今季初めてと言っても良いだろう、ジャイアンツの敗戦に此処迄腸が煮えくり返る思いがしたのは。昨日の試合に付いてだが、敗戦によって首位陥落となったからでは無い。5月に入って以降のチーム状態から、早い段階でドラゴンズかタイガースに首位を明け渡す事になるだろうと踏んでいたので、それはそれで来るべきものが来たという思いしか無い。
ジャイアンツの選手達への苛立たしさは勿論在る。対戦相手のマリーンズが、打撃陣は相手の隙を突いて一気呵成に攻め立て、投手陣は要所要所をしっかりと締めるといった見事さを見せ付けたのに対し、ジャイアンツは情け無さばかりが際立っていた。開幕当初から暫くは厳守していた攻守の基本、即ち、打撃陣で言えば「繋ぐ野球に徹する。」や「バント&走塁をきっちり決める。」、投手陣で言えば「先頭バッターに四球を与えない。」といった事柄が、5月に入ったからは全くと言って良い程守られていない。「4月に突っ走った疲れが、此処に来て一気に出て来てしまった。」と擁護する声も在るが、どのチームだってずっと一心不乱にやって来ている訳で条件は同じ事。ましてや、基本を疎かにしての敗戦が続いているのは、何の言い訳にもならないだろう。
唯、自分が此処迄腸が煮えくり返る程腹立たしさを覚えたのは、原監督の采配ミスが目に付いて来たからだ。彼を凡庸な監督では無い、名将と為り得る素質の持ち主と見込んでいるからこそ、敢えて采配ミスという厳しい表現をさせて貰う。
先ず投手交代の決断が、4月の時点より格段遅くなっている気がする。リリーフ陣に余り負担を掛けたくないという配慮が在るのは判るが、素人目にも「こりゃあ危ない。」と思わせる投手を引っ張り過ぎて、結果的に打ち込まれ、致命的な失点を重ねてしまっている。昨日の場合で言えば、同点のまま突入した10回表に起用した福田聡志投手がそうだった。新人の身で此処迄頑張って来た彼に、厳しい事を言ってしまうのは酷だが、マウンドに上がり投球練習で投じた球は、全てとてつも無くコースから外れていた。「こりゃあ危ない。」という不安が的中し、先頭打者をアッサリ四球で出塁させてしまった。昨日のゲーム展開、そしてマリーンズの抑え投手の素晴らしさを考えると、あの場面では1点が致命傷になる事は容易に想像出来た筈。コントロールが全くままならない状態だったのだから、スパッと見切りを付けて他の投手に交代するのがベターだったのではないか。*1まあ、この点に付いては結果論的な面が在るので、強くは言えないが。
一番解せなかったのは、同点で迎えた9回裏の攻撃。先頭打者の原俊介選手がヒットで出塁した場面で、代走に川中基嗣選手を起用。サヨナラ勝ちの機運が高まった中で、牽制球にアッサリ引っ掛かり、彼が刺されてしまった事で一気に流れが変わったと感じた。注意力散漫と言わざるを得ない御粗末さ。そして、自分が彼の起用を采配ミスと断じるのは、決して結果論からでは無い。
先だっての記事「プロとして失格」でも指摘した様に、川中選手はバント等の小技の下手さ加減が全く改善されず、尚且つポカミスの非常に目立つ選手と自分は認識している。ポッと出の新人選手への指摘で在れば酷だろうが、彼の場合は中堅を超えてベテランの域に入る選手なのだ。それが、長嶋監督(第二次政権)の頃から一向に直っていないのだから、プロ選手としてこれ位厳しい指摘をされても当然だろう。非力な打者に「ホームランを量産しろ!」と命じるのは無茶な話だが、バントは練習次第で改善は望め、又ポカミスの繰り返しは集中力の欠如以外の何物でも無い。
誤解しないで貰いたいのは、「川中選手を一切使うな!」とか「川中選手を二軍に落として干せ!」等と言いたい訳では全く無い。レギュラーとして定着はしていないが、一軍の選手としてこれ迄も多く抜擢されているのだから、センスが無い訳では絶対に無い。唯、攻守や好打を一度為しても、その”代償”としてミスを二度程度為す選手という事は、指揮官として念頭に置いて起用すべきだと思う。つまり、ここぞという場面では、先ず起用してはいけない選手の一人とドライに割り切る必要が在ると思うのだ。何度も言うが、致命的な”癖”がずっと改善されていない以上、プロ選手としてそう決め付けざるを得ない。TPOに合致した用兵をしていないという意味で、采配ミスと指摘したい。
名将にはホットな面と同時に、ドライな面も求められる。良い意味でも悪い意味でも、ドライな面を時折見せる原監督だけに、川中選手を重用しているかの様に見えるのは不思議でならない。ジャイアンツ再建を原監督には期待しているし、それが出来る人物だとも思っている。だからこそ、厳しい意見を書かせて貰った。
頑張れ、原監督!頑張れ、ジャイアンツ!
