ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

何とも綺麗になったもんだ

2009年10月16日 | 其の他
新型インフルエンザの世界的な流行に伴い、街中ではあらゆる所に消毒用アルコールが置かれている。両手にアルコールをシュッシュと吹き掛け、揉み手している人の姿を見るのも珍しい光景では無くなった。他国でも同様の光景は見られるのだろうが、「これ程迄に一般化している所は在るかなあ?」という思いも在る。極めて清潔好きな国ならではの光景かもしれない。

街中のトイレでは温水洗浄便座付き便器、所謂ウォシュレット”が普通に設置される様になった。海外から来た人々はこれを利用して「何と良い商品なのだろう。」と思い、その評判が海外にも広がって行ったと言う。幼少時を名古屋片田舎で過ごし、家では汲み取り式便所を使っていた自分からすると、今のトイレ事情には凄い進化を感じる。当時のトイレにはがブンブンと飛び交っており、それを捕まえる為の蠅取り紙が天井から吊るされていたもの。用を足している際、ベタベタした蠅取り紙が頭等に引っ付いてしまい、取り外すのに難儀したもの。

ゴキブリが部屋を徘徊し回るのは珍しくも何とも無く、それどころか当時は溝鼠も室内外で良く見掛けた。町内会で配られたピンク色の殺鼠剤撒いたり、金属製の鼠取りを仕掛けたりしていたが、朝起きると三和土で鼠が死んでいたり、鼠取りに掛ってキーキー鳴いている鼠の姿を見たりも。当時の我が家の風呂は、風呂釜におが屑を圧縮成型した「オガライト」なる燃料を焼べて沸かしていたのだが、風呂釜に接続した煙突の中に鼠が入り込み、それで煙が室内に逆流するなんて事も在ったっけ。

最近では全くと言って良い程見掛けなくなったけれど、当時は青っ洟や水っ洟を垂らした子供が結構居た。現代と比べると栄養面の違いも然る事乍ら、衛生面の違いも大きく影響していたのかもしれない。当時の駄菓子屋で売られていた商品なんぞは、子供心に怪しげな物が少なくなく、今の衛生基準ならば「販売禁止」とされる物も多かったのではないだろうか?

あの頃からすると、我が国は何とも綺麗になったもんだ。唯、綺麗に成り過ぎた分、若い世代は細菌等への免疫が落ちてもいるのだろうが。

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3 コメント

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こんばんはです。^±^ノ (てくっぺ)
2009-10-16 02:06:12
お久です。^±^

そういわれるとアルコール消毒液が多いですね。^±^
博物館、宿泊施設、入り口に備え付けられてるのが多いようです。

こちらも風邪引いててお久でした。^±^
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Unknown (マヌケ)
2009-10-16 21:01:18
蠅トリ紙は物干し竿につけて高いところで鳴く蝉と捕るのに便利でした。 トリモチも使いましたが、トリモチの方は粘着力があまりに強力で。 ロケット花火の先端に蠅トリ紙を付けて木にとまっているカメムシの背中にそれをそっと付着させ相手陣地に打ち込むとガスが飛び散ってすごいことになりました。 小学生の頃の遊びです。 でこぼこのトタンにロケット花火を並べて蚊取り線香で着火していくとすさまじい連射ができました。 今では考えられません。 今日、得意先の一軒がインフルエンザで完全に出入り禁止状態となりました。 受付にアルコール消毒液が置いてありましたが無駄でしたね。
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>マヌケ様 (giants-55)
2009-10-16 22:11:14
書き込み有難う御座いました。

拝読していて、懐かしい思いがしました。と言うのも、自分もガキんちょの頃に似た様な遊びをしていたからです。大人になった今では「何て馬鹿な事をしていたんだろう。」と苦笑してしまうのですが、その馬鹿な事が子供にとっては楽しいんですよね。大人から怒られると、余計にそういった悪い事がしたくなったものです。

トリモチという物の名前は知っているのですが、現物は見た事が在りません。かなり粘着度が高い物の様ですね。

ロケット花火でふっと思い出したのですが、昔は「癇癪玉」(http://blogs.yahoo.co.jp/ginbaeyokohama/14741669.html)を用いて良く遊んでいました。地面に投げ付けて「パン!」と破裂させるあれですが、びっくりする友達の顔を見るのが面白かった。
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