並んでいますが、この日は後者を調査しました。数が多いと予想されたからです。歴女マダムの江口さんと色々話しつつ、本棚の上に並べてある缶バッジをカウントしていきました。
 100個も無いんじゃないかな、と言われましたが、実際には総数は114個でした。へえ、そんなにあるんだー、と感心していたところを見ると、江口さんも自店の缶バッジの数を把握していなかったようです。なお、大洗ガルパン公式缶バッジの数は90個で、ここでは公式バッジがメインになっていることが判明しました。
 と言うより、ファンからの寄贈品バッジがあまり無いのでした。キャラクターパネルの左衛門佐は、公式ではバッジ化しないことが明言されているので、ファンやサークルからの同人系バッジが多く寄せられそうな気もしたのですが、そうした流れはあまり出ていなかったようです。左衛門佐のファンが少ないことも影響しているかもしれませんね・・・。


 続いては「鳥孝」の缶バッジです。店主の稲石さんが缶バッジ収集に熱心でノリノリなこともあってか、最近急速に数を増やしているようです。私の自作缶バッジも、御要望を受けて90個の大部分を寄贈させていただくことが決まっているうえ、稲石さんが「同人系のバッジが欲しい」と熱望されるので、関西地区のイベントや交流会等で得たガルパン同人缶バッジの大部分も寄贈しています。
 なので、このお店の缶バッジは一気に増加していて、大洗での缶バッジコレクションレースに波乱を巻き起こしつつあるようです。ファンの間でも「鳥孝の缶バッジ多くね?」とか「見た事ない缶バッジがものすごく多い」とか噂されていると聞きました。

 それよりも重要なことは、稲石さんが分類や並べ方にも相当なこだわりを持っておられるという点です。公式と非公式とをきちんと分けて並べ、さらに時期やデザインなどによって順に整理しているので、上画像のように展示が見やすく分かり易くなっています。博物館のパネル展示を見ているような感じですが、こういう試みは「見せる」場合においてとても大切なことだと思います。


 上画像は、稲石さんが以前から「星野さんのバッジはまとめて三枚目のボードに並べるよ」と言っておられた、三枚目のボードです。壁掛けフックの粘着力が弱くて固定しなかったため、落下破損を恐れて下に降ろしてありました。今回の寄贈分も素早く並べていただいたので、この時点での寄贈自作缶バッジの全部を一見することが出来ました。全部で65個になっていました。
 稲石さん曰く「あとカメさんチームが入れば大洗は全員が揃うね。対戦校チームもみんな入るとボードは綺麗に埋まるよね」と。


 このお店のコレクションの特色は、ガルパン同人系缶バッジの多さです。ファンの間では有名な、ひたちなか市在住の蟻糖さえさん率いる「大洗女子絵画クラブ」の缶バッジを始め、ファンからの寄贈品がたくさん並びます。さらに私が関西地区のイベントや交流会等で得たガルパン同人缶バッジ33個を加えたので、大洗では最多の57個に達しています。
 私の寄贈自作分65個をあわせれば122個となりますが、総数が222個であるので、過半数をガルパン同人系缶バッジが占めていることになります。これが「鳥孝」のコレクションの特徴であり、稲石さん自身が同人系缶バッジをさらに欲しがっていることもあって、その傾向はますます顕著になるものと想像されます。


 大洗発オリジナル缶バッジの方は、まだ16個しかありませんでしたが、諸情報によれば、これまで大洗の各店舗から出されたオリジナルバッジの総数40個余りの大部分がまだ入手可能であるそうなので、それらも頑張って集めるよ、と宣言する稲石さんでした。
 どうやら、公式缶バッジの方で数を競うのは、とうに諦められたようです。この時点での大洗ガルパン公式缶バッジの数が78個で、全体の四割にも達していない点が、そのことを物語っているようでした。


 いったん宿の「さかなや隠居」に入って休憩し、夕食を食べに再び出かけました。途中で「加藤豆腐店」に立ち寄り、店先に展示してあるボード上の缶バッジをカウントしました。缶バッジの総数は39個で、大洗ガルパン公式缶バッジの数が33個でした。外から一瞥しただけでは、20個ぐらいかなと思っていたので、30個以上あったのは意外でした。すべてファンからの寄贈品だそうです。