*1 「若手投手がピンチを迎える度に交代させていては、育つものも育たない。」そういう考えが原監督に在るのだとは思う。でも開幕前に、「今季ジャイアンツが優勝を逃す事が在れば、チームはもう立ち直れないだろう。」と迄悲壮な覚悟を決め、チームの優勝を最優先に掲げた以上、昨日は絶対に落とせない1試合だったのではないか。それだけに早い回ならいざ知らず、あの場面での躊躇は采配ミスだった様に感じる。
ジャイアンツの選手達への苛立たしさは勿論在る。対戦相手のマリーンズが、打撃陣は相手の隙を突いて一気呵成に攻め立て、投手陣は要所要所をしっかりと締めるといった見事さを見せ付けたのに対し、ジャイアンツは情け無さばかりが際立っていた。開幕当初から暫くは厳守していた攻守の基本、即ち、打撃陣で言えば「繋ぐ野球に徹する。」や「バント&走塁をきっちり決める。」、投手陣で言えば「先頭バッターに四球を与えない。」といった事柄が、5月に入ったからは全くと言って良い程守られていない。「4月に突っ走った疲れが、此処に来て一気に出て来てしまった。」と擁護する声も在るが、どのチームだってずっと一心不乱にやって来ている訳で条件は同じ事。ましてや、基本を疎かにしての敗戦が続いているのは、何の言い訳にもならないだろう。
唯、自分が此処迄腸が煮えくり返る程腹立たしさを覚えたのは、原監督の采配ミスが目に付いて来たからだ。彼を凡庸な監督では無い、名将と為り得る素質の持ち主と見込んでいるからこそ、敢えて采配ミスという厳しい表現をさせて貰う。
先ず投手交代の決断が、4月の時点より格段遅くなっている気がする。リリーフ陣に余り負担を掛けたくないという配慮が在るのは判るが、素人目にも「こりゃあ危ない。」と思わせる投手を引っ張り過ぎて、結果的に打ち込まれ、致命的な失点を重ねてしまっている。昨日の場合で言えば、同点のまま突入した10回表に起用した福田聡志投手がそうだった。新人の身で此処迄頑張って来た彼に、厳しい事を言ってしまうのは酷だが、マウンドに上がり投球練習で投じた球は、全てとてつも無くコースから外れていた。「こりゃあ危ない。」という不安が的中し、先頭打者をアッサリ四球で出塁させてしまった。昨日のゲーム展開、そしてマリーンズの抑え投手の素晴らしさを考えると、あの場面では1点が致命傷になる事は容易に想像出来た筈。コントロールが全くままならない状態だったのだから、スパッと見切りを付けて他の投手に交代するのがベターだったのではないか。*1まあ、この点に付いては結果論的な面が在るので、強くは言えないが。
一番解せなかったのは、同点で迎えた9回裏の攻撃。先頭打者の原俊介選手がヒットで出塁した場面で、代走に川中基嗣選手を起用。サヨナラ勝ちの機運が高まった中で、牽制球にアッサリ引っ掛かり、彼が刺されてしまった事で一気に流れが変わったと感じた。注意力散漫と言わざるを得ない御粗末さ。そして、自分が彼の起用を采配ミスと断じるのは、決して結果論からでは無い。
先だっての記事「プロとして失格」でも指摘した様に、川中選手はバント等の小技の下手さ加減が全く改善されず、尚且つポカミスの非常に目立つ選手と自分は認識している。ポッと出の新人選手への指摘で在れば酷だろうが、彼の場合は中堅を超えてベテランの域に入る選手なのだ。それが、長嶋監督(第二次政権)の頃から一向に直っていないのだから、プロ選手としてこれ位厳しい指摘をされても当然だろう。非力な打者に「ホームランを量産しろ!」と命じるのは無茶な話だが、バントは練習次第で改善は望め、又ポカミスの繰り返しは集中力の欠如以外の何物でも無い。
誤解しないで貰いたいのは、「川中選手を一切使うな!」とか「川中選手を二軍に落として干せ!」等と言いたい訳では全く無い。レギュラーとして定着はしていないが、一軍の選手としてこれ迄も多く抜擢されているのだから、センスが無い訳では絶対に無い。唯、攻守や好打を一度為しても、その”代償”としてミスを二度程度為す選手という事は、指揮官として念頭に置いて起用すべきだと思う。つまり、ここぞという場面では、先ず起用してはいけない選手の一人とドライに割り切る必要が在ると思うのだ。何度も言うが、致命的な”癖”がずっと改善されていない以上、プロ選手としてそう決め付けざるを得ない。TPOに合致した用兵をしていないという意味で、采配ミスと指摘したい。
名将にはホットな面と同時に、ドライな面も求められる。良い意味でも悪い意味でも、ドライな面を時折見せる原監督だけに、川中選手を重用しているかの様に見えるのは不思議でならない。ジャイアンツ再建を原監督には期待しているし、それが出来る人物だとも思っている。だからこそ、厳しい意見を書かせて貰った。
頑張れ、原監督!頑張れ、ジャイアンツ!
