ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

64回目の「終戦の日」

2009年08月15日 | 歴史関連
昨日、墓参りを済ませて来た。「御盆は御先祖様の魂が自宅に帰って来るというのに、“留守宅”の墓に参るというのも妙な話だなあ。」と毎年の様に思いつつも、この時期に墓参りをしないと落ち着かない気持ちになるのも事実。墓掃除をした後、墓に向かって手を合わせ、家族が健康で居られた事に感謝の念を伝えた。

そして今日、64回目の「終戦の日」を迎える。殺戮者数の多寡罵り合ったり、一部の事実だけを取り上げて、それが全部で在るかの様に示したりと、個人的には不毛としか思えない「イデオロギーの主張合戦」も、今日1日位は“休戦”にして欲しいもの。

第二次世界大戦は決して「ヴァーチャル世界の話」では無く、「60数年前に実際に在った現実」として多くがしっかり認識しなければいけないと思う。例えば「高温多湿の南方の地での戦い」では銃弾に倒れた人々も然る事乍ら、飢えや病で死を迎えた人々が数多だったと言う。「その一人が自分自身だったら・・・。」と想像したならば、不毛なイデオロギーの主張合戦に加わる気にはなれない。亡くなった人々の魂に、唯黙って手を合わせたいと思う。

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3 コメント

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Unknown (マヌケ)
2009-08-15 21:31:21
お久しぶりです。 バカンスから戻りました。 昨日の夜、画像処理でカラーにした戦時中のフィルムをつないだものが淡々と流れておりました。 着水した特攻機から脱出したパイロットを救おうとしている米兵と、その様子をカメラに収めた映像が衝撃でした。 手を振ってこっちへ来いと呼びかけている米兵らを前に水中で手榴弾のピンを抜いて爆死する日本兵の様子でした。 サイパンの映像ではまるごしで上半身裸の日本兵を大勢の米兵が銃で撃ちまくる様子やすでに火炎放射を浴びて燃えている日本兵を拳銃で、おそらくこれ以上苦しませないためでしょうが、銃弾を浴びせている様子。 死んでいる日本兵は骨と皮ばかりで、あばら骨がくっきりと目立ちます。 戦闘の後半、下半身や足を負傷する米兵が目立った理由は、栄養失調で立ち上がれない日本兵が坐したまま発砲することが多かったからだそうです。 そして坐したまま亡くなっている日本兵のふくらはぎや太ももが刃物で削がれている様子はおぞましくも。 本当に気の毒で、気の毒で、この人たちの命はなんのために失われたのでしょうか。 世界が多くの教訓を得たことは間違いありませんが、必ずしも正しい道を選択するための教訓とならなかった国もあります。 日本の戦後は正しい道を歩んできたと自信と誇りを持って良いと思います。  
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そうですね (てくっぺ)
2009-08-16 01:18:39
史実は史実ですからね。
歴史をかみしめつつ、同時にご先祖様に手を合わせます。
合掌です。v人v
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>マヌケ様 (giants-55)
2009-08-16 01:22:28
書き込み有難う御座いました。

バカンスにて、心行く迄リフレッシュされた事と御察し申し上げます。自分の場合は近場でマッタリと過ごしておりましたが、平穏無事に日々を送れる幸せを昨日は特に感じました。

ここ数日、NHKでは第二次大戦に関する番組が多く放送されていましたが、「流石NHK!」と思わせる中身の濃い物ばかり。特に良かったのは、著名人達が昭和20年8月15日に自分が見た光景を語った「特集 あの日 昭和20年の記憶 -8月15日-」。実際に“その場”に居たからこそ語れる証言の数々には、色々考えさせられる部分が多かったです。
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