 夕食は「大進」で「天丼ざる蕎麦」をいただきました。


 お店の奥の座敷席の入口の戸に、缶バッジのボードが掛けられています。最初は一枚だけだったのが、数が増えてきて二枚になっています。大洗マークが、下では大進マークになっているのが楽しいです。カウントをして、缶バッジの総数が58個、大洗ガルパン公式缶バッジの数が42個であることを知りました。
 店主さんも「そんなにあったっけ?」と笑っていましたので、ここでも数はまったく把握されていなかったようです。また、全部が32ミリサイズでしたので、すっきりした展示になっていました。


 宿に戻って、自分の得た缶バッジを整理して並べてみました。今回は調査がメインで゛食べ歩きや買い物は全くしていなかったにもかかわらず、25個もありました。自作缶バッジを寄贈させていただいた馴染みのお店が少なくなかったうえ、記念にどうぞ、と言われて有難く頂戴したケースが殆どでした。八朔祭が終わった後であるためか、その缶バッジが6個も揃いました。まだ各店舗にかなりの在庫があるようですね・・・。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く10 その2 「いそやとさかげんと丸五水産の缶バッジです!!」

2014年10月21日 | 大洗巡礼記

 大洗における缶バッジの調査行動は、事前のK氏との相談にもとづき、陳列ボードを設置している店を主に行うことに決めていました。その場合、北は「いそや」、南は「梅原屋」までの範囲に点在する約20ヶ所の店舗が対象となります。この20ヶ所全てを一泊二日の行程にて調査出来るかどうかはまだ分からなかったので、とりあえず対象店舗が多い北側から順に調べてゆくことにしました。
 まだお昼ご飯を食べていなかったので、調査前にどこかで軽く食べる事にしました。


 大洗駅から「榎澤輪業商会」まで歩いた道の一部は、前月に江口さんに教えていただいた水浜電車の廃線跡です。これも調べてみたかったのですが、時間が無いので、次の機会にゆっくり探索することにしました。今回は移動をスムーズにするべく、「榎澤輪業商会」にてレンタサイクルを借りました。


 商店街を北上し、大洗磯前神社の一ノ鳥居をくぐり、宮下の商店街に至りました。そのなかの「昭来軒」という食事処に入りました。まだ入ったことが無いお店でしたし、この日の昼食は軽くラーメンでも、と考えたからです。


 「昭来軒」は、いかにも昭和の大衆食堂といった雰囲気のお店で、店先でお婆さんが番をしていました。挨拶をし、世間話をしながら席に案内されました。釣りや海水浴やサーフィンで来られる方がよく利用している、と伺いました。


 ラーメン定食を注文していただきました。御飯はアサリ丼にしてもらいました。素朴な昭和の中華そば、といった感じの味でした。


 昼食を済ませ、近くの「いそや」に行きました。今回の缶バッジ調査活動の最初の対象施設でした。ファンの間では最も沢山の缶バッジを並べているところだと噂されていますが、果たして実際にそうなのかどうか。正式にカウントするのは今回が初めてでしたので、どういうデータになるのかがある意味楽しみでした。

 カウントは、缶バッジの総数を最初に数え、それを大洗ガルパン公式缶バッジの数、ガルパン非公式(同人系)缶バッジの数とに大別しました。大洗ガルパン公式缶バッジとは、バンダイの認可を得て大洗町商工会が正式に作って各商店街に配布しているものを指します。ガルパン非公式(同人系)缶バッジとは、ファンやサークルなどによって作られて各店舗に寄贈されているものを指し、アニメイトなどの企業が作ったバッジも含めました。私が寄贈してきた自作缶バッジもその範疇に入れました。続いて、大洗発のオリジナルバッジの数と、32ミリサイズのバッジの数とを数えました。
 これらのカウントによって、それぞれのお店の缶バッジコレクションの傾向を把握し、他のアニメの缶バッジにはない大洗独自の缶バッジの動向を浮き彫りに出来ないか、というのがK氏の試みであり、その基礎調査を私が代行したわけです。


