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「『嘗て無い最も無意味な仕事』競泳会場にライフセーヴァー 英BBCが紹介」(8月10日、サンスポ)
英BBC放送(電子版)は9日、リオデジャネイロ五輪の会場で見付けた「変わった仕事」を紹介、世界のトップ・スイマーが競う水泳会場にライフセーヴァ―が待機している状況に「嘗て無い最も無意味な仕事だ」と揶揄する声が上がっている事を伝えた。
ブラジルでは一定の大きさの公共プールにライフセーヴァーを置く事が法律で義務付けられており、リオ五輪でも競泳や水球等の会場に計約75人を配備。BBCは「給料約3万5千円を貰って、最高の座席で五輪を見られる。」と報じた。
2つ目は、選手にコンドームを配る人。約2週間の期間中に45万個を配る予定で、「選手1人当たり42個。1人1日約3個となる計算だ。」と指摘した。
5日の開会式で、矢印が描かれた服を着ていたダンサー数百人も紹介。入場行進する選手団を誘導する役割だったが、「間違った方向を指している。」人も居たとして、普通の金属柱の標識で充分だったとしている。
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大勢の人間が一定期間“閉ざされた空間”で生活するのだから、性病の蔓延防止等の為、“主催者側のサーヴィス”として選手達にコンドームを配布するのは、決して無駄な事では無いと思う。
又、セレモニーを盛り上げる意味で、誘導役のダンサーを大勢起用するというのも「在り。」だと思う。
「屋上屋を架す」という諺が在るけれど、「泳ぎの達人達が集まるプールに、75人ものライフセーヴァ―を配置する。」というのは、幾ら法律で決まっている事とはいえ、「凄く無駄だなあ。」と自分も感じる。「例外の無い規則は無い」という諺も在るのだから、こういう場合は「配置しない。」という選択が在っても良いのではないだろうか。
海には必要だと思いますが、プールには、自然の脅威とか、生物が居る、という事は無いので、確かに不要だと思います。
ダンサーが抜擢される、というのは、日本でもあり得る事だと思います。安全は、対話から。海に遊びに来る若者と言葉を交わせる事は、保全のプロとして、やらねばならない事だと思います。
其れが一過性の物で在り、長期に亘って効果を発揮する物では無いけれど、オリンピック開催というのは「箱物作り」や「演出」によって雇用を生み出す面は在りますね。治安面や経済面等、様々な面で問題を有しているブラジル故、今回の開催により、少しでも好転する方向に向かってくれれば良いのですが・・・。