ドラマ「3年B組金八先生」の大ファンで、一番好きなシリーズが第2シリーズで在る事は以前に書いた。個性的な俳優が多く登場している同作品だが、脇役で登場した人の中で自分が一番印象に残っているのは、第2シリーズに登場した或る女性。登場したのは第12話「三者面談始まる」で、金八先生の生徒・土屋英樹の姉・珠子だった。「フラワーボックス」なる店で「サクラ」という源氏名にて働くホステス役で、開けっ広げな言動に圧倒されたもの。
現在TBSチャンネルでは第2シリーズが再放送中で、先週は其の第12話が流された。「フラワーボックスのサクラちゃん」の姿に「懐かしいなあ。」と思わされたが、同じ週に演じていた日向明子さんが亡くなっていた事実を知る。今年の3月5日に56歳で亡くなられ、死因は急性骨髄性白血病。合掌。
*************************************
「児玉清さん病床から日本を憂い“遺稿”」(5月21日、日刊スポーツ)
16日に胃癌の為亡くなった俳優の児玉清さん(本名・北川清、享年77歳)の“遺稿”と思われる原稿が「文藝春秋」5月号に掲載されている。東日本大震災を受け、同誌が特集した「われらは何をなすべきか」に緊急寄稿している。 児玉さんは2月下旬に体調不良を訴え都内の病院で検査、胃癌が発見された。3月下旬に入院した、其の闘病生活から推測すると此の原稿は3月11日の大震災後の入院直前、若しくは入院中のベッドの上で書かれた物と推測出来る。 書き出しは激烈で「此の国の危機管理の御粗末さに日々啞然としている。」と始まり、菅首相の震災対応に付いても「“決死で頑張る”とか精神論を披歴するだけ、まるで昔の旧軍人総理と何等変わらない幼稚さだ。」と切り捨てている。 ************************************* 「自分が首相の座に在ったとしたら、此の状況下で一体何れだけの事が出来るだろうか?」と自問自答した時、「気持ちばかりが先行し、実際には殆ど何も出来ないかもしれないなあ。」という思いが自分には在る。だから本来は他者の事をどうのこうのとは言えないのだけれど、でも「一国を統べる」という重い職務を背負っている以上、どんな状況下でも首相は最大限且つ迅速に具体的な方策を打ち出し、そして実行して行かなければいけない。故に「精神論を披瀝するだけでは駄目。」という児玉氏の主張に関しては、自分も全く同感。唯、其の主張を児玉氏がしているという点は、正直首を傾げたくもなる。 児玉氏と言えば、安倍晋三元首相の熱狂的な支持者としても有名。以前に彼が安倍元首相に付いて記した文章を目にした時、「安倍元首相=全知全能の神」と捉えているかの様な度を越した礼賛振りには面喰ってしまった。ドラマやクイズ番組で見せる「冷静な常識人」という児玉氏の姿は其処に無く、非常にガッカリさせられたもの。(たまたま自分が目にした文章“だけ”が、そんな感じだったのかもしれないけれど。)
悪い意味での「昔の旧軍人総理」という喩え、自分もそういった対象が大嫌いなので、其の点では児玉氏に共感する。でも私見で言えば「異常な迄の形式主義(「~を義務付けしさえすれば、全てが100%上手く行く。」といった思考。精神主義とも相通じる。)」や「自身の非を一切認めず、自身と少しでも異なる思考や主張を徹底的に弾圧しようとする。」等、安倍元首相“も”「昔の旧軍人総理」的な面が色濃い人物の様に思え、「だったら何で、あんなにも安倍元首相を礼賛していたの?」と不思議でならない。どれだけ支持している人間で在っても、悪い点は「悪い。」と“同じ判断基準で”主張しなければ、其の主張には何等説得力を持ち得ないだろう。
「首相としての再登板」を、念願していると言われる安倍元首相。児玉氏の遺稿が今後、妙な形で政治利用されなければ良いが・・・。
「どこの高校出身やろ?」
と噂していました。友人の説では、松山市内の有名な女子高(ちなみに、友近さんの母校)だということでしたが、彼女が「おしん」で、田中裕子さんが演じる青春時代のおしんを助ける、姉御肌の女給さんの役でブレイクして、地元誌の芸能面にも大きく取り上げられるようになった際に、高校野球の古豪である松山商業出身だと知りました。当時のインタビューで、
「ロマンポルノは私の女優としての原点ですから、恥ずかしい過去とは思っていません。でも、あの頃の映画は両親には見せられませんね。」
