ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

奸知だけは長けている

2018年06月01日 | 政治関連

」の世界には、“塩漬け株”という用語が使われている。「上がると予想して購入したものの、予想に反して価格が下がってしまい、処分すると損失が出てしまうので売れに売れなくなり、ずるずると長期間保有している株。」を意味する。株の所有者としては、良い意味合いで使わない用語では在る。

 

でも、考え方を変えてみると、塩漬け株というのは“資金力に余裕が在る投資家”にとっては、非常に重要且つ良い意味合いの概念とも言える。飽く迄も「其の株を発行している会社が潰れない限り。」という大前提になるけれど、「仮に株価が下がったとしても、ずっと持ち続ける事が出来るならば、株価は下がる前よりも上がる可能性が在るので、塩漬け株をしていれば損はしないという考え方も在る。」からだ。資金力に余裕が無く、一時的な損得に振り回される投資家だと、仮に塩漬け株を決め込んだ所で、“一定期間”しか所有出来ないだろう。

 

内閣支持率」という物に対し、安倍晋三首相は“塩漬け株の概念”を持っていると思う。「仮に支持率が下がろうとも、首相の座に居座り続ければ、其の内回復&上昇に転じる。」という考え。昔ならば「内閣支持率が下がると、野党のみならず与党内からも大きな批判が起こり、首相が身を律したり、退陣したりする真面さが在った。」けれど、安倍首相のイエスマン殆ど自民党では“ガス抜きの批判”程度しか出ず、首相の座に居座り続けられる。『中身が全く無く、金を散蒔いているだけなのが実態。』としても、“外交”と称して海外に行き捲れば、不都合な問題への追及を“間断”出来、物事の表面しか見る事が出来ない民には“外交の安倍”を印象付けられる。そうなれば、支持率は又上がる。という奸智が基になっている。

 

最初は反対する姿勢を見せるも、結局は自民党に従う事を決めている様な、『自民党からの“命”令を“乞う”政“党”(乞う命党)』と化した公明党。」が“集票マシン”としてべったり張り付いてくれるのだから、自民党が“国の根幹を揺るがす様な禁じ手”を次々に行った所で、小選挙区制度では大負けする事が無くなるどころか、大勝するという異常な状態すら生まれている

 

「“こんな人達”発言」を謝罪するも、時間が経つと「正当性を主張する。」等、“心からの反省”が全く出来ない安倍首相。彼が子供の頃に安倍家で御手伝いをしていた女性が以前、「晋三少年は悪い事をして叱られると謝る事をせず、ムッとして何日も口を利かない事が在った。」と週刊誌で証言していた。心からの反省が出来ないのは“負けん気の強さ”というのでは無く、“幼稚さの表れ”だと思っている。

 

「毎月1回行う。」という“原則”が在るのに、昨年は全く行われなかった党首討論一昨日、1年半振りに行われた。(海外への“逃亡三昧”は、党首討論という首相にとって不都合な場をも遠ざける事が出来るのだ。

 

合計で「45分」の持ち時間を野党で分け合う為、野党第一党立憲民進党ですら持ち時間が「19分」しか無いというのも酷い話だが、更に酷いのは此の持ち時間は“質問している時間”だけで無く、“回答の時間”も含まれている。という点。一昨日の党首討論では、野党の質問に対して安倍首相が、“無意味な話”(「枝野さんとは25年前に初当選して・・・、此の25年間様々な党が出来て・・・。」と、時間稼ぎとしか思えない無意味な思い出話等。)をしたり、質問を態々鸚鵡返し”する事で時間稼ぎする事で、相手からの質問を減らす。という場面が何度も見受けられた。

 

逆切れして誤魔化したり、過去の主張を都合良く変えたりもしていて、安倍首相の言動は悪質極まり無い物。中身は全く無いけれど、奸智だけは長けている人物。というのを、改めて痛感。こんな人物を“盲目的に”支持している人達(確固たる理由が在っての支持ならば、話は別だけれど。)は、日本の未来をどう考えているのだろうか?


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