気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパン最終章第2話のパンフレット下巻

2019年06月30日 | ガールズ&パンツァー

 きのう6月29日、サークルのガルパン仲間で岡山県赤磐市在住のI氏が、午前中に姫路でガルパン最終章第2話を視聴し、帰りに拙宅に立ち寄って上図のパンフレット下巻を下さいました。かねて購入を頼んであったものです。

 お菓子を出して、コーヒーを淹れ、姫路の状況はどうでしたか、と問うと、「土曜日ですからね、他の映画の観客も多かったし、家族連れも少なくなかったんで、どこも行列って感じでしたよ」と話してくれました。
「・・・・ガルパンのほうも、相変わらずの人出でしたね」
「それは、あれでしょ、特典のポストカードが始まったからでしょ」
「そう、そうなんですよ、あれのコンプに必死になってる人、いっぱい居ますよ」
「少なくとも最低5回は行かなきゃあかんのやね」
「大変ですよねえ。星野さんは諦めたわけですか」
「諦めたっていうより、あまり欲しい気がしなくなった、というところやね」
「それって一種の悟りですよね、ガルパンファンの最高ランクに登りつめたわけですねえ」
「そんなわけあるかよ・・・」
 そうして笑いになりました。

 

 パンフレットの下巻は、知波単学園編でした。

「あれ・・・、これ知波単だけまとめて、終わってるね・・・」
「そうなんですよ、星野さん・・・。僕もびっくりしたんですよ。残り全部出してくるかなって期待してたんですが、トーナメント表も無いんですよ・・・、まだ公式は色々と伏せててネタバレしたくないみたいな・・・」
「でも、ネットのほうじゃ、アニメイトとかで動画もまた公開してるし、画像も一気に色々出してるけどね・・・」
「そうなんですよね、公式サイトのメカニックに対戦校の戦車とか、全部追加して公開してるのですよね」
「キャラクターはまだ全部出てないけどね」
「あー、出てませんね。でも、モデグラの来月号には特集入るんですよね、いまのところ出してない残りの情報も出してくるでしょう」
「すると、それが発売される7月25日が、完全なネタバレ解禁のラストタイミングになるかな」
「そうなるでしょう。モデグラですから、新たな戦車のプラモの特集やるんと違いますか?」
「するとこのパンフに出てる(特二式内火艇)カミは、間違いなく出るな・・・」
「目玉戦車ですからねえ・・・、あとマジノのソミュア、ヴァイキング水産のノイバウ、ボンプルの7TPあたりが模型記事で出そうですねえ、楽しみですよねえ星野さん・・・」
「いずれもタイミング的にはちょっとマズイかもしれんがね」
「は?・・・それどういう意味で?」
「ソミュアはまだ在庫があるもしれんが、カミやノイバウや7TPは市場在庫が払底しちゃってるんじゃないか?特集記事組んでも、それを読んで作りたくてもキットがそもそも買えないという・・・」
「ああ・・・確かにそうですよねえ、アミュのARL44もポルシェ虎もまだ発売されてないですもんね・・・」
「いま一番入手困難なのはカミやろうな。ちょうどドラゴンの市場在庫がほぼ掃けてしまってる時期みたいなんで、再生産再発売待ちのところらしい。たぶん公式キット化も含めて一定数を市場に投入してくると思うけど、この夏に迅速にやってくれるかどうかだな・・・」
「うーん、いまは何も情報がありませんねえ・・・」

 コーヒーを飲みつつ、ビスケットをかじって何かを考えていたIさんでしたが、そのうちに思いついた表情で私に向き直り、こう切り出してきました。
「そうだ、星野さん、カミって海軍の戦車でしたよね、星野さん海軍に詳しいからカミは・・・」
「その件については、ノーコメントです・・・」
「ええー、ちょっと、何でですか、いまのガルパンの目玉戦車なんですよ、星野さんがノーコメントでどうするんですか・・・」
「いずれ記事にするからです。それまではネタバレ禁止ってことで・・・」
「マジですか・・・」

 というわけで、早ければ来週ぐらいには、特二式内火艇カミに関する記事を書きます。お楽しみに。

 

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プラウダ選抜 カチューシャ義勇軍 T-70(リボンの武者版) 作ります !!  その2

2019年06月29日 | ガルパン模型制作記

 組み立てのステップ1です。車体を組み立てて、各所にパーツを取り付けます。この工程で輪郭が出来上がります。

 

 車体は、御覧のように6つのパーツを貼り合わせての箱組みです。

 

 まず、底面パーツの左右に、左右のフェンダーおよび側面パーツを貼り合わせました。このように下から組み上げたほうが、ズレや歪みが出にくくなることを、仮組みして知りました。

 

 パーツの一部にはバリが残っていたりするので、ナイフで丁寧に削り取りました。反っているパーツもありましたが、接着時にテープ留めして固定すれば充分でした。
 今回のキットでは、ガルパン仕様をあまり意識していませんでした。と言うか、コミックの描写が大雑把ですから、細部にこだわろうにも出来なかったのでした。

 

 一応、組み上がってまいりました。コミックの作中車は、上図のような右側面観をメインとした描写シーンが多いので、右側はどう仕上げるかについて大体のイメージが確定します。

 

 例えば、こんな感じのシーンが多いです。カチューシャ義勇軍チームのT-70部隊は御覧のように向かって左からやってくるような感じで描かれていますが、それは向かって右からボンプル高校チームがやってくるように描かれているからでしょう。
 だから、T-70に関しては、戦車の右側面が多く描かれることになります。

 

 なので、左側面はどうなっているのか、という疑問がつきまといます。作中ではとんど左側面の描写が見られないからです。
 例えば、上図ではフェンダー上に4つのステーが等間隔で並びますが、これらが作中車には見えないのです。

 

 一応、左フェンダー上の後方に2個のボックスを載せていることは確認出来ます。これらのボックスはそのまま取り付けました。作中シーンを細かく観察してゆくと、左フェンダー上の前方には予備履帯らしきものを装備しているようですが、描画が雑なので形状がいまひとつ分かりません。

 

 ヘッドライトは、キットの取り付け指示位置と同じですので、そのまま取り付けました。しかし、フェンダー上に並ぶ2つのステーは、作中車には付いているようには見えないシーンが殆どでした。
 それで、いったんは上図のように取り付けていますが、作中車に合わせてカットすることも今後の選択肢に入れておきました。

