今月の模型サークルの定期会合の席で、ガルパン戦車仲間のT氏に、「最近は継続チームの戦車ばかり作っているそうやな。サンダースのは作らへんのかね?」と言われたからではありませんが、久しぶりにサンダース大学付属高校チームの車輌を作ってみることにしました。(関連記事はこちら)
今回製作するのは、上図左の黄枠内の車輌です。実際の米軍でも使用されていた、GMCの2.5トントラックです。劇中車は医療車または救護車のようですが、赤十字の布幕は取り外しが出来て、普通のトラックにもなる、ということですので、とりあえずは普通のトラックとしての姿に仕上げてみる4ことにしました。
適応キットに関しては、サークルの先輩N氏の教示によって、イタレリの製品があることを知りました。(関連記事はこちら)
ですが、古い時期の製品なので、模型店や大型量販店の店頭では見つからず、通販や中古ショップを中心に色々と探し回り、なんとか7月に確保しました。このキットはタミヤから似たような製品が出ているのですが、パーツの合わせや組み付け手順は異なっているようです。
劇中車に仕上げるには、キャブの形状が異なっています。劇中車のキャブのパーツは、同型車輌のタンクローリータイプのキットに入っていますので、そちらも色々探し回って、8月の初めに奈良の中古ショップでやっと見つけました。上図の上のパッケージがそれで、同じイタレリの製品です。
N氏の教示によれば、この二つのキットのキャブ部分パーツを交換すれば、簡単に劇中車が出来るそうです。
双方のパッケージを開けて中身を確認しました。同型車輌のキットですからシャーシーや車輪などのパーツは共通で、キャブのパーツも組み付け手順は同じですから、交換するだけで劇中車を再現出来ることが実感出来ました。
とりあえず、トラックタイプを劇中仕様で作り、もう一方のタンクローリータイプも、機会を見て組み立てて、サンダースチームの水補給車に仕上げるのも良さそうだな、と思いました。
かくして、GMC2.5トントラックの製作に取り掛かりました。私のガルパン車輌の52作目にあたります。
ステップ1ではシャーシーを組み立てます。ステップ2で車輪を組み立てて、各装備品とともにシャーシーに組み付けます。私の製作では、車輪類は塗装後の組み付けになります。
ステップ1で組み立てるパーツを全て切り出して並べました。トラックのキットにおいては、メーカーを問わず共通する組み立て方ですが、このような中央に各パーツをはさんで両側から接着して組み立てる方法は、意外にも手間がかかります。既にズベズダやトランぺッターのキットでトラック系を作ってきましたが、みんな同じような組み立て方なので、この頃は慣れてきました。
難なく組み上がりました。今回のキットは旅行中に宿で制作しましたので、合間に温泉に浸かったりしていい気分の中で集中して作ることが出来ました。
ひっくり返して見た状態です。トラックのシャーシー部分は、きっちりと箱型に組み上がったかどうかが重要で、少しでもズレや歪みがあると、後の工程に大きく影響します。
製作ガイド図がイタレリスタンダードの大まかな描写に終始するため、キットの実物をパーツ毎に仮組みでチェックしながら作業を進める必要がありました。
ステップ2に進みました。まず車輪を組み立てます。
これも数分で仕上がりました。戦車と違ってトラック系は車輪の数が4つまたは6つしかありません。予備タイヤを含めても最大8つを超えることはないので、楽です。 (続く)