”ほぼ”毎週金曜日、19時30分から20時にかけてBS2で放送されている番組「週刊お宝TV」。1980年以前に放送された懐かしの番組を、NHK&民放の垣根を取っ払って取り上げている。こういったテーマの番組は、元祖TVっ子世代で在る自分の心の琴線にビンビン触れる筈なのだが、これ迄取り上げられた番組は自分よりも上の世代が見ていたで在ろう物が多く、正直イマイチ感が在った。「懐かしい!」と思えたのは、「柔道一直線」や「ウルトラセブン」、「ウルトラアイ」、そして一昨日放送された「お笑いオンステージ」位だった。
しかし10月13日(金)に放送される次回は、既に録画予約のセットも終え、見る気満々で居る。幼少時に夢中で見ていた人形劇「新八犬伝」が取り上げられるからだ。1973年4月2日から1975年3月28日に亘って全464話が放送され、当時の子供達には大人気の番組だったが、残念ながら現存する放送テープは僅か3話しかない。この3話、そして当時劇場で上映された”映画版”が収録されたDVDはそれぞれ所有しているが、その他にも貴重な資料等が見られるのではないかと、13日を心待ちにしている。「新八犬伝」を御存じ無い方々も、是非この機会に見られては如何だろうか。
話はガラッと変わるが、先日移動中に聞いていたラジオ番組で「書店受難時代」といった話がされていた。万引き被害は年を追って酷さを増し、書店の存続を左右する死活問題となっているというのは知っていたのだが(1冊の本が万引きされると、同じ本を5冊売らなければ穴埋め出来ないそうだ。)*1、その他にも書店経営者を悩ませる輩は少なくない様だ。
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・ 平積みされた本の上に荷物を置くなんていうのは可愛い方で、ドッカリと”本の上に”腰を下ろして座り読みしている輩。
・ 「此処で本を買ったのだが、家に同じ本が在ったので返金して欲しい。」と言うので、「ではレシートを見せて戴けますでしょうか?」と答えると、「そんなのは無い!客を信用していないのか?」と逆ギレする輩。中には、明らかにその書店で扱っていない本を平然と持って来る輩も居るとか。
・ 書店に電話をして来て、相手が女性店員と判ると「○○という本置いてますか?」と尋ね、その本を持って来させた上で、「捜している本と同じか確認したいので、○○頁の○○行目の文章を読んで貰えないか?」と要求。もう御判りとは思うが、その本はエロ小説で、要は卑猥な文章を読ませてハアハアしたいだけの輩。同様にグラビア・アイドルの写真集を持って来させて、「その子の胸は何カップ位だと思いますか?」と聞くアホも居るのだそうだ。
・ 開店と同時に店内のトイレに入り、閉店迄ずっと中で籠もっている輩。どうやら中で、持ち込んだ弁当を食したりしているらしい。
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そして近年特に多いのが、所謂クレーマー。書店の側に落ち度が感じられない様な些細な事に迄難癖を付け、ネチネチと”時間を潰す”輩。中には、一方的に恫喝した挙句、暴力を振るう輩も居るというのだから性質が悪い。こうした悪質極まり無いクレーマーは、概して地元の小さな書店に現れる事は少ないそうだ。自身の面が割れている狭い社会では”凶暴な顔”を直隠しにして、地元を離れた大きな書店、即ち”匿名性”の高い場所で変貌するというケースが多く、普段は”普通の人”といった感じの客が、強烈なクレーマーと化している現状が多く見受けられると。
ここ数日、「某電機メーカーに勤める若手男性社員の私有パソコンが、ファイル共有ソフトに潜んでいた暴露ウイルスに感染し、ハードに落とし込んでいた会社の内部資料や社員名簿のみならず、恋人の卑猥な写真迄も流出させてしまった。」という”事件”が大きく報じられている。男性社員だけでは無く、その恋人や知り合いの個人情報(名前等)や写真等が”全世界”にばら撒かれてしまった。この男性社員対しては、自分もエロい人間なので同情も無い訳では無いが、やはり「アホだなあ。」という思いが強い。恋人とされる女性も相手を信じた上での事とはいえ、卑猥な写真を撮らせてしまったのは軽率だが、それにしても結果的にばら撒かれてしまったというのは非常に気の毒だと思う。況んやその他の知り合いに付いては、晒された事は正に青天の霹靂だろうし、良い迷惑以外の何物でもないだろう。
