このオフシーズン、スポーツ紙を賑わわせているトピックスの一つに、”欽ちゃん球団”ことゴールデンゴールズが在る。かなり昔の事になるが、地方球場で行なわれたアマチュア野球の試合を見に行った際、一般人に紛れて観戦している欽ちゃんを見掛けた事が在る。仕事で来場していた様でもなく、廻りにカメラ等がない状況下で、真剣にプレーを楽しんでいた彼の姿を見て、この人は本当に野球が好きなんだなあと思ったものである。だからこそ、野球人気の低迷が叫ばれる中、何とか活性化に寄与したいという思いからアマチュア野球への参入を決めたのだと思うし、その心意気は非常に買いたいし、応援したいと思っている。
唯、彼の野球観を見聞していると、何とも言えない危うさも感じてしまう。野球を愛する同士として、敢えて物申させて戴きたい。
「野球は何時しか筋書きの在るドラマになっちゃった。結果が想像出来る事が在るもんね。」と彼は語る。ランナーが出塁すれば、点差に関係無くバントで進塁させたり、投球数に固執し過ぎ、状況を考慮する事無くピッチャー交代を図る等、過ぎた”定型化”が現代野球として一般化されている事を思うと、彼の指摘は的を射ている。
しかし、「先取点も取らないし、必ず逆転を狙うチームにしたい。」というのはどうだろうか?確かに大逆転の試合は見ていて面白いと思う。熱狂的ジャイアンツ・ファンの自分で言えば、2000年に優勝を決めた試合等は、今でもあの時の興奮を覚えている。でも、それはあくまでも結果的に逆転劇に結び付いた訳で在って、その”偶然性”にファンは狂喜乱舞したのだ。「先取点を奪う事を禁じ、必ず逆転を狙う。」という事であれば、それは演出で有り、偶然性ではなく”必然性”の産物だと思う。
又、「先発は女性の投手。安打を打たれたら、そこで男に交代。自責点を付けない様にし、「女性を守るのは男の役目」という事を子供に教えたい。」とも語っている。女性が強くなり、人前で涙を流す男性が増えて来た昨今、男女平等社会を考えた上でも、女性が男性を守っても良いのではないか?という突っ込みはさておき(笑)、この発想もどんなものかと思ってしまう。発想の中身の良し悪しを論じたい訳ではない。野球というものに、余りにも”教育的概念”を持ち込んでしまうのはどんなものかと思うのだ。
我が国で野球が発展していった要因に、プロ野球の存在と共に、高校野球を始めとしたアマチュア野球の存在を外す事は出来ない。特に高校野球に於いては、教育活動の一環として野球が利用されて来た側面が在る。所謂、”野球道”の世界だ。人間が行なうスポーツである以上、技術的な部分以外に精神的な部分が大事な事は否定しない。野球を通じて、”常識的な範囲での”礼儀作法や長幼の序を学ぶのは決して悪い事ではないと思っている。唯、プロ&アマ問わず、教育的概念を引き摺った野球道が余りにも重要視され過ぎ、その事が野球に純粋な楽しみを見出せずに、野球離れを起こす一要因になっているのも事実だろう。
一人の人間としての欽ちゃんは嫌いではない。寧ろ好きな方だ。しかし、お笑い大好き人間の自分の立場で言えば、喜劇人としての欽ちゃんは全く評価していない。これは、”視聴率100%男”と呼ばれていた全盛期でも同じ考えだった。1時間の番組を見て、全く笑えない事が殆どだった。コント55号の頃は本当に面白かったし、お笑い界の先駆者として敬意は持っているが、ピンとしての欽ちゃんはどうしても評価出来ない自分だ。申し訳ないが、彼の笑いからは、古臭くてベタな感じしか残らないのだ。
彼の野球観を表す数々のコメントには、リップサービスの部分も在るだろうし、何処まで本意なのかは判らない。だが、厳しい言い方をさせて貰えば、彼の笑いのセンスと同じく、古臭くてベタな感覚を野球に求めているならば、彼の野球に対する熱い思いに反して、チーム運営はかなり先行き不安を感じてしまう。
欽ちゃん、純粋に野球を楽しもうよ!
