「ビジュアル版 最後の藩主 四七都道府県の幕末維新」(監修:八幡和郎、発行所:光文社)という本を図書館で借りて読んでいる最中なのだが、これが実に面白い。幕末に存在した江戸300藩の藩主、つまり殿様の顔写真(一部肖像画)と人間像が描かれている。勿論、激動の幕末という事もあって、時の権力主体である江戸幕府に対して、どの様なスタンスで臨んだのかも記されている。「佐幕」的なスタンスもあれば、「勤皇」的なスタンスも在り、中には日和見主義とも思えるものも。藩主の意向と藩(家臣達)としての意向とが、必ずしも合致しないケースも在ったりで、様々な人間模様を感じ取れ、実に興味深い。
そもそも、全国に300もの殿様が存在しているとは思ってもいなかった。例えば、九州全域を毛利氏が治めているといった感じで、大ブロック(最小でも、今の都道府県単位)を一人の殿様が治めているというイメージを持っていた。でも、実際には(今の)都道府県一つの中に数藩が存在していたというのは、意外な事実だった。(自分が、不勉強なだけなのだろうが(^o^;;;。)
江戸時代の総石高は訳3,000万石という事なのだが、日本最大の石高を有していたのは勿論400万石の江戸藩、つまり徳川幕府。徳川幕府が、日本の中央政府であると同時に、一つの藩という顔も持っていた事になる。300の藩主がこういった大藩主ばかりではないのは当然で、1万石に過ぎない陣屋大名とも呼ばれた小藩主も多く存在している。
一般的に殿様と言えば、絶対君主としてやりたい放題出来た独裁者というイメージが在ると思うが、家臣から裏切られ隠居させられたり、密かに謀殺されたケースも多々在り、「殿様は~気楽な稼業ときたもんだ♪」という訳でもなかった様だ。
「江戸時代の大名家の50%以上が愛知県出身だった。」といったトリビア好きの心を揺さぶるネタも満載であるし、「殿様ってガッツ石松やバーブ佐竹(古過ぎか(^o^;;;?)みたいなごっつい顔ばっかりだと思ってたけど、中津藩の殿様(奥平昌邁[おくだいら まさゆき])みたいな今風の顔も居たんだ!」といったイケメン好きのおねえちゃんをも唸らせる(?)要素も在ったりと面白い本だと思う。勿論、歴史好き、特に自分の様に幕末史好きには御奨めの一冊。
そもそも、全国に300もの殿様が存在しているとは思ってもいなかった。例えば、九州全域を毛利氏が治めているといった感じで、大ブロック(最小でも、今の都道府県単位)を一人の殿様が治めているというイメージを持っていた。でも、実際には(今の)都道府県一つの中に数藩が存在していたというのは、意外な事実だった。(自分が、不勉強なだけなのだろうが(^o^;;;。)
江戸時代の総石高は訳3,000万石という事なのだが、日本最大の石高を有していたのは勿論400万石の江戸藩、つまり徳川幕府。徳川幕府が、日本の中央政府であると同時に、一つの藩という顔も持っていた事になる。300の藩主がこういった大藩主ばかりではないのは当然で、1万石に過ぎない陣屋大名とも呼ばれた小藩主も多く存在している。
一般的に殿様と言えば、絶対君主としてやりたい放題出来た独裁者というイメージが在ると思うが、家臣から裏切られ隠居させられたり、密かに謀殺されたケースも多々在り、「殿様は~気楽な稼業ときたもんだ♪」という訳でもなかった様だ。
「江戸時代の大名家の50%以上が愛知県出身だった。」といったトリビア好きの心を揺さぶるネタも満載であるし、「殿様ってガッツ石松やバーブ佐竹(古過ぎか(^o^;;;?)みたいなごっつい顔ばっかりだと思ってたけど、中津藩の殿様(奥平昌邁[おくだいら まさゆき])みたいな今風の顔も居たんだ!」といったイケメン好きのおねえちゃんをも唸らせる(?)要素も在ったりと面白い本だと思う。勿論、歴史好き、特に自分の様に幕末史好きには御奨めの一冊。
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これからもよろしくお願いいたします。
ちなみに、鎌倉幕府成立後も各地に神奈川出身の武士が配置されました。
特に藩主の役割がどうだったかがサッパリで(^0^;)
うちの図書館にあれば借りてみます(買いなさい!)。
基本的に、書き込みして下さった方のブログへ、直接レスを付けさせて戴く形を取っているのですが、貴ブログが見当たりませんでしたので、こちらに書き込む失礼の段を御許し下さい。
そうなんですよね。歴史って本当に奥が深くて、探究しても底が見えないという感じです。でも、その底の無さ加減が又魅力なんです。学問全てに言える事なのかもしれませんが。
これからも宜しく御願い致します。