 久しぶりに訪れた「いそや」のガルパンミュージアムは、さらに展示品の数を増やしていました。缶バッジ類も、二枚目のコルクボードを上に追加してずらりと並べられていました。下にはサークルケイサンクスのフェアで出ていたピンバッジも並んでいましたが、これらは対象外でした。


 まず、調査日を、2014年9月16日と記しました。この時点での「いそや」の缶バッジの総数は204個でした。パッと見て大体200個ぐらいはあるかなと予想していましたが、ほぼ合っていました。そのうち、大洗ガルパン公式缶バッジが119個でしたので、「意外に少ないな」と感じました。
 当時の私の手元にある大洗ガルパン公式缶バッジが106個だったので、13個の差しか無いわけです。デザインを見てゆくと、イベント限定品ばかりが目立っていました。通常の大洗巡りにて得られる品のほうで見当たらないものがかなりありました。


 相変わらず、凄い数の展示品です。ファンからの寄贈品がドンドン増え続けているようで、前回見たことのない絵や画像やグッズが相当数ありました。


 もはや壁は全て埋まり、天井にも一番くじ賞品のフラッグが留められています。寄贈を受ける度に適当に追加していったらしく、以前から掛けられている額縁の上にもイラストが貼られ、もとは食事スペースだった部屋の机などは陳列台に転じています。


 続いて「さかげん」の缶バッジをカウントしました。缶バッジの総数は35個、大洗ガルパン公式缶バッジは14個でした。このお店ではガルパン非公式(同人系)缶バッジの方が多かったのです。これは、プラウダ高校関連の缶バッジにおいては公式のものがたった2個しかないことも影響しているようだ、と感じました。調べてみるとなかなか面白いものです。


 「ウスヤ精肉店」では自作ガルパン缶バッジをまず寄贈させていただきました。あんこうチーム9個セット、カメさんチーム6個セット、カモさんチーム5個セット、アヒルさんチーム6個セットの計26個でしたが、これもこのお店の缶バッジの総数に含めましたので、合わせて228個となり、「いそや」の204個をあっさりと抜きました。
 店主の関野さんには、以前より自作缶バッジの大洗チームの全部を譲ってくれと頼まれており、前月と前々月にも自作ガルパン缶バッジを寄贈しているので、それも合わせると55個の多きにわたります。このお店の缶バッジの2割以上を占めていたわけですが、さらに20個を追加寄贈する予定であったので、3割ぐらいに達するだろうと考えました。
 当の関野さんは、大喜びでボードに私の寄贈バッジを並べる作業にとりかかっていました。各チームの並べ方を聞いてきましたが、私も正確に覚えていなかったので、「お好きなように並べて下さい」とすすめておきました。


 続いて「丸五水産」にてカウントをしました。店主や奥さんに調査の趣旨を伝えると「ちょっと待って、奥にもあるから」と言われました。どうやら店内の陳列ボードに並べてあるのが全てではないようでした。「最近に娘が集めたのはまだ並べて無いんで、それもカウントしてね」と、平たい駕籠に入れた缶バッジの山を出してきました。
「缶バッジは全部数えるの?同じやつも数えるの?」
「いえ、一種のデザインで一個と数えますんで、同じデザインのが幾つかある場合は、一個だけを数えます」
「そうなの、するとこれとこれは同じやつだから、別にしておくね」

 お店でも何個あるのかを全く把握していなかったらしく、何個あるんだろうねえ、と私のカウント作業を興味深く見守って下さいました。結果として、缶バッジの総数は233個、大洗ガルパン公式缶バッジは135個でした。多そうだなと予想していたガルパン非公式(同人系)缶バッジの方は、29個にとどまりました。そのうちの6個は、私が以前に寄贈した自作のカメさんチームセットでした。大洗発のオリジナルバッジのほうが37個と多かったのは、予想外でした。


 このお店では、陳列ボードを分けていて、左側の大きなボードに大洗ガルパン公式缶バッジを並べ、右側の小さいボードにそれ以外の缶バッジを並べています。それでカウントが楽だったのですが、こうして整理して並べているお店は、他には「鳥孝」だけだったので、缶バッジのコレクション自体にかなりの思い入れを持っておられることが伺えました。
 缶バッジの多くは、店主の娘さんが、ガルパンファンの一人として早い段階から集められたものと聞きました。茨城空港のウサギさんチーム6個セットもコンプリートされていて、地元民ならばでの強みが発揮されていました。
 なので、今回の二日間において調査した18ヶ所のうちでは、缶バッジの総数も、大洗ガルパン公式缶バッジの数も、ともにトップでありました。

