新聞広告で目にしたタイトルが凄く気になった為、読む事にした作品「我輩はシャーロック・ホームズである」。ストーリーとしては、「自らを名探偵シャーロック・ホームズと言い張る謎の日本人、K・ナツメ。ホームズを気取って様々な推理を始めるが、どれもが的外れな物ばかり。そんな彼が、”相棒の”ワトスンと共に招待された降霊会の会場で殺人事件が起こる。」という展開。
もう御判りだろうが、K・ナツメとは文豪の夏目漱石(本名:夏目金之助)を指しており、タイトルも彼の代表作「我輩は猫である」を捩ったもの。作品の扉には、「夏目狂セリ。」という、1902年にロンドンから大日本帝国文部省宛に打電された有名な電報(発信人不明。)が紹介され、精神的に病んでしまった漱石が自分はホームズだと思い込んでしまったというのがミソ。
シャーロキアンでも在る自分にとっては、”ホームズ・ワールド”を思わせる筆致や、正岡子規の名前等が登場する”夏目ワールド”等、面白い事は面白いのだが、全体を通してはスレスレ及第点といった内容。トリック的に目新しさも無く、後半がややグダグダな感じがするのも評価を下げた要因だった。
ところで、「週刊文春(2月9日号)」を読んでいて、一寸気になった記事が2つ在ったの紹介したい。
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① 生年月日&血液型
「あいつと生年月日、血液型も俺と全く一緒なんだよ!だけど、あいつと俺は全く違う。」
某バラエティー番組で、灰汁の強さが売り(?)のルー大柴氏が言い放った言葉で在る。「あいつ」というのは元祖”トレンディー俳優”(この比喩も今となっては時代を感じるが。)の石田純一氏を指している。
記事でも触れているが、TVでは「今日の運勢」なるコーナーが花盛りで、その大半が生年月日を根拠とする星占いか血液型を基にしている。同じ生年月日&血液型なのに、これ程迄に個性も人生も異なる二人というのが面白い。
以前にも書いたが、自分は占いを全く信じていない。正確に言えば、自分に都合の良い占いは信じ、そうでないものは全く信じないというスタンス。占いに自分の人生を左右されるなんて愚かしいと思っているからなのだが、そんな思いを更に強くさせる記事だった・・・なんて思う今日この頃、皆さん、如何御過ごしですか?(帆印様同様、最近このフレーズがマイ・ブームになっている。今年の流行語大賞を受賞したりして・・・なんて思う今日この頃、皆さん、如何御過ごしですか?)
② ナンシー小関氏
消しゴム版画家で在り、コラムニストでも在ったナンシー関さんが亡くなられてもう4年近くになる。名人芸と言える消しゴム版画(御存知無い方は、是非こちらのライブラリを見て戴きたい。)も然る事ながら、芸能界を中心にして、世の中の事象を実に冷めた目で”見切って”いたのが堪らなく好きだった。
そんな彼女の大ファンで、「評価されるのがコラムばかり。消しゴム版画の素晴らしさが語られていない。それで、誰もやらないならやってみようか。」と思い立ち、仕事の傍ら(結構御堅い仕事なのだとか。)、1日1個のペースでネット上に消しゴム版画の新作を発表している男性こそが、ナンシー小関氏。ナンシー関さんのスピリットを未来に伝えて行きたいという勝手な使命感でやっている事とし、でも、ナンシー関さんを越えるなんて到底無理だから「ナンシー”小”関」を名乗っているのだそうだ。
記事には、杉村太蔵氏やみのもんた氏、小嶋社長等、色んな意味での有名人11人の顔が、笑える文句と共に彫り込まれた消しゴム版画が紹介されている。本家本元のナンシー関さんよりは、タッチが柔らかい感じでは在るが、これ又名人芸と言える出来栄え。
ネット上の作品を見てみたいと思い、検索してみたところ、mixi内で「ナンシー関的顔面スタンプ」なるコミュニティー名でアップされているらしい。mixiは、その新規登録方法がやや面倒に思える為、ずっと登録しないで来ているのだが、登録済みの方は覗かれてみては如何だろうか。
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もう御判りだろうが、K・ナツメとは文豪の夏目漱石(本名:夏目金之助)を指しており、タイトルも彼の代表作「我輩は猫である」を捩ったもの。作品の扉には、「夏目狂セリ。」という、1902年にロンドンから大日本帝国文部省宛に打電された有名な電報(発信人不明。)が紹介され、精神的に病んでしまった漱石が自分はホームズだと思い込んでしまったというのがミソ。
シャーロキアンでも在る自分にとっては、”ホームズ・ワールド”を思わせる筆致や、正岡子規の名前等が登場する”夏目ワールド”等、面白い事は面白いのだが、全体を通してはスレスレ及第点といった内容。トリック的に目新しさも無く、後半がややグダグダな感じがするのも評価を下げた要因だった。
ところで、「週刊文春(2月9日号)」を読んでいて、一寸気になった記事が2つ在ったの紹介したい。
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① 生年月日&血液型
「あいつと生年月日、血液型も俺と全く一緒なんだよ!だけど、あいつと俺は全く違う。」
某バラエティー番組で、灰汁の強さが売り(?)のルー大柴氏が言い放った言葉で在る。「あいつ」というのは元祖”トレンディー俳優”(この比喩も今となっては時代を感じるが。)の石田純一氏を指している。
記事でも触れているが、TVでは「今日の運勢」なるコーナーが花盛りで、その大半が生年月日を根拠とする星占いか血液型を基にしている。同じ生年月日&血液型なのに、これ程迄に個性も人生も異なる二人というのが面白い。
以前にも書いたが、自分は占いを全く信じていない。正確に言えば、自分に都合の良い占いは信じ、そうでないものは全く信じないというスタンス。占いに自分の人生を左右されるなんて愚かしいと思っているからなのだが、そんな思いを更に強くさせる記事だった・・・なんて思う今日この頃、皆さん、如何御過ごしですか?(帆印様同様、最近このフレーズがマイ・ブームになっている。今年の流行語大賞を受賞したりして・・・なんて思う今日この頃、皆さん、如何御過ごしですか?)
