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調剤薬局:医師が発行した「処方箋」に基づき、薬剤師が薬を調剤し、患者に薬と其の薬の適正な使用に関する情報を提供する医療提供施設。
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広く知られている事実では在るが、日本全国の調剤薬局数は、コンヴィニの店舗数よりも多い約6万店。確かに、到る所で調剤薬局を見掛ける。其の調剤薬局の倒産が急増しているのだとか。
2021年1月から6月に掛けて、日本全国では調剤薬局の倒産が26件(前年同月比62.5%増)で、2004年に集計を開始以来、過去最多を更新中。此れ迄の年間最多は2017年の17件だったが、既に6月の時点で上回り、今年は初めて年間30件を超える可能性も。
調剤薬局の倒産が急増している理由は、大手チェーン店やドラッグ・ストアが市場参入している事に加え、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置の発令が度重なった事で、病院での受診控えをする患者が増えた。」事が大きい様だ。
新型コロナウイルス感染症の影響で、飲食店を中心にした倒産が、自分の周りでも結構見受けられる。調剤薬局も、其の例外では無かったという事なのだろう。
2022年度は薬価引き下げの方向で進んでおり、又、少子高齢化の影響も在って、「調剤薬局の経営状態は、更に悪化する。」という話も在る。