 つまり、大洗で最も沢山の缶バッジを集めているのは、2014年9月16日時点ではこの「丸五水産」だったのです。「いそや」が一番多いのではないか、という噂は、やはり単なる噂でしかなかったのでした。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く10 その1 「大洗駅の缶バッジです!!」

2014年10月20日 | 大洗巡礼記
 私のガルパン巡礼、大洗行きは、2013年の11月からほぼ毎月続いていますが、暑さに弱いため、夏季の訪洗は控えようと考えていました。が、諸事情によって7月も8月も大洗へ出かけたため、9月ぐらいは休もう、と本気で考えていました。だから事前の計画づくりも宿泊予約も、9月第二週の末まで全くやっていませんでした。

 そうして休日には久しぶりにガルパン戦車プラモデルを作ろう、と思って部屋に積んである未製作のキットを色々チェックしたりしました。次はカメさんチームの38t戦車をインテリアも再現して楽しむか、と箱を開けて中身をチェックし、ガルパン仕様への追加工作および改造ポイントをノートにまとめたりしているうちに、玄関の方で郵便物が投函される音が聞こえました。公共料金の請求書類か、と思って取り出すと、知人のK氏からの手紙でした。意外な気がしました。

 と言うのは、K氏とはひと月前に京都のアニメイベントで初めて会ったばかりで、話も少ししただけの顔見知り程度であったからです。愛知県岡崎市の人で年は四つほど下ですが、京都の大学で聴講生としてアニメ文化について研究している、と聞きましたので、勉強熱心なんだなあ、と感心したのを思い出しました。
 さらに意外だったのは、手紙の内容でした。大洗ガルパン缶バッジの動向について興味があり、研究テーマの参考資料にしたいので、詳しいデータまたは数値を調べて教えていただきたい、という旨でした。添えられた紙を開くと、「大洗町のガルパン缶バッジの諸数値」と題した未記入のリストでした。施設名、ボード有無、缶バッジ数、公式、同人、32ミリ、他サイズ、総個数、といった要目が並べられていて、K氏が知りたいデータまたは数値というのが、大体理解出来ました。

 そういえば、大洗発のガルパン缶バッジに関しては、その総数はおろか、種類や在庫状況や各店舗での配布実態などもほとんど明らかになっていません。缶バッジを作成している商工会すら全容を把握しないままに推移しているらしく、ファンの中にも全部の缶バッジをコレクションしている方は居ないと聞きました。
 今年に入ってからは数が増えるだけでなく、ファンや同人の作成による缶バッジも加わり、また商店街の各店舗がオリジナルバッジを相次いで出しているため、頻繁に大洗へ通っているファンですら、缶バッジの動向の全てを掴み切れないそうです。私自身はイベント等にはあまり参加しないため、イベント限定の缶バッジにはほとんど縁が無く、通常の大洗行きにて入手可能な分しか把握していません。
 なので、K氏が知りたいデータまたは数値、というのも、私の場合は正確に得られていないな、と改めて思いました。

 手紙をしまいながら考えていると、計ったように携帯電話が鳴りました。K氏からでした。手紙の内容に関する丁寧な説明があり、自身は勤務のかたわらで休日には大学へ行ってるので、大洗に行きたくても行けない、という話をしてきました。星野さんは毎月大洗へ行かれているし、ブログにも缶バッジの画像を豊富にアップされているし、缶バッジを自作して寄贈しておられるし、時々中間報告の形で大洗ガルパン缶バッジの動向をまとめておられるので、ガルパンファンのなかでもかなり缶バッジに詳しい方とお見受けする、出来れば9月中に大洗へ行って、ガルパン缶バッジの諸数値を録ってきていただけないか、と言われました。
 そういうことか、と理解し、なんだか面白そうな研究をしてるんですね、と問い返しました。

