ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

ジャイアンツの4番打者と3塁打

2021年04月25日 | スポーツ関連

4月18日に行われた「ベイスターズvs.ジャイアンツ」戦で、意外な事実を知った。6回表、ジャイアンツの攻撃で岡本和真選手が3塁打を放ったのだが、何と此の3塁打は、彼にとってプロ入り初。プロ7年目、1,903打席目での初3塁打という事で、「NPBで3塁打を記録した選手の中では、3番目に遅い達成者。」と言う。因みに最も達成が遅いのはオレステス・デストラーデ選手(ライオンズ)の2,066打席目、2番目は高井保弘選手(阪急ブレーブス)の1,995打席目。

4番打者と言えば一般的に、「長打力は在るけれど、足は速く無い。」というイメージが在る。岡本選手もそんなイメージだが、「プロとしての3塁打を、全く放っていなかった。」というのは意外だった。

ジャイアンツの4番打者系譜”と言うと、「川上哲治氏→長嶋茂雄氏→王貞治氏→原辰徳氏→松井秀喜氏→岡本和真選手」という感じ。長嶋氏は別にして、他の人達に“足が速い”というイメージが無い。実際はどうなのだろうか?

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・川上哲治氏(通算打席8,424)の通算3塁打: 99本⇒約0.0117本/打席
・長嶋茂雄氏(通算打席9,201)の通算3塁打: 74本⇒約0.0080本/打席
・王貞治氏(通算打席11,866)の通算3塁打: 25本⇒約0.0021本/打席
・原辰徳氏(通算打席6,844)の通算3塁打:  25本⇒約0.0036本/打席
・松井秀喜氏(通算打席10,562)の通算3塁打:28本⇒約0.0026本/打席
・岡本和真選手(通算打席1,903)の通算3塁打:1本 ⇒約0.0005本/打席
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松井氏の場合はMLBでの記録を含んでおり、又、岡本選手の通算打席は初3塁打を放った時点での数。結果としては「川上氏の『約0.0117本/打席』が最も高く、当然乍ら岡本選手の『約0.0005本/打席』が最も低い数字。」となっている。

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「NPBでの個人通算3塁打数ベスト10」(2020年レギュラー・シーズン終了時点)

1位: 福本豊氏(115本)
2位: 毒島章一氏(106本)
3位: 金田正泰氏(103本)
4位: 川上哲治氏(99本)
5位: 広瀬叔功氏(88本)
6位: 呉昌征氏/中暁生氏(81本)
8位: 長嶋茂雄氏(74本)
9位: 張本勲氏(72本)
10位:吉田義男氏(70本)
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“世界の盗塁王”とも呼ばれた福本氏が、最も多い115本というのは納得。彼の場合、通算打席は10,130なので、「約0.0113本/打席」という事になる。川上氏の「約約0.0117本/打席」よりも低いというのは、個人的に意外だった。


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