セ・リーグに関して言えば、ジャイアンツの次に応援しているのがカープなので、カープが25年振りに優勝した事自体は非常に嬉しかった。でも、ペナント争いという点では、今季、最初から最後迄カープの独走状態だったので、ハラハラ&ドキドキ感に欠けるシーズンだったと思う。
一方、パ・リーグはと言えば、夏前迄はホークスの独走状態。昨季同様の強さを見せ、6月24日時点で貯金は「28」(2位のマリーンズの貯金が「13」。)。3位のファイターズには「11.5ゲーム差」を付け、「6月中にマジック・ナンバーが点灯するのでは?」なんていう凄い話も囁かれていたっけ。此の頃は自分も、「今季のパ・リーグの優勝は、ホークスで確定だな。」と思っていた。然し・・・。
「一寸先は闇」とは良く言った物で、7月に入って以降、ホークスは大失速する。逆にファイターズは驚異的な快進撃を見せ、気付いてみれば1位のホークスに大接近。そして昨夜、残り2つとなった直接対決の初戦にファイターズが勝利し、ホークスに代わってファイターズが1位に。今日行われる最後の直接対決で、ファイターズが引き分け乃至は勝利すれば、ファイターズにマジック・ナンバー(引き分け⇒「7」、勝利⇒「6」。)が点灯する。6月の時点では、こんな展開が待っているとは夢にも思わなかった。
昨夜の直接対決、中継をずっと見ていたが、白熱した好試合。最後の最後迄、何方が勝ってもおかしくない展開で、本当に面白かった。(ファイターズ)陽岱鋼選手の2つのスーパー・プレーなんぞは、「此れぞプロ!」と唸ってしまう素晴らしさだったし。
日本プロ野球80年の歴史で、“2桁以上のゲーム差を付けられてからの逆転優勝”というのは、過去に6度しかないそうだ。“ゲーム差を最も付けられてからの優勝”となると、1963年に「14.5ゲーム差」を付けられてから逆転優勝した西鉄ライオンズ。他に「11.5ゲーム差」以上となると、1996年のジャイアンツの「11.5ゲーム差」、2008年のジャイアンツの「13ゲーム差」だけ。今回、ファイターズが優勝する事になれば、新たに名を刻む事になるが・・・。