 

 情報が不足している左側面に対して、右側面は作中での描写も豊富です。キットの形状どおりであるようなので、ストレートに組みつけていって、上図のように仕上げました。作中車は車外装備品もほとんど付けていないのですが、今回のトーガのキットにも車外装備品パーツは全く入っていません。  (続く)

 


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ガルパン最終章第2話の特典色紙を額装しました

2019年06月28日 | ガールズ&パンツァー

 手元に揃った5枚のガルパン最終章第2話の特典色紙、そのうちの4枚をとりあえず額装することにしました。要領は、以前に劇場版の特典色紙を額装した時と同じです。その記事はこちら

 

 現時点で3枚しかそろってませんので、残り1枚分は御覧のようにパッケージの標示をかねてセットしてみました。コンプリートでないのは残念ですが、しかしこれが私自身の確かな視聴の足跡です。これはこれで、味わいがあるなあ、と気が付きました。

 この状態ですと、随分後になってからも、すぐに第2話の特典色紙だと分かります。さらに考えてみますと、こういうふうにパッケージのフィルムケースを額装している事例は、大洗でも見かけたことがありませんね・・・。

 


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プラウダ選抜 カチューシャ義勇軍 T-70(リボンの武者版) 作ります !!  その1

2019年06月27日 | ガルパン模型制作記

 ガルパンのコミックシリーズのなかでも人気があるという「リボンの武者」には、アニメ本編には登場しない数多くの軽戦車が登場します。殆どが第二次大戦中に活躍した各国の陸軍の車輌です。
 ガルパンの戦車や車輌をプラモデルで楽しんで作ってゆくと、やがてはこの「リボンの武者」の登場車輌群にも視線が向いてゆきます。模型的にみても決して魅力が劣ることはなく、むしろ小型車輌独特の面白さというのが感じられてなかなかに製作意欲をかきたてられます。

 既に私の製作においては、黒森峰選抜のシュバルツバルト戦闘団のⅡ号戦車F型をタミヤのキットで2輌作っています。初心者向けの簡単なキットとしても知られる品なので、あっという間に組み上がりましたが、同時に楽しく作れたことを思い出します。

 同じように別のチームの軽戦車を2輌作ってみようかなと思った時、上図の3巻をなんとなく読んでみて、プラウダ選抜のカチューシャ義勇軍の存在を思い出しました。ああ、このチームも活躍したんだな、としばらく読みふけりました。

 

 御覧のように、カチューシャ義勇軍の使用車種はT-70軽戦車です。カチューシャより部隊の指揮官に任命されたニーナ及びアリーナが、これを16輌揃えて、ヤイカ隊長率いるボンプル高校チームと対戦します。

 

 上図の台詞どおり、第二次大戦中にソ連の主要機甲戦力の一翼を担った軽戦車です。模型的にみてもかなり需要と人気があるらしく、東欧諸国の幾つかのメーカーからキットが出ています。有名なのはウクライナのミニアートの製品群でしょうか。

 

 私の製作では、これを2輌作ってみることにしました。前回の黒森峰選抜シュバルツバルト戦闘団のⅡ号戦車F型の場合は2輌とも同じタミヤキットで作りましたが、今回のT-70については同じキットを2つ調達することが出来なかったため、異なるメーカーの品が1つずつ手元に揃いました。
 そこで、今回は異なる2つのキットでなるべく同じような仕上がりを目指してみる、というテーマで取り組んでみることにしました。

 

 一つ目のキットは、パッケージの表記からみてドイツ製もしくはポーランド製とおぼしき、トーガの製品です。現在は海外模型メーカーのリストに名前が載っていませんので、廃業しているか、他メーカーに吸収されたかのどちらかでしょう。

 この品は、中古リサイクルショップで安く買いました。全体的に見て、「リボンの武者」の登場車輌の適応キットは海外メーカー品が圧倒的に多く、古い時期の製品が相当の割合を占めます。それで、模型店ではあまり見かけないキットも少なくなく、むしろ古い製品が高い確率で出ている中古リサイクルショップのほうで見かける事が多いです。
 なので、私自身は、たとえ作る気が無くても、中古リサイクルショップでガルパンの車輌の適応キットを見かけたらすぐに買うようにしています。購入を後送りにすると、次のチャンスにはなかなか巡り会えないことが普通であるからです。

 

 パッケージは、縦16センチ、横22.5センチを測ります。おそらく、海外発のガルパン車輌の適応キットとしては一番小さいサイズだろうと思います。プラッツ発の公式キット群をはじめ、不必要に大きなサイズが多いガルパンプラモのなかでは非常な小ささです。ですが、タミヤキットの最小サイズであるⅡ号戦車F型のパッケージはこれよりも小さいので、それが最小サイズになります。

 とにかく今回の品はパッケージが必要最低限のサイズなので、中身は御覧のようにギッシリ詰まっています。こういうのを「無駄が無い」と表現するわけです。プラッツ発の公式キット群などはパッケージサイズを再検討すべきだろう、と思います。
 上図の右は説明書および組み立てガイドです。

 

 組み立てガイドは、この見開き2ページが全てです。軽戦車だけあってキットもシンプルですが、古い時期の製品なので、なにか大まかといいますか、大らかな作りであるのは否めません。

 

 パーツ構成もシンプルです。ランナーは計4枚、車体に1枚、砲塔などに1枚、足回りが2枚、です。タミヤのⅡ号戦車F型と似たような構成であるだけでなく、パーツの精度も大まかである点が似通っています。
 それで、これは仕上がりの精度はともかく、簡単に作れそうだなあ、と思いました。
 そのためか、もう一つ調達しておいた別メーカーのT-70のキットは割と新しい時期の品でパーツも細かくて難しそうにみえました。仕上がりの精度はそちらの方が上だろうと予想されます。

 そこで、今回の制作の段取りを以下のように決めました。まず、簡単に組めそうな今回のトーガのキットを大体のところまで作っておく。次にもう一つのキットを作り、これは完成状態までもっていく。その仕上げ状態に、トーガのキットの方を可能な限り合わせるべく、修正や改造などの作りこみを施す、という流れです。なかなか面倒かもしれませんが、しかし模型的には面白味が感じられそうです。  (続く)

 


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アハガルのあるMG生活の再開へ、 最終章シリーズは3巻にまとまる?

