ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「GANTZ PERFECT ANSWER」

2011年05月23日 | 映画関連

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幼馴染み玄野計二宮和也氏)と加藤勝松山ケンイチ氏)は、地下鉄に轢かれて死んだなのに、謎の黒い球体「GANTZ(ガンツ)」が置かれたマンションの一室で意識を取り戻す。其処では、同じ様にガンツに召還された人々が、謎の“星人”との決闘を余儀無くされていた。

 

軈て玄野は星人との戦いに順応して行くが、激闘の中で加藤を失ってしまう。一度は自暴自棄になったものの、「ガンツのポイントを稼いで、加藤を復活させる。」という目標を見付けた玄野は、再び戦闘の場で活躍し始める。しかし「ガンツの存在に勘付き其の謎を暴こうとする正体不明の男。」、「手の平サイズの黒い球体『ガンツボール』を狙う怪しい黒服の集団。」、そして「死んだ筈の加藤が、現実世界に突如として現われる。」等、外の世界もざわつき始める。不穏な事態が畳み掛ける様に続発する中、ガンツが次の標的に指定したのは、何と星人では無く・・・。

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 ガンツ先生

ガンツ先生

 

観たい映画は幾つも在ったのだけれど、東日本大震災発生以降は映画館に足を運ぶ気力が湧いて来ずにいた。しかし「此のではあかん!時には現実社会を忘れて、映画の世界に身を委ねるのも大事な事。」と思い、久し振りに映画館に足を運んで観た作品「GANTZ PERFECT ANSWER」だ。

 

「随分前に映画の宣伝をバンバンしていたのに、未だ上映しているんだ。大震災の影響で上映が延期されたか、それとも上映が暫く中止されていたのかな?」と思っていたのだが、とんだ勘違いだった。自分が矢鱈と目にしていたのは「GANTZ」の宣伝で、今回観た「GANTZ PERFECT ANSWER」の前作品、即ち第1弾。原作漫画も未読で、どういうストーリーかもサッパリ判らない上に、いきなり第2弾から観る事になった訳だ。「第1弾を観ていないのに、話が判るかなあ。」という心配は在ったけれど、作品の冒頭でちゃんと「御復習い」してくれたので大丈夫だった。

 

内容的には「判った様で、良く判らない。」という感じ。具体的に言えば「何のに“彼等”が戦っているのか?」(「戦いとは、兎に角不毛な物。」というのを言いたいのだろうか?)や、「結局、ガンツの正体って何なの?」等がそうで、「判った様で、良く判らない。」という消化不良な思いだけが残った。

 

「大音量でドンパチドンパチと撃ち合い、血飛沫が飛び散り捲る。」という演出は自分が苦手とする所で、そういったシーンが多かったのは残念。“松ケン”の演技は此の作品でも光っていたが、意外に良かったのは「平凡な元サラリーマン」の鈴木良一役を演じていた田口トモロヲ氏。「平凡で、人の良いおっちゃんの顔。」と「追い詰められ、一瞬見せる非情な顔。」との切り替えが中々だった。「“松ケン”及び二宮氏という両主役を食っていた演技。」と言っても良い。

 

上記如く「消化不良な思いが残った。」事も在り、総合評価は星2.5個とする。


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