
「ハヤタ、ダン、郷、そして北斗」という記事でも触れたが、ウルトラ・シリーズ誕生から40周年を記念して製作された「ウルトラマンメビウス」が昨日から放送開始となった。「ウルトラの父や母、ウルトラ兄弟、そして懐かしの怪獣達が登場する。」とか、「これ迄明かされて来なかったゾフィーの人間体(変身する前の姿)が遂に明らかになる。」といった前宣伝に煽られまくり、良い歳をこいてついつい見てしまった。まともに第一話目からウルトラ・シリーズを見るのは、30年振り位ではなかろうか。
開始から直ぐにウルトラの父&ウルトラ兄弟が登場。「おー、ウルトラの父の声が変わっている!」、「ウルトラマンレオやアストラ、ウルトラセブンの姿は見えたが、大好きだったウルトラマンAが良く見えなかったぞ!」等と、頭の中はすっかり御子様モード全開。
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四半世紀に亘り怪獣災害の無い時代が続いていた地球が舞台で、若い世代にはウルトラマン達は実態の無い伝説の様な存在になっていた。そんな状況故、嘗ての地球防衛チームは解散し、各国が協調して設立した総合司令部「GUYS(Guards for UtilitY Situation=あらゆる状況に対応する防衛隊。)」も開店休業状態に在った。そんな中、突然宇宙から宇宙斬鉄怪獣ディノゾールが飛来する・・・。
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いきなり見終わった感想に行ってしまうが、ウルトラマンメビウスの人間体・ヒビノ・ミライ(隊員)の登場の仕方がイマイチだった。「ウルトラマン」で言えば、「護送中に逃げ出した宇宙怪獣ベムラーを追って地球にやって来たウルトラマンが、その追跡中に科学特捜隊のハヤタ・シン隊員の操縦するビートルに誤って衝突し、ハヤタを死なせてしまう。ハヤタの死に責任を感じたウルトラマンは、ハヤタと融合し地球に留まる事にした。」というストーリー展開が在り、「ウルトラマンA」でも、「パン屋の運転手・北斗星司は、超獣ベロクロン出現によって命を落としたが、ウルトラマンAによって命を与えられ復活、変身能力を与えられる。」というストーリー展開が在った。即ち、歴代ウルトラマン(と言っても、自分の場合は「ウルトラマンレオ」迄しか見ていないので、それ以降のシリーズに関しては何とも言えないのだが。)とその人間体のファースト・コンタクトには、ドラマチックなストーリーが存在していたのだ。
でも今回のウルトラマンメビウスの場合は、いきなりM78星雲に在る”光の国”で、宇宙警備隊の大隊長・ウルトラの父が若き宇宙警備隊員で在るウルトラマンメビウスを呼び、「今より君はウルトラマンだ。」と言い、そして嘗てウルトラ兄弟達が守った地球に向かう様に命じる。人間達を守り、彼等と触れ合う事で大切な物を手に出来ると言うのだ。原監督(第一次政権)が解任された際に、ナベツネが「解任では無い。読売グループ内の人事異動だ。」と言い放ったが、そのフレーズを借りるならば「ウルトラ・グループ内の人事異動だ。一寸君、地球でも行って来たまえ。」とウルトラの父に言われ、”はじめてのおつかい”で地球に向かったウルトラマンメビウス&その人間体のヒビノ・ミライといった感じか。其処には残念ながら、嘗てのウルトラ・シリーズのドラマチックな展開は無かった。
又、いきなり第一話でGUYSの隊長が死んでしまうというのも、これ又違和感が在った。地球を守る為の自爆死という事だが、途中で隊長が変わった事は嘗てのウルトラシリーズでも在ったが、第一話で死んでしまうという展開は無かったと記憶している。
隊員達(第一話では隊員になっていないが、第二話以降に隊員になる者も含め。)がイケメン&美女揃いで、「おいおい、アラシ隊員やイデ隊員みたいな隊員が居ないと駄目やろ!」と突っ込みを入れたくもなったし、これは今後の展開を踏まえて”わざと”第一話でそういう風にしたと思われるが、ウルトラマンメビウスの闘い方が唯々怪獣をかわす形に終始して、ビル群を破壊させてしまった後にやっと必殺技の「メビュームシュート」一撃で倒してしまうというのも物足りなかった。ウルトラチョップやウルトラパンチ、ウルトラキック等、様々な”技”を繰り出した後、最後に必殺技で止めを刺すという様式美が見られなかったのが残念だった。
