その顔がモト冬樹氏に見えて仕方無い、ハリウッド・スターのニコラス・ケイジ氏。彼が主演した映画「ノウイング」を観て来た。「現代の『Knowing』とは何を意味するのか?」が気になったのも、観に行く要因の一つ。
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大学で宇宙物理学を教えているジョン(ニコラス・ケイジ氏)は或る日、小学生の息子ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー君)が持ち帰った紙に目を留める。50年前、ケイレブの通う小学校では在校生が描いた絵をタイムカプセルに入れ、50年後に開くという事で地中に埋めており、今日がその開封日。現在の在校生達それぞれに封のされた絵入りの封筒が無作為に渡され、ケイレブに手渡された1通の中に入った紙だった。しかし、その紙には絵が描かれておらず、不可解な数字の羅列が延々と書き連ねられていたのだ。「その数字の羅列に、何か意味が在るのではないか?」と思ったジョンは様々な検証を行い、その結果「過去に起こったあらゆる大参事の日付と死亡者の数」、そして「大参事の起こった位置の緯度と経度」を指し示している事に気付き、戦慄する。50年前に書かれた時点では未来だった、「過去の大参事」の予言。そして、検証出来ない数字の羅列が3組残った。それは、これから起こる大参事を表していたのだ。
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「Knowing」とは「物知りの」等の意味を有する形容詞では無く、「予言」的意味合いの名詞と解すれば良いのかもしれない。出張先の火事で妻を失ってしまったジョンが、数字の羅列の中からその予言を見付け出し、「この紙を早く見付けていたら、妻の命は救えたかもしれないのに・・・。」と懊悩する姿には共感出来る。近しい人間の死を予知出来たならば、「何としてもそれを阻止したい。」と思うのは自分も同じだから。
予言に気付くシーンや、実際に大参事に出くわしてしまうシーン等には、ぞっとする思いが。と同時に、「一体、誰が何の為に予言したのか?」という好奇心も。“謎の人物達”の登場が、その好奇心を更に強くさせる。
「エンディングをどう捉えるか?」は、人によってそれぞれかもしれない。自分の場合は「救いが無いなあ・・・。」と感じたが、「未来に向けた第一歩。」と前向きに捉える人も居られるだろう。
総合評価は星3つ。
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大学で宇宙物理学を教えているジョン(ニコラス・ケイジ氏)は或る日、小学生の息子ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー君)が持ち帰った紙に目を留める。50年前、ケイレブの通う小学校では在校生が描いた絵をタイムカプセルに入れ、50年後に開くという事で地中に埋めており、今日がその開封日。現在の在校生達それぞれに封のされた絵入りの封筒が無作為に渡され、ケイレブに手渡された1通の中に入った紙だった。しかし、その紙には絵が描かれておらず、不可解な数字の羅列が延々と書き連ねられていたのだ。「その数字の羅列に、何か意味が在るのではないか?」と思ったジョンは様々な検証を行い、その結果「過去に起こったあらゆる大参事の日付と死亡者の数」、そして「大参事の起こった位置の緯度と経度」を指し示している事に気付き、戦慄する。50年前に書かれた時点では未来だった、「過去の大参事」の予言。そして、検証出来ない数字の羅列が3組残った。それは、これから起こる大参事を表していたのだ。
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「Knowing」とは「物知りの」等の意味を有する形容詞では無く、「予言」的意味合いの名詞と解すれば良いのかもしれない。出張先の火事で妻を失ってしまったジョンが、数字の羅列の中からその予言を見付け出し、「この紙を早く見付けていたら、妻の命は救えたかもしれないのに・・・。」と懊悩する姿には共感出来る。近しい人間の死を予知出来たならば、「何としてもそれを阻止したい。」と思うのは自分も同じだから。
予言に気付くシーンや、実際に大参事に出くわしてしまうシーン等には、ぞっとする思いが。と同時に、「一体、誰が何の為に予言したのか?」という好奇心も。“謎の人物達”の登場が、その好奇心を更に強くさせる。
「エンディングをどう捉えるか?」は、人によってそれぞれかもしれない。自分の場合は「救いが無いなあ・・・。」と感じたが、「未来に向けた第一歩。」と前向きに捉える人も居られるだろう。
総合評価は星3つ。
「世の中の不条理な出来事に吼えます。」というのが当ブログのポリシーな訳ですが、“現実の世界”を離れた「小説」や「漫画」、「映画」という“虚構の世界”に於いては、結構不条理なエンディングの作品が好きだったりします。手塚治虫氏や永井豪氏、東野圭吾氏の作品に魅了されるのも、それが大きく影響している訳で。
唯、この作品に関して言えば、何か中途半端な終わり方という感じが在り、それが故に「不条理な終わり方」なれど、余り魅了されなかった。
予言的な映画、科学的な映画は結構好きです。
昔だとミクロの決死圏。^±^
質量保存の法則に反するだろうと思ってみてました。