ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「相棒 -劇場版Ⅳ- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断」

2017年03月03日 | 映画関連

TVドラマ相棒』は面白い。」という話は良く聞いていたが、初めて観たのは映画版だった。今から9年前の事だが、思っていた以上に面白い内容だったので、以降、放送されたシリーズを遡って見たり、新シリーズを見たりして、取り敢えず全ての作品を見ている。

 

主役の杉下右京水谷豊氏)は不変だが、脇役の中には“消えて行った人達”も。小野田公顕岸部一徳氏)や三浦信輔大谷亮介氏)に続き、米沢守六角精児氏)が消えた事で、最近は「『相棒』も、何か面白さが薄れて来たなあ。」と思ったりしている。現在放送中のseason15から登場した青木年男浅利陽介氏)のキャラクターには、嫌悪感しか無いし。

 

因みに此れ放送&上映された全作品の中で、最も心に突き刺さったのはseason9の第8話「ボーダーライン」。救いが全く無く、後味が非常に悪い内容だったが、色々と考えさせられる重いテーマが据えられており、放送から6年以上が経ったというのに、忘れる事が出来ない作品だ。

 

上記した様に、「相棒」に初めて触れたのは映画版で、第1弾の「相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン」だった。以降、映画版は「相棒‐劇場版Ⅱ‐ 警視庁占拠!特命係の一番長い夜」、「相棒-劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ」と続き、今回は第4弾の「相棒 -劇場版Ⅳ- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断」を観て来た。

 

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7年前、駐英日本領事館関係者の集団毒殺事件で生き残った少女・鷺沢瑛里佳山口まゆさん)が、国際犯罪組織に誘拐されていた。そして現在・・・。

 

特命係の杉下右京と冠城亘反町隆史氏)は、国際犯罪組織「バーズ」を追って来した国連犯罪情報事務局の元理事 マーク・リュウ鹿賀丈史氏)に同行する事になる。そんな中、7年前に誘拐された少女の現在の姿の動画が公開され、犯行グループは身代金を要求し・・・。

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2代目相棒だった神戸尊及川光博氏)に加え、米沢守も登場。今よりもっと「相棒」に思い入れていた時代のメンバーが登場すると、ついつい身を乗り出して観てしまう。初代相棒の亀山薫寺脇康文氏)、そして99.99・・・%無理だろうが3代目相棒の甲斐亨成宮寛貴氏)が登場してくれたら、もう涙物なのだけれど。

 

今回の映画、一部ネタバレになってしまうが、“棄民”が大きなテーマ。棄民とは「政府によって切り捨てられた国民。」を意味するが、第二次世界大戦中にも少なからずの日本人が棄民となっている。

早い段階で“真犯人”の見当が付き、棄民の話が出て来た所で“動機”も判った。謎解きという点では今一つだし、内容的にも「パッとしないなあ。」という感じ。映像としては、迫力が在ったけれど・・・。

総合評価としては、星3つが良い所か。


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2 コメント

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Unknown (悠々遊)
2017-03-03 21:12:28
私も「相棒」は数少ない好きなドラマのひとつで、再放送も含めよく見ています。
事件とはいえないような小さなドラマから国家を揺るがしかねない大きなテーマまで扱うので、その落差や旬の話題や問題提起も魅力のひとつかもしれません。
しかし、さすがに長く続けているとマンネリ感というか、パワーが落ちてきたなと感じる昨今の出来栄えが気になります。
そろそろひき時かも。
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>悠々遊様 (giants-55)
2017-03-04 03:55:33
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

そうそう、悠々遊様も「相棒」のファンでしたね。何事も“始まり”が在れば、必ず“終わり”が在る。超一流の選手で在れば、其の引き時というのが凄く大事。人気ドラマも例外では無く、「引き時を誤って、グダグダになってから終わりを迎える。」というドラマも、過去には在ったりしました。

設定に矛盾や疑問を感じる事も無いでは無かった「相棒」ですが、其れを上回る脚本やキャストの魅力が在り、ずっと見続けて来ましたが、「甲斐亨が逮捕。」という“最大の禁じ手”を使ってしまった事で「何か違うな。」という思いがしましたし、以降は矛盾等の“粗”が気になり出しました。晩節を汚さない為にも、そろそろ“幕引き”を考えた方が良いのかもしれません。
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