某巨大掲示板では、彼等の写真や個人情報等が面白おかしく晒されていた。それを見た自分が偉そうな事を言えた義理では無いのだが、幾ら何でも酷過ぎると思う。上記した様に男性社員やその恋人が軽率だったのは確かだし、「人の不幸は蜜の味」というのも在るのだろうが、だからと言って”匿名性”(実際には匿名の訳では無いのだが。)を良い事に、面白おかしく個人情報等を晒してしまうのはどんなものだろうか。
*1 実際に本を盗むのでは無く、携帯のカメラで本の中身を写し撮る”デジタル万引き”も結構多いのだとか。本来売れる本が売れなくなるという意味では、書店に大打撃を与えている事に違いはないだろう。
又、「万引き」という表現が事の悪質さを覆い隠してしまっているのではないかという声も在る。似た様な話を以前「援助交際、申告漏れ・・・ ~言葉の弄び~」で書いたが、罪悪感を減じさせる様な表現の「万引き」では無く、「窃盗」と呼ぶべきではなかろうか。
しかし10月13日(金)に放送される次回は、既に録画予約のセットも終え、見る気満々で居る。幼少時に夢中で見ていた人形劇「新八犬伝」が取り上げられるからだ。1973年4月2日から1975年3月28日に亘って全464話が放送され、当時の子供達には大人気の番組だったが、残念ながら現存する放送テープは僅か3話しかない。この3話、そして当時劇場で上映された”映画版”が収録されたDVDはそれぞれ所有しているが、その他にも貴重な資料等が見られるのではないかと、13日を心待ちにしている。「新八犬伝」を御存じ無い方々も、是非この機会に見られては如何だろうか。
話はガラッと変わるが、先日移動中に聞いていたラジオ番組で「書店受難時代」といった話がされていた。万引き被害は年を追って酷さを増し、書店の存続を左右する死活問題となっているというのは知っていたのだが(1冊の本が万引きされると、同じ本を5冊売らなければ穴埋め出来ないそうだ。)*1、その他にも書店経営者を悩ませる輩は少なくない様だ。
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・ 平積みされた本の上に荷物を置くなんていうのは可愛い方で、ドッカリと”本の上に”腰を下ろして座り読みしている輩。
・ 「此処で本を買ったのだが、家に同じ本が在ったので返金して欲しい。」と言うので、「ではレシートを見せて戴けますでしょうか?」と答えると、「そんなのは無い!客を信用していないのか?」と逆ギレする輩。中には、明らかにその書店で扱っていない本を平然と持って来る輩も居るとか。
・ 書店に電話をして来て、相手が女性店員と判ると「○○という本置いてますか?」と尋ね、その本を持って来させた上で、「捜している本と同じか確認したいので、○○頁の○○行目の文章を読んで貰えないか?」と要求。もう御判りとは思うが、その本はエロ小説で、要は卑猥な文章を読ませてハアハアしたいだけの輩。同様にグラビア・アイドルの写真集を持って来させて、「その子の胸は何カップ位だと思いますか?」と聞くアホも居るのだそうだ。
・ 開店と同時に店内のトイレに入り、閉店迄ずっと中で籠もっている輩。どうやら中で、持ち込んだ弁当を食したりしているらしい。
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そして近年特に多いのが、所謂クレーマー。書店の側に落ち度が感じられない様な些細な事に迄難癖を付け、ネチネチと”時間を潰す”輩。中には、一方的に恫喝した挙句、暴力を振るう輩も居るというのだから性質が悪い。こうした悪質極まり無いクレーマーは、概して地元の小さな書店に現れる事は少ないそうだ。自身の面が割れている狭い社会では”凶暴な顔”を直隠しにして、地元を離れた大きな書店、即ち”匿名性”の高い場所で変貌するというケースが多く、普段は”普通の人”といった感じの客が、強烈なクレーマーと化している現状が多く見受けられると。
