“先生”なんて呼ぶから、勘違いする馬鹿が現れる

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「『恥ずかしいよ。』吉幾三　飛行機内での態度が酷過ぎる“国会議員”を暴露『注意して上げた方が良いよ。』」（３月２０日、女性自身）

３月１９日、シンガー・ソングライターの吉幾三（７１歳）が、ＹｏｕＴｕｂｅを更新。飛行機の中での態度が横柄だったという国会議員の名前を明かし、再び物申した。

吉は元々、昨年５月に「私は怒ってます！」【動画】とのタイトルで動画をアップ。飛行機の中で横柄な態度を取る人物が居り、調べた所、国会議員だったと言う。

吉は当時の動画で、「同じファースト・クラスの、後ろの方に座ってたんだけれども、言葉の使い方が乱暴でよ。『国会議員だから良いのかな？』と。飛行機会社も飛行機会社だけども、どういう形になってるか判らないけど、待遇が違うんだよな。飛行機会社も改めて貰いたい。皆、同じ御客さんだし。」とコメント。「国民を代表して出ている人達は、横着な態度というのは止めて貰いたい。」として、態度を改める様呼び掛けていた。

当時の動画では、議員の名前を明かしていなかった吉だが、今年２月に「ＦＬＡＳＨ」のインタヴューに対し、議員のイニシャルを告白。そして、今回投稿した「事実なので公表します」【動画】と題した動画で、「今日は。随分前に申し上げました、態度の非常に横柄な国会議員が居るという話で御座いますが、 今日、申し訳御座いませんが、御名前だけ言わせて戴きます。北海道の選出の国会議員なのは、調べて判ってるんですが。」と切り出したのだ。

吉は、今回実名を公表する事にした理由に付いて、次の様に語った。

「僕が言いたいのはですね、其の人を応援してくれてるね、僕、北海道にも友達も沢山居るし、其の中でも『知ってるよ。』って人、沢山居るし。『そういう所在るんだ。』って人も居るし、『そういう所在るよね。』って人も居るよ。だからね、良いか悪いか、其れは判んないけど、 周りで応援してくれてる方々には、本当に申し訳無いと思うんで、矢っ張り其の人達にはもう、言った方が良いよ。そういうね、人に対して、航空会社とかそういった人達に対して、そういう事は止めた方が良いよ。」。

吉としては、「航空会社の職員に横柄な態度を取る事は、議員を応援する人達の信頼を裏切る形になるのでは？」との懸念が在る様だ。「矢っ張り、周りで応援してくれてる人達ね、貴方方が知らない面が一杯在るって事だよ。だから、注意して上げた方が良いよ。」と、議員が注意を受け、自身の行動を見直してくれる事を期待していた。

更に吉は、視聴者から届いたという１通の手紙を披露。其の手紙は、現職ＣＡを名乗る匿名の人物から寄せられた物で、吉の動画で言及されていた国会議員に付いて「此の人ではないか？」と、現役参議院議員の実名を提示していた。

手紙の送り主は、其の国会議員のフライトを担当した事が在るといい、其の際の辛い経験を、次の様に綴っている。

《会社から事前に注意点が（何項目も）知らされ、仕事の前からナーヴァスになっております。其の内容が、自分勝手で、我が儘な物なのです。例えば、「枕は、２つ用意する。」、「到着が遅れる時は、早めに御知らせする。」等、多岐に渡ります。本来で在れば会社に確りと対応して欲しい所ですが、全て現場の私達乗務員に押し付けられ、対応に苦慮しております。》

手紙によると、其の国会議員は“非常に高圧的な言い方”で接するといい、特に到着が遅れる事に関しては“鬼の首を取った様な言い方”でクレームを入れて来ると言う。飛行機の遅れに付いては天候等の影響も在り、乗務員では如何しようも無い事で在るが、其の議員のクレームの入れ方に付いて、送り主は《異常な程の剣幕でクレームを仰り、とても政治家とは思えません。》と明かしている。手紙の最後には、吉の動画に付いて《態度を改めて戴く切っ掛けになって欲しいと思います。》と綴られていた。

動画で明かされた手紙には、議員の名前が記されており、吉は「御名前はこういう方ですんで、其の方を知ってる人が居たらですね、『こういう事あんのか？』と確認して、注意して上げた方が良いよ。」とコメント。

議員の振る舞いに付いても、「矢っ張り大人だったらさ、況して国会議員だったらよ、誰でもそうだけど、国会議員じゃなくても、大人でも、皆或る程度はさ、歳行ったら、人との接し方をちゃんとしなきゃ恥ずかしいよ。」と苦言を呈していた。

更に、航空会社に対しても「こういう事って、彼の飛行機会社の方で許してんの？役員の方々も、社長も含めてさ、『国会議員だから、何言われても我慢しろ。』って言ってる訳？貴方方。おかしいよ、そういう航空会社は。」と厳しく指摘。乗務員の置かれた状況を慮っていた。

議員の下に、吉の叱咤は届くだろうか？
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「北海道選出の国会議員で、こういった事をしそうな人物。」という事で、自分の頭の中には２人の名前がパッと浮かんだ。マス・メディアに従事している知り合いから、常々、悪評を聞いていた人物だ。当該動画には“問題議員の実名”が明らかにされているが、“武士の情け”で此処に記すのは控えるが、案の定、頭に浮かんだ内の１人だった。

北海道では無いが、別の県選出の国会議員、彼は「国会議員の“先生”になる以前にも、別の形で“先生”と呼ばれ、マス・メディアの寵児となっていた人物。」だが、彼も其の悪評を良く聞く１人だ。友人が勤める役所に、“視察”の名目で来たそうだが、あからさまに遣る気が無いのに加え、実に横柄で、役所の人間を“奴隷”の様に扱ったそうだ。マス・メディアに登場する際は、“弱者の救世主”みたいな顔をしている癖にだ。

以前にも書いたが、国会議員を「先生」なんて呼んで持ち上げるから、こういう勘違いする馬鹿が現れるのだ。そして、「そんな馬鹿を選挙で選んでしまったのも、我々国民で在る事。」を、多くが深く認識して欲しい。「見た目が良いから。」とか「面白いから。」、「ズバリと言うから。」といった理由“だけ”で選んでは駄目。又、国会議員に成ったら成ったで、「何を言ったか？」では無く、「何を“実際に”遣ったか？」を詳細にチェックしなければいけない。国会議員として「何も言わない。」というのは論外だが、「色々言うが、“実際には”何も遣らない。」という“言うだけ番長”の存在も、政治を劣化させ、延いては国民生活を悪化させて行く要因に成るのだから。