とは言え40周年記念作品という事で、製作サイドの意気込みが垣間見られる仕上がりだったし、何と言っても嘗てのウルトラ・シリーズのファンを意識したシーンが随所に感じられたのは嬉しかった。四半世紀振りに地球に現れた”ウルトラマン”に、子供が父親に向かって「あれが御父さんの言っていたウルトラマンなの?」と興奮気味に聞き、それに対して父親が目をウルウルさせながら「そうだ!」と答えるシーン(言い回しは多少違うかもしれないが、そんな感じのシーンだった。)は、我が身に置き換えて感動するものが在った。*1
これから毎週見続けてしまう予感が・・・。
*1 まさか「帰ってきたウルトラマン」で登場した「ウルトラ5つの誓い」迄が使われるとは。作り手のウルトラ・ワールドを大事にしている姿勢が感じられ、本当に嬉しかった。(「笑点」の座布団運びをしていた松崎真氏の決め台詞、「手を上げて、横断歩道を渡りましょう。」をやや思わせたりもするが。
)
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「ウルトラ5つの誓い」
一つ、腹ペコのまま学校に行かぬ事。
一つ、天気の良い日に布団を干す事。
一つ、道を歩く時に車に気を付ける事。
一つ、他人の力を頼りにしない事。
一つ、土の上を裸足で走り回って遊ぶ事。
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開始から直ぐにウルトラの父&ウルトラ兄弟が登場。「おー、ウルトラの父の声が変わっている!」、「ウルトラマンレオやアストラ、ウルトラセブンの姿は見えたが、大好きだったウルトラマンAが良く見えなかったぞ!」等と、頭の中はすっかり御子様モード全開。
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四半世紀に亘り怪獣災害の無い時代が続いていた地球が舞台で、若い世代にはウルトラマン達は実態の無い伝説の様な存在になっていた。そんな状況故、嘗ての地球防衛チームは解散し、各国が協調して設立した総合司令部「GUYS(Guards for UtilitY Situation=あらゆる状況に対応する防衛隊。)」も開店休業状態に在った。そんな中、突然宇宙から宇宙斬鉄怪獣ディノゾールが飛来する・・・。
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いきなり見終わった感想に行ってしまうが、ウルトラマンメビウスの人間体・ヒビノ・ミライ(隊員)の登場の仕方がイマイチだった。「ウルトラマン」で言えば、「護送中に逃げ出した宇宙怪獣ベムラーを追って地球にやって来たウルトラマンが、その追跡中に科学特捜隊のハヤタ・シン隊員の操縦するビートルに誤って衝突し、ハヤタを死なせてしまう。ハヤタの死に責任を感じたウルトラマンは、ハヤタと融合し地球に留まる事にした。」というストーリー展開が在り、「ウルトラマンA」でも、「パン屋の運転手・北斗星司は、超獣ベロクロン出現によって命を落としたが、ウルトラマンAによって命を与えられ復活、変身能力を与えられる。」というストーリー展開が在った。即ち、歴代ウルトラマン(と言っても、自分の場合は「ウルトラマンレオ」迄しか見ていないので、それ以降のシリーズに関しては何とも言えないのだが。)とその人間体のファースト・コンタクトには、ドラマチックなストーリーが存在していたのだ。
でも今回のウルトラマンメビウスの場合は、いきなりM78星雲に在る”光の国”で、宇宙警備隊の大隊長・ウルトラの父が若き宇宙警備隊員で在るウルトラマンメビウスを呼び、「今より君はウルトラマンだ。」と言い、そして嘗てウルトラ兄弟達が守った地球に向かう様に命じる。人間達を守り、彼等と触れ合う事で大切な物を手に出来ると言うのだ。原監督(第一次政権)が解任された際に、ナベツネが「解任では無い。読売グループ内の人事異動だ。」と言い放ったが、そのフレーズを借りるならば「ウルトラ・グループ内の人事異動だ。一寸君、地球でも行って来たまえ。」とウルトラの父に言われ、”はじめてのおつかい”で地球に向かったウルトラマンメビウス&その人間体のヒビノ・ミライといった感じか。其処には残念ながら、嘗てのウルトラ・シリーズのドラマチックな展開は無かった。
又、いきなり第一話でGUYSの隊長が死んでしまうというのも、これ又違和感が在った。地球を守る為の自爆死という事だが、途中で隊長が変わった事は嘗てのウルトラシリーズでも在ったが、第一話で死んでしまうという展開は無かったと記憶している。