「いやあ、実はですね、アニメ文化をグッズにおいて多角的に捉えて考えてみようと思いまして、グッズの中でも安価で普及率がたかい缶バッジに注目してるんですね。これが日本のアニメの人気と普及と構築される文化的土壌にどのように関わるか、というのがいま僕が考えてるテーマなんですけど。それで、缶バッジというのは、だいたいはアニメグッズとして企業が作って、アニメの専門店で販売して、ファンの中に広がるという流れですよね」
「まあ、そうですね」
「星野さんも御存知だと思いますけど、僕は艦これのファンなんで、艦これの缶バッジの動向とかいろいろ調べてるんですけど、ファンやサークルが作ってるのも大体はアニメの専門店で販売して、ファンの中に広がるので、流通のパターンは共通している。でもガルパンのはどうもそうじゃないみたいですね」
「そう、違いますね」
「僕の大体の理解ですと、企業つまりバンダイは認可だけ出して、実際に作るのは大洗町の商工会。それを商店街の各店に配って、販売するのでなく原則的には販促品として使用。それをファンだけでなく各店でもコレクションして回る。しかもどういうバッジを作って出したか商工会でも把握していないから、これまでの動向や状況が熱心なファンにも掴めていない、地元の商店街でも正確に知らない。こういう理解で合っていますか?」
「それで合っていると思います。私の理解もそんな感じですので」
「ああ良かった、しかもですね、ガルパンの缶バッジというのはアニメグッズのマーケットに全然流通していないらしい。アニメイトでもらしんぱんでもメロンブックスでも売ってないんですよ。どうも大洗町でしか手に入らないらしい」
「そうですよ。私も大洗以外では見たこと無いですね。アニメイトが発売しているやつは少し出回ってますがね、大洗発のはネットオークションで見かける以外は実物を見たことが無い」
「でしょう?そうなんです。それって、非常に珍しいパターンだと思いません?他のアニメの缶バッジは、レア物だって交流イベントとかでも出てくるし、販売や交換もやってますよね。でも大洗のガルパンの缶バッジだけは、ガルパンファンが持ってきてくれなきゃ、全然本物を見られないんですね。僕だって、星野さんに見せてもらって初めて知りましたしね」
「その大洗発のガルパン缶バッジの詳細やデータを知りたい、ということですが・・・」
「そうなんです。それなんです。手紙につけました調査リスト、あれに数値を録って入れていただけませんか、とお願いしたいのです」
「それは分かりますが、今月は大洗に行くという予定がありませんのでね・・・」
「そこをなんとかお願いしたいのです。僕が大洗に行って調べるのが筋なんですけど、休みは全て大学かレポート作成なんで、行く暇が全く無いんです。レポートもほとんど10月に提出締め切りがあるんで、缶バッジのテーマも中間レポートを出さないといかんのです」
「うーん」
「無理をお願いしているのですから、費用はこっちで出します。切符と宿を手配しておきますよ」
「いや、それは・・・」

 そんな流れで二度は辞退したものの、三度目の電話で長々とお願いされてついには押し切られ、受けざるを得なくなりました。仕方なしに大洗行きの日時の候補案を伝えると、K氏はその日のうちに全ての手配を完了したらしく、夕方には嬉しそうな声で報告の連絡を入れてきました。
「とりあえず全部取っておきましたんで、切符は明日に届くと思います。宿の方は星野さんのお気に入りの「さかなや隠居」です」
 そして翌日には往復の切符が一通り送られてきました。どの列車に乗ってもいいように、特急券は自由席で買ってありました。驚いたことに、一万円相当のギフト券まで添えられてありました。これで大洗で土産でも買って下さい、ということなのでしょうが、大洗のお店で使えるものなのかな、と疑問に思いました。
 かくして9月も大洗へ行くという成り行きになりました。これもガルパンファンの宿命か、となにか諦めたような、悟ったような心境に陥りました。アルバイトの一種と思えば良いか、とも考え直しました。


 今回は、大洗の各店舗における大洗ガルパン缶バッジのデータまたは数値を調査する、というのが目的なので、時間的にはそんなにかからないだろうと判断しました。午後から調査に回っても余裕があると考えたので、朝は9時過ぎから列車利用でのんびりと行って、水戸駅には12時過ぎに着きました。そのまま鹿島臨海鉄道のホームに移動しました。


