ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「頭に来て言ったんだ。」

2017年06月27日 | 政治関連

先日の記事「より悪質なペテン師」でも触れた様に、安倍晋三首相幼稚さに付いては十二分認識はしていたが、「彼が周辺の人間に、或る発言をした。」という話をネット上で目にした際には、「此の話はガセだろう。幾ら幼稚な彼でも、流石にこんな異常な発言はしないだろうから。」と思った。でも、様々な情報に当たり、裏を取ってみると、どうやら本当の発言の様だ。

 

其の発言に触れる前に、“昔の安倍晋三氏”と身近で接してき来た人間が、以前に週刊誌で告白していた事を記す。余りにも印象深い告白だったので、今でも忘れられない。

 

1つは、安倍晋三氏が子供の頃、安倍家で働いていた御手伝いの女性の告白。「可愛い子でしたよ。」と晋三少年の印象を語った後、彼女が強烈に印象に残っている出来事として挙げたのは、「晋三少年が悪い事をしたので親が叱ると、謝りもせず、ずっと膨れっ面で無視を決め込んでいた。」と。不都合な事を言われると、子供の様に打ち切れて、「発言を取り消さないと、もう答えません!」と膨れっ面を決め込む今の彼【動画】は、昔からずっと変わらなかった訳だ。

 

そして、もう1つは、晋三氏が父・晋太郎氏の秘書官務めていた時代に、晋太郎氏の後援会に所属し、晋三氏をで見て来た人間の告白だった。「兎に角漫画許り読んでいた印象が強い。」と、晋三氏が秘書官本来の仕事を余りしていなかった事を指摘した上で、「一番驚いたのは、当時から“問題”が多かった北朝鮮に関し、彼が口にした言葉。私が『北朝鮮は、本当に困った存在ですね。』と晋三氏に言った所、彼は『何か起きたら、北朝鮮にミサイルを撃ち込めば良いんですよ。』と答えたんです。『えっ!?』と思いましたが、『冗談で言ってるんだろうな。』と彼を見ると、真顔だったのでぞっとしました。」といった趣旨の内容。「幾ら何でも、其処は言わないだろ。記者が話を盛って、面白おかしく作った話なんじゃないの?」と、ずっと思っていた自分。

 

で、安倍首相が周辺の人間に言ったという内容に話を戻す。「24日に神戸市で行われた講演で彼が、学校法人『加計学園』の愛媛県今治市での獣医学部新設計画に関し、『今治市だけに限定する必要は無く、速やかに全国展開を目指したい。意欲の在る所には、どんどん獣医師学部の新設を認めて行く。』と述べた事に付いては記事にしたが、そう述べた理由に付いて、彼は次の様に語ったと言う。

 

 

「余りにも(「加計学園問題」で)批判が続くから、頭に来て(「じゃあ、岩盤規制に穴を開ける一環として、獣医師学部の新設をどんどん他でも行うと)言ったんだ。」【動画】という事の様だが、国家戦略特区として、限定して行うからこそ意味が在る。」としていたなのに、其れを全国展開して行くというのでは支離滅裂

 

そして何よりも、国家戦略として“皆”で決めて来た事を、「頭に来たから。」という感情的な理由だけで、勝手に変えてしまうというのは、子供の思考としか思えない。「僕ちゃんの言う事聞かないには、ミサイルを撃ち込めば良いんだもーん。」という感覚と、全く一緒だ。

 

支持率が下がったとはいえ、「こんな幼稚な人物を、首相として支持する人間が5割近くも存在する。」という事実に、薄ら寒い物を感じる。愛する国が、幼稚な人間の感情の赴く捻じ曲げられて行っている事に、愛国者自任する人達は、何等疑問を持たないのだろうか?