2019年06月26日 | ガールズ&パンツァー

 ガルパン最終章第2話も公開が始まって、ファンの大騒ぎも少しおさまってきた状態のようですが、上映はまだまだ続きますし、全国の上映劇場も二次追加分がアナウンスされて数が増えています。
 ですが、パンフレット下巻が発売されて、公式からの情報公開が正式にスタートするのが6月29日ですから、現時点ではまだまだネタバレ禁止です。

 その代り、上図のように、アハガルのあるMG生活つまり、アハトゥンク・ガールズ&パンツァーのあるモデルグラフィックス生活を再びやらないといけないタイミングになってまいりました。
 上図は、モデルグラフイック2018年1月号に掲載された記事で、御覧のように、アハトゥンク・ガールズ&パンツァーの3巻目は、最終章シリーズ全6話が終わった後に一冊作れるだけの数の戦車が登場していたら、という条件付きで一応予告されています。

 それまでは、モデルグラフィックスの各号に連載の形で新登場戦車のガイドページを載せる、という形で情報の公開および蓄積が図られてゆく形になっています。

 

 現時点で、アハトゥンク・ガールズ&パンツァー2巻刊行以後の新登場戦車のガイドページが掲載されているのは、上図の3冊です。最終章第1話に登場した4種類の新たな戦車がそれぞれに掲載されています。

 

 まず2018年1月号には、BC自由学園のマリー隊長の搭乗車、ルノーFT-17が載っています。

 

 続く2018年2月号は、ガルパンオフィシャルガイドブックの6冊目となっており、上図のBC自由学園のソミュアS35のほか、大洗サメさんチームのマークⅣのページも載っています。

 

 そして2018年3月号には、BC自由学園のARL44が載っています。

 

 それ以降はまだページが出ていませんので、当記事が公開される6月26日の時点では、アハガルのあるMGはこの3冊のみです。これだけではもちろん、アハトゥンク・ガールズ&パンツァー3巻は作れません。

 なので、第2話に登場する新たな戦車のページが、近いうちに掲載されるのだろうと予想されます。同時に、ガルパンオフィシャルガイドブックの7冊目も第2話絡みで出るのではないかと推測されます。

 いずれにせよ、今後はモデルグラフィックの毎月の新刊は要チェックです。とくにガルパン戦車プラモデルを楽しんでいる層にとっては必読の資料であり、かつ手元に常に置きたい教科書のような存在です。
 だから、第2話の新登場車輌のページは、アハトゥンク・ガールズ&パンツァー3巻が出るまでは第一級の基準資料となるでしょう。

 さあ、アハガルのあるMG生活、これより再開です・・・。

 


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ガルパン最終章第2話の特典色紙

2019年06月25日 | ガールズ&パンツァー

 去る6月21日に姫路で視聴した分をもって、計5度、5枚のガルパン最終章第2話公開一週目の入場特典色紙が揃いました。最初の姫路で2枚、次の岡山で2枚、そして姫路で1枚、です。

 

 結果は、こうなりました。生徒会の前の会長と副会長が3枚も。同道したモケジョさんやサークル仲間も同じ図柄でしたから、交換のしようがありませんでした。

 どうしようか、これ・・・。角谷杏&小山柚子が欲しい方おられますか?出来たらマリー&西住みほと交換してもらえませんか・・・?

 


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BC自由学園チームのARL44とは何か

2019年06月24日 | ガールズ&パンツァー

 今月の模型サークルの定期会合にて、モケジョのエリさんに訊かれました。
「BC自由学園の戦車で、ARL44がありますよね。あれは、ガルパンでは大きな意味を持っている戦車なんでしょうか」

 この種の問いかけはあまり受けた経験が無いので、しばらく返答に窮しました。横でA氏がARL44の概容やスペックなどを説明し始めましたが、エリさんは遠慮がちに手を振って制止しました。
「ごめんなさい。あの、そういうことじゃないんですよ、戦車の性能とかじゃなくってね、ええと、どういえばええんやろう、ガルパンに出てきたことの意味というか、そういう何か、なんですよ」
 それでA氏も沈黙に沈み込みました。難しい事聞くんだねえ、とT氏が笑っていましたが、程なくして腕組みして考え込んでいました。

 そういえば、最終章第1話の公開が始まった時に、エリさん達と視聴に行ったことがあるのですが、そのときもエリさんは、「何でこういう戦車が出てきたんでしょうか」と聞いてきたのでした。その疑問の発端を訊ねたところ、「だって、公式の設定とかに全然出てないじゃないですか・・・」と返されました。
 その記憶がまだ鮮やかなので、今回のエリさんの質問も、意図だけはよく分かりました。

 思うに、エリさんは、公式設定に無かった戦車がいきなり登場することに関して、彼女なりに疑問というか、不審の念を抱いているのでしょう。
 ARL44は、スペック的には相当強力な戦車ですが、第二次大戦中にはモックアップのみで間に合わず、量産開始は戦後の1949年からです。そんなのをホイホイ出していたら、他の「間に合わなかった」戦車も幾らでも出せることになってしまうので、キリがなくなるし、第二次大戦中までの戦車に限る、というガルパン設定の内容とも矛盾しがちになる、おかしいんじゃないか、というのがエリさんの思いなのでしょう。

 それは、私にもよく理解出来ます。と言うか、私自身も最終章第1話で初めてARL44を観て驚きまして、こんなの設定にあったかなあ、と疑問に思いました。それで資料を読み返して、どこにもARL44の名前が無いのを確かめて、「何でこういうのを出してきたんだろう」と思ったものです。

 ガルパンの公式設定資料類のなかで、戦車道各チームの保有戦車に関して細かく言及しているのは、2014年2月から刊行が始まった「月刊戦車道」シリーズが最初です。当時はテレビシリーズの初回放送が終了してまだ半年ぐらい後、アンツィオ戦OVAの製作発表が出たばかりでファンが狂喜していた頃にあたり、「月刊戦車道」は1号目から爆発的に売れて完売が続出したそうです。

