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「ソロのロック・スター 早死にだぜベイベー」(12月22日付け夕刊フジ)
「ソロのロック・スターは、グループで活動するメンバーより早死にし易い。」。1956~2006年の50年間、英内外で活躍したロック歌手等1,489人を対象にした調査結果が19日、英医学誌のサイトで公開され「若くして死ぬソロ歌手」のイメージがデータ上から裏付けられたと主張している。
英研究者等の調査対象は、米国を代表する歌手、故エルヴィス・プレスリーから21世紀の英人気バンド「アークティック・モンキーズ」迄網羅。内9.2%に当たる137人が早死にしており、平均寿命は米国で45.2歳、欧州で39.6歳。死因の4割は薬物と交通事故だ。
更に詳しく分析すると、米国ではソロ114人中23%が早死にしており、バンド・メンバーの10.2%の2倍以上。欧州でもソロ9.8%に対し、グループ・メンバーは5.4%で約2倍だった。調査報告書は「スターやスター候補の寿命を守る為の重要な問題を、此の研究は突き付けた。」と訴えている。
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嘗て「ロック」と言えば、「不良の音楽」というイメージが一般的には在った。「社会からドロップアウトした人達」や「社会に抗する人達」が、自らの心の叫びを表すのがロックで在り、だからこそロック・スターと呼ばれた人達の中には、意図して“露悪的言動”をする者が少なく無く、其の露悪的言動の1つが、薬物摂取だった様に感じる。
「ソロのロック・スターは、グループで活動するメンバーより早死にし易い。」というイメージは自分の中にも在ったけれど、早死に率がソロとグループ・メンバーでは、こんなにも違うとは思ってもいなかった。(「早死に」というのが、「享年で、幾つ以下を定義しているのか?」が気になるけれど。)
以前、歌手だったか御笑いタレントだったか忘れてしまったが、ソロで活動している男性が、「グループのメンバーとは異なり、ソロの場合はギャラを(所属事務所以外には)分けなくて良いし、メンバー達と仲違いする事も無い。そういった点はメリットなのだろうけれど、責任を一身に背負わなければならないソロと違い、グループの場合はメンバー其れ其れで責任を分け合える。又、仕事が終わった後にメンバー同士がワイワイ遣っているのを見ると、正直羨ましく感じる事も在る。」という趣旨の発言をしていた。一身に責任を背負わなければならないソロ故、心身共に多大なストレスが伸し掛かり、肉体を蝕む事も在ろうし、ストレスから逃れんとして薬物に手を出してしまう率も高いのかもしれない。
洋楽を聞く習慣が昔から無く、故にロックに関しても最低レヴェルの知識が在るかどうかも怪しい自分。でも、そんな自分でも、「ロック・スターは短命。」というイメージが在ります。漫画家も同様ですね。
リンク先拝見しましたが、27歳で亡くなったロック・スターって、こんなにも居るんですね。其の殆どが「自ら死を呼び寄せてしまった。」という状況とはいえ、驚きです。
ロック・スターという訳では無いのですが、「ロック」と「夭逝」というキーワードから自分がパッと思い浮かぶのは山田かまち氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E3%81%8B%E3%81%BE%E3%81%A1)。彼が17歳で亡くなったのは1977年の事ですから、御存命なら今年で52歳なんですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/27%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96
欧州のほうが短命なのは気候のせいかな?
米国のほうが悪い薬・アルコールに触れる機会は多そうですが(欧州は国にもよるがビール以外は高い)