「TVドラマでは良く見掛ける設定だけれど、実際の生活では見掛けた事が無い出来事。」っていうのは、少なからず在ったりする。
「刑事が犯人と思しき人間の家を訪ね、ドアをドンドン叩いていると、隣の家の人間が出て来て、『御隣の○○さん、今、居ませんよ。』と言う。(大昔で言えば、古いアパートのドアを刑事がドンドン叩いていると、隣の部屋のドアがガチャンと開き、頭にナイトキャップを被った菅井きんさんが、『煩いわねえ!今、何時だと思ってるのよ!!御隣の○○さんだったら、今、居ないわよ!!』と顰めっ面で出て来るのが常だった。)」とか、「新幹線の中や街中等で人が倒れた際、周りで心配そうに人々が見守っていると、『私は医者です。』と名乗る人物が現れ、応急処置を始める。」とかが、そういった設定。
他には「静かなバーで女性が1人飲んでいると、マスターが目の前にすっと新しい酒を置き、目をチラッと向こうの方に遣ってから、『彼方の御客様からです。』と言われる。目を遣った方向を見ると、1人の紳士が『どうぞ。』という感じで頷く。」なんていうのも、TVドラマはで良く見掛ける光景だ。
Potoraというサイトで、「『彼方の御客様からです。』された事、した事は在りますか?」というアンケートが行われていた。「そんな気障な事を実際にしたり、されたりする事なんて、そんなには無いだろ。」と思い、結果を見たのだが・・・。
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「『彼方の御客様からです。』された事、した事は在りますか?」
1位:された事も、した事も無い。-22,358票(72%)
2位:された事が在る。-4,057票(13%)
3位:された事も、した事も在る。-2,857票(9%)
4位:した事が在る。-1,440票(4%)
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「された事も、した事も無い。」という回答が断トツの1位だったのは予想通りだったが、「された事が在る。」「された事も、した事も在る。」、「した事が在る。」という“経験者”が26%も居たというのは、正直驚きだった。
「彼方の御客様」というのが、会社の同僚や後輩、又は友人といった“知人”を含むならば理解は出来るのだが、一般的に言えば「彼方の御客様」というのは、そういう知人を含まないという設定での質問ではなかろうか。そういう設定での26%という事ならば、「そんなにも多いんだ。」と思ってしまうのだが。