 そして、アンツィオ戦OVAの公開直前の2014年6月に刊行された3号に、初めてBC自由学園の公式情報が掲載され、我々は初めてその概要を知ったのでした。もちろん、BC自由学園の保有する戦車についても細かく述べられていましたが、そのなかにARL44の名前はありません。

 ARL44がガルパンに登場する契機は、聞く所によれば、最終章シリーズの製作決定だったそうです。何かのインタビュー記事にて、製作サイド関係者の方が海外の軍事博物館へ行って現存するARL44の実車を取材してきた旨が語られていましたが、それは要するにそれ以前の劇場版の段階まではARL44が公式設定に含まれていなかったことをも示しています。つまり、後から追加した二次の公式設定であるわけです。

 ですが、エリさんが疑問符付きで指摘したように、第二次大戦中にはモックアップのみで間に合わなかった戦車です。そんなのを引っ張り出さないと最終章第1話からのBC自由学園チームの基本構想が成り立たないのか、というのがエリさんの問いかけであったわけです。
 なにしろ、「月刊戦車道」3号に述べられた保有戦車の顔触れもそうそうたるもので、戦力的に大洗女子学園に劣っているどころか、ルノー以下のフランス戦車群に加えてシャーマンやパンターも揃えているという、かなりの陣容でした。無理してARL44を引っ張り出さなくても、現有の戦力だけで十分に大洗に対抗出来るのではないか、出来たらその枠内にて工夫して試合のストーリーも構築して欲しかった、とエリさんは言いたいのでしょう。
 確かにそれは正論かもしれません。しかし、水島監督以下ガルパンの製作サイドは、正論的な流れよりは奇をてらう方向へ進む傾向があります。むしろそれがアニメの製作スタンスとしては普通なのだろうと思います。常にサプライズを仕掛けてファンを喜ばせるという、一種の使命があると思います。だから、際どい手段も駆使せねばならなくなるでしょうし、無理してARL44を登場させるという判断にも行き着くだろうと思います。

 実際、最終章第1話のストーリーは、ARL44の登場によって劇場版とは別の緊迫感に包まれて予断を許さぬ成り行きになったので、仕掛けとしては成功でした。「BC自由学園って、弱いイメージのあるフランス軍ティストだから、大洗は楽に勝てるかも・・・」、というような先入主を吹き飛ばしたため、ファンの大多数は「大洗は大丈夫か?」と手に汗握る流れに吸い込まれたことでしょう。
 なにしろ、ARL44がBC自由学園チーム10輌のうちの半数以上を占めています。火力で言えば大洗を圧倒しています。大洗側にはたった1輌しかないポルシェティーガークラスの戦車が、BC自由学園チーム側には5輌も居るのですから、私もものすごく不安になり、ハラハラしながら第1話を観ていました。

 つまり、ARL44とは、最終章シリーズを面白く見応えあるものに仕上げるための最初の「仕掛け」なのだろうと思います。エリさんには申し訳ないかもしれませんが、ARL44が出なかったら、最終章第1話のストーリーはちょっと精彩に欠けたのではないかと予想します。BC自由学園チームの「手強さ」というのがリアルに演出されにくかっただろうと思います。無理して登場させたとしても、これは正解だったと受け止めています。

 あと、ARL44の登場をもって、これまでのガルパンと現在のガルパンとで確実に変わった概念が二つあると考えています。
 一つ目は、大まかに言えば、第二次大戦中の試作品までであれば、どんな戦車でも出せるという設定が大きく前に出てきたこと、もう一つは、戦車に関する従来の固定的概念というか縛りが無くなったこと、だと思います。

 その流れで、一種の戦車をの一つのチームに固定することなく、複数のチームで使用している、という状況が構成されてきたのでしょう。最終章第2話の予告編に出てきたヴァイキング水産高校チームの戦車に、既存のⅢ号戦車J型とM24チャーフィーが使われているのに驚きましたが、同時に、いずれはそうなるわけなんだ、と感じました。
 なにしろ、ARL44まで引っ張り出したんだから、それぐらい戦車の候補が払底してきたわけだな、既存の戦車の使い回しに落ち着くのも時間の問題だったのだろう、と納得したわけです。そういう、ガルパン戦車の表現手法の転換点に位置するのが、ARL44であるように私には思えます。

 だから、エリさんの問いかけに対しては、今述べた内容をまとめて返すことになります。あまり明確な整理内容ではありませんが、私の拙い解釈と思考法では、これが精一杯です。
 公式サイトでのARL44の紹介記事はこちら

 

 ところで、このARL44、それまでは超マイナーな存在であったのが、ガルパンに登場したことによって、一気に知名度が上がって人気の的にもなりました。そして早くもこの7月には、アミュージングホビーさんより、初のキット製品化がなされて発売が予定されています。

 しかも、近々公式キット化がなされるという噂も出ています。劇場版のセンチュリオンの前例もありますし、たぶん実現するでしょう。というより、公式キット化も視野に入れてのスピーディーな新規開発であるようです。まったく、アニメ効果というものは凄いですね。
 ホビーサーチさんでの製品案内情報はこちら

 

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「ガールズ&パンツァー 樅の木と鉄の羽の魔女」第7話

2019年06月23日 | ガールズ&パンツァー

 去る6月15日にコミックウォーカーで第7話が公開されました、コミック「ガールズ&パンツァー 樅の木と鉄の羽の魔女」です。

 

 今回も冒頭にキャラクターの紹介が載せられています。舛倉杏奈、主人公の戦車に操縦手として乗り込んでいる方です。パンツァージャケットの下に着ている衣装を描いて見せてくれていますが、これがルーマニアの民族衣装なのでしょうか・・・。細密な刺繍による幾何学的な模様をベルト状にデザインする辺りは、おもに東欧諸国での普遍的な服飾文化の要素であるそうです。

 キャラクター紹介には、戦車道部部長、とありましたが、そういえば、Ⅳ号戦車に搭乗している魔女科の毬奈・コンスタンティネスクも、戦車道部部長、とあります。
 伯爵高校チームの戦車道部部長って二人居るのですかね?