 ラッキーなことに、今回の12時33分発の列車はガルパンラッピング車輌の2号車でした。最近は毎回ガルパンラッピング車輌に乗ることが叶っているので、不遇続きの自分にもようやく運が向いてきたか、と大げさでなく本気で感動しました。


 とにかく、これでテンションもあがってまいりました。最初は行く積りが無く、突発的な事情にて出向いた次第ですが、いざ大洗に向かう機会に立ち会ってみると、やっぱり大洗へ行くのは楽しいもんだ、と感じました。目的がどうであれ、ガルパンファンとして大洗へ行くのは当たり前で自然なことなのだな、とも思いました。


 何度見ても楽しいガルパンラッピング車輌です。サンダース大附属校のケイとナオミが並んでいますが、なぜかアリサはいないのです。劇中ではけっこう目立っていたのに、忘れ去られてしまったのでしょうか・・・。


 あんこうチームのデザインも楽しいですね。最近はこのチームの立体商品化が相次いでアナウンスされていまして、ついには1/12スケールのフィグマ搭乗用Ⅳ号戦車D型もリリースが決定したということです。しかも「シリーズ最初の製品」と銘打っていたそうですので、この大きなスケールの商品が続けて幾つか出されるということらしいです。買っても置き場所に悩む人が続出しそうですね・・・。


 聖グロリアーナ女学院のメンバーはダージリンとオレンジペコだけで、アッサムが居ません。ラッピングのデザイン案にも組み込まれなかったのでしようか・・・。だとすれば寂し過ぎますが、しかし劇場版ではどうやらセリフが入っている様子、アッサムにもようやくスポットがあたって輝き出すのでしょう。
 以前に、ガルパン交流板か何かでアッサムの本名の苗字が「浅見」であるという記事を見ましたが、公式設定にはありません。私自身は「浅見」と言えば名探偵浅見光彦を連想しますが・・・。


 ここでもあんこうチームが目立っています。チームで主役をつとめているのも、アニメのキャラクターの有り方としては珍しいほうだと思います。


 繰り返しますが、ダージリンとオレンジペコの間にはアッサムが居るべきなのです。乗務員室昇降口の窓が無ければ、堂々とアッサムの姿が貼られていたのではないでしょうか。


 この列車は、大洗が終点となっていました。折り返して水戸へ戻るわけですね。時刻表を見ると、この水戸と大洗とを連絡する列車にガルパンラッピング車輌が含まれる確率が高いようです。


 車内も相変わらずガルパン一色です。毎月同じものを見るので、定期的な付け替えはやっていないのかもしれません。


 この日もガルパンファンが二人ほど乗ってきて、吊り下げられたガルパンポスターを一枚一枚順に撮影していました。撮影し終わると、降りて駅構内へ消えてしまいました。どうやらガルパンラッピング車輌だけが目当てだったようです。


 窓の外に広がる田の多くは、稲の刈取りを終えていました。暦は冬に近づいているのだなと実感出来ました。


 話題の田んぼアート「みとちゃん」はまだ健在でした。と言うより、まだ稲穂が黄金色になりきっていないのでした。刈取り収穫のタイミングは10月に入ってからかな、と思いました。しかし、ここまで育ってもデザインの輪郭がはっきりと保たれているのは素晴らしいですね。


 大洗駅のインフォメーションコーナーは、冷泉麻子で埋め尽くされていました。9月1日の誕生日イベントに際して展示替えを行ったわけですね。


 さあ、問題の大洗ガルパン缶バッジです。K氏に依頼された調査活動は、ここ大洗駅の展示缶バッジを調べてカウントすることからスタートしました。前述のように、調査項目には「ボード有無」というのがあり、K氏の追加説明では「原則としてボードに並べてある分をカウント対象にして下さい」とのことだったので、調査対象となる施設や店舗はかなり絞り込まれます。
 調査は、ボードの数、缶バッジの総数を捉えたうえで、缶バッジのうち公式のもの、非公式のものに分類し、またサイズ別にもカウントする、といった形で進めました。星野さんの寄贈したバッジもカウントして下さい、とのことだったので、私としてもこれまでの寄贈分の再確認といった側面がありました。


