ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

1人当たり約858万円

2018年02月12日 | 時事ネタ関連

*********************************

の借金1,085兆余り、過去最大に」(2月10日、TBS NEWS

 

財務省は、去年12月末時点の国の借金が1,085兆円余りで、過去最大となった事を発表しました。

 

財務省が発表した国債及び借入金並びに政府保証債現在によりますと、国債と借入金、政府短期証券を合計した国の借金が、去年12月末時点で、1,085兆7,537億円と過去最大となった事を発表しました。今年1月1日時点の人口で計算すると、国民1人当たり凡そ858万円の借金を抱えている。事になります。

 

財務省は、社会保障費等を賄うに、国債の発行額が膨らんでいる事等が要因としています。

此れの最高額は、去年9月末時点の1,080兆4,405億円で、5兆3,132億円増えた事になります。

*********************************

 

「『大きな政府』を求めていたと思ったら、一転して『小さな政府』を求め出す。」といった様に、極端な“振れ”を見せる事は他国でも珍しく無いけれど、日本の場合は其の振れが余りにも極端に感じる。

 

過去にも何度か触れた様に、民主党政権時のゴタゴタは自分も辟易とさせられたが、だからと言って「民主党政権時は、全てが駄目だった。」という主張には賛成出来ない。情報公開という面では評価出来る点が在ったし、何よりも「無駄を徹底的に無くし、国の借金を減らす。」という考え方は、決して間違っていなかったと思うから。「民主党政権時は、全てが駄目だった。」という為政者プロパガンダに踊らされるのでは無く、自身で考えた結果として、是々非々捉えるべきだろう。

 

「民主党政権時は、全て駄目だった。」という主張に国民が踊らされているのを良い事に、必要性を感じられない箱物作りが次々と進められている。又、首相は海外に矢鱈と飛び、此れ又必要性を感じられない様な金銭の散蒔きに明け暮れている。(「日本だけが良ければ、海外の事なんかどうでも良い。」という考え方はどうかと思うし、本当に必要な事に対しては、日本が金を出すのは間違っていない。でも、「自分はこんなに色々行っているのだ。」という国民へのアピールの為だけに、必要性を感じられない事に迄金を散蒔く、其れも自分のポケット・マネーの様にというのは大反対。そんな無駄な事に血税投入する位なら、国内の“本当に困っている人達”の為に使うべきだ。)

 

あんなにも「無駄を徹底的に無くし、国の借金を減らす。」という主張に共感する人達が結構たというのに、今や血税の使われ方に余りにも鈍感となっている現実には、「振れ幅が余りにも極端。」という日本人の国民性痛感させられる。

 

社会保障費の増大等、本当に必要な支出には血税を投入すべきだろうが、無駄は徹底的に無くす必要は絶対に在る。無駄な事に迄血税を投入し、孫子の代に借金を積み増して行くのは、或る意味犯罪行為だ。


コメント (6)    この記事についてブログを書く
« 「合理的にあり得ない 上水... | トップ | 再生可能エネルギー拡大への... »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ()
2018-02-12 18:58:37
日本は、むしろ、小さな政府と言われますね。大きな政府であるのは、社会保障やサービスのことではなく、政府周辺の特殊法人や公益法人といった、道路公団といった、ぶら下がりの機構が大きいとのことで、そういった機構の分権を行っていく事には大賛成です。

金持ちが居る一方で、アベノミクスの恩恵を受けた人々もいるのも事実でしょう。ですが、働いても報われないワーキングプアや貧困層が居るのも事実。欧州並みの手厚い介護とまでは行かないまでも、英国のような、「中程度の介護と保障」をとりあえず目指すべきだと思います。