 

 今回は、葬儀の棺を曳く戦車が登場しました。日本の地方の農村に、軽戦車が当たり前のように存在しているという、戦車道世界ならばでの光景です。
 この地方の農村というのは、伯爵高校が所在する福島県のそれであるようです。すると葬列の合図の銅鑼や、出棺に際する儀礼なども、現地に実際に伝わっている冠婚葬祭の習俗であるのかもしれません。そういう歴史文化的な背景もきちんと細かく調べて描かれているあたりに、作者むらかわみちおさんの「本気」を感じます。

 戦車そのものも、細部まで丁寧に描いてありますので、日本の戦車だとすぐに分かりました。車体は九五式軽戦車のそれに見えました。

 

  ですが、砲塔は九五式軽戦車のそれではなく、九七式中戦車のそれに見えました。ということは、四式軽戦車だな、と気付きました。

 作中では、かつては牛が果たした役目を戦車がこなしているという設定になっています。地方の農村では軽トラまたはトラクターのような使われ方をしているのでしょうか。このように、日本の各地に当たり前のように戦車が使われているという世界観でなければ、戦車道という一種のスポーツ競技も成立しないのでしょう。

 

 さて、四式軽戦車は、正しくは四式軽戦車ケヌと称します。ドラゴンから1//35スケールキットが出ています。作中車そのままの姿ですので、もう間違いないでしょう。
 エムズ・プラスさんのキット案内情報ページはこちら

 物語のほうは、主人公の野咲の子供時代の回想シーンが展開し、彼女が「魔女」の存在を初めて知った事、葬儀に参列した「魔女」の姿を見た事、などが描かれます。「魔女」とは昔から縁があった野咲の特別な思い出が、リアルな描写によって鮮やかに迫ってまいります。
 続きを早く読みたいですね。

 


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みたび、ガルパン最終章第2話を視聴しました

2019年06月22日 | ガールズ&パンツァー

 きのう6月21日、模型サークルのガルパンプラモ仲間のT氏とアースシネマズ姫路へ行きました。T氏は今回が初めての視聴で、大阪在住であるにもかかわらず、近くの梅田ブルクやTJ京都へは行かず、関西地区唯一のセンシャラウンド上映施設である姫路で観たいと希望していたのでした。

 

 なので、昼過ぎに姫路駅で落ち合ってから上映までの間は、私も最終章2話に関する話題は一切出しませんでした。T氏もそれに関する質問などは全く出しませんでした。サークル内での「公の場や劇場内ではネタバレ禁止」との取り決めは、しっかり守られていました。

 

 物販のほうは、さすがに縮小されて陳列ケースの位置も変わっていましたが、上映スタート一週間目にしてはまだ豊富な在庫があったようで、他では売り切れが続出しているというパンフレットもまだ販売していました。
 T氏はとりあえずパンフレットを購入し、それから色々見て迷った後、クリアファイルを買っていました。パンフレットのほうはすぐにザックに仕舞い込み、視聴終了まで取り出しませんでした。

 

 席は、めいめいに好きな場所をとりました。私の席は御覧の通り、やや前に位置していました。昼過ぎに合流して、まず昼食を食べましたので、今回の視聴は15時15分からでした。
 入場特典はまだ在庫があるようで、22日からの第2週目も配付を継続するとの事でした。この日は、T氏も私も同じ図柄、角谷杏と小山柚子でした。

 

 視聴後、T氏は興奮と感動の渦中に浸ったまま、無言のうちに何度も小さくガッツポーズを繰り返し、いかにも幸せそうな笑顔を私に向けてきました。お互いに黙ったままで、会話は一切しませんでしたが、気持ちは大変によく分かるので、私も自然と笑顔になりました。個人的には今回で5度目の視聴でしたが、良いものは何度観ても良いです。

 姫路駅にて別れる際、「ブログであれ(最終章2話)の記事を出すんは、いつからなん?」といきなり訊かれました。
 一応、サークル内での取り決めにおいては、アニメ誌や模型誌などで特集記事が組まれた日以降、あるいは公式によるメディア上の公表もしくは動画配信開始以降、というタイミングまでのネタバレ禁止となっていますので、そのことを復唱したうえで、「早くて6月29日のパンフレット下巻発売以降ですかね」と答えました。T氏は微笑して「なるほど」と言いました。
 それが、最終章2話に関しての、二人の唯一の会話でした。

 パンフレットは公式の情報媒体です。その下巻にて、上巻に無かった内容が全てまとめられる筈なので、その販売開始が即ち公への情報公開と見做せます。パンフレットは通販でも購入可能ですので、劇場へ行かなくても買えます。
 したがって、その6月29日の発売開始をもって「ネタバレ解禁」と見做しますが、しかし全国のガルパンファンの何割かは、多忙のためにまだ未視聴のままであるかもしれません。

 なので、拙ブログにおいて最終章2話に関する記事を綴るのは、7月に入ってからにしたいと思います。なにしろ新たな情報が多すぎて、私自身もいまだに把握と整理が出来ていませんので・・・・。

 

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「ガールズ&パンツァー プラウダ戦記」 第9話 前編

2019年06月21日 | ガールズ&パンツァー

 6月19日に最新話が公開された、吉田創さんのガルパンコミック「プラウダ戦記」です。前回は第8話の後編で、黒森峰女学園での波乱が描かれましたが、今回の第9話前編では、舞台がプラウダ高校に戻っています。そこでも波乱の幕開けとなっているようです。

 どのみち、ガルパンの物語に多少の波乱は含まれる成り行きなので、「プラウダ戦記」のストーリーにもさして違和感はありません。
 ただ、キャラクターやモブキャラクターの多くが次第に荒っぽく、時には不良っぽく、下手すれば悪役っぽくなってくる傾向があるのには、「リボンの武者」シリーズと共通しているような印象を受けます。

 さて、今回はプラウダ高校チームの新1年生へのお手本として、3年生と2年生の見本試合が行われるという成り行きです。しかし、カチューシャ&ノンナのコンビと共に猛訓練を重ねていた2年生の実力が如何なく発揮され、試合はあっけなく片がつきます。
 これらの描写によって、強豪校に名を連ねるプラウダ高校の成長ぶりがカチューシャ&ノンナを軸としてまとめられる形になっており、全国大会での対黒森峰戦での勝利へと繋がるのであろう、と察しられます。

 なので、このコミックも10話で完結して単行本は全2巻にまとめられるのかな、と予想します。同じような連載ペースで、他のチームを取り上げて掘り下げていただけたらな、と期待してしまいます。

 模型的には、新登場戦車がいまのところはSU-152しかありませんので、個人的にはちょっと物足りません。月刊戦車道などの公式設定資料では、他にKV-1も保有していることになっており、おそらくソ連車輌はだいたい網羅していると想像されますので、コミックにてもっと出していただけたらな、と思います。

 


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伯爵高校 Ⅲ号戦車N型(3号車)(樅の木と鉄の羽の魔女版) 完成です!! 

