島倉千代子さんが肝臓癌にて、75歳で亡くなられた。「この世の花」【動画】や「東京だョおっ母さん」【動画】、「からたち日記」【動画】も良い歌だが、個人的には「人生いろいろ」【動画】が一番好き。
島倉さんと言えば、村田英雄氏や三波春夫氏、美空ひばりさん、青江三奈さん等と並び、「紅白歌合戦が光り輝いていた時代の歌手の1人。」というイメージが在る。去年、TVで歌っている姿を御見掛けした際、「声が出なくなったなあ。」とは思っていたけれど、まさかこんな若くして亡くなられるとは。合掌。
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「食材『偽装で無く、誤表示。』阪急阪神ホテルズ社長」(10月25日、読売新聞)
阪急阪神ホテルズ(大阪市北区)が運営するレストラン等がメニュー表示と違う食材を使用していた問題で、出崎弘社長は24日、大阪市内で記者会見を行い、自身の報酬を20%減額する等の処分を発表した。
出崎社長は「偽装では無く、誤表示と思っている。御客様を騙し、利益を得ようとした物では無い。」と強調した。
取締役6人と監査役3人は報酬の10%を6ヶ月間減額する。同社取締役を兼務する親会社の阪急阪神ホールディングス(HD)の角和夫社長も、HDの社長報酬50%を自主返上する。
出崎社長は「信頼を裏切る事になった御客様に、心より御詫びします。」と陳謝した。自身の報酬減額は信頼回復の目途が立つ迄続ける。辞任に付いては「今の所、考えていない。」と述べた。又、「疑念の在るケースは調べる。」と述べ、一部のメニューに付いては再調査を行う考えを示した。
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阪急阪神ホテルズが運営するレストラン等で、表示と異なる食材が使用されていた件、余りの種類の多さには呆れるを通り越し、もう苦笑するしか無い。「芝海老と謳っていたのが、実はバナメイエビだった。」というレヴェルは個人的に「良くは無いけれど、まあギリギリOKかな。」と思うが、「信州蕎麦と記していたのが、中国産の蕎麦だった。」なんていうのは完全にアウト。
阪急阪神ホテルズの問題が明らかになって以降、他のホテルやデパート、アトラクション施設等が、「当施設でも、使用していた食材を誤表示していた。」と次々に公表。「遅かれ早かればれるのだから、其れならば他が叩かれている内に公表しちゃえ!」という、一昔前の表現を借りれば「赤信号、皆で渡れば怖く無い。」的なさもしさを感じてしまう。
阪急阪神ホテルズもそうだが、其の後に公表した所は殆ど全て、「(客を騙して利益を得ようという)偽装では無く、単なる誤表示。」としているのには、「いけしゃあしゃあと、良く言うよ。」と呆れる許り。「単なる誤表示。」と言うのならば、「椎茸と思って使っていたら、実は松茸だった。」というケース、即ち「表示されていた食材よりも、実際使用されていた食材の方が高額。」というケースが在っても良さそうなのに、明るみになったのは「表示されていた食材よりも、実際に使用されていた食材の方が安価。」なケース許りなのだから、「『客を騙して利益を得よう。』という思いからの偽装。」なのは否定出来ないだろう。
ゴールデンイーグルスが日本一を達成した直後から、楽天市場では「楽天日本一セール」が行われていた。覗いてみたら、星野仙一監督の背番号「77」に因んで「定価から77%引き」なんていうのも在り、「大盤振る舞いだなあ。」と驚き。しかし、中身をチェックして行くと、確かに大安売りの物も在ったけれど、中には「定価表示を実際より大幅に上げた上で、77%引いた値段を『こんなに安くしました。』としているだろ?77%引いた値段が普段の値段、又は普段よりも高い。」と感じる物がゾロゾロ見付かった。「此れは詐欺行為で、大問題になるだろうな。」と思っていたら、案の定・・・。