*1 「若手投手がピンチを迎える度に交代させていては、育つものも育たない。」そういう考えが原監督に在るのだとは思う。でも開幕前に、「今季ジャイアンツが優勝を逃す事が在れば、チームはもう立ち直れないだろう。」と迄悲壮な覚悟を決め、チームの優勝を最優先に掲げた以上、昨日は絶対に落とせない1試合だったのではないか。それだけに早い回ならいざ知らず、あの場面での躊躇は采配ミスだった様に感じる。
9回裏のサヨナラのきっかけを下らないミスで潰し、10回表の敗北のきっかけをミスで作ったのですから・・・。
あの2人は以前にも同等のミスを犯しており、こういったミスを繰り返す選手を何らかのペナルティ(例えば二軍落ち)を与えないと、一・二軍の全選手達に対しても示しが付きません(昨日の解説席にいた某SDが監督に就任していたら、あの2人をその場でクビにした事確実でしょう)。
原監督は同じミスを繰り返した野間口投手等、結果を出せなかった選手達を二軍落ちさせていますから、それなりの処置はするでしょう。
ただ、管理人様の危惧している「原監督のえこ贔屓的な選手登用」に関しては、僕もかなり気にしております。
というのも、昨日ようやく首位に立ったタイガースが今までもたついていた原因が、復調する兆しの見えない今岡内野手を起用し続け、たまにいい仕事をするとはいえ打率1割台の桧山外野手をようやく才能を花開いた浜中外野手等の若手を差し置いて起用し、相手投手の左右を苦にしない程の実力のある藤本・関本両内野手を相手投手の左右でとっかえひっかえし、大量リードしていても藤川・久保田両投手を投入する等といった「岡田監督のえこ贔屓的な選手登用」にあるのではと思っているからです(多分、管理人様の御友人のタイガースファンが悲観している理由はここにあるのかもしれません)。
去年のリーグ覇者とか再建中のチームとか関係なく、贔屓の選手を切り捨てられずにチームの未来を失うというのは、実に下らない上に悔いが大きいものです。
あと、今更なのですが、あの9回裏の代走交代時には小関外野手が起用されると思っていましたし、延長戦に入って同点でも豊田投手を投入して勝ちに行く姿勢を見せて欲しかったと思っていました。
ただ、残り94試合というこの時期だからまだやり直せる余地はかなり残されていると思えますので、監督、コーチ、選手達は今すぐに「(勝利のために)やれる事をきちんとやる」事に立ち返れば、思いのほか容易に(なのか?)再浮上できるのではないでしょうか。
最後に、長文失礼。
原監督の、腹底どうなってんだ?
