保存している？

以前にも書いたが、ドキュメンタリー番組「ファミリーヒストリー」が好きで、放送される際には、必ずと言って良い程見ている。「各界で活躍する人々の父母や先祖が、如何に生き抜いて来たかを、日本国内外や関連人物へ取材し、ＶＴＲと視聴する本人の感想で構成された内容。」で、「馬齢を重ねる毎に、自分の来し方に強い興味が湧いて来た自分。」にとって、とても関心が惹かれる番組なのだ。

此の番組を見ていて良く思うのは、「良くもまあ、こんなに“物”を保存しているなあ。」という事。公の組織が保存する公文書は未だしも（其れにしても、信じられない位大昔の物が保存されていたりする。）、個人が保存している文書類の豊富さには、「物を出来るだけ持たない、シンプルな生活を理想とし、断捨離に励んでいる自分。」からすると、驚き以外の何物でも無い。

「ファミリーヒストリー」では、先祖に纏わる物が屡々紹介されるのだが、先祖の通知表というのも、そんな１つ。で、紹介される通知表は、殆どと言って良い程に“優れた評価”。まあ、そうだろう。優れた評価だからこそ保存しているのだろうし、仮に保存されていた通知表の評価が悪ければ、番組内で紹介はしないだろう。

学生時代に関する物、例えば学生服だったり、部活で着用していたユニフォームだったり、教科書だったり、卒業アルバム類だったりを、皆さんは何の程度保存しておられるだろうか？自分の場合、保存しているのは卒業アルバムと卒業文集だけ。（幼稚園から大学迄の全てを保存している。）残りの物は、卒業して全て廃棄。成績が良く無かったので、通知表なんて真っ先に捨てたっけ。

アンケート・モニター・サイト「リサーチパネル」内の「デイリサーチ」で、９月１０日～１１日の間に「学生時代の通知表・成績表を保存していますか？」というアンケートが行われている。未だ締め切っていないので、飽く迄も途中結果だが、以下の様になっている。

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「学生時代の通知表・成績表を保存していますか？」

・全て保存している。（９．０％）
・一部保存している。（３０．４％）
・全て処分した。（４８．８％）
・此の中には無い。（１１，８％）
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「『全て保存している。』という人は、学生時代ずっと優秀だったんだろうな。『一部保存している。』という人は、保存している時期は良い成績を残していたんだろうな。で、『全て処分した。』という人は、自分と同じで、学生時代に余り良い成績を残せなかったんだろうな。」と、此の結果を見て想像。