履帯と転輪上部とを接着しました。足回りが引き締まって更にカッコよく見えます。ガルパン仕様の再現は、後部の二つのハンドルを除いて全て行ないましたので、とりあえずこれで完了としておきました。
つや消しクリアーを吹き付けました。今回車体色に使用した塗料「黒森峰ゲルブⅠ」は半光沢なので、つや消しをかけることで劇中車のような落ち着いた色感にまとまります。
ティーガーⅠは、この日初めて黒森峰女学園に納車されました・・・、という感じでした。黒森峰女学園戦車道チーム隊長の西住まほが登場しました。
まほ 「綺麗な車体だな。整備も万全のようだ」
さっそく試乗する西住まほ。
まほ 「まずは、戦車前進」
そこへ、一年生にして副隊長の西住みほがやって来ました。
みほ 「お姉ちゃん、ティーガーⅠが届いたんだね」
まほ 「みほも乗るか?」
みほ 「うん」
西住みほはローダーズハッチを開けてそこにおさまりました。
みほ 「新しい戦車はいいね」
まほ 「そうだな」
そうして二人でティーガーⅠに乗って練習場を走り回りました。
黒森峰女学園が無敵の九連覇をなしていた頃のシーンです。
会話する西住姉妹。話題は試合や戦術など様々でした。西住流の隊長と副隊長がこうして揃っているシーンを、アニメシリーズで一度見てみたかったですね・・・。
今度は西住みほがキューポラにおさまりました。
みほ 「この位置もいいな」
まほ 「そうか、それならそのポジションでやってみるか」
西住みほにとって初めての戦車道全国大会での、搭乗車と指揮位置が決まった瞬間でした。
さらに西住まほが言いました。
まほ 「ティーガーⅠはもう1輌が数日後に届く。車番は217だ。みほはそれに乗れ」
みほ 「え?いいの?」
まほ 「ああ、それから今度の大会ではフラッグ車も任そうと考えている」
みほ 「えっ?!」
かくして、その後、プラウダ高校チームとの決勝戦での、あのシーンを迎えたわけです・・・。
試乗を終えて校舎に戻る西住姉妹でした。
いやー、ガルパンキャラクターのフィギュアがあると色々楽しめますね。今回使用した「にいてんご」のシリーズは黒森峰時代の西住姉妹を再現出来るうえ、サイズ的にもキットの戦車とあまり違和感がありません。ハッチにもおさまりますし、並べて撮影しても良い図が得られます。
ともあれ、黒森峰女学園チームのティーガーⅠが完成しました。製作日数は、2015年1月29日から2月5日までの8日間で、組み立てに約3日、塗装に1日かかりました。組み立て作業の途中で、大洗へ二泊三日の日程で出かけていましたので、それ以外の日はほとんどキットに向かい合っていたことになります。
今回はタミヤのキットでしたので、楽に組み立てることが出来ました。ガルパン仕様への追加工作も、後部の道具箱ラックの自作をのぞけば、ほとんど小改造で済みましたので、初心者にはおすすめのキットです。
ティーガーⅠだけでなく、黒森峰女学園チームの戦車は、すべてタミヤからキットが出ていますから、大洗女子学園チームの戦車を揃えるのに比べれば、楽に作れてすぐに揃えられるのではないかと思います。あと、ガルパン仕様では車体色もシンプルなので、塗装も楽ですね。
なお、今回のタミヤのキットで、より劇中車に近づけるのであれば、前述の車体後部マフラー横の二つのハンドルを付けるほか、後部左側マフラーの内側にC型シャックルを一個取り付けます。ですが、C型シャックルの取り付けはパーツの組み合わせ上ちょっと無理があり、マフラーカバーに穴を開けたりしないと出来ません。劇中車の取り付け状況も、詳しい画像が無いので分かりにくいです。
さらに、履帯も極初期型の特殊なタイプに交換することになります。でもそのタイプの履帯は、同じタミヤの極初期型のキットには入っておらず、フリウルモデルから金属製パーツが出されているのみです。