ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「フランク・マンコヴィッチ」が「マニー」に

2012年05月26日 | 時事ネタ関連

1962年7月、アメリカから1人の投手が大毎オリオンズ移籍したのだが、其の登録名を巡って問題が発生。彼の名前は「フランク・マンコヴィッチ」で、日本では「女性器」を意味する単語が含まれている事から、「此のでは、放送コードに引っ掛かってしまうかもしれない。」と懸念されたのだ。結局、愛称の「マニー」が登録名となったのだが、彼は此の年で退団してしまった。

 

或る国では「全く普通の名称」なのに、別の国では「顔を赤らめてしまう様な恥ずかしい発音」というケースは結構在る。「ヤキマンコ」とか「チンポー湖」、「キンタマーニ高原」、「レマン湖」、「チンコ川」等々は、日本人が其の発音を見聞すると、何とも言えない気まずさを感じてしまう事だろう。

 

湾岸戦争が勃発した際には、「オマーン港」をアナウンサーが「おまーんみなと」と発音していた。「横浜港」は「よこはまこう」、「釜山港」は「ぷさんこう」等、普通は「~こう」と発音するのだから、「オマーン港」は「おまーんこう」と発音するのが本当なのだろうが、「流石其れでは不味い。」という事なのだろうけれど、「おまーんみなと」や「おまーんのみなと」という発音には無理無理さを感じたもの。

 

日本の名称でも、発音に困ってしまう物は在る。「リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件」の加害者が、逃走中に寝泊まりしていた沖縄の公園名が「漫湖(まんこ)公園」だったのは、記憶に新しい所だろう。

 

5月19日付けの東京新聞(朝刊)に、「首相名 アラビア語珍名 - 『エロー』に赤面」という記事が載っていた。此の程フランスの首相に就任したジャン=マルク・エロー氏だが、「名前の『エロー(Ayrault)』の発音が、アラビア語の一部方言では『男性器』を意味する。」として、中東 メディアでは発音を変えて「アロ」と呼んでみる等、失礼な連想をさせない様に四苦八苦したそうだ。

 

其処でフランス外務省は、フランスでは発音しない語尾の「l」と「t」に当たる文字を明記したアラビア語での公式な綴りを発表し、本来の発音に似せない方法で解決したと言う。

 

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レバノンでは『アユル』、シリアだと『エール』、イラクの奥を鳴らす様な『アイル』と、発音は地域によって少しずつ違うが、女性の前では口にし難い実は中世の詩でも使われている古い言葉で、アラビア語で広く通用している。(シリア出身のジャーナリスト、ナジーブ・エルカシュ氏)

 

確かに不穏当な言葉と発音が似ているが、良く聞くと違う。航空会社のエール・フランスの方が限り無く近く、良く冗談にも登場している。(日本人のアラビア語翻訳者)

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「エロー」から「エロ」を連想する事は在っても、日本人なら赤面する事は無いで在ろうジャン=マルク・エロー氏の名前。でも、一部方言では「男性器」を意味する発音という事で在れば、中東のメディアが報道に四苦八苦するのは判る。

 

元記事では「アラビア語圏で珍名に聞える有名人」の例として、アルジェリアアブデルアジズ・ブーテフリカ大統領挙げている。アラビア語の発音だと「ブーテフリカ」は「御尻」に近い言葉で、「所構わず用を足す子供」を連想させるのだとか。

 

アラビア語で「ナカ」というのは「性行為」を意味するそうで、日本人の苗字「ナカヤマ」は「毎日セックス」、「ナカムラ」は「セックス女性」と聞こえてしまうというから困ったもの。

 

結構有名な話だが、嘗て日本のプロレス界で活躍したボボ・ブラジル氏は、九州地方の方言で「ボボ」が「女性器」や「性行為」を意味するという事で、九州地方の人は赤面したと言う。


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