ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「脈動」

2023年09月01日 | 書籍関連

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警視庁本部が患っているという事ですか?」。

警察官による暴力や淫らな行為・・・警視庁内で非違行為が相次ぐ常時では在り得ない不祥事
の原因とは?

事態の悪化を恐れた警視庁生活安全部少年事件課巡査部長富野輝彦(とみの てるひこ)は、旧知御祓い師鬼龍光一(きりゅう こういち)を呼び出す。其の結果、警視庁を守る結界が破られており、此の儘では警察組織は崩壊する

一方、富野は小松川署傷害事件を起こした少年の送検に立ち会い、半グレ集団による少女売春の情報を掴む一見無関係な2つの出来事は、軈て奇妙に絡み合う。
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警察小説を多く著している今野敏氏だが、此方を見て戴いたら御判りの様に、幅広い分野の作品を手掛けている。中にはオカルト系の物も在り、今回読んだ「脈動」が当該する。

「脈動」は、御祓い師・鬼龍光一を主人公とした「鬼龍光一シリーズ」の第6弾に当たる。と言っても、今回の作品では鬼龍は脇役的な扱いで、主役は警視庁生活安全部少年事件課の巡査部長・富野輝彦だ。

自分は、オカルト系の話が嫌いでは無い。でも、「そういう話を信じている。」というのでは無く、概して「『そんな馬鹿な。』という感じで捉えるのが楽しい。」という面が強い。だから、御祓いを扱った「脈動」も、そんな感じで読み通した。

現実味を感じられるストーリー展開では無いのだけれど、“物語”としては読める内容。読み終えた後、心に何かが残る様な作品では無いが・・・。

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明治政府によって作られた警察組織は、なんだ。警察は薩摩閥で、その上にあった内務省は長州閥だ。

中略

警察庁のことを、サッチョウって呼ぶだろう。。「はい、言いますね。」。あれって、ただ略しただけじゃない。薩摩・長州の薩長とかけているんだ。
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総合評価は、星3つとする。


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