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3 コメント

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Unknown (悠々遊)
2017-06-27 15:52:18
他人の意見を押しのけて自分の主張を押し通そうとする「我の強さ」は子供のころに既にあったのでしょう。
子供にとって我の強さは自己形成に欠かせないものだと思うし、決して悪いものではないですが、成長とともに他者の意見にも真摯に向き合う調整能力が自然と身についてくるものだと思います。
しかし、一部エリートと呼ばれる「恵まれた環境」に育った人たちには、そういう調整能力を身に付ける機会を失ったまま大人になる人もいるようですね。
そういう人にとっては他人の痛みや意見は、どこか実感の湧かないよそ事のように感じるんでしょうね。
だから「丁寧な説明」とか「真摯に向き合い」などと口先では言っても、それは問答集に出てくるマニュアル化された答弁であって、本人に実感がないから当然実行を伴わない。
貴重な体験をする機会を奪われ、人間として成長する機会を失った、ある意味気の毒な人です。
その気の毒な人を一国のリーダーとしてありがたがっている人たちもまた、自分の耳目を塞いで喜んでいる気の毒な人たちです。
さらに、その気の毒な人たちと同じ船に乗り合わせ、意思とは違う方向に流されていかざるを得ない私たちも不幸な人たちです。
自らの頭で考え行動することを放棄し、「目先の利益をもたらしてくれる強いリーダー」を信奉する人たちは、権力者にはとても都合の良い有権者です。
こうした強いリーダーにとって最も優先すべきは、あらゆる手段を使ってでもファンを獲得することでしょう。
なにしろ、民主主義とは最終的に多数決の政治ですから。

このコメントを書いているときYahho!ニュースに、細田氏が豊田女史をかばう主旨の発言をしたとありました。
豊田女史の「暴行」事案にも、「いろんな事情がある」と擁護したようです。
事情があれば無抵抗の相手を一方的に罵ったり暴行を加えても良い、ということでしょうかね。
それが通るなら警察いりませんね。
上っ面だけの道徳教育もいりません。
ここにも世間知らずのお坊ちゃま政治家がいて、それがわがまま坊ちゃん首相の出身母体の派閥の領袖だということに、この国の未来が透けて見えます。
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>悠々遊様 (giants-55)
2017-06-28 02:18:30
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

安倍晋三という人物に付いて、以前、或る人が「此の人って、自分から友達を作りに行った事が無いんじゃないだろうか。安倍家に取り入る事を目的に近付いて来た連中と、友達という関係になるだけで、だからこそ“人と人との間で揉まれて熟成される人間性”というのが、彼からは全く感じれないのだと思う。」と指摘していました。学生時代から会社員時代、そして政治家の時代と、ハッキリ言って“コネ”でずっと生きて来た様な人ですから、其れに加えて真面な人間関係を構築する術を得ていないので在れば、度を越した程の周りを“御友達”で固める癖も理解出来る。

昔、「首相というのは多面的な能力を有した人しかなれない、凄く優秀な人物。」と思っていた。然し、安倍首相の異常な迄の幼稚性や非論理性を見聞すると、周りに其れ形の優秀な人物(官僚等)を置き、彼等が作った“作文”を大事な場面で読めば、誰でも首相が務まるのではないかと感じる様に。

「加計学園問題」で安倍首相や其の側近達は数日前から、「抵抗勢力と改革派の闘い」というフレーズを持ち出し、話を逸らし出した。単に「加計学園問題を追及する人達と加計学園問題を誤魔化そうとする人達」の鬩ぎ合いに過ぎないのに。小泉元首相や小池百合子都知事が多用し、成功を収めて来た手法を、今回繰り出して来た訳ですが、こんな馬鹿げた手法に、好い加減国民は踊らされないで欲しい。
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>悠々遊様 (giants-55)
2017-06-28 03:52:33
追記になりますが、「細田博之総務会長が豊田女史を擁護した件」には呆れ果てました。「当該秘書が自動車を運転中、高速道路で逆走する等、彼女がああいう暴言を吐いた事には、同情すべき点も在る。」というのが擁護の理由の様ですが、では「5年間に100人近くも彼女の秘書が辞めでているという事実は、何を意味しているのか?」と聞きたい。普通に考えれば、「余りに異常な対応が在ったから。」ではないかと。

自派閥の議員を庇いたいのだろうけれど、「身内を異常な迄に優遇する。」という安倍首相のスタンスが、実に見事に反映されているのでしょうね。
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