と答えていたのにとても好感を持ったのを覚えています。
まだまだこれからなのにと思うと本当に残念です。
個人的に安倍氏は近衛首相が近いような。
天皇制ファッショでエエトコの子(格が違いすぎか)、所詮海千山千の軍人上がりたちにいいようにされた(安倍さんの場合は土建屋上がりの政治家とかかな)、結局あんな形で退任、でもウヨ(近衛さんの場合子孫の方が最近活躍?中)にまあ人気、ってとこで
「〇〇界のXX」というキャッチフレーズは良く使われますが、「ポルノ界のXX」と言えば個人的には「ポルノ界の聖子ちゃん」というキャッチフレーズを強烈に覚えています。寺島まゆみさん(http://blogs.yahoo.co.jp/toyotama_n/52673085.html)のキャッチフレーズでしたが、本当に可愛かった。
又、「〇〇界の百恵ちゃん」というキャッチフレーズで言えば、「ボディビル界の百恵ちゃん」こと西脇美智子さん(http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/0f85c726a0e4e2a1cc7bbbc795c95634)を思い出します。彼女にも大分“御世話”になったものです。
「ポルノ界の百恵ちゃん」というキャッチフレーズは記憶が在ったものの、其れが日向明子さんを指していたというのは、今回の訃報で初めて知りました。と言いますか、日向さんには本当に申し訳無い話ですが、「日向明子」という芸名すらも知らなかった自分。「フラワーボックスのサクラちゃん」というイメージが(良い意味で)余りにも強烈で、日向さんをドラマで見掛ける度に「フラワーボックスのサクラちゃんが出てる!」と嬉しくなったもの。
自身の経歴を、意図的に隠す芸能人が少なくない。犯罪歴とかなら判るのだけれど、「恥ずかしいから。」という理由だけで隠すのは「何だかなあ・・・。」という思いが。特に「特撮出身者」や「ポルノ出身者」に結構見受けられ、どっちも好きな自分としては寂しい限り。そういう意味では、堂々と語っておられたという日向さんには拍手。
安倍元首相との関係を以前より知っておりましたので、「俳優としての児玉氏」は好きだったけれど、「思想家としての児玉氏」には全くシンパシーを感じ得なかった自分。
安倍元首相と近衛元首相・・・成る程、似通った部分は在りますね。唯、近衛元首相の場合には“其れなりに”「骨」が在った様に思うのですが、安倍元首相の場合は「形だけ」という感じがします。そういう意味では、主張は全く正反対も、鳩山由紀夫前首相に近い気も。
児玉清さんが安倍晋三議員の熱烈な支持者だとは全く知りませんでした。
安倍議員再登板のための準備は着々と進んでいるように思えます。
個人的な見方ですが、とりわけこの数週間はNHK・民放の内容から菅首相や枝野官房長官(夫婦別姓論者)、谷垣総裁に対してもジワリと押し下げる動きが感じられます。
3人と違って保守から支持の高い安倍議員を推す評論家等の発言回数が増えたり、絆や国を守りたいというインタビューを見るようにもなっています(NHKのニュースウォッチ9等)。
菅政権批判の激しいテレビ朝日・昼の番組で児玉清さんの寄稿を取り上げていました。
保守のターンに入り、またエネルギー政策に関する起業家・知事の動きと合わせ、国の形が確実に変わる予兆を感じています。
長文ですみません。
保守だろうが革新だろうが、右だろうが左だろうが、個々人がどんな思想&信条を持とうが全く自由なのですが、「己が信じる事だけが正しく、其れ以外は全て誤りとする思考」(此の手の思考をする人は“概して”異常な迄の形式主義者のケースが何故か多いのですが。)を他者に無理強いする事は絶対に受け容れ難い。
「原発の安全対策が御座成りだったのは、監督官庁からの電力会社への天下りが多かった為。」という論調が、政治家やマスメディアの間から上がっています。自分も此の考え方に同感では在るのですが、でも「政治家やマスメディアに従事する人間の子弟の、縁故入社と思えるケースが結構見受けられる。」事を考えると、「果たして彼等に監督官庁だけを責め立てる権利が在るのか?自分達も天下りと大差無い、権益を享受していたのではないか?」と思ってしまうのです。
マスメディアは「社会の公器」で在り、恣意的な報道は許されない。自身に不都合な事柄で在っても、事実ならばきちんと報じる。そういう姿勢が重要な筈なのですが・・・。