2019年06月20日 | ガルパン模型制作記

 塗装と塗装の組み立ての続きです。車体と砲塔の機銃を28番の黒鋼色で塗りました。

 

 車体前面の予備履帯は28番の黒鋼色で塗りました。2枚とも接着はせず、取り外し可能にしてあります。

 左フェンダー上に、予備転輪2個、S字シャックル、ジャッキ台、パール、ジャッキを配置して取り付けました。

 

 後部エンジンフード後方にワイヤーを取り付けました。

 

 右フェンダー上に、シャベル、クリーニングロッド、斧、クランクロッド、ワイヤーカッターを配置して取り付けました。

 

 以上で、塗装および塗装後の組み立てが完了しました。

 

 いつもお世話になっている、モデルカステンのガルパンデカールセットです。

 

 そのVol.3に、伯爵高校チームの校章マークが含まれています。

 

 作中シーンから、校章マークを砲塔左右側面に付けていることが分かります。車体に付けられているかどうかは各シーンを見ても確認出来ませんでしたので、砲塔左右側面の2枚のみとしました。
 この左右2枚というのは、チームの他の車輌にも共通しているようで、38(t)戦車も砲塔左右側面にのみマークがついています。またⅣ号戦車G型、Ⅲ号突撃砲G型は、それぞれの装備するシュルツェンにマークが付いており、車体のほうにはマークキングが認められません。

 

 サイズを計測したうえで、砲塔右側面に貼りました。

 

 同じように砲塔左側面に貼りました。

 

 デカールの貼りつけが終わりました。校章マークが付くと、一気にガルパンの戦車になります。この瞬間が楽しいです。

 

 左側面観です。戦車らしい姿です。カッコいいです。

 

 斜めからの正面観です。第二次大戦中の戦車の基本的なイメージは、ドイツのⅢ号戦車あたりが元になっている、とされていますが、私自身のイメージも同じです。戦車というと、こういう外観、輪郭、雰囲気だ、と思い出してしまいます。

 

 右側面観です。何と言いますか、ドイツの戦車というのは、外観デザインの基本フレームが安定的であるように感じます。スマートでもありますが、無駄を省いての実用に即したデザインに絞り込まれた結果としてのスマートさですから、存在感も強いです。

 

 背面観にも隙がありません。ティーガー系列では弱点の一つでもある排気管辺りが露出していますが、Ⅲ号戦車は吸排気区画も装甲に覆われていますので、いかにも強そうな雰囲気があります。

 

 砲塔のハッチ類は全て開閉自在にしていますから、車長の小檜山野咲らのミニフィギュアを乗せて楽しみたいですね。改造とかで作れないかな・・・。

 

 以上で、伯爵高校チームのⅢ号戦車N型が、コミック「樅の木と鉄の羽の魔女」の3号車、小檜山野咲搭乗車の仕様にて完成しました。製作日数は、2019年5月13日から6月4日までの23日でした。組み立てに18日、塗装および塗装後の組み立てに2日かかりました。
 今回はタミヤのキットを使用しましたので、組み立てはとても楽でした。ガルパン仕様への変更も最低限でした。初心者向けにもおすすめ出来る、入門編クラスのキットです。

 伯爵高校チームは、コミック版の陣容が「月刊戦車道」の公式設定内容に忠実に沿ったものであり、それは第二次大戦中のルーマニア陸軍の戦車部隊がほぼドイツ装備の導入品であった史実を反映しています。そのため、模型的には適応キットに恵まれており、1/35スケール品が存在しないマレシャル駆逐戦車以外はタミヤかドラゴンの製品群によって簡単に再現製作が出来ます。
 仮に、アニメの最終章シリーズ第2話以降に登場したとしても、陣容の基本がドイツ車輌である点は変わらないと思われますので、適応キットの入手が困難になる、というような事態にはなりにくいように思います。特にⅢ号戦車系列のキットは、どこでも普通に豊富に見かけますから、ガルパンの各チームがⅢ号戦車を好んで使う、というような極端なストーリーにでもならない限り、市場在庫が払底するような事態は有り得ないでしょう。

 


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再び、ガルパン最終章第2話を視聴しました

2019年06月19日 | ガールズ&パンツァー

 6月18日、サークル交流仲間のモケジョのミカさん、レイコさんが岡山の劇場でガルパン最終章2話を視聴しませんか、と誘って下さったので、喜んでお供しました。劇場は岡山市南区の「TOHOシネマズ岡南」でした。

 

 最近に出来た施設らしく、新しくて綺麗な建物でした。館内は御覧の通りでした。宇宙船の内部みたいでロマンチックですよねー、とミカさん。

 

 このポスター欲しいなー、と何度もつぶやいていたレイコさんは、ついに売店へ行って問い合わせていましたが、販売はしていないということで、パンフレットだけを買っていました。

 

 一番くじもやってますよー、とレイコさん。900円は高過ぎるんちゃう?、とミカさん。昔の私ならば即座に買ったでしょうが、いまは購入意欲はありません。ガルパングッズの波状販売による、泥沼のガダルカナル戦の如き果てしない消耗戦は、貧乏人にとっては過酷過ぎましたので・・・。

 

 劇場に到着したのが上映開始15分前でしたので、ゆっくりしている暇はなく、三人それぞれに発券機で好みの席位置を選びました。私の席は、御覧の通りでした。ミカさんもレイコさんも好きな席を採ったので、三人バラバラの位置になりました。

 

 シアター入口にて撮りました。

 

 視聴後、三人で相談して、まだ分からない所、把握しづらい箇所があることが分かったので、揃って再度の視聴を決めました。

 

 次の上映まで25分足らずでしたので、隣のスタバで一服する余裕もなく、売店のガルパングッズをざっと見るにとどめました。

 

