ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

健康被害は44億円

2008年05月22日 | 時事ネタ関連
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① 70年前の昨日

週刊朝日(5月23日号)に「実録・津山30人殺し 『八つ墓村』事件70年目の新証言」という記事が載っていた。70年前の昨日、即ち1938年5月21日未明岡山県の農村で一人の男性が30人の人々を惨殺した上、猟銃にて自らの命を絶ったという猟奇的な事件が「津山30人殺し」。横溝正史氏の代表作「八つ墓村」のモデルになった事件としても知られている。この事件で犠牲になった一人の女性。その夫で危うく難を逃れた男性(91歳)が、当時の模様を今回証言している。非常に生々しい内容で、巷間伝わっている話と異なっている点も在ったりと、興味深い記事だった。


② 健康被害は44億円

5月20日付けの東京新聞に「眠れぬ夜で・・・ 健康被害44億円」という記事が。産業技術総合研究所・安全科学研究部門(茨城県つくば市)の玄地裕グループ長(都市熱環境)の研究チームが、ヒートアイランド現象の影響で、東京23区では健康被害を中心に年間44億円の損失が出ている。との試算を纏めた。熱帯夜が原因の睡眠障害等、健康被害によって減少する余命等に基づいて損失は試算されたという。

就寝直後の気温が睡眠の質を左右するとの事で、午前零時、外気温が26.7度から1度上昇すると10%の人が睡眠障害になり、23区で年間114億円の健康被害が生じ、暑さによっては体調悪化(熱ストレス)で8億7千万円や、熱中症による損失1億8千万円が更に加わるが、逆に寒さによる体調悪化(寒冷ストレス)の損失が80億円減ると試算。差し引きで健康被害は44億円となった。

「ヒートアイランド現象によりクーラーの使用が増加し、延いては電気の供給量不足に陥ってしまう。」という点は良く指摘されているが、健康被害への影響という観点もこれからは重要になりそうだ。
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