ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

スガイ・ゴールド

2018年08月24日 | 其の他

14年前の記事「あなたもハガキ職人に」で書いた様に、ラジオ番組ビートたけしのオールナイトニッポン」を夢中になって聞いていた時期が在った。今から35年以上も前の話だが、番組内で読んで貰いたくて、馬鹿馬鹿しい事を書き連ねた葉書を、せっせと送っていたっけ。

 

余りにも馬鹿馬鹿しくて、大笑いしてしまう葉書が次々に読み上げられていたが、今でも忘れられない内容が幾つか在る。そんな1つが、「有名人の名前を、英語で表現するとこうなる。」というテーマで読まれた物。前田“吟”は『マエダ・シルヴァー』で、菅井“きん”は『スガイ・ゴールド』。という内容だったが、余りにも馬鹿馬鹿しくて笑いが止まらなかった。

 

其の菅井きんさんが今月10日、心不全で亡くなられていた事が明らかとなった。享年92。

 

12年前の記事「脇役」では、脇役中心の俳優の中から、自分が好きな人物を男女3名ずつ取り上げた。菅井さんは、其の中の1人。菅井さんと言えば、「時代劇必殺シリーズ』【動画】で、藤田まこと氏演じる中村主水中村せん役。」を思い浮かべる人が多いだろう。普段は昼行燈の主水を、「婿殿!」といびる姿は、自分も忘れられない。

 

又、自分は殆ど見ていなかったが、「太陽にほえろ!」【】での“ジーパン刑事”の母・柴田タキ役を思い浮かべる人も多そうだ。

 

でも、個人的には菅井さんと言えば、刑事ドラマ刑事達が容疑者が住むアパートを訪れ、『ドン、ドン、ドン。』とドアを何度もノックするも、全く応答無し。改めてドアをノックすると、隣の部屋のドアが強烈な勢いで開き、安物のナイトキャップ被り此れ又安っぽいネグリジェを身に着け、思いっ切り顰めっ面をした小母ちゃんが出て来て、五月蝿いわねえ!今、何時だと思ってるのよ!隣の○○さんなら、何日も前からないわよ!!』と怒鳴るという設定での小母ちゃん役。が印象深い。野村昭子さん同様、「自分が子供の頃から、ずっと変わらない“小母ちゃん顔の女優”。」だった。

 

1926年生まれの菅井さん。同い年の著名人には、以下の人達が居る。

 

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天本英世氏(2003年、77歳で逝去。)

森英恵さん

三浦朱門氏(2017年、91歳で逝去。)

津島恵子さん(2012年、86歳で逝去。)

松谷みよ子さん(2015年、89歳で逝去。)

多湖輝氏(2016年、90歳で逝去。)

瀬戸わんや氏(1993年、66歳で逝去。)

中条静夫氏(1994年、68歳で逝去。)

宮尾登美子さん(2014年、88歳で逝去。)

小川宏氏(2016年、90歳で逝去。)

エリザベス2世

渡邉恒雄

マリリン・モンローさん(1962年、36歳で逝去。)

江沢民

山岡久乃さん(1999年、72歳で逝去。)

石井ふく子さん

星新一氏(1997年、71歳で逝去。)

今村昌平氏(2006年、79歳で逝去。)

小柴昌俊

桂小金治氏(2014年、88歳で逝去。)

山口瞳氏(1995年、69歳で逝去。)

小松方正氏(2003年、76歳で逝去。)

根本陸夫氏(1999年、72歳で逝去。)

メリー喜多川さん

植木等氏(2007年、80歳で逝去。)

関根潤三

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天本英世氏やエリザベス2世、マリリン・モンローさん、小松方正氏と菅井さんが同い年というのが、個人的には感慨深い。既に鬼籍に入られた著名人が少なく無く、「1926年」という“時の遠さ”を痛感させられる。

 

個性的な俳優が、又1人旅立った。合掌


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