ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

旧態依然

2012年09月03日 | 政治関連

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自民総裁選・・・古賀氏が谷垣総裁に引導石原氏が有力候補に急浮上」(9月3日、zakzak

 

事実上、「次の首相」を決める自民党総裁選(14日告示、26日投開票)は、序盤戦から激しさを増している。現職の谷垣禎一総裁(67歳)に“引導”を渡そうとする動きが続出している上、石原伸晃幹事長(55歳)が出馬に意欲を見せている。一方で、石破茂政調会長(55歳)と、安倍晋三元首相(57歳)の周辺は、決選投票を睨ん連携の道を探っている。

 

「今回は、若い人を支持したい。」。谷垣氏は3日午前、出身派閥で在る古賀派の古賀誠会長と国会内で会談し、総裁再選への協力を要請したが、古賀氏は冒頭の様に語り、谷垣氏に出馬辞退を迫った。

追い詰められた谷垣氏の現状世論調査にも現れている。共同通信が1、2日両日に行った世論調査で、「自民党総裁に誰が相応しいか?」と尋ねた所、石破氏が25.5%でトップ。石原氏19.6%、安倍氏17.8%で、谷垣氏は9.2%だったのだ。

 

最近「谷垣支持」だった森喜朗元首相も2日、テレビ朝日系「報ステSUNDAY」に出演し、「谷垣氏には限界が在る。」と再選不支持を表明した。谷垣氏周辺は「古賀氏の支援が無くても、出馬する。」と強気だが、別の側近は「勝ち目が無ければ、断念も在り得る。」とも話している。

 

一方、有力候補として急浮上したのが石原氏だ。2日の鹿児島市での講演で「私は谷垣総裁を支えて来たが、谷垣氏を支えるに政治を遣って来たのでは無い。日本を、何とかしなければならないとの思いで遣って来た。」と総裁選出馬に意欲を示した。

 

石原氏は、森、古賀両氏に加え、政界引退後も額賀派を影で仕切る青木幹雄参院議員会長長老グループと関係が良好だ。父で在る東京都石原慎太郎知事も2日、フジテレビ系「新報道2001」で、「『幹事長を辞めて、はっきり物を言え。』と言っている。」と後押しした。

 

総裁選は、党員票(300票)と国会議員票(200票)の合計で争われるが、1回で過半数を得た議員がなければ、国会議員だけの決選投票になる。其の為、決選投票を見据えた動きも出ている。石破氏を支援する議員グループが、安倍陣営に6日の勉強会の共同開催を打診したのだ。

 

中堅議員は「安倍、石破両陣営は、石原氏を『次期衆院選後、自民、民主公明の3党合意を重視する長老が支持する候補。』と位置付けて、大阪市橋下徹市長率いる大阪維新の会』との連携を模索しつつ、世代交代を目指す中堅・若手の支持を集めようとしている。」と戦略を語った。

 

此れに対し、石原氏も橋下氏と親しい事をアピールしている上、中堅・若手十数人による「勁草の会」が5日にも石原氏に出馬要請し、長老色を少しでも薄めたい考えだ。

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次期衆院選では、民主党が大敗するのは間違い無いだろう。多くの国民が「政権交代」に期待を寄せたというのに、結局は迷走しただけの3年間だった事を考えると、当然の結果と言えよう。大阪維新の会が国政打って出るならば、其の多くの候補が当選するだろうが、第一党となるのは自民党と予想。詰まり、「次の自民党総裁=首相」となる可能性は大。

 

そんな自民党総裁選に、「『長老』と呼ばれる魑魅魍魎跋扈している。」というのだから呆れ返ってしまう。此れじゃあ、嘗ての自民党其の旧態依然とは、正に此の事だろう。

 

又、今回の自民党総裁選では、小泉進次郎氏がキーマンになるという話も在る。“人気者”の彼が支持した候補に、雪崩を打って支持が集まるのではないかと。維新 維新と 草木も靡く♪」と同じ、無節操な議員が多い証左

 

「自民党総裁に、誰が相応しいか?」を考えた時、候補として名前が挙がっている中で、真っ先に「NG」と考えるのは安倍元首相だ。異常な迄の形式主義(「~を義務付けしさえすれば、全てが100%上手く行く。」といった思考。)」や「自身の一切認めず、自身と少しでも異なる思考や主張を、徹底的に弾圧しようとする姿勢。」、「首相の座を、無責任に放り出した過去。」等々、自分の中では彼を「歴代首相の中で最悪の人物」と捉えているから。

 

原発問題」を始めとして、現在の日本が抱える問題の数々は、自民党政権下に端を発している物が少なくない。だからこそ、民意が自民党から離れたのだ。なのに政権交代後、自民党の政治家で「自民党政権下での政治」に付いて、きちんと謝罪したのは、自分が知る限り谷垣総裁と石破前政調会長、そして小泉進次郎氏位しか居なかったと思う。「過去の反省をしない。」という点でも、安倍元首相の再登板はNG!

 

国土交通大臣時代、『道路公団問題』を丸投げした。」様に、「逃げの小五郎」ならぬ「逃げの伸晃」とも呼ばれている石原幹事長。「俺、そんな話聞いてない。」、「そんな事言ったら、親父に怒られる。」というのが彼の口癖らしいが、「責任が自分に及ばない様、事前に長老達に御伺いを立てる。」事が、結果として長老達から「(石原は)愛い奴じゃ。」となっているのだろう。“親父”同様、公私混同が目立つ御仁、彼が総裁というのも勘弁願いたい。

 

「自民党政権下での問題を、きちんと検証しなければいけない。」と言った石破氏。其の検証が実際に行われた形跡が無いのは残念だが、主義&主張の真面さ、そしてバランス感覚の良さでは、彼が総裁に一番相応しいと自分は考えている。見た目で損している嫌いが在るけれど。


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