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「2010年、中国が日本抜きGDP世界2位に-英メディア」(1月22日、Record China)
2010年1月20日、BBC放送は今年、中国が日本を抜き世界第2位の経済体になる見通しだと報じた。21日、環球時報が伝えた。
2009年の出出しは低迷した中国経済だが、その後驚くべき回復を見せた。今や中国と日本のGDPの差は確実に詰まっており、経済学者の多くは2010年中に逆転するとの見方を示している。積極的な財政出動、金融緩和が高成長を支えたと見られているが、昨年末には輸出も上向き、回復は本格的な物との見方が強まっている。
日本企業といえば、高い技術力と品質の高さを武器にした高付加価値製品が特徴。中国企業は高付加価値製品では日本企業に後れを取っているが、その差が詰まっている分野も在ると言う。中国製品の技術力が向上すれば、日本はこれ迄経験した事の無い厳しい戦いを強いられる事になる。
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多くの国が不景気の底で喘いでいる中、中国は一人勝ち状態に在ると言っても良い。法治国家とは言い難い、人治国家の色合いが強い中国では、極めて大胆な国策を打ち易いという面が在るし、それが現状では良い結果を残していると思う。しかし「このまま右肩上がりで行くか?」と問われれば、それは難しいだろう。闇雲に公共事業を創出するのも限界が在り、又、余りに急過ぎる上昇にはその反動が在るものだから。
中国が日本を抜いてGDPで世界2位の座になったとしても、彼の国の人口は我が国の約10倍で在り、中国人1人当たりのGDPとしては日本の約10分の1という事で、「“数字の上では”『国家としての豊かさ』と『国民個々の豊かさ』に関しては日本の方が上。」と言える。(“精神面の豊かさでは”、どうなのか判らないけれど。)谷が在れば、山も在る。日本は必要以上に焦る事は無い。
因に、こんなニュースも載っていた。
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「仏での観光客消費、中国人が初の首位 日本人は3位」(1月22日、日本経済新聞)
フランスで昨年、最も多くの買い物をした外国人旅行者(ユーロ圏外)は中国人で、総額でロシア人を抜いて初めて首位となった。免税手続きの代行サービスを手掛けるグローバル・リファンドが21日、発表した。日本人は3位で、他国よりも服を買う傾向が強いと言う。
同社が保有する免税関連のデータを元に推計した。中国人旅行者が2009年に仏国内で買い物をした総額は1億5,000万ユーロ(約190億円)で、前年比47%増と急増した。1人当たりの購入額は平均で1,071ユーロ(約13万6千円)。購入品は服や宝飾品、化粧品が多かった。
一方で経済危機の煽りを受け急減したのが、2位となったロシア人による買い物。総額は前年比22.7%減の1億1,100万ユーロ(約140億円)に留まった。
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日本も貧富の差が拡大しているが、中国の場合はもっと凄いと言われている。それを改めて感じさせる記事だ。
「2010年、中国が日本抜きGDP世界2位に-英メディア」(1月22日、Record China)
2010年1月20日、BBC放送は今年、中国が日本を抜き世界第2位の経済体になる見通しだと報じた。21日、環球時報が伝えた。
2009年の出出しは低迷した中国経済だが、その後驚くべき回復を見せた。今や中国と日本のGDPの差は確実に詰まっており、経済学者の多くは2010年中に逆転するとの見方を示している。積極的な財政出動、金融緩和が高成長を支えたと見られているが、昨年末には輸出も上向き、回復は本格的な物との見方が強まっている。
日本企業といえば、高い技術力と品質の高さを武器にした高付加価値製品が特徴。中国企業は高付加価値製品では日本企業に後れを取っているが、その差が詰まっている分野も在ると言う。中国製品の技術力が向上すれば、日本はこれ迄経験した事の無い厳しい戦いを強いられる事になる。
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多くの国が不景気の底で喘いでいる中、中国は一人勝ち状態に在ると言っても良い。法治国家とは言い難い、人治国家の色合いが強い中国では、極めて大胆な国策を打ち易いという面が在るし、それが現状では良い結果を残していると思う。しかし「このまま右肩上がりで行くか?」と問われれば、それは難しいだろう。闇雲に公共事業を創出するのも限界が在り、又、余りに急過ぎる上昇にはその反動が在るものだから。
中国が日本を抜いてGDPで世界2位の座になったとしても、彼の国の人口は我が国の約10倍で在り、中国人1人当たりのGDPとしては日本の約10分の1という事で、「“数字の上では”『国家としての豊かさ』と『国民個々の豊かさ』に関しては日本の方が上。」と言える。(“精神面の豊かさでは”、どうなのか判らないけれど。)谷が在れば、山も在る。日本は必要以上に焦る事は無い。
因に、こんなニュースも載っていた。
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「仏での観光客消費、中国人が初の首位 日本人は3位」(1月22日、日本経済新聞)
フランスで昨年、最も多くの買い物をした外国人旅行者(ユーロ圏外)は中国人で、総額でロシア人を抜いて初めて首位となった。免税手続きの代行サービスを手掛けるグローバル・リファンドが21日、発表した。日本人は3位で、他国よりも服を買う傾向が強いと言う。
同社が保有する免税関連のデータを元に推計した。中国人旅行者が2009年に仏国内で買い物をした総額は1億5,000万ユーロ(約190億円)で、前年比47%増と急増した。1人当たりの購入額は平均で1,071ユーロ(約13万6千円)。購入品は服や宝飾品、化粧品が多かった。
一方で経済危機の煽りを受け急減したのが、2位となったロシア人による買い物。総額は前年比22.7%減の1億1,100万ユーロ(約140億円)に留まった。
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日本も貧富の差が拡大しているが、中国の場合はもっと凄いと言われている。それを改めて感じさせる記事だ。
世界で多くの国が大不況の嵐に晒されている中、中国は別世界に居る。それをマヌケ様が指摘されている様に、「中国=敵」という構図を作り上げ、ワアワア騒ぐだけというのは全く変な物だと自分も思います。闇雲に中国を敵視している論調には、「じゃあ、これだけ世界中が大不況に在る中、好調な中国経済がポシャッたら、世界経済は底無しの地獄に落ちるとは思わないのですか?」と尋ねたくなるし。
冷静な判断をした上でどうしても相容れない部分は阿る必要が全く無いけれど、協調出来る部分は協調する。「己が国家だけ安泰で在れば、他国なんか知ったこっちゃない。」では、全く相手にされなくなってしまうだけと思うし。
他者から学ぶべき所は学び、己が良き点には益々磨きを掛ける。それが重要でしょうね。