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「女性首相、適任居ない? 東北大が世論調査」(1月7日、共同通信)
女性首相が誕生しないのは人材不足が原因。東北大大学院の吉田浩教授は7日、そんな世論調査結果を発表した。調査は昨年12月26、27両日、首都圏の20歳以上の男女310人を対象にインターネット上で実施。国会議員と首長の約20人の名前を挙げて首相に相応しい女性を聞いたが「現在の日本には、適当な女性が居ない。」との回答が66.5%を占めた。トップは小池百合子自民党広報本部長で8.7%だった。
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「どういう人が嫌い?」と尋ねると、「『性別』を売りにしている人は嫌い。」という回答が結構多い。特に「女性に嫌われる女性」に関して言えば、「女性という事を売りにしている感じがして嫌い。」という回答は顕著になる。
マーガレット・サッチャー元首相やアウンサンスーチー女史、アンゲラ・メルケル首相、ヒラリー・クリントン国務長官等、政治の世界で活躍する女性は少なくないが、我が国に関して言えば、其処迄のレヴェルに達している女性は残念乍ら見当たらない。
派手なパフォーマンスで目立つ人物は居るけれど(男性にも、そういったタイプは数多居るが。)、パフォーマンス許りが先行し、肝心な中身が伴っていない様に感じる。
そして致命的なのは、「女性で在る事を売りにしている様な女性政治家」が余りに多い事。髪の毛を長くしただ短くしただという事を、周りの人間みならず、自分自身がアピールしている様では、同性からも「何を遣ってるんだか・・・。」と幻滅される事だろう。
男女半々とか決めたらいいか??・・無理??
世界の主要国と比べると、国会議員の中に占める女性の割合が、日本は格段に低いですよね。「割合が高ければ良い。」というものでは無いけれど、多様な意見を吸い上げるという意味でも、女性議員の数はもっと増えて良いでしょう。
唯、此れは男性議員にも言えるのだけれど、糞の役にも立たない様な連中が多過ぎる。国会議員の定数を大幅に減らし、国民がもっと真剣に票を投じて欲しい。「無能力で在っても、楽々当選出来てしまう世襲候補が多い。」なんていうのは、世界的に見ても恥ずかしい。
「寿退社」といった綺麗な言葉で言い繕っているけれど、根底には「結婚した女性は退社するもの。」という考えが未だ未だ支配している我が国。「性別」という「区別」が在る以上、何でも彼んでも「平等」というのは無理が在るとは思っていますが、でも「男尊女卑」的な思考は好きじゃないです。
此の所、インドからは集団レイプ事件発生のニュースが次々に報じられています。バスに乗り合わせた女性が複数の乗客のみならず、運転手からも集団レイプされたという報道には、「本当かよ・・・。」と唖然とさせられてしまいましたが、インドは「レイプ事件が非常に多い国」とか。「カースト制が敷かれた彼の国では、男尊女卑の思考も根強いのかなあ。」という感じがして、非常に残念です。