ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

ビンテージ物が売買禁止に

2006年02月13日 | 時事ネタ関連
4月1日からビンテージ物の楽器やオーディオ機器が売買出来なくなる”可能性”が在るという。

昨日の東京新聞に載っていた記事によると、2001年施行の電気用品安全法には5年間の猶予期間が設けられていたそうなのだが、それがこの3月31日で終了する。この事により、「一般消費者が使用する電気製品の内、国指定の検査機関が安全の技術基準に適合している事を認証したマーク。」で在るPSEマークの無い電気製品は4月1日から原則販売出来なくなるのだとか。違反した場合の罰則も引き上げられ、法人の場合、最大で1億円、個人では百万円の罰金が課せられるそうだ。

これに伴い、PSEマークの無い電気楽器や電子楽器の買取を中止する楽器店が現れている。海外からの輸入品には、PSEマークの無い中古の楽器も少なくないとの事で、中には数十万円で取引される人気のビンテージ物も在るのだとか。これ等在庫品は、3月末迄に叩き売りにしてでも売り捌かなければと頭を抱える楽器店も在る様だ。*1

この話は初めて知った。と言うよりも、不勉強な為、電気用品安全法なる法律の存在すら知らなかった。確かに、昨年末から盛んに御知らせCMを流しているナショナルFF式石油温風機及び石油フラットラジアントヒーターの不具合(当該機種の回収を徹底する為に、日本の全世帯に御知らせの葉書を出すという事だったが、先般、本当に届いたのを見て、改めて大変だなあと思った次第。)の例を挙げる迄も無く、安全や安心に関わる規制強化は時代の趨勢だろう。でも、ビンテージ物の楽器迄がその対象になってしまうのも、一寸杓子定規な気もしないでもない。*2

6月1日から駐車違反取り締まり業務が一部民間委託される事で、一寸の不法駐車でも即刻アウトのケースが多発するものと思われる。不法駐車なのだから致し方無いとは思う一方で、廻りに駐車場の無い知り合いの家に車で訪問し、一寸だけ道路脇に駐車しただけで、これ又杓子定規にアウトというのも、何だかなあという思いが在るのは確かだ。

*1 記事のアップ後に戴いたやま様の書き込みでふと思ったのが、元の文章のままでは誤解を与え兼ねないかもしれないという事。具体的に言えば、「個人販売の場合、電気用品安全法上の販売の規制の対象になるか否か?」という部分に付いてなのだがこちらに書かれている様に、、個人が自分で使う為に購入した製品を、必要が無くなった等の理由で販売する場合等は、電気用品安全法の対象外という事である。但し、「個人による販売で在っても、一度に大量に販売したり、何度も繰り返し販売すれば、電気用品安全法上の『販売の事業』と考えられ、電気用品安全法上の販売の規制の対象になる。」そうだ。

*2 楽器の安全性という事で、エレキギター使用中に感電死した山田かまち氏の事がふと頭を過ぎったが、彼の場合は改造したエレキギターという事なので、製造されたままの形での安全性という意味では、一寸同列には扱えないだろう。

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2 コメント

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自己だろ (帆印)
2006-02-13 03:33:57
責任は、自分で収めるべきだよ

いつまでも、行政に頼るのも。日本人の悪い癖だと思う俺・・・なんだが。
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Unknown (やま)
2006-02-13 19:24:46
個人的な不用品のネットオークションは規制の対象外みたいで一安心。中古販売店で叩き売りされないかちょと楽しみかなw。
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