② ナンシー小関氏
消しゴム版画家で在り、コラムニストでも在ったナンシー関さんが亡くなられてもう4年近くになる。名人芸と言える消しゴム版画(御存知無い方は、是非こちらのライブラリを見て戴きたい。)も然る事ながら、芸能界を中心にして、世の中の事象を実に冷めた目で”見切って”いたのが堪らなく好きだった。
そんな彼女の大ファンで、「評価されるのがコラムばかり。消しゴム版画の素晴らしさが語られていない。それで、誰もやらないならやってみようか。」と思い立ち、仕事の傍ら(結構御堅い仕事なのだとか。)、1日1個のペースでネット上に消しゴム版画の新作を発表している男性こそが、ナンシー小関氏。ナンシー関さんのスピリットを未来に伝えて行きたいという勝手な使命感でやっている事とし、でも、ナンシー関さんを越えるなんて到底無理だから「ナンシー”小”関」を名乗っているのだそうだ。
記事には、杉村太蔵氏やみのもんた氏、小嶋社長等、色んな意味での有名人11人の顔が、笑える文句と共に彫り込まれた消しゴム版画が紹介されている。本家本元のナンシー関さんよりは、タッチが柔らかい感じでは在るが、これ又名人芸と言える出来栄え。
ネット上の作品を見てみたいと思い、検索してみたところ、mixi内で「ナンシー関的顔面スタンプ」なるコミュニティー名でアップされているらしい。mixiは、その新規登録方法がやや面倒に思える為、ずっと登録しないで来ているのだが、登録済みの方は覗かれてみては如何だろうか。
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かわいかったよな。
しかし、消しゴムで版画なんて、すばらしいですね。なかなか出来ないです。芋版も作れない私には、尊敬の眼差しで見てしまいます。
夏目漱石は私の好きな作家です。あのたたずまいもとても好きでした。斜にみた文章も好きでしたね。その彼がシャーロックホームズになりきる・・ってのは、なかなか面白いと思います。
さて、占いですが、私も占いはどうも信じられません。でも不思議と「今日の運勢」なんて聞いてしまうと、ちょっと気にしたりしてしまうところが小市民なのでしょうか??
そうかー、園児の似顔絵を作ってあげるのも良いかも・・保育のヒントってこういうとこにも転がってるのね・・。
ナンシー小関さん、ナンシー関さん好きとしては気になる存在ですよね。毎日スタンプ更新してらっしゃって凄いなぁと思います。
あ、あと、ナンシー関さんは消しゴム版画ですが、ナンシー小関さんは消しゴム版画風スタンプのようです。何で作っているのかは知りませんが…。
giants-55様は、占い信じないのですね。私は、出勤前の6時50分~7時の間にテレビ局3ヶ所で『今日の占い』というのを見ています。三ヶ所とも結果は大体同じですけど、チェックは欠かしません。運勢が悪いと気分はブルーなんですが、すぐ忘れちゃいます
人生を左右される程信じたら怖いけど、アドバイスにはなるかなと思っています。だから、今年の運勢も有名な人に占って欲しいな~と密かに考えて居たいるんです。
というか「あなたに何がわかるの?」と反発することすらあります。
まあいい話なら聞くけど、悪い話は聞かないんですがね(笑)。
その日の良し悪しは自分の気持ち次第ですかね(^^;。
小学生のときに消しゴムで印鑑を作ったことがあります。
初めは彫っていたんだけど、めんどくさくなってマジックで逆に書いて乾く前に押していました。
それだったら書いたほうが早いのにね(^^;。
それと、今日リンクを張りました。
次のネタが出てしまったけど、ブログで紹介しています。
これからもひとつよろしくですm(_ _)m。
杉村太蔵見たさに久し振りに文春見てみようと思います。作品が楽しみです。
“ミステリー”お好きなのですネ!
私は小学生の頃「まだらの紐」を読みホームズに、中学生では「葬儀を終えて」を読んでポアロに夢中になりました(笑)
今思うと、1冊目ってなぜだか強烈に憶えています。
アリバイやトリックもですが、時代背景や人物描写、何よりも事件の状況に関心があって、ドイルの「赤毛連盟」「ぶなの木屋敷の怪」、クリスティの「予告殺人」「雲をつかむ死」などは、読み終えた後もゾクゾクしたものです(歓)
一方で、「愛国殺人」「無実はさいなむ」といった作品にはミステリーを超えたテーマ性も感じて、あれこれと考えさせられた思い出もあります。
私も占いの類は信じないです。
ちなみに大林素子さんと全く同じ誕生日です(喜)
ナンシー関さんは“歯に衣着せぬコメント”といった印象が残っています。風当たりや批判を恐れず、正直な気持ちを言える方って少ないですネ。
単なる言いたい放題の方が番組の司会を担い、感情のままに怒鳴り散らすのとはわけが違いました。
みのもんた氏、細木数子氏に番組を任せ、彼らが不適切な発言をしても、局アナがお詫びのコメントをして、本人はシラッとした顔で次のコーナーに進める姿をみていると、“視聴率を稼げればいい”と割り切っているのかな?と、その局の見識まで疑ってしまいます。
物事を冷静に評価し、筋道立った言葉で納得させるコメントをされる方は、得難い存在だと思います。
最後が愚痴になってしまいました、済みません〆