① 最悪の結末
「イスラーム国による日本人拘束事件」は、湯川遙菜氏に続き、後藤健二氏も惨殺されるという最悪の結末を迎えてしまった。非常に厳しい状況では在ったけれど、生き残っていた後藤氏の救出を願っていたのだが・・・。
御二方の御家族の気持ちを思うと、堪らなくなってしまう。と同時に、どういう主張が在るにせよ、こういった非道な行為をしたテロリスト達に激しい怒りを覚える。
先日の記事「盲目的な追随主義を続けていたら、同様の事件は繰り返される」で書いたけれど、「今回の事件の発生には、安倍晋三首相が“直接的な原因”とはなっていないと思っているので、『安倍首相の所為で、今回の事件が発生した!』と非難されるのは気の毒。」だ。
しかし、「多様性を一切認めず、異論や反論を力尽くで封じ込め様とするスタンス、そしてアメリカへの盲目的な追随主義を今後“も”安倍首相が押し通して行くならば、買わなくて良い反感や恨みを買うだけで、結果として今回の様な哀しいニュースに接する機会が増えるのではないか?」という懸念は在る。
多大な恐怖と無念の中、生命を奪われてしまった湯川&後藤両氏。合掌。
② 夏目漱石氏や大川橋蔵(2代目)氏、中濱(ジョン)万次郎氏等と会って来た
昨日は、池袋界隈を散策。サンシャインシティで最終日を迎えたイヴェント「第64回 関東東海花の展覧会」を、先ずは朝一で見に行った。2千点を超える切り花や鉢物が並び、其れ等の美しさに見入る許り。こんな贅沢なイヴェントが無料で見られるというのは、貧乏人の自分にとって在り難い限り。“目の正月”とは、正に此の事。
次に向かったのは、サンシャインシティから徒歩で10分程の所に在る「雑司ヶ谷霊園」。「歴史上の人物や著名人の墓を巡って、故人の足跡に思いを馳せる人。」の事を“墓マイラー”と呼んだりするらしいが、近年、其の墓マイラーが増えていると言う。
墓マイラー歴がそこそこ長い自分にとって、雑司ヶ谷霊園は以前から訪れてみたい場所だった。
【夏目漱石氏の墓】
【大川橋蔵(2代目)氏の墓】
【中濱(ジョン)万次郎氏の墓】
【東條英機元首相の墓】
【永井荷風氏の墓】
【泉鏡花氏の墓】
【小泉八雲氏の墓】
【竹久夢二氏の墓】
【東郷青児氏の墓】
【サトウハチロー氏の墓】
【いずみたく氏の墓】
【金田一京助氏の墓】
【江戸家猫八(3代目)氏の墓】
【川口浩氏等の墓】
【鬼坊主清吉の墓】
「月命日が近いから。」という事も在るのだろうけれど、亡くなられてから30年が過ぎ去ったというのに、“銭形平次親分”事、大川橋蔵(2代目)氏の墓は掃き清められ、多くの花が手向けられているのが印象的だった。(東條英機元首相の墓は立派だけれど、手向けられる花も無く、寂しい感じなのが少々気の毒。)
竹久夢二氏は大好きな画家の1人だし、東郷青児氏の絵は子供の頃から良く目にしていたので、彼等の墓に手を合わせられたのは嬉しかった。
「鬼坊主清吉」なる人物に付いては、今回初めて知った。上方落語の演目の1つに「鬼あざみ」というのが在るのだそうだが、其の中に登場する大盗賊「鬼薊清吉(おにあざみ せいきち)」のモデルとなったのが鬼坊主清吉。江戸時代後期に実在した大盗賊で、最期は小塚原刑場で打ち首獄門になったと言う。亡くなって以降、「其の墓石を削り取ると、御利益が在る。」という噂が立ち、墓石が博打打ちや(合格を祈願する)受験生によって削り取られる被害が多発しているそうだ。(鼠小僧次郎吉の墓も、其の手の被害が多いと聞くが。)
さて、それを目的に行ったわけではなかったのですが、
高野山の墓地にはいろいろな有名な武将の墓地が並んでいました。
他にも不思議なモノの供養塔も・・・。
「存命時には、傍に近寄る事すら難しかったで在ろう著名人達。」が、墓に入られたという事で、普通に近付ける様になった。当たり前の事では在るのですが、実際に彼等の墓前に立つと、凄く不思議な感じがしたりします。
高野山の墓地、戦国武将の墓が沢山在ると聞きます。「上手く回らないと、見るのに可成りの時間を要す。」と歴史好きの知人から聞いた事が在り、「何時かは行ってみたいなあ。
と思っている場所の1つ。