思わず叫んだな。
でも、竜の存在気になるなぁ、俺もしかして、
隠れ竜ファンなのかもしれない。
CDの帽子も、どっかにあるし・・・。
日テレの訳の判らない企画「江川な人」(乃至は「Turning Point」でも良いのですが。)風に言えば、昨日の敗戦は9回裏に川中選手が牽制死を食らった所で決定したと思います。確かに藤田投手の牽制も上手かったとは思いますが、川中選手が目線を切りさえしなければ充分防げた事で在り、それ以上に記事でも何度か指摘した様に、彼自身が長嶋監督(第二次政権)の頃よりポカミスが余りにも目立つ選手で”在り続けている”というのが問題でしょうね。
レギュラーに定着している超一流選手ならいざ知らず、そうではない彼にとっては、小技の技術が全く改善されない&ポカミスが相変わらず多いでは、御話になりません。素質的には良い物を持っている訳ですから、問題は起用方法だと思うんです。つまり、重要な展開では絶対に使ってはいけない選手と、原監督もドライに捉えるべきではないかと。
例えば、遅配&誤配が余りにも目立つ宅配人が居るとします。普通の上司ならば、顧客に迷惑がかかるし、会社の信頼度も下がってしまうという事で、配置転換を考えるでしょう。交通機関の運転に携わる者が、事故を起こすには到っていないけれども、何度もポカミスを犯していれば、将来的に大事故を起こす可能性は少なくないので、やはり配置転換をされると思うんです。
その意味では、あの重要な局面でポカミスが目立つ川中選手を起用したという事が、原監督の采配ミスと言わざるを得ないのではないかと。ハニスポ様と同様に、自分もてっきり小関選手辺りが起用されるのかと思っておりましたので、「えー。」という思いでした。
ノムさんの著書「巨人軍論」を読破したのですが、その中に「指揮官は選手に好かれようと思ってはいけない。」というのが在ります。特定の選手を重用したり、選手を褒めて煽てておけば良いというのは誤りだと。どういう事かと言えば、1つのチームには70人の選手が居り、その内一軍選手は28人、そしてその中でレギュラーとして常時試合に出られるのは僅か9人と、投手を除いては大半の選手が試合に出られない訳で、特定の選手の重用は言う迄も無く、レギュラーとして出ている選手を褒め&煽てて気持ち良くさせていても、試合に出られない選手達にはより以上の不満が燻るだけと。
試合になかなか出られないベンチの選手達は、冷静に監督の采配を見守っている筈。あれ程迄にポカミス&小技の出来ない選手が、重要な局面で使われ続けているのを見て、一体どう思う事でしょうか?原監督にはその辺を判って貰いたいです。
唯、このままズルズルとジャイアンツは降下して行きそうな気が^^;。
まったくの同感です。
1つ、昨日の川中は「チャンスで打てなかった」「抑えるべき場所で抑えなかった」たぐいのプレイではない。彼は酷評されてしかるべきだ。
2つ、原監督の采配は温情すぎる。選手に気を使いすぎている。仁志しかり、川中しかり、、出すべきシーンでチャント適切なシーンで使うべきだ。投手は結構ドライな起用をしている。それは尾花コーチの進言にもよるのだろうか?
とても同意できる記事でした。
また色々読ませて頂きます。
交流戦が始まる前から、嫌な予感はあったのですが
何か歯車が噛み合わなくなってきましたね。
4月に出来ていた事が出来なくなっている。
故障者続出という不運もあるが、許せる故障は
ヒサノリぐらいか、、、。
上原は毎年同じ個所を痛めるし、ヨシノブも守備の
代償とはいえ毎年怪我ばかり。
まぁ、どのチームも故障者は抱えているから
いいわけにはなりませんが。
堀内から原に替わって選手とベンチの距離が近くなり
意思の疎通が出来てきたなと思ってました。
まだ交流戦が折返し地点で、巻き返しも十分可能
だと思います。
鬼の原となり頑張って欲しいです。
福田投手には少し荷が重すぎた感がありますが、では、残っていた投手で誰が適任であったか?そういう意味では、(疲れが見える)久保、林のほかにもう一枚欲しいですね。川中は論外です!(怒 9回裏の好機を逃し延長突入となった時点で、巨人の敗戦を確信しました。
追伸:当ブログへのコメントありがとうございます。giants-55さんのブログ記事はもちろん、いただくコメントも”深み”があって非常に感激&勉強になります。今後ともよろしくお願いいたします。
「我慢して使う」のと「エコヒイキ」は紙一重だと思います。この辺どう見られてますかねえ。
若大将もどんでんも、その辺り大丈夫なんでしょうかね?