唯、彼の野球観を見聞していると、何とも言えない危うさも感じてしまう。野球を愛する同士として、敢えて物申させて戴きたい。
「野球は何時しか筋書きの在るドラマになっちゃった。結果が想像出来る事が在るもんね。」と彼は語る。ランナーが出塁すれば、点差に関係無くバントで進塁させたり、投球数に固執し過ぎ、状況を考慮する事無くピッチャー交代を図る等、過ぎた”定型化”が現代野球として一般化されている事を思うと、彼の指摘は的を射ている。
しかし、「先取点も取らないし、必ず逆転を狙うチームにしたい。」というのはどうだろうか?確かに大逆転の試合は見ていて面白いと思う。熱狂的ジャイアンツ・ファンの自分で言えば、2000年に優勝を決めた試合等は、今でもあの時の興奮を覚えている。でも、それはあくまでも結果的に逆転劇に結び付いた訳で在って、その”偶然性”にファンは狂喜乱舞したのだ。「先取点を奪う事を禁じ、必ず逆転を狙う。」という事であれば、それは演出で有り、偶然性ではなく”必然性”の産物だと思う。
又、「先発は女性の投手。安打を打たれたら、そこで男に交代。自責点を付けない様にし、「女性を守るのは男の役目」という事を子供に教えたい。」とも語っている。女性が強くなり、人前で涙を流す男性が増えて来た昨今、男女平等社会を考えた上でも、女性が男性を守っても良いのではないか?という突っ込みはさておき(笑)、この発想もどんなものかと思ってしまう。発想の中身の良し悪しを論じたい訳ではない。野球というものに、余りにも”教育的概念”を持ち込んでしまうのはどんなものかと思うのだ。
我が国で野球が発展していった要因に、プロ野球の存在と共に、高校野球を始めとしたアマチュア野球の存在を外す事は出来ない。特に高校野球に於いては、教育活動の一環として野球が利用されて来た側面が在る。所謂、”野球道”の世界だ。人間が行なうスポーツである以上、技術的な部分以外に精神的な部分が大事な事は否定しない。野球を通じて、”常識的な範囲での”礼儀作法や長幼の序を学ぶのは決して悪い事ではないと思っている。唯、プロ&アマ問わず、教育的概念を引き摺った野球道が余りにも重要視され過ぎ、その事が野球に純粋な楽しみを見出せずに、野球離れを起こす一要因になっているのも事実だろう。
一人の人間としての欽ちゃんは嫌いではない。寧ろ好きな方だ。しかし、お笑い大好き人間の自分の立場で言えば、喜劇人としての欽ちゃんは全く評価していない。これは、”視聴率100%男”と呼ばれていた全盛期でも同じ考えだった。1時間の番組を見て、全く笑えない事が殆どだった。コント55号の頃は本当に面白かったし、お笑い界の先駆者として敬意は持っているが、ピンとしての欽ちゃんはどうしても評価出来ない自分だ。申し訳ないが、彼の笑いからは、古臭くてベタな感じしか残らないのだ。
彼の野球観を表す数々のコメントには、リップサービスの部分も在るだろうし、何処まで本意なのかは判らない。だが、厳しい言い方をさせて貰えば、彼の笑いのセンスと同じく、古臭くてベタな感覚を野球に求めているならば、彼の野球に対する熱い思いに反して、チーム運営はかなり先行き不安を感じてしまう。
欽ちゃん、純粋に野球を楽しもうよ!
固定観念に囚われない野球もおもしろそうですが、素人のつけ刃みたいなことにならないと良いですね。
線引きが難しいところですが、学生のアマチュア野球の教育的側面も必要かなとは思いますが、大人の野球には不要かな~と思います。
年賀状ですが宛名書きは全て手書きにしましたが、裏書はもうパソコンですw。自分の名前を何十回も書きたくないです。コメントは、さすがに全員分は書きませんでしたがボールペンです(筆ペンだとつぶれちゃうのでw)
落合監督は観客はストレス発散に野球を見に来ているのだから勝てばみんな満足するとコメントしました
もしもそうならば去年観客席は途中からでも満員になっているもしくはそれに近い動員をしているはず
なのに優勝決定戦以外は空席が目立っていた
それは観客はただ勝つ野球を望んでいないという事になる
だからこそ現場もファンサービスをしろと営業は言った
それに対して落合監督は観客を呼ぶのは営業の仕事で勝つのが現場の仕事としサービスは出来るものとそうでないものを選択する方針を打ち出しました
これではまた去年の繰り返しではないだろうか?
欽ちゃんの様な考え方は本来プロが実現させなければならないのではないか?というのが個人的な考えです
顧客満足度が低い為に空席が目立つプロ野球
ならば新しい角度からプロ野球を考えて行動すべきではないだろうか?
>先取点を取らず逆転
先に逃げていることにしかならないのでは。
>男が守る
それこそ固定観念ですね。
いいたい気持ちもわかるのですが、両方とも笑いのオブラートに囲めばいいのに。コメディアンだし。
「先取点はとらず逆転野球ですよ。って打てていないだけって言うのはナシよ!」
「女の子が先発、そして男が守るという役割。そして男が
先発して打たれたら「しょうがない男ね」と女の子がリリーフ。これもイケルぞ」
あまりいい例ではありませんが、少しは笑いを織り交ぜればいいのに。ひねりがないんです。
折角の参戦が、固定観念を押し付けるように見えます。「筋書きの無いドラマ」論を推し進めるような、自由な発想を期待したいです。
監督は鹿取氏に任せて、オーナーとして対外広報活動に勤しまれたほうが、欽ちゃんの本気が伝わりいいと思います。
元オリックスのパンチ佐藤氏が、欽ちゃん球団を解雇された
事をマスコミの報道で知ったと聞いています。解雇自体は「本
気で勝ちに行くため」と分からない事もないですが、それを「マ
スコミの報道で知らせる」などという事をする人間を、自分は信
じられません。
もし、解雇されたのを報道で知ったというので在れば、確かに酷い話ですね。本当の所はどうなのでしょうか。