隊員達(第一話では隊員になっていないが、第二話以降に隊員になる者も含め。)がイケメン&美女揃いで、「おいおい、アラシ隊員やイデ隊員みたいな隊員が居ないと駄目やろ!」と突っ込みを入れたくもなったし、これは今後の展開を踏まえて”わざと”第一話でそういう風にしたと思われるが、ウルトラマンメビウスの闘い方が唯々怪獣をかわす形に終始して、ビル群を破壊させてしまった後にやっと必殺技の「メビュームシュート」一撃で倒してしまうというのも物足りなかった。ウルトラチョップやウルトラパンチ、ウルトラキック等、様々な”技”を繰り出した後、最後に必殺技で止めを刺すという様式美が見られなかったのが残念だった。
とは言え40周年記念作品という事で、製作サイドの意気込みが垣間見られる仕上がりだったし、何と言っても嘗てのウルトラ・シリーズのファンを意識したシーンが随所に感じられたのは嬉しかった。四半世紀振りに地球に現れた”ウルトラマン”に、子供が父親に向かって「あれが御父さんの言っていたウルトラマンなの?」と興奮気味に聞き、それに対して父親が目をウルウルさせながら「そうだ!」と答えるシーン(言い回しは多少違うかもしれないが、そんな感じのシーンだった。)は、我が身に置き換えて感動するものが在った。*1

これから毎週見続けてしまう予感が・・・。

*1 まさか「帰ってきたウルトラマン」で登場した「ウルトラ5つの誓い」迄が使われるとは。作り手のウルトラ・ワールドを大事にしている姿勢が感じられ、本当に嬉しかった。(「笑点」の座布団運びをしていた松崎真氏の決め台詞、「手を上げて、横断歩道を渡りましょう。」をやや思わせたりもするが。

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「ウルトラ5つの誓い」
一つ、腹ペコのまま学校に行かぬ事。
一つ、天気の良い日に布団を干す事。
一つ、道を歩く時に車に気を付ける事。
一つ、他人の力を頼りにしない事。
一つ、土の上を裸足で走り回って遊ぶ事。
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やっぱり今週メビウスは見れませんでしたが、カブトはしっかりみているブラッディXと申します。そう、これですよ、ウルトラ5つの誓い!タロウの再放送かなんかで見た記憶あります。私は子供の頃守っていませんでしたが(笑)
怪獣の武器が凄いのに背中を見せていたり、
必殺光線を出すのに格好つけて時間がかかりすぎたりして
メビウスってイマイチ強くなさそうな気がします。
来週の怪獣はグドンじゃなかったですか。
ならばツインテールも出して欲しいです。↓
http://blog.goo.ne.jp/hiko_tto/e/b88fc3ca243431c7e5833d788e4938d3
しかし怪獣が来てるのにウサギの世話してる人って
ホントにいるのかな??
単なる勧善懲悪でなく。
そして様式美。これも日本人のsoulに訴える重要なファクターですね。
そして脇を固める三枚目隊員達もいないのですか~
うすっぺらなウルトラマンシリーズになっちゃいそうですね>メビウス
そういえば帰りマンの時代はスポコンな雰囲気が。
岸田森さん、大好きでした。
CSで、ウルトラマンの監督達のインタビューを聞いていると、それぞれに苦労があったこと、いろいろな工夫やエピソードがあった事が分かり、尚更親しみをもってみる事ができました。
そうそう、最近のガソリンのCMで、カネゴンが後ろの方に出ていますね(笑)個人的にはバルタン星人とカネゴン、とっても好きです。
「ウルトラマンメビウス」
個人的に、主演の五十嵐隼士君のブログを応援していたので、主役決定から今回の初回オンエアまで、まるで親の心で見守っていただけに(実際、息子くらいの年です・・)
“感無量の涙ダダもれ”状態でした(笑)
ずっと演技のことで悩んでいた彼が、まさかウルトラマンの主役に選ばれていたとは~!(笑)
まだまだ未熟なウルトラマンという設定で、初回の戦いやる地球人との交流にもぎこちなさがみられる演出も、意図的にやっているようで、若き隊員達との“成長物語”の側面があるようですヨ。
公式サイトでは、前半で特攻して散った前隊長も、生死不明となっていますから、楽しみです♪
第一話は、giants-55さんの好きな「A」を彷彿とさせられました。
超獣ベロクロンの登場、破壊される市街、逃げ惑う人々、我が身の危険も省みずに救助を続ける若者達・・。
クリスチャンの市川森一さんの、キリスト教の要素を使った脚本が素晴らしかったので、今も鮮明に憶えています。
ゴルゴダ星、サイモン星人、アダムとイブ、
スカパーでも今年はAが放送されますネ♪
「犬神家の一族」での木久蔵師匠の役は、嘗て三木のり平さんが演じた“柏や”の主人だそうです。