小泉政権への支持率が下がったとはいえ、未だに4割近い人間が支持している。この支持者達に何故に支持しているのか聞いてみたい。「他に相応しい政党や人材が見当たらないから」といった非積極的なものや、「自民党が好きだから」といった熱狂的自民党支持者を別にすると、「聖域無き構造改革に取り組んでいるから」や「自民党をぶっ壊してくれたから」という声が大半を占めるのではないだろうか。
「構造改革」に関して言えば、百年一日の如く「構造改革は確実に進んでいる。」と小泉は繰り返している。しかし、その実態が全く見え難いのも事実。具体的な数値目標を掲げ、現在はここ迄進みましたという事を明確にしない限り、掛け声倒れと言われても仕方ないだろう。
もっと疑問に思うのは、「自民党をぶっ壊した」という点で有る。これは全く見当違いと言っても良いのではないだろうか?思うに、「角福戦争時代の遺恨」が根底に有り、小泉の属する森派(旧福田派)が橋本派(旧田中派)を追い込んで弱体化させたけではないかと。要は、自民党内のパワーバランスに移行が生じただけで、その実態は何も変ってないと思う。
森元首相が御意見番を気取って政界を私物化している姿と、金権政治で自民党を金まみれにした田中角栄の姿に違いが有るとは思えないのだが。
表面的な事象や報道に振り回される事無く、事象のバックグラウンドにも目を向ける姿勢が必要なのではないかと思う。
「構造改革」に関して言えば、百年一日の如く「構造改革は確実に進んでいる。」と小泉は繰り返している。しかし、その実態が全く見え難いのも事実。具体的な数値目標を掲げ、現在はここ迄進みましたという事を明確にしない限り、掛け声倒れと言われても仕方ないだろう。
もっと疑問に思うのは、「自民党をぶっ壊した」という点で有る。これは全く見当違いと言っても良いのではないだろうか?思うに、「角福戦争時代の遺恨」が根底に有り、小泉の属する森派(旧福田派)が橋本派(旧田中派)を追い込んで弱体化させたけではないかと。要は、自民党内のパワーバランスに移行が生じただけで、その実態は何も変ってないと思う。
森元首相が御意見番を気取って政界を私物化している姿と、金権政治で自民党を金まみれにした田中角栄の姿に違いが有るとは思えないのだが。
表面的な事象や報道に振り回される事無く、事象のバックグラウンドにも目を向ける姿勢が必要なのではないかと思う。