3年前に乳癌が見付かって以降、ずっと闘病を続けていた小林麻央さんが、34歳の若さで亡くなられた。厳しい状況に在るのは理解していたけれど、「元気になって欲しいな。」と一縷の望みを持っていたので、本当に残念だ。麻央さん本人はそう思われるのを嫌だった様だけれど、愛する夫、そして何よりも小さな御子様を残して旅立たれた事は、非常に無念でならないと思う。安らかに御眠り下さい。
麻央さんが亡くなった事を受け、夫・市川海老蔵(11代目)氏が記者会見に応じていたけれど、辛い中を毅然と話している姿には、涙が止まらなかった。「やんちゃだった彼が、内面的にも“大人”になれたのは、麻央さんの存在がとても大きかったのだろうな。」と思える会見だった。
*********************************
「涙 昨晩カンカンが私と寝たいと、一緒にねました、朝、突然 泣き出す倅 ママを失った事をカンカンなりに必死に耐えてたんだ・・・とわかる泣き方でした。」
*********************************
海老蔵氏が今日、自身のブログで記した一部。“カンカン”とは長男・勸玄君(4歳)の事だ。海老蔵氏には2人の御子さんが居り、長女・麗禾ちゃんは5歳。妻を失った海老蔵氏の辛さも痛い程判るが、自分自身が十代の半ばに父を病で失った身なので、どうしても“親を失って子供”の立場で考えてしまう。
彼の日からウン十年経ったけれど、今でも父が亡くなった時の事はハッキリ覚えている。自分よりもずっとずっと幼くして親を亡くした麗禾ちゃんと勸玄君は、何れだけ悲しく、そして心細い事か。其れを思うと、堪らない気持ちになる。今日の勸玄君の話を読み、幼い彼が必死で我慢していた事に涙してしまった・・・。
幼い頃に父を失った事で、嫌な思いをした事も正直在る。でも、周りの人達に恵まれた事も在り、何とか此の年迄頑張って来られた。感謝の言葉しか無い。
麗禾ちゃんと勸玄君にも辛い出来事が待っているだろうけれど、世の中には優しい人も少なく無い。そんな人達の優しさに育まれ、彼等には強く生きて欲しい。