民主党政権では、官僚との対決を目指す一方で、サボタージュやリークにも遭ったのも事実で、地域分権を一つの目標にしていたのは、僕も評価しています。官僚は政権にとっては、公僕であって、それを権限をかさに着て強引に強いるのではなく、官僚の側から頭を下げるような政治家が求められている、と思います。
返信する
Unknown (悠々遊)
2018-02-12 22:37:18
先日あるテレビ番組で『有識者』らしいお兄さんが曰く、
「日本の借金が1000兆円を超えてると言っても、日本はギリシャのように破たんすることはないので、心配する必要はありません。
民間には借金を上回るぐらいの預貯金があるし、国債を買っている外国人が多いのは、それだけ日本が信頼され安定している証拠」。
この人はたぶん国賊級のペテン師でしょう(苦笑)。
インチキ有識者がのさばるのは世も末という事。
返信する
>隆様 (giants-55)
2018-02-12 23:55:46
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

何事にもベターは在っても、中々ベストは在り得ない。諸制度も同様で、“小さな政府”にも“大きな政府”にも、メリットも在ればデメリットも在る。其の国の国情等を鑑みた上で、ベターな制度を作り上げて行くのが政治家の御仕事。

そういう意味で、隆様が書かれておられる「『中程度の介護と保障』を、(日本は)取り敢えず目指すべき。」というのは同感ですね。兎に角、真面目に生きている人間が馬鹿を見る世の中で在ってはならない。そんな世の中だと、真面目に働くのが馬鹿らしくなり、結果として国は傾いて行くから。

民主党政権下、情報公開が進んだのも、「政権の脆弱さ故に、情報を結果として公開せざるを得なくなった。」という面は正直在ると思います。ですから、必ずしも民主党政権が意図した結果では無いのかもしれないけれど、今の“御友達に関する不味い情報”は只管隠蔽するという体質よりはずっと増し。

又、「机上の空論では強かったけれど、現場に立った時には、“現実”に対応出来なかった。」というのも民主党政権で在り、そういう意味では良くも悪くも自民党の政治家の様な“強かさ”に欠けていたのは否めないでしょうね。

官僚を完全敵視するのはどうかと思うけれど、官僚を政治家が使い熟して行く事は重要。其の為には、政治家は官僚以上に知識を蓄え、戦略的にも強かにならないと駄目。
返信する
>悠々遊様 (giants-55)
2018-02-13 00:04:07
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

有識者らしい御兄さんの言っている事、良く見聞しますね。確かに「何れだけ国が借金を抱えていても、民間には其の借金を上回る預貯金が在るので、いざとなったら其の預貯金を借金返済に差し出して貰う。」というのが可能ならば、国の破綻は無いでしょう。でも、そんな事に応じる国民が何れだけ居るのか?其の一点だけでも、此の主張は現実的では無い。

自身のツイッターや国会の場で、執拗に朝日新聞を叩いている首相。「捏造許りで、事実を捻じ曲げている。其の不正をきちんと認め、謝罪していない。」というのが其の理由の様ですが、「御友達優遇の疑惑に対して『真摯に説明する。』と繰り返し乍ら、全く真摯な説明を行っていないペテン師が良く言うよ。」と思ってしまう。

日本は法治国家で在るのに、法を都合良く拡大解釈し、既成事実化する事で、次々と法律を“無効化”している安倍政権。「決められた事は、きちんと守る。」という考えすらも持ち得ない政治家が、愛国心だ道徳心だと言った所で、心に全く響かない。
返信する
育てる (雫石鉄也)
2018-02-13 10:08:56
民主党は、あの時、初めて政権を取ったわけで、初めてだから混乱するのはとうぜんで、で、3年政権を担ったわけです。
こんな政権のつまみ食いをしているのでは、いつまでたっても本格的な2大政党の政権交代はできません。
国民は、「政権を育てる」という長い目で見る必要もあるかと思います。
返信する
>雫石鉄也様 (giants-55)
2018-02-13 14:12:26
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。


民主党政権に付いては雫石様も再三指摘されておりますが、全く同感です。総合的に言えば、民主党政権は駄目駄目だったと思う。でも、「一党独裁制」よりは「二大政党制」の方が健全だと思うし、国民の側にも「育てる。」という堅い意思が必要。アメリカの二大政党制だって、数年で出来上がった訳では無い。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。