TVや新聞等で何度も取り上げられた「抹茶シュークリーム」の場合、製造元が「10個で2,625円」で販売しているのに、「楽天日本一セール」では「10個で“定価”12,000円の物が、77%引きで2,600円」として販売されていた。製造元は“普段の卸値”で北海道に在る通販会社に売ったのを、其の通販会社が「定価12,000円」として載せたという事で、事実ならば製造元は好い迷惑以外の何物でも無い。
で、其の通販会社だが、今回の件に付いては「誤った数字を入力してしまった。誤入力に気付き、2時間程で削除した。」と言い訳したとか。「いけしゃあしゃあと、良く言うよ。」と、此の件でも思ってしまう。「単なる誤入力」というのを、何れだけの人が信用する事か。
8年前の「耐震偽装問題」や6年前の「船場吉兆を巡る産地偽装事件」等、世間を騒がせた数々の“偽装問題”が、何の教訓にもなっていなかった事に呆れてしまう。「ばれさえしなければ、何でも在り。」という風潮は、本当に問題。
唯、「有識者会議やらNHK経営委員やらに自身の“御友達”をごっそりと送り込み、其処で纏められた(最初から結論在りきの自身に都合の良い)報告書を『国民の総意』として、自身が推し進めたい政策に利用したり、自身に不都合な報道をさせない様にしたりという卑怯な遣り口が大好きな人物。」が此の国のトップなのだから、「偽装じゃ在りません。単なる誤表示です。」とか「単なる誤入力です。」と言い張る鉄面皮な輩は、増えこそすれ、減りはしないのかもしれない。
偽装では有りません誤表示です、認識不足でした、と言い続ければ嘘でもホントになりますからね
阪急が初めに偽装でしたと言ったら後の店も偽装の事実を認めた・・・でしょう
だけど一番腹が立つのは料理長が我関せずと会見に出てこない事です
会社命令か自分の知識不足がハッキリ証言して欲しいですね
バナメイと芝エビやキャビアとトビウオの卵の区別もつかない料理長の顔が見てみたいです
まぁ顔と名前が出たら料理界には居られないでしょうね
個人的に嫌いなミシュランガイドから星をもらってた店が今回偽装してたらミシュランもアテに出来ませんね(偽装された料理は食べてないかも知れませんが)ミシュランさん今後は店の全種類を食べて評価してねと言いたい
最後に谷ゴメンね
お前はFAじゃなくてトレードでジャイに行ったんだねオリックスで頑張って2000本安打達成してね
阪急阪神ホテルズだったと思いますが、料理担当の人間(料理長?)が謝罪会見に出て来て、一瞬でしたが説明していましたね。記憶違いで無ければ、「我々の世界では、『小海老』を一律に『芝海老』と呼んでいたので、バナメイエビも特に意識する事無しに『芝海老』と呼んでいた。」と釈明していて、「苦しい言い訳にも思うが、そういう慣習が全く無かったとも部外者で在る自分は断言出来ないし、まあ此の程度はギリギリOKなのかもしれないなあ。」と自分は感じました。
「高額な食材を使っていたら、其の値段で採算が取れるか否かを、消費者側も考えなければいけない。」との指摘も在りますが、確かにそういう面は在るにしても、矢張り「販売者(提供者)としてのモラル」は問われると思いますね。
谷選手、他チームならもっと出場機会が在ると思うし、何とか2千本安打を達成して欲しいです。
牛肉に牛脂を注入して柔らかくするとか、2級品をおいしく調理するといった手法自体は、コスト削減とおいしさの両立をはかる職人や業者の創意工夫だと思いますが、それならそれで単に「牛肉」とか「エビ」と書けばよいだけの話。高級品を謳うならきちんとその高級食材を使い、そうでないなら高級品を謳わなければいい。
一連の騒動を見ていて、「統一球問題」を思い出しました。もっぱら部下や現場のせいにする点、自分たちの身の潔白を主張することによって、逆に「もし言い分が本当ならその職種にある者としての技量レベルはどうなんだ」という疑問符を招いてしまう点がそっくり。自分の非を認めたら出世できない場所で生き抜いてきた人にはそれが当たり前となってしまっているのでしょう。かえって保身っぽい言動をしないほうが、結局は最大の保身となるのかもしれないと感じました。