豊田投手の大炎上は、開幕当初から2点リードを1点リードで締めていたから兆候があったと言えばあったのですが、あそこまで大炎上するとは思っていませんでした。
しかも、最後のバッターは何故か川中内野手でしたし・・・。一昨日あんなミスやらかした選手を即刻二軍落ちさせないと、原監督が就任時に掲げていた「実力至上主義」にかなり疑問が持たれるというのに・・・(とっくの昔に疑問が持たれているというのは置いといて)。
ただ、西村投手の力投、亀井外野手のマルチヒット、小坂&スンヨプ両選手の古巣への意地は、皆さん忘れないで下さいね。
交流戦の前半を終えて、6勝10敗2雨という成績と首位歓楽という現実は、実際に直面してみて精神的にきついです。
ただ、時期が時期なだけに、この苦境を避けるための「救世主」という名の「急場しのぎ」として、上原、尚成、辻内の3投手の早急な一軍昇格という愚策を、どうにか原監督にはやって欲しくないです(こんな形で鬼になったら、某SDと同じで嫌過ぎです)。
上原&尚成両投手には交流戦期間中は休ませてリーグ公式戦再開と同時に復帰させるぐらいの余裕を持って、今一軍にいてハツラツと戦える面子プラス二軍で結果を残したフレッシュな人材(ただし、辻内投手はまだ時期尚早過ぎ)で交流戦後半を乗り切って欲しいものです。
まだ戦いの日々は4~5ヶ月も残されているのですから。
良く言われる言葉ですが「3割バッターでも3打席のうち2打席は打てない」のです。阿部選手も優秀な捕手ですし、投手陣は皆頑張っています。もっとバッテリーを信頼して勝負をして欲しいな、と思いました。
また、つい最近代打に出た仁志選手に代打を出す、ということがありました。
仁志選手は相手投手が左に替わったからといって、そのままベンチに下げるようなレベルの打者ではないと思います。
この「代打の代打」も個人的に喜べない作戦なのでつい愚痴ってしまいました・・・。
原監督の掲げる「ジャイアンツ・プライド」をもっと感じられる試合を見せて欲しいと思います。
一昨日の試合で、ポカミスを犯した川中選手。他のブログでもかなり批判されていましたね。でも、自分は少なくても”昨日の段階では”彼を二軍に落とす事はないだろうなと思っておりました。と言うのも、原監督は結構頑固な所が在って、廻りから批判的な事を言われたり書かれたりすると、意固地になってしまう面が以前よりしばしば見られ、あれだけ「川中選手を二軍に落とせ!」といった声が在ると、逆に直ぐには落とさないだろうなという気がしていたんです。
まあそれだけでは無く、「一つの失敗だけで選手を責めてはその選手が潰れてしまう。見切りを付ける前に、きちんと機会を与える。」というポリシーが彼には在る様なので(これは良い事だと自分も思っています。)、昨日のラスト・バッターとして川中選手を起用したのだとは思います。結果が残せなかったので、恐らく今日以降には降格になるとは思いますが。
自分としては、意外性の在るバッティングを”時折”見せる川中選手ですので、起用する事自体は勿論反対では在りません。問題は、記事でも触れた様に”重要な場面で使ってはいけない選手”という事。ですから、昨日の様なそれ程重要性の高くない場面(どうでも良い場面という訳では決して在りません。)での起用は在りかと。
兎に角、バントの技術だけでも死に物狂いで磨いて欲しい。超一流打者で無い彼がプロで生き残る為には、何が必要なのかを冷静に考えて、頑張って欲しいと思います。
豊田投手ですが、往年の投球では決して無いので、4月の様な状態がずっと続く事は無いだろうなあとは思っていました。でも、昨日程の打たれ方をするとはショックでしたね。古巣のパ・リーグの打者が相手だったから、球筋が読まれ切っていたのだろうか?とも思いましたが、明らかにコントロールがままならない状態で、球威もかなり落ちていた様に見受けられました。疲れも在るのかもしれませんが、今季は「豊田投手に抑えは任せる。」と原監督が決めた以上、自分はそれを信じて応援したいと思います。
御指摘の様に、4連敗という”土砂降り状態”の中にも、西村投手を始めとした”雲間からの太陽”もチラホラ見受けられました。それは救いですね。唯、”又しても”高橋(由)選手が戦線離脱とは。必死でプレーしているのは判りますが、もう少し”虚弱体質”を何とかして貰いたいものです。
4月は何もかもが上手く廻り過ぎました。5月はせっせと貯めた貯金を、少しずつ引き出して凌いでいるという事かと。焦って、有為な選手を潰してしまう愚だけは避けて欲しいと自分も願います。
それにしても、昨年のドラゴンズ、そして今年のジャイアンツと、交流戦に入って首位のチームが大失速しているのは興味深い所では在ります。