 カウントを行ってリストに数値を記入し、駅舎を出ました。調査そのものは数分もかからないので、これは思ったよりも楽なアルバイトだな、と感じました。交通費も宿泊費も全て依頼者持ちでしたから、こんな楽な大洗行きというのも良いかもしれないな、と思いました。 (続く)
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ねんどろいどぷち ガールズ&パンツァー を陳列しました

2014年10月19日 | ガールズ&パンツァー

 去る9月28日に届いた、グッドスマイルカンパニーさんの「ねんどろいどぷち ガールズ&パンツァー」の全11体を陳列して飾っておくべく、適当なディスプレイケースをあれこれと探していたのですが、ダイソーにて相応しいサイズのケースを見つけました。


 400円ぐらいの品で、重ねることも可能です。模型やフィギュアや人形などの展示用として基盤に雛壇がついているタイプです。これはいいな、と思って購入し、11体を並べてみましたら、良い感じにまとまりました。


 ケースの蓋になっている透明箱を取り外した状態です。


 ケースの横幅は35センチです。これよりも小さいサイズのものもあったのですが、11体を雛壇に飾ると前列に5体、後列に6体が入りますので、ケースが小さいと窮屈になってしまいます。前列にあんこうチームの5人、後列に対戦校チームの6人を配置して、ある程度の間隔をおくと、交互に見える形に並びます。


 これは昼間のうちに撮影したものです。陽光が部屋に最も広く差し込む時間帯だったので、照り返しによって明るく浮かび上がっていました。


 左側の5体を接写しました。前列に冷泉麻子、武部沙織、後列にダージリン、ケイ、アンチョビがねんどろいどぷち特有の可愛いデフォルメ観を示しています。


 右側の5体を接写しました。前列に五十鈴華、秋山優花里、後列にはカチューシャとノンナ、西住まほが並びます。よく見ると対戦校チームのキャラクターは、目の輪郭を逆台形にほぼ統一してありますね。あんこうチームの二人の丸い眼と対照的です。


 中央の西住みほは大きなヘッドホンを付けています。でも劇中では咽頭マイクを装着しているシーンが多かったので、そちらの姿にて造形した方が良かったのではないかと思われます。ヘッドホンのパーツを取り付ける際、両手の位置をセットするのに少々手間取りました。


 改めて全員をフレーム内におさめて斜めから撮影しました。ガルパンのキャラクターはいずれも個性的で存在感が半端でないので、どういう撮り方をしても印象的な画像が出来上がります。見てるだけでも楽しいです。


 大洗公式ガルパン缶バッジ100個を並べた陳列ボードを背景に置いてみました。博物館の展示みたいな感じになってきて、見るのが更に楽しくなりました。今後、大洗の各店舗でも似たような展示パターンが増えてくるかもしれませんね。
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五十鈴華はお肉、冷泉麻子はケーキ

2014年10月18日 | ガールズ&パンツァー

 またまたアンツィオ校との食事交流会のワンシーンです。五十鈴華がステーキらしいのを食べ、冷泉麻子がケーキばかりを食べています。ある意味、象徴的なシーンですね。

 あんこうチームの他のメンバーでは、武部沙織がいつも納豆を食べていますし、秋山優花里は飯盒を常時携帯していることからミリメシが多いのでしょう。残る西住みほは、食事の好みが劇中でもあまり示されていませんね・・・。

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パスタを食べる磯辺典子キャプテン

2014年10月17日 | ガールズ&パンツァー

 上画像は、前回と同じくアンツィオ校との試合後の食事交流会の一コマです。アンツィオ高校チームの人数の多さに驚かされましたが、ここでは磯辺典子キャプテンの意外な一面にびっくり。

 御覧のように、パスタをトングで皿に取ろうとしているのですが、既に皿にはそれなりの量が盛っているにもかかわらず、その倍に近い量を追加しようとしています。子供みたいな笑顔で、です。アヒルさんチームの中では一番小柄ですが、食欲は一番勝っているようです。大食いのナンバーワンは五十鈴華ですが、これに次ぐのが磯辺キャプテンなのかも。

 それに、こういう感じでパスタをたくさん取って食べる、というのは私自身がそうなので、このシーンには笑ってしまいます。

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