ここ数日、「某電機メーカーに勤める若手男性社員の私有パソコンが、ファイル共有ソフトに潜んでいた暴露ウイルスに感染し、ハードに落とし込んでいた会社の内部資料や社員名簿のみならず、恋人の卑猥な写真迄も流出させてしまった。」という”事件”が大きく報じられている。男性社員だけでは無く、その恋人や知り合いの個人情報(名前等)や写真等が”全世界”にばら撒かれてしまった。この男性社員対しては、自分もエロい人間なので同情も無い訳では無いが、やはり「アホだなあ。」という思いが強い。恋人とされる女性も相手を信じた上での事とはいえ、卑猥な写真を撮らせてしまったのは軽率だが、それにしても結果的にばら撒かれてしまったというのは非常に気の毒だと思う。況んやその他の知り合いに付いては、晒された事は正に青天の霹靂だろうし、良い迷惑以外の何物でもないだろう。
某巨大掲示板では、彼等の写真や個人情報等が面白おかしく晒されていた。それを見た自分が偉そうな事を言えた義理では無いのだが、幾ら何でも酷過ぎると思う。上記した様に男性社員やその恋人が軽率だったのは確かだし、「人の不幸は蜜の味」というのも在るのだろうが、だからと言って”匿名性”(実際には匿名の訳では無いのだが。)を良い事に、面白おかしく個人情報等を晒してしまうのはどんなものだろうか。
*1 実際に本を盗むのでは無く、携帯のカメラで本の中身を写し撮る”デジタル万引き”も結構多いのだとか。本来売れる本が売れなくなるという意味では、書店に大打撃を与えている事に違いはないだろう。
又、「万引き」という表現が事の悪質さを覆い隠してしまっているのではないかという声も在る。似た様な話を以前「援助交際、申告漏れ・・・ ~言葉の弄び~」で書いたが、罪悪感を減じさせる様な表現の「万引き」では無く、「窃盗」と呼ぶべきではなかろうか。
「お笑いオンステージ」
日曜の夜は家族みんなで観ていました(笑)
芸達者な三波伸介さん、中村メイ子さん、東八郎さん、
減点ファミリーのコーナーも好きでした。
三波さんの似顔絵、子供たちの作文、
時にはもらい泣きしてしまったものです。
いい時代に生まれ育ったと思わせる数少ない番組です♪
「ウルトラアイ」
山川静夫アナウンサーの情報科学番組でしたよネ?
世の中のモラルはどこまで低くなるのでしょうか?
無知などではなく明確な悪意に満ちた言動。
周囲7他者を省みない大人も多すぎます。
先日の国会での田中眞紀子議員の質問もですが、
自ら安倍総理に範を垂れるような傲慢な態度。
総理の過去の責任追及をするも自らの責任には甘い判断。
あれでは単なる嫌味のぶつけ合いです。
田中議員は謙虚さや品性がなさ過ぎます。
細木数子氏、みのもんた氏、石原慎太郎氏、
自分だけが正しく他人の意見には耳を貸さない、
身内に甘く他人に厳しい、筋の通らない理屈、
このお手本では、子供に説教など出来ませんネ。
あぁ、愚痴が止まらないのでこの辺りで・・・(苦笑)
マヌケ様も「新八犬伝」見ておられましたか^^。あの番組は滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」を定本としておりますが、それに同じ馬琴が著した「月氷奇縁」や「椿説弓張月」、そして各地に伝わる諸伝説等を組み合わせた内容でした。犬と人間の間に子供が授かるといった伝奇的な面に、SFチックな話が盛り込まれ、毎日ブラウン管の中を食い入る様に見ていました。
新八犬伝のOP曲は詩の無い曲だけのものでしたので、マヌケ様が書かれておられるのは恐らくED曲の「仁義礼智忠信孝悌」ではないかと。「巡る巡る巡る因果は糸車♪ 巡る巡る巡る世の中、巡り合い♪ 明日はどんな人に逢うだろう♪」で始まる曲で、合間に「袖振り合うも他生の縁♪ 巧言令色♪ 少なし仁、仁、仁、仁♪」といった格言が掛け声の様に入るものでした。
これの一番の問題は、クレーマーに対処するため時間をあてることにより、本来サービス等を享受されるべきひとに迷惑がかかってしまうということです。
本当に迷惑をかけているのはあなたと言いたい所ですけど、言えない立場の人がほとんどです。
>罪悪感を減じさせる様な表現の「万引き」では無く、「窃盗」と呼ぶべきではなかろうか。
万引きとは、窃盗の手口の種類を指すのであり,giants-55さんが仰る通り、万引きという言葉が一人あるきして、罪悪感を感じさせなくなってしまっていることは事実でしょう。