あるブログで、その著者の知人である若手ソムリエが、1人の老婦人のお客や店の上司・先輩とのやり取りの中でソムリエとしての姿勢に気づいたというエピソードが紹介されていました。読者のコメントは、老婦人や上司の示唆と愛情に富んだ言葉とか若手ソムリエの得た気づきを評価するものが多数でしたが、その中に「どうせ年取って味覚が鈍くなっているのだから、安いワインでもわからないでしょ。なんならアルコールに食紅で色付けて出せばいいじゃん」というものがありました。書いた人は多勢に抗ってみたかっただけで本心ではないのかもしれませんが、実際に「ばれさえしなければどんなことをしてもいい」という風潮はありますよね。
また、「下の人が上からの理不尽な要求や不正の強要などに対して断ったり、他の人が反対してくれたりしたときに、彼らが断ることによって自分たちにお鉢が回ってくる心配がない場合であったとしても、彼らに対して非難したり害をなしたりするのは、不条理に対して憤ったり置かれた状況を嘆いたりするはずの同じような立場の人」という風潮が強くなっているように感じます。
偽装騒動ですが、食べログでその手のレストラン通い自慢してるような連中の顔を見たいなあと田舎者は思います。やはり財力自慢であって味の見分け自慢ではないのですね。
スーパー同様にホテルさんの卸業者イジメはすごいそうですので、まああんなもんでしょう。上場企業だとさすがにコンプライアンスのおかげでまだマシでしょうけども、私の地元から車で数十キロのヤクザ温泉街なんてすごいすごい。出入り業者を恫喝、カネ払いの悪さは素晴らしいそうで、大手食品会社は絶対に取引をしないようです。まあそこのカニ食べ放題は越前ガニではなくロシアガニということを皆地元民知っております。所詮安パック旅行&売春旅行専門温泉地です。カニ食べ放題に来る方にはお気の毒ですが、長年「お○○の汁で飯食」ってきた温泉地です。根性悪の宝庫です。あんなところに家族旅行で行く人がいますが、知らないということはおそろしい。ご愁傷様です。
今回の続出している「偽装問題」に関し、或るアンケート・サイトで「どう思うか?」という問い掛けがされていました。「悪質」とするのが一番多かったのは想像通りでしたが、2番目に多いのが「『偽装をしているだろうな。』と思っていた。」という答え。「こんな高級食材を使用していて、こんな値段で供給は無理だろ。」と疑いつつ、「でも、まさかこんなに沢山偽装していたとは・・・。」という人が、少なからず居たという事かもしれません。
「統一球問題」との類似性、確かに言えますね。「問題が発生すると、全て人の所為にして、自分は悪く無いと開き直る。」というのは片山さつき議員の十八番ですが、加藤良三コミッショナーも彼女も元官僚。「自分は選ばれた人間で在り、傷が付くのは“日本”の損失。ミスは全て、“下々”の人間が被るのが当然。」という思考が在るのかも。
楽天市場を利用した人間から良く聞くのは、「あそこを利用すると、何故か迷惑メールがどっと届く様になるんだよなあ。」という事。自分も同様の経験を何回かしており、「そうなんだよ!」と頷いてしまう。「個人情報の取り扱い」に甘さが在るというのは、延いては顧客を軽んじている事に繋がるのではないかと。
少しの間ですが、車関連の営業をしていました。業績低迷から一気に上昇へと転じさせたカリスマが居る自動車会社も担当していましたが、中に入ってみると「此れでもか!」と言わん許りの“下請け虐め”の酷さ。江戸時代、「百姓は生かさぬ様、殺さぬ様。」という政策が敷かれていたという話も在りますけれど、其れに似た感じが在り、「此れだけ下請けを虐めぬいていたら、そりゃあ“親”の営業利益は上がる筈。」と思ったもの。