 缶バッジはさすがに色々あるなー、あー、これはグッスマの製品なんか、でもこういうの服やカバンに付けたりするのって絶対恥ずかしい、私は絶対付けないから、買う必要もないのですー、とミカさん。
 しかし、その言葉とは裏腹に、継続高校のミカのバッジをしっかり買っていました。まったく御茶目なミカさんです。

 

 一方、レイコさんは、ミニフィギュアを熱心に見ていました。これ、1/35スケールの戦車プラモに合うでしょうかね、と聞いてきましたが、これ、1/16スケールですから、全然合わないと思います・・・。
 でも、並べて飾るのであれば、スケールの差は問題にならないでしょう。

 

 プラモデルは、BC自由のソミュアしかありませんよー、とミカさん。なんでARL44の公式キット化をバッチリ合わせないんだろうかなあ、と。私と同じ事考えてますね・・・。

 

 二度目の視聴も同じ席に決めました。ミカさんもレイコさんも二度目はかなり後ろのほうに席を採ったようで、上映終了までどこに居るのか分かりませんでした。

 帰りの車内と、途中で夕食に立ち寄ったガストにて、第2話の新情報をあれこれ検証しあいましたが、私の場合は見間違いや見落としが相当あったことが判明、彼女たちの細かい観察眼に助けられました。公にはネタバレが禁止されていますから、三人とも肝心な情報については声に出さずに紙に書いての筆談で進めました。

 そのまとめ書きのメモを私が当分預かりまして、いずれ当ブログにて記事を述べる際の基礎資料とする予定です。市販のアニメ誌や模型誌などでガルパン最終章2話の特集記事が掲載されれば、ネタバレ解禁となりますので、それまでは深く静かに沈んでいることにします。

 

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伯爵高校 Ⅲ号戦車N型(3号車)(樅の木と鉄の羽の魔女版) 作ります!! その7

2019年06月18日 | ガルパン模型制作記

 ステップ20です。砲塔の組み立ての続きです。ガイドの指示通りに進めます。

 

 各部品を並べて準備し、仮組みも行いました。

 

 組み上がりました。ハッチ類は全て接着せずにピットマルチ使用にて開閉自在とします。

 

 ラストのステップ21です。砲塔を車体にセットします。車体前面にセットする予備履帯は塗装後に定位置に接着せずに入れます。外した状態も見られるようにします。

 

 砲塔をセットしてみました。更に、前に気付いた修正工作を実施します。ステップ12にて間違えて取り付けてしまった跳弾板D27を除去します。

 

 御覧のように、作中車には跳弾板がありません。よく観察しないと見落としがちですが、史実の車輌でも跳弾板が無いのが存在していたようです。

 今回の車輌に限らず、ガルパンに登場する戦車には、跳弾板および跳弾リングがついていない事例が幾つかあります。プラモデルでの再現製作においても、跳弾板や跳弾リングを削り取る作業が時々発生しています。むしろ、跳弾板や跳弾リングが付いている車輌のほうが少ないかな、と思ったりします。

 

 跳弾板D27を除去し、その跡を綺麗にヤスって消しました。

 

 ベルト式の履帯パーツは、瞬間接着剤で張り合わせました。

 

 塗装作業に移りまして、上掲のスターデカールさんのルーマニア軍戦車のカラー図を参考資料として利用しました。御覧のように、右上に今回の製作車輌と同じⅢ号戦車N型が描かれています。その車体色は、ガルパンカラーでいうと大洗グレーをやや明るくした色調です。ドイツ軍の初期の戦車に多く採用されていたカラーをルーマニア軍がそのまま使用していたということです。

 コミックのほうでは戦車のカラーページが無いので、伯爵高校チーム車輌のカラーが現時点でも不明です。ですが、ルーマニア軍ティストのチームですので、上図のカラーに合わせることにしました。

 

 塗料は、ミスターカラーの37番RLM75グレーバイオレットを使用しました。カラーチャート表で比較検証してみると、この色がスターデカールさんのルーマニア軍戦車のカラーに最も近いです。
 まずは、全てをエアブラシで吹き付け塗装しました。

 

 転輪のゴム部分をポスカの黒で塗りました。転輪の軸穴に爪楊枝を挿して固定し、ポスカの芯先を軽く当てて、爪楊枝をクルッと回せば、一回りで塗ることが出来ます。転輪1個につき、表をクルリと塗り、裏をクルリと塗り、最後に側面をクルリと塗るという手順ですが、慣れれば転輪1個あたり30秒ぐらいで出来ます。

 使用するポスカも、御覧のように太芯、細芯、極細芯の3種を揃えて使い分けています。塗装膜の隠蔽力もなかなかのものですので、迷彩塗装に使えそうだなと思いますが、原色カラーしか出ていませんので、戦車の迷彩色に使えそうなのは、黄色ぐらいしかありません。

 

 転輪をセットしました。全て接着しましたが、この後に取り付けた起動輪および誘導輪は差し込みだけで充分でした。ベルト式履帯パーツをはめ込む際に、起動輪および誘導輪が回るほうが装着し易いです。

 

 ベルト式履帯パーツをセットしました。

 

 車外装備品類を塗りました。金属部分は28番の黒鋼色で、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。クリーニングロッドの先端部のみを、44番のタンで塗りました。  (続く)

 

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ガルパン最終章第2話を視聴しました

2019年06月17日 | ガールズ&パンツァー

 ガルパン最終章第2話の劇場公開が始まった6月15日、朝から兵庫県姫路市のアースシネマズに行き、二種類の音響を体験すべく、二回視聴してまいりました。

 

 シアター入場口横には、ガルパンの歴代キービジュアルがずらりと並んでいました。

 

 上図左が今回の第2話のもの、右は第1話のもの。一年余りのブランクがありますね。

 

 8時半の開館直後に到着し、まず売店にてパンフレットを購入。一番くじや劇場販売グッズ類の扱いも行っていたので、購入者の行列が次第に伸びて精算までに相当の時間がかかっていました。

 

 続いて、発券機にて8時50分からの7.1ch版のチケットを購入。料金は1200円なり。

 

 シアターの入口にて撮影。

 

 すっかりお馴染みとなった、入場特典の色紙。今回は4種類あります。

 