せめて、新聞、tv報道では、窃盗と報道して欲しいですね。
巨大掲示板もそうです。若い恋人同士なら恥ずかしい写真もとりあうこともあるでしょう。それを見つけたからってネットでながさなくても。
そんなことする人ってよほど女に縁のない人なのでしょうね。
あの巨大掲示板は自分が時々みる、学術系の板ですら卑猥な言葉や自分の意見とあわない人を誹謗する文章が多いですからね。
ネット世論が社会権を持つためにはそこから直さないとね。
疑問なのですが万引きした本というのは実際に家で読んだりするのでしょうか? 売ったりするのでしょうかね。 近刊で東野圭吾の「手紙」という小説を立ち読みでほぼ読んじゃったんですが引き込まれてしまって、ついつい、でもって買わずに帰ったのですが、これってやっぱりよくない行為でしょうか。 小説を読んで感動したことのある人、泣いたことのある人は万引きなんてできないと思いますがどうなんだろう。 子供のすることなんだろうと思うのです。
昔は「欲しくて堪らないから、つい万引きをしてしまった。」という人間が多かった様ですが、近年は「別段欲しい訳じゃないが、何故かしてしまった。」という人間が少なくない様です。又、虐めの一環で万引きをさせるというのも在るのだとか。唯、概して本の万引きに付いては、ブックオフ等に買い取らせて御金にするというのが増えている様です。
「手紙」を立ち読みで読破してしまったって凄いですね。あれ結構長編ですから。
以前、「『バスジャック』&『さいえんす?』」(http://964.jp/Z450)という記事で書いたのですが、東野氏は「図書館やブックオフが幾ら賑わっても、その賑わい程度に比例した金が出版社に入って来る訳ではない。図書館では1冊の本を多くの人が廻し読みし、ブックオフで売れた本に関しては出版社に鐚一文入って来る訳ではないからだ。」とし、「図書館やブックオフを利用する事を、罷り間違っても、『賢い生活術だ。』と思って貰いたくない。そう考える事は、出版業界を支えている購買読者達への、とんでもない侮辱で在る。」と述べておられました。専ら図書館で本を借り、本を買わなくなった自分にとっては心の痛みを感じる文章でした。
近年では専ら本を購入するのでは無く図書館で借りる様になった自分ですが、大好きな作家の本はやっぱり購入しますね。手元に置いて何度でも読みたいという気持が在りますし。ですから吟味する過程でのレンタルなら、消費者としては賢い遣り方なのかもしれません。唯、自分が逆の立場、即ちクリエーターの立場だったら、厳しい世の中になったなあと思うでしょうね(苦笑)。
此処では何度も書いている事なのですが、「自己責任」という言葉が本来的な使われ方とやや異なって、他者をいたぶる為のエクスキューズになっている様な気がしています。自分達は「匿名性」という安全地帯に身を置いて、概して弱者と言える立場の人間を数の力で血祭りに上げる。「弱気を助け、強きを挫く。」といった武士道精神は最早期待するのも無理な話なのでしょうか。
本の匂いは自分も好きです。新刊本の匂いも好きですが、図書館の奥の方に置かれている古びた本の黴臭い匂いも良いです。一寸変わっているのかもしれませんが。
基本的に本の中身を切ったり&外したりするのに抵抗を覚える為、CDロムもそうですが、切り取って送る応募券や書評を書き込むミニ原稿用紙が付いている様な装丁がどうも嫌ですね。
インターネットで調べれば何でも情報は手に入るそんな”錯覚”に陥ります。が、”自称”弁護士や”自称”医師が世の中の悩みに答え、世の中を先導する、そんな世の中になりつつあります。ひところ、”メディアリテラシー”なる言葉が流行しましたが、そのメディアリテラシーを考える時期に来ていると思います。活字化すると情報はあたかも真のように思えてしまう、そんな危険を孕んでいると思うのです。
以前は活字になるなんて、自費出版でもしなければ、高額のお金を払わなければなりえなかった。でも、いまや刺激的な見出しをつければブログでも多数の人に読んでもらえる世の中です。声高の人が主張できる世の中と言っても良いのかも知れない。
こんな時代こそ、リテラシーが必要だと思う者であります。匿名性の危険に気づいて欲しいと思う一般人のひとりです。