金田式健康棒は凄かった！？

先日、「カネムラさんですか？」という記事を書いた。ジャイアンツの内海哲也投手が、キャンプ地を訪れた”一応”ジャイアンツＯＢのカネやんこと金田正一氏の名前を間違えた挙句、”日本プロ野球界では”前人未到の勝利数（４００勝）をも知らなかった（勘違いしていた？）話に付いて触れた内容だった。

個人的にはカネやんのキャラが堪らなく好き。＊１アナクロな発言や、御山の大将的な振る舞い等には眉を顰めてしまう所も正直在るが、それでもあんな面白く＆訳の判らないおっさんを知らないというのは、タイガースのムッシュや春団治、イガー君等を知らないで一生終えるのと同じ位、人生を損している気がするのだ。（この点は、破壊王子様も指摘されていたのだが。）

そんな事を「にわか日ハムファンのブログ」の「内海君、金田さん、人の名前はちゃんと覚えましょうね。」という記事のコメント欄に書かせて貰った所、運営者のルパート・ジョーンズ様から同意を戴けた上、「金田正一少年の事件簿」なるサイトを御紹介戴いた。カネやんへの深い愛情に溢れた（？）内容で、興味深く拝見させて貰ったのだが、その中に驚きの真実を発見してしまった。

若い世代で在れば何の事か全く判らないと思うが、カネやんと言えば「金田式健康棒」が思い浮かぶオールド・ファンは少なくないと思う。カネやんが現役時代から愛用していたという、運動生理学、体育学、東洋医学の先生方に相談して作り上げられたという物凄い道具。廃材を削っただけの様なインチキ臭い棒・・・ではなく、シンプルな素材＆形状の棒の割にはボリ過ぎ・・・ではなく結構な価格なのだなあと昔から思っていたのだが、何とその素材となっているヒッコリーはインドの山奥・・・では無く、彼のロッキー山脈からわざわざ切り出して来たのだという。それ程迄に拘りを持った道具とは思いも寄らなかった。と言うよりも、そんな厳選する程の物なのだろうか？と思ったりも。

やはり、カネやんの事を知らないのは損だと改めて思った次第。

＊１　毎回、文章が「今週もビシバシ言わせてもらうでェー。」で始まる（字数稼ぎ？）週刊ポストでのカネやん対談は見逃せない。此処では、（週刊ポスト）誌上ジャイアンツ総監督なる、これ又訳の判らない肩書きを名乗っている所が何とも御茶目だ。