 視聴後に、販売グッズ類のショーケースを見物。プラモデルがソミュアS35だけだったのが、ちょっと寂しかったです。アミュージングホビーの新製品のARL-44の公式キット化を間に合わせてほしかった、と思うのは私だけでしょうか。

 

 今回は色々揃えてて、気合が入っているな、と思いました。

 

 このショーケースの付近にて、大洗で会ったと思われる二人の方に軽く会釈されました。見た顔だな、と思いつつ、こちらも軽く頭を下げました。

 その後、別の方に話しかけられました。拙ブログの熱心な読者さんでした。加古川から家族連れで来ておられ、しばらく話をしたりしました。最近にガルパンにはまり、大洗へは二度行ったそうです。プラモも結構楽しんで作っているそうで、迷彩塗装の方法などを質問されました。私なりの説明を返しましたが、最適解であったかは、ちょっと自信がありません・・・。

 

 続いて、9.1ch版の視聴にかかるべく、予約しておいたチケットを発券しました。

 

 シアターの入口にて撮影。
 相変わらず、新たな情報が満載で、二回視聴しても全てを把握しきれませんでした。最低でもあと二回は観に行かないといけないな、と考えています。

 

 で、入場特典も二枚になりました。

 

 中身は御覧の通りでした。それでは、以上。

 

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伯爵高校 38(t)戦車(7号車)(樅の木と鉄の羽の魔女版) 完成です!!

2019年06月16日 | ガルパン模型制作記

 塗装前の組み立てを終えてから約1ヵ月後、快晴の日に他のキットと共にまとめて塗装を行いました。コミックではカラーページでの描写がまだ見られないために、作中車の車体色が分かりませんでした。

 ですが、登場する伯爵高校チームのパンツァージャケットの色が、第二次大戦中の史実のルーマニア軍服のそれに同じであるので、戦車の色も史実のルーマニア軍戦車のそれと同じであろうと仮定しました。
 第二次大戦中、ルーマニアは枢軸陣営に参戦してドイツ軍の戦車を調達し戦った経緯が知られており、戦車の車体色もドイツ軍のカラーのままが多かったとされています。スターデカールさんのルーマニア軍戦車一覧表を見ますと、ドイツ軍戦車の初期カラーであるグレー系統が一般的であるようです。

 そこで、最も色感が近い塗料として、ミスターカラーの37番RLM75グレーバイオレットを選び、それで上図のように吹き付け塗装しました。大洗グレーに近いカラーですが、やや明るめになります。ジャーマングレーにするという選択肢もあったのですが、伯爵高校チームの校章マークが黒っぽいので分かりにくくなるだろう、と考えて採りませんでした。
 なお、今回の38(t)戦車に続けて製作した3号車のⅢ号戦車N型も、同じ37番RLM75グレーバイオレットで塗装しています。

 

 転輪のゴム部分はポスカの黒で塗りました。10分ぐらいで楽に塗れました。

 

 車輪類を車体に取り付けました。起動輪および誘導輪を先に取り付けてから、転輪をはめ込みます。転輪を先に付けてしまうと、起動輪および誘導輪がセット出来なくなるからです。

 

 ベルト式履帯をはめ込みました。やや遊びがありますので、難なくセット出来ました。

 

 別に塗っておいた車外装備品を取り付けました。いずれも金属部分は28番の黒鋼色で塗り、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。車載機銃は28番の黒鋼色で塗りました。

 

 作中車の左フェンダー上の車外装備品類の配置は、コミックの描写では細部のアップが無くて大まかにしか捉えられませんでしたので、ドラゴンやタミヤのE/F型のキットのガイド図などを参考にして上図のように取り付けました。

 

 マフラーは、スターデカールさんのルーマニア軍戦車一覧表などにある38(t)戦車の着色図を参考にして42番のマガホニーで塗りました。

 

 以上で、塗装および塗装後の組み立てが完了しました。

 

 デカールは、モデルカステンのガルパンデカールセットVol.3に入っています。

 

 上図のように、伯爵高校の校章マークが4種のサイズで揃えてあります。

 

 作中では、砲塔左右にのみマークが見られます。車体にはついていないようです。それに合わせました。

 

 蝙蝠のマークがなかなか渋いです。赤、黄、青はルーマニアの縦三色旗を表しています。

 

 デカールの貼りつけが完了しました。

 

 側面観です。大洗女子学園カメさんチームの38(t)戦車とは少し違った雰囲気があります。あちらはB型ですが、こちらはE型の状態に仕上げてありますので、車外装備品などの状況が異なります。

 

 イタレリのキットもなかなかいい感じです。ドラゴンのキットに比べればパーツ数も少ないので、組み立てるのも楽でした。

 

 各所のパーツの一部はドラゴンキットの余りパーツのうちのE型用のパーツを転用しています。

 

 今回のキットのベルト式履帯パーツは、材質が硬めでしたが、曲がることは曲がるので、上図のように一応はめ込みました。上半分がやや浮き気味ですが、接着して固めることはやりませんでした。

 

 以上で、伯爵高校チームの38(t)戦車がコミック「樅の木と鉄の羽の魔女」仕様にて完成しました。五十嵐先輩が指揮する7号車として再現しました。製作期間は、2019年4月19日から4月28日までと、6月2日から3日まででした。他のキットと並行して製作していた時期もあったので、塗装をまとめて6月に実施しました。

 今回はイタレリのキットを使用しましたが、以前にドラゴンのG型のキットでカメさんチームの車輌を作った際の苦闘に比べると、驚くほどに簡単に作れて所要時間も短かったです。パーツ数が少ないのが良かったですが、作中車の再現に際しては不足するパーツもあったりで、ドラゴンのG型のキットの余りパーツのお世話になりました。全体としては組み立て易いキットでしたので、ガルパン仕様への追加工作も最低限で済みました。

 従来、ガルパンのアニメおよびコミックに登場する38(t)戦車は、ずっと車体戦闘室前面に段差があるB型のみが出ていましたが、コミック「樅の木と鉄の羽の魔女」では、今回のE型と推定される7号車の他、初期のA型も登場しており、はじめてバリエーション展開がなされています。
 それで模型的にも各型を作る楽しみが広がってゆくことになりますが、今後はおそらく他の戦車でも同様の成り行きがあるのではないかと予想